噴電 〜エレキスライム〜

アロンは今、絶体絶命だった。

話は今からちょっと前までに遡る


………この時も絶対絶命。
リクエスト箱の中の紙を握ったまま震えている

アロン「ね、ねぇ?これ答えないとダメ?」

ゴーレム「イマナラナンデモイケルトイッタノハ マスターデスヨ」

アロンは汗を流し、紙を開いたまま動かない。
腹でも空かせたのか、私室からクイーンゴブリンが乗り込んでアロンに近づき、文句を言いに来た。

クイーンゴブリン「おいアロン!妾は腹が減ったぞ、早く飯を用意せんか!」

ゴーレム「ゴブリンサン イマソレドコロデハアリマセン」

クイーンゴブリン「何の騒ぎだ?」

アロン「……いやぁ、今日勢いで『明日はどんなモンスターの母乳でも取れる気がする』って言って……」

クイーンゴブリン「いつもの事か」

アロン「今日は全然違う!!誰だ、『エレキスライム』なんてリクエストした奴は!!」

クイーンゴブリン「なんだそれ」

アロン「………これを見ろ」

アロンは2人にモンスター図鑑のページを見せる
【エレキスライム】
スライムの亜種。
黄色い見た目をしているが1番の特徴は体に静電気を溜め込みやすく、危険と判断すると電気を吐き出して自己防衛する。

エレキスライムの女性型は静電気ならぬ『性電気』を溜め込んでおり、それを放出できる。
性電気を生物が浴びると何もしてないのに体、特に性器が電気で刺激され、絶頂を迎えてしまう。
更に女性型は好奇心旺盛のため独りでに絶頂した冒険者を面白がり、粘液と性電気の詰まった体で吸い付き、終わらない快楽を与え続ける。
一度エレキスライムの女性型に捕まったら、最悪理性が壊れてしまう。

アロン「な……?」 
クイーンゴブリン「こいつらは確かに強いがそこまで危険な奴ではないはずだが?」

ゴーレム「コレマデタクサンノモンスターノモノヲカイシュウシテマスカラネ」


アロン「単純にあいつらのノリが苦手だ」

クイーンゴブリン「毛嫌いではないかさっさと行け!!」

アロン「もう分かったよ行けばいいんだろ行けば!!」

アロンはクイーンゴブリンに蹴飛ばされながら、転移の石でエレキスライムの生息地へと向かった。

………そして冒頭に戻る。
アロン(ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバすぎる)
エレキスライムの群れに囲まれたアロンは、冷や汗を滝のように流し、心臓がバクバクと鳴っている。
エレキスライム達はアロンを囲んでジリジリと距離を近づく

静電気を出す方の普通のスライムでも、こんなに集まって一斉に電気を浴びれば普通に命に関わる。だが、アロンはエレキスライムの生態を知っている為、焦りながらも冷静に対処しようと考えていた。

アロン(俺だって無策でエレキスライムの所に行った訳じゃない……)

アロンはポケットから小さな鉄板を取り出してエレキスライムに向かって投げ飛ばすと静電気が暴発し、自分の電気で気絶するエレキスライム達が現れた。
アロン(よし!やっぱりこうなると思ったぜ!!)

アロンはエレキスライム達が静電気を放出している間に急いでその場を離れた。

アロン「ハァッ……ハァッ……なんとか逃げ切ったか……?」
しかし、安心したのも束の間……目の前で冒険者達が倒れてるのを発見する

アロン「え……おい、大丈夫か!?」

アロンが駆け寄ると、冒険者のうちの一人が震え出し……

「イッ……イクゥゥゥ!!!ぁぁぁあ!!!」

アロン「うわあああああっ!!」
アロンは驚きのあまり絶叫してしまった。
倒れた冒険者の股間からは白い液体が溢れ出している……何もしていないのに射精した……

アロン「性電気………!!」

アロンは身構えた、この近くに女性型のエレキスライムが居る………そう確信していた。

アロン「来るなら来い!女型モンスターめ!」
アロンが叫んだ瞬間、背後から何かがアロンの来るのを感じた!

アロン「後ろか!」

咄嗟に横に飛び出すことで、電撃を纏った突進を避ける……

「すっごーい!避けた避けたー!」

エレキスライムは嬉しそうに喜んで形を人間のように変える
スレンダー気味の体型にぷりぷりの大きいお尻が目立つ

アロン「来たな……エレキスライム!」
アロンは両手にナイフを構えて戦闘態勢に入る 、今回ばかりは普通に母乳を取って終わりとは行きそうにない

アロン(まずはどうにか奴に溜まってる性電気を全部無くさないと!)
アロンは地面を強く蹴り上げてエレキスライムに近づく エレキスライムは自分に向けてくる殺気を感じ取ったのか、体がムクムクと膨れ上がっていく

アロン「こいつ!まさか巨大化するつもりじゃ……」

エレキスライム「おっぱいライトニング!!」

膨らんだ部分が破裂し、中から巨大な電撃弾が飛び出してくる

アロン「そう来たか……!!貯めてきた性電気全部飛ばす勢いで来い!」
アロンは飛び上がった状態でエレキスライムの胸元に着地する
アロン「くらえ!!」

アロンは電気を帯びないように手袋を付けて顔部分にパンチする、粘液なので打撃には強いが怯んだようで、ビックリして嘔吐のように口から電気を出す

アロン「効いてるみたいだな!」
アロンはそのまま胸元にある突起物を鷲掴みにする アロン「お前の弱点は分かってんだ!」

エレキスライム「だ、ダメだよ〜〜〜せっかく貯めた電気が〜〜!!」

アロンは突起物を潰すように握り締めると、エレキスライムが痙攣し始め、アロンを振り払って体のあちこちから電気が溢れ……

………

暫くすると、ちょっとビリビリしてるだけでのびているエレキスライムが倒れていた
性電気の大部分さえ無くなってしまえば怖いものは無い

エレキスライム「せっかく面白いことになると思ったのにぃ………」

アロン「俺が別の面白いことを教えてやるよ」

エレキスライム「ほんと?」

アロン「その前に………これ作ってみてくれ」

エレキスライム「こうかな?」

エレキスライムはアロンに言われたように股の部分に女性器そっくりの穴を作り出す

エレキスライム「出来た!」
アロン「よし、次はこれを飲んでくれ」
アロンはリュックから瓶に入った液体を取り出す
エレキスライム「何これ?」
アロン「いいから」
エレキスライムは渡された液体を飲むと、急にモジモジし始める……

エレキスライム「何だかビリビリして来ちゃった……」

アロン「よし、これを……」

アロンはエレキスライムの股に舌を入れて舐め始める
エレキスライム「あぁん♡」
アロンはエレキスライムの体液を飲みながら、突起物や女性器の部分を刺激していく 
普通のスライムの母乳を取った時の件で、スライムも陰部を作って刺激すれば愛液が出ることは知っていたのだ
エレキスライム「もっとぉ♡」
アロン「出るぞ!」
アロンは女性器部分から潮を吹かせ、飲み込む

エレキスライム「あははっ、楽しくて気持ちよかった〜」

アロン(よし、これでまた性電気が少し離れていったな)

エレキスライム「ねぇもっと!もっとビリビリ楽しいことして!」

アロン「まだ満足してないのか………」

エレキスライム「またビリビリって凄い感覚来たら、何してもいいから!」

アロン「………本当だな?」

………

エレキスライム「ふぁぁ♡ビリビリ気持ちいいっ♡」

アロンは男性器を出して、エレキスライムの割れ目に素股して何回も擦り付ける。アロンの男性器は電気を帯びており、摩擦による静電気がエレキスライムの体に蓄積されていく
エレキスライム「これぇ、すごいよぉ♡」
アロン「ここからはもっと凄いぞ」
アロンはエレキスライムの膣に挿入し、激しく腰を振る
エレキスライム「やばいってこれ!!変になるぅ!!!」
アロン「変になれ!変に!!」
アロンはエレキスライムの子宮口を突きまくり、電気を帯びた精液を大量に流し込んだ

エレキスライム「うわあああっ!!」

エレキスライムは内部から電気を流し込まれて、麻痺しながら痙攣する

エレキスライム「ビリビリっ………♡ビリビリっ
♡」

アロン「よし、今なら安全に出せるはずだ………スクイーズ!」
アロンはエレキスライムの胸に魔法を唱える
すると胸の部分がビクビクと震え……ブシュッ!という聞いたことの無い音を立てながら母乳が噴射される、アロンがいつものように瓶に入れると……何かが妙だ

アロン「な、何だこの母乳……泡立ってる!?」
エレキスライムの母乳は瓶に入るとまるで高濃度の炭酸水のようにプツプツと気泡が出来ている 

アロン「………ま、まあいいや」

………

アロンはエレキスライムの母乳を持ってミルクバーへと戻ってきた

ゴブリンクイーン「それが例のものか?」

アロン「ああ、なんかちょっと変だけど味見はして………」

ゴブリンクイーン「待て!ここは妾がやる」

アロン「何で?」

ゴブリンクイーン「いつもお前ばかり味見してズルいぞ!」

ゴブリンクイーンが複製したエレキスライムの母乳を口に入れて……

ゴブリンクイーン「げっふ!!」

すぐに咳き込んだ、ゴーレムがゴブリンクイーンの腰を叩く

アロン「大丈夫か!?」

ゴブリンクイーン「く、口の中が痺れて………」

アロン「多分、炭酸みたいな感じになってるんだろうな……」 

ゴブリンクイーン「なんとかせんか!このままだと舌がおかしくなる!」

アロン「分かった、今度は水で薄めてみるか………」

アロンはエレキスライムの母乳瓶に水を注ぎ、中身を薄めた状態で飲んでみる
まだ少しシュワシュワしてるが、さっきよりマシになったようだ


アロン「とりあえずこの状態で売るか」

………
こうしてまた、新たなメニューが追加されたのだった。
最終更新:2021年11月03日 20:56