創「お前は………?」
樹「よろしく、私の名は火川樹だよ」
【火川樹(ヒカワ/タツキ)】
樹「私は『超高校級のボディーガード』、お金持ちや有名人なんかを護衛しながら行動するアレさ」
創「ああ、映画の題材にしたことはあるが本物は初めて見たな」
樹「まぁそうだよね、普通ならボディーガードはずっとその人の傍にいないといけないけど、私はレンタル式のフリーだから」
創「レンタル?」
樹「そう、そういう商売でね……あるルートで私に依頼する形なんだ」
樹「依頼人はある時は大企業の社長、」
樹「高校生にそんな重役を任せられるのかとよく言われるが、まぁ心配はいらない!」
樹「私はこれまで数多くの人間の護衛を完璧にこなし、傷1つ無く無事に送り届けてきた!」
樹「無論、私の方にも体に損傷は何一つない!」
創「…………映画でも、ここまでの圧倒的スペックの奴はそうそう生まれないな」
樹「ははは!リアルってのは時にフィクションより面白いって言うだろう?」
創「それはそうだ、しかし人間なら何かしら弱点があってもおかしくないと思うが」
樹「おいおい君ィ、ボディーガードに弱点なんて見せられないし、第1そんな事を口に出せるとでも?」
創「まぁ、論外な話だな」
樹「……………まぁ、ボディーガードとして以外なら私はちょっと問題があるのかもしれないが………………」
創「どうした?」
樹「あっ、いや………なんでもないね!」
樹「けど、ここでなら仕事をすることもないだろうし、ボディーガードの事は気にせず普通の女子高生として接してくれて構わないよ!」
創「学園生活中に護衛の依頼が来たらどうする?」
樹「うーーーん………それは流石に困るな、キャンセルも出来ないし、また後でじっくり考えてみよう」
樹「ああ、そういえば君は………」
創「創、【超高校級の映画監督】の響原創だ」
樹「へぇ、映画監督!それは面白い………」
樹「あ、君はここで映画を作る予定は?」
創「人数が集まれば何かしらは検討しているな」
樹「君は仕事する気満々のようだね!これからよろしく頼むよ、『映画監督』くん!」
……ボディーガードか。
しゃべり方は軽いが、実績はあるようだな。
最終更新:2022年08月16日 11:43