C「………ふふふ、私の自己紹介は必要ないだろう?」
創「ああ、そうだな………俺もテレビでよくその姿を見た」
創「まさか俺達と同じクラスで『入学』してくるとはな、怪盗C」
【C】
C「ああ、如何にも私はここの正式な入学生だ、ここで言わせるなら【超高校級の怪盗】と言ったところだろうか?」
創「超高校級の怪盗………この学校はそんなものまであるのか………」
創「いや、そういえば過去のデータには【超高校級の泥棒】まであったんだ、怪盗が居てもおかしくはないか………」
C「私もまさか、忍び込む前に招待状を送られる側になんて想像だにしなかったよ」
C「だが、超高校級の警察官まで配備しているとは準備がいい」
C「暫くは私も全く活動出来ないなんてなりそうだね………怪盗道具は粗方置いてきてしまったし」
創「………」
創(怪盗C、今も尚日本中を騒がせている知らないものは居ない大怪盗)
創(そのポリシーは、必ず『億を超える価値』のあるものしか盗まないという。)
創(あちこちの美術館等から宝石などを盗んではあらゆる警備やセキュリティシステムを容易く掻い潜る………更に彼女のアジトは場所も詳細も不明だ)
創「………その超高校級の警察官が居るというのにこんな堂々として大丈夫なのか?」
C「盗みの道具はなくとも脱出手段はいくらでもある、1人の警察官にみすみす捕まるほど私も無策では無いね」
C「ところでここは高価なダイヤモンドなり絵画なりはあるのかな?」
創「…………」
C「おっと、そういえば聞いてなかったけど、君は?」
創「俺の名前は響原創………超高校級の映画監督だ」
C「へぇ?映画監督……それはまた面白い才能だことで」
創「怪盗に面白いと言われても、嫌味と解釈されかねんな」
C「ふふふ、それは悪かったね」
C「さて、超高校級の警察官に気をつけながらほかの皆とも話をしないとね」
創「ひとつ、興味本位で聞かせてくれ」
C「なんだい?」
創「お前はこれからも盗みをする気はあるのか?」
C「さあ、どうだろうね?怪盗というものは気まぐれで……」
C「ネタバレは厳禁な仕事だからね?」
最終更新:2022年08月21日 13:28