「う…?」
ライミは意識を失っていたようだ。
ギンという
任天堂戦士の捜索の為にメトロイドの世界に向かい、宇宙海賊や触手の襲撃から逃れる途中、突然空間に穴が開き吸い込まれてしまったのだ。
気付けば彼女は見知らぬ場所で拘束されていた。
(ここは何処だ?私はどうなったんだ?)
周囲を見渡すとそこは見覚えのない部屋だった。
先ほどの宇宙船とはうってかわって肉壁に囲まれた狭い部屋である。
ライミの周囲の壁から、先ほどの触手が先端から液体をたらし続けている。その粘液でライミの衣服は溶かされ全裸となっていた。
「くっ!何なんだこれは!」
ライミは自身の身体の変化に気付いた、乳首があまりにも大きくなっている事に。そして股間からは陰毛が生えていた。
「まさか…私の身体は一体……」
そう呟いた瞬間、触手が恥部に向かって伸びてきた。
「ひぃ!?」
思わず悲鳴を上げるライミ。だが触手の動きは止まらない。
彼女の秘部にゆっくりと近づいていく。
「ひっ!来るなぁ!!」
必死に抵抗するも手足を縛られていて身動きが取れない。
触手の先端が膣口に触れた時であった。
「んあああっ!!♡」
全身を走る快感に声を上げてしまうライミ。
同時にクリトリスが激しく勃起する。
「ああ……♡なんでこんなきもちいいんだよぉ……♡」
媚薬効果のある体液の効果により快楽を感じ始めるライミ。
抵抗していた腕の力は徐々に弱まっていく。
触手はそのままライミの体内に侵入していく。
「いぎぃ!?入ってくるぅ♡入ってるよおおお!!!♡♡」
太い触手が挿入されていく度に激しい痛みを感じるがすぐにそれを上回る程の快感に襲われる。
「ふわぁ♡気持ち良いよぉ♡もっと入れてぇ♡」
既に理性を失いかけているライミ。
そんな彼女にお構いなしと言わんばかりに触手は更に奥へと進んでいく。
やがて子宮までたどり着くとそこで緑色の精液を吐き出す。
「あへえええええ!!!」
大量の精子を流し込まれた事で絶頂を迎えるライミ。
それと同時に乳房からも母乳を吹き出す。
「イクッ!!!イッちゃったァアアアッーーー!!!♡♡♡」
あまりの量の多さに口から逆流してしまう程だ。
しかしそれでもなお射精は続く。
そして…
ーーーー
「ん…そうか、また孕んで、能力で転生して…!?」
「この体は…なんだ…」
宇宙人の精液から孕んで生まれたからだろうか、新たなライミの体が肌が赤く、髪の色は緑に…そして、背中から触手が二本ほど生えていた。
しかも、先ほどまでの体よりも胸が大きくなっていた。
ライミは自分の胸に手を当てる。
「すごい柔らかい……それにおっぱいも大きくなってる……」
自分の体の変化に驚くライミだったが、ここで重要な事を思い出す。
「そうだ、ギンは何処に居るんだ…?この周囲のことを考えると、何をされても不思議じゃない。」
ライミはこの肉々しい部屋を抜けて、宇宙船の奥へと進んでいく。
宇宙人っぽい形に転生したせいが、激戦の中でも誰にも違和感を感じられず、触手達がセクハラしてくるぐらいだ。
するとそこには、ギンがいた。
しかし、様子がおかしい。
「やめ……離してっ…ああっ!」
ギンは全身にパワードスーツのような物を付けているが、胸部の装甲が剥がされて小型生命体が乳房に張り付き、そこから母乳が吸われている。
さらに下半身には極太の触手が挿入されており、激しくピストン運動を繰り返している。
「やめてっ……これ以上されたら壊れるうううううう!!!」
涙目になりながら懇願するも、それは聞き入れられるはずもなく、より一層責め立てられる。
「ひぎゃああああ!!!」
絶叫しながら果てた瞬間をライミはまじまじと見ていた。
「死んではいないが、悲惨な状況ではあるな……とはいえ、私に何が出来るだろうか」
ライミが悩んでいた時だった、ギンの胸部と股間に張り付いていた生命体はライミを見るやいなや体から離れ、今度はライミの体に吸着し始める。
乳首に吸い付いて母乳を搾り取り、陰核にも同じようにしゃぶりつく。
その生命体達はライミの豊満な肉体を堪能していた。
しかし、ライミは不思議と感じなかった。
この宇宙人の体が耐性でもあるのだろうか。
「う……私は……」
体が自由になり、大事な所を隠しながらギンは呼吸を整える。
「貴方は……?まず、人間……?」
「話せば長くなるが、人に頼まれて貴方を救出しに来た」
………
「その体……大丈夫なの?」
「生命体が今でも胸と股に吸い付いているが、何とも……大事なところを隠すには丁度いい」
「そ、そうなんだ……」
ギンとライミは何気ない会話をしていた。
ライミが裸で今も生命体が凌辱中である事に対して何も反応がないのはやはり耐性のおかげであろうか。
「ところで……何故このメトロイドの世界に?スーツを見た限りだとこのゲームの任天堂戦士のようだが」
「私は『メトロイドフュージョン』の任天堂戦士……無論それだけでここに来たわけじゃない」
「!……あるのか、方法が」
「ハッキリとあるとは言えないし核心に触れている訳では無い、でもそれに近付ける物があった」
「けどその前に……ここから出たいしスーツの換装しないといけない」
ギンがそう言うと同時に、彼女の身体を覆っている鎧が変形し、新たな形となる。
先ほどのパワードスーツとは違い、まるでSF映画に出てくるような近未来的なデザインだ。
ライミはその装備でギンと共にメトロイドの世界から抜け出すことに成功した。
……
広場に帰還したが、城之内の姿が見当たらない。
「見つからない……これでは『灯火』のメンバーに入れない」
「誰か探している?」
「いや……こっちの話だ」
「なら、助けてくれた貴方に特別に話をする……」
ギンはスーツから紙を取り出して、それを広げる。
そこには……
「『デスギア』……?何の言葉だ」
「この任天堂世界は広い、色んな人がいて、色んな力があり、そして色んな世界がある」
「………都市伝説のような物だけど、ゲームキャラとも任天堂戦士とも違う、人ならざるものを見たって噂があるの、それが発していた言葉がデスギア」
「その言葉になにか意味でもあるのかと思い、技術が進んだデータベースを使う為にあの世界に行っていた……その帰りにその生命体に捕まって……」
ライミはギンの体をまじまじと見る。
確かに、何かしらの傷跡が残っている。
しかし、それよりも……
「成果はあったの?」
「私も半信半疑で調べたけど、あった」
「月から1光年離れた先に……『デスギア』という惑星があったという情報が残っていた」
「………あったというのは、侵略異星人に滅ぼされて惑星は壊滅、生き残った僅かなデスギア人が星を捨てたって遺されていたから」
「……つまり、ギンが言いたいのは」
「私たち人間が突如この任天堂世界に幽閉されたのは……そのデスギアという星の宇宙人が関連していると」
「そういうこと……でもあくまで可能性の一つに過ぎない」
「………と言っても、デスギア人が近くにいるという保証も無いし、これが正しいのかも分からない」
「でも貴方…その格好、というよりその体、危ない」
「え?」
「貴方のゲーム『動物番長』……本来は敵の肉を食べてどんどん成長する弱肉強食ゲームで、コウビは単なる強くなる過程なのに、話を聞いてる限りだと段々コウビ寄りの能力になってきている。」
「そ、その……口に出すのも恥ずかしいが、中に一回出されるだけで妊娠して即出産、その子供に魂が移る……」
「実際、ギンを助ける過程で変な触手に孕まされてこんな体で転生した」
ギンはライミのお腹をさする。
ライミのお腹にもまだ新しい生命がいる。
しかし、それは人間の子供ではない。
ライミの肉体に寄生した生命体とライミの遺伝子を掛け合わせて生まれた生命体である。
力はある程度上がっているが……遂に人間の体ですら無くなってしまった。
思い返せば人間の時よりニクを欲する事も無くなった。
「貴方の能力は任意で発動出来る事が出来ないとはいえかなり危険。だから……私と一緒に来て」
「私に着いてきて欲しい所があるの」
ライミはギンの申し出を承諾し、共に行動する事となった。
ギンが案内したのは、地下にある施設。
そこには、何やら機械が並んでいる。
「ここは……?」
「あちこちの世界を巡ってその文化を回収して作った…秘密の研究ラボ」
「ここで貴方の遺伝子情報を解析して、何かの助けにならないか調べてみる」
「……私の体に自由は無いのか」
「それに関しては本当に悪いと思ってる、直ぐに調べて解放するから」
「いや、任天堂世界に来てから手足を拘束されることが多いなと思っただけだ。」
ライミは仰向けに寝かされて体のあちこちを計測される。
ギンが操作しているパソコンには様々なデータが表示されている。
ライミはギンにあちこちを触られる。
「……な…遺伝子が20回近く変わっている……ここに来てどれくらい経つ?」
「1週間……いや、1ヶ月か?」
「ほぼ1日1回のペースで妊娠、出産、転生を繰り返している!?」
……
「あっ…す、凄い、少し引っ張るだけで噴水のように溢れ出ている……」
「なあ…母乳の解析は必要あるのか?」
「と…当然、宇宙人の体だから成分も大きく異なる可能性がある…」
乳房を引っ張って、乳首を摘まみながらギンは言う。
ライミはただ横で立って見ている。
ギンはライミの母乳を吸う。
味わった事のない不思議な感覚だった。
そのミルクは何処かに懐かしさを感じさせる。
そして何より美味しい。
ギンは夢中になってライミの母乳を飲み続けた。
(確か母乳は大人が飲めば腹を下すと聞いたはずだが……)
「宇宙人も…中は綺麗なピンク色しているんだ、触ったら濡れる…」
「ギン…さっきからどこを調べてっ……!?」
今まで女性器をどんなに弄られても反応しなかったライミの腰が浮く。
体に生えている触手をギンが撫で回したのだ。
「ごめん、痛かった?」
「……い、いやそうじゃなくて……急に触れられたから……」
ギンの細い指先で擦られ、敏感に反応してしまう。
「なるほど…貴方はこの体になってからの性感帯は乳でもアソコでもなくこの触手…」
「あっ……さっきから何をシゴいて……んっ」
ライミの股間からは愛液が滴り落ちていた。
ギンはそれを手で掬い取り、舐める。
「……やっぱり、貴方の体、コウビに適した体になっている」
「うっ…心当たりはある、だが……そろそろ触手から手を……」
ギンはライミの触手に手を伸ばす。
そして、その先端に触れた時、ライミは体を震わせる。
ライミの体はコウビに特化した体になっていた。
「ご、ごめん変な気分にさせて…解析は一旦休憩して、お互い休んで…」
「ギン」
「その……なんというか、失礼な発言になるかもしれないが……」
「君はレズビアンなのか?」
ライミはギンの質問に固まる。
そして、数秒後にやっと口を開く。
ギンがライミの胸を揉んでいる。
「た、多分…そうかもしれない…嫌だった?」
「いや、気にしなくていい」
そしてライミとギンは、気が付くと裸で抱き合って眠っていた。
ギンはライミの胸に顔を埋めている。
「……まさかこんな事になるとは」
「……ん……どうしたの?」
「私は今、脱出の為に人材を必要としている……君を連れて帰れば、組織に入れてもらえるという約束だったのだが………」
「そう…その人を探していたのね、なら……私の所に来ない?」
「何?」
「私も……『マスターアマゾネス』というグループに所属している、こちらも人手が欲しいと思っていたから……」
「その……もし、よかったらで良いんだけど、一緒に行かない?」
「分かった」
「……え?」
「行こう」
「えっと……本当に?嘘じゃないよね?」
「本当だ」
「……やった!ありがとう!」
最終更新:2023年05月20日 14:26