「反応がする……少しづつ、少しづつ広がっていく」
「もはや戦いは避けられないか……」
「さあ、エレメントハンドの使い手達よ……集え!!」
「そして、世界を支配せよ!!」
………
全ての始まりはあの黒い手袋を拾ったことだった。
「まさか、こんな力を手に入れてしまうとは」
「これが俺に与えられた運命なのか」
その日から、俺はこの力で世界を支配するという野望を抱くようになった。
力を手に入れた今、もう誰にも止められない。
……が、しかし、まだ俺には足りないものがある。それは何か? そう、仲間だ……共に戦う同士が必要だ。
だから俺は新たな仲間たちを集めるために動き出した――!
……
ここはとある研究所。
その最奥にある研究室で一人の男が、一冊の本を手にして立っていた。
「ついにできたぞ……最強の力が!」
その男は歓喜の表情を浮かべた後、研究室を後にした。
そしてそのまま街の闇へと消えていった――。
……
「今日からここのヘッドは、この俺、アダルバートだ」
その日の夜。街の裏通りに構える酒場で、一人の男が高らかに叫んだ。
そして、その男は自分が手にする緑の手袋を見せながら、声高らかに語り始めた――。
「俺はこの力で、世界を征服する!」
……
「はぁ……はぁ……」
息を切らしながら、少女は街の中を走っていた。
「どうして……こんなことになったの……?」
彼女の名前はサヨリ。訳あって追われている身だ。
なぜ彼女を追う者がいるのか?それは彼女が持つ力に原因があるのだった……。
「……いたぞ!あそこだ!」
(……この赤い手袋を付けるようになってからずっと……)
「エレメントハンド………1度付けたら外れない、天変地異を宿した万物の象徴でもある道具」
「そして、これを付けたものは争いは避けられない」
「さて…ばらまいたエレメントハンドが次々と持ち主を選びつつある所だ」
「後は、奴らが惹かれ合い、出会っていき……殺し合うのを待つのみ!」
「さあ集え!エレメントハンド使い達よ、そして世界の覇者となるのだ!」
「そして………この世界を大きく作りかえるのだ!」
※次回に続く!
タスキ「夢野さん、これ……」
カケラ「ああそれ?デーモンバンパイアを書く前にまた能力現代物で描いてたんけど」
カケラ「連載すらさせてもらえなかった」
タスキ「いよいよ入れて貰えないレベルになったんだ………」
カケラ「そういえば君、鋼鉄戦士アイバンを改変したんでしょ?続き書いて欲しいな」
タスキ「うん……いつかね」
最終更新:2023年09月03日 13:41