「あたし…アンタのこと、認めないから。」
突きつけられた言葉の鋭さに、どこか違和感を覚えた。
それはまるで荊に覆われているようで、その奥底を悟られまいとする寂寥さがあった。
私のものでありたい。
誰かのものでありたい。
相反する二つの感情に、少女は冷たい棺を纏った。
その形貌には偶人を窶して――
トーキョーN◎VA The Axleration
流涕のイドラ
かくて運命の扉は開かれた。
●PC1:後藤ゴウシュウ コネ:Metis
近頃、オラティオがビジー状態となる頻度が高まっている。
命令外のことを独自に調査していることは、想像に難くない…そう、Metisのことだ。
加賀美ケムリを介し、オラティオを目覚めさせようとしたそれは、何者なのか、何の目的があるのか。
サーチを終えたオラティオは、今日もまた黙して何も語ろうとはしなかった。
●PC2:春野ひなた コネ:マシュー皆実
彼女の所属事務所「ASKプロモーション」は先の事件の煽りを受け、看過できないほどの負債を抱えていた。
金策に苦しむ社長の出した結論、彼の打ち出した施策は、所属アイドルを別の事務所に出向させる…言わばアイドルの派遣事業であった。
前代未聞の奇策に現場が混乱する中、その第一号として「ポーラスタープロダクション」へのレンタルが決定。
白羽の矢が立ったのは、そう…彼女であった。
●PC3:千種千尋 コネ:加賀美ケムリ
君はまるで償いでもするかのように、研究に没頭していた。
何かに夢中になることで気が紛れる気がしたし、それに…淡い望みではあるが、いつかこの身を元に戻す方法が見つかるかもしれない、そう感じていたからだ。
「そんな方法など無い」…まるで心を見透かしているかのように、彼女は言う。
その言葉は否定にも、肯定にも思えて…何故だか頭に残って仕方がなかった。
最終更新:2015年01月13日 12:08