動詞の自他と使役

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&bold(){[[比較]] ←前 ★ 次→ [[特殊な主語の構文]]} &html(<img style="float:left" src="http://www39.atwiki.jp/kursodeesperanto/pub/img/L_hate2.png">) 英語で「座る」はsitで、「座らせる」はseatだよね。 同じく、「横たわる」はlieで、「横たえる」はlay。 意味的には1つなのに、単語の形が異なっているから2語覚えなきゃいけない気になるね。 エスペラントではこういうのをどうやって表すの? &html(<div style="clear:left">) &html(<img style="float:left" src="http://www39.atwiki.jp/kursodeesperanto/pub/img/K_niko.png">) こういうのは人工言語の強みが活かせるところよ。 エスペラントの場合、接辞-ig-を付けると他動詞や使役動詞を作れるの。 例えばvarmaは「暖かい」という形容詞なんだけど、語幹varmにigをつけてvarmigiという動詞にすると、「暖める」という他動詞になるのよ。 最後にiが付いているのは動詞語尾だからよ。 &html(<div style="clear:left">) &html(<img style="float:left" src="http://www39.atwiki.jp/kursodeesperanto/pub/img/Z_hira2.png">) また、-iĝ-を付けると逆に自動詞や動作動詞を作ることができる。 varmiĝiで「暖かくなる」という自動詞だ。 &html(<div style="clear:left">) &html(<img style="float:left" src="http://www39.atwiki.jp/kursodeesperanto/pub/img/L_kidu.png">) なるほど。 他動詞と自動詞になるのはわかったけど、使役動詞っていうのと動作動詞っていうのは何かな。 &html(<div style="clear:left">) &html(<img style="float:left" src="http://www39.atwiki.jp/kursodeesperanto/pub/img/K_hana2.png">) 例えばlerni(学ぶ)は元々他動詞なので、-ig-を付けてもこれ以上他動詞にはなりようがないでしょう? こういう場合、-ig-を付けることで使役動詞にすることができるの。 使役動詞っていうのは「~させる」という意味の動詞で、lernigiで「学ばせる」という意味よ。 &html(<div style="clear:left">) &html(<img style="float:left" src="http://www39.atwiki.jp/kursodeesperanto/pub/img/Z_toji.png">) それと並行して、sidiは元々「座っている」という状態動詞で、これは自動詞だ。 これに-iĝ-をつけてsidiĝiにしても、これ以上自動詞になりようがない。 そこで状態動詞から動作動詞になり、「座る」という意味になる。 &html(<div style="clear:left">) &html(<img style="float:left" src="http://www39.atwiki.jp/kursodeesperanto/pub/img/L_niko.png">) つまり、元々他動詞のものに-ig-を付けると使役動詞になり、元々自動詞のものに-iĝ-を付けると動作動詞になるってことね。 それ以外の場合、-ig-と-iĝ-は他動詞と自動詞を作るのね。「暖める」と「暖かくなる」のように。 例外なくこういうやり方で造語できるのは便利ね。 &html(<div style="clear:left">) &html(<img style="float:left" src="http://www39.atwiki.jp/kursodeesperanto/pub/img/K_tano.png">) 規則的な接辞のおかげで、覚えなければいけない単語をずいぶん減らすことができるわ。 面白い例だと、こんなのもあるわよ。 「死ぬ」はmortiなんだけど、「殺す」は「死なせる」と考え、mortigiということができるの。 英語だとdieとkillで、まったく別々の単語を覚えないといけないわ。 &html(<div style="clear:left">) &bold(){[[比較]] ←前 ★ 次→ [[特殊な主語の構文]]}

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