あむねじあ *公式 小説『キリノアムネジア』のヒロイン的存在。[[小西早紀]]に酷似した少女。 普段利用しているテレビではないテレビから中に入ってしまった[[花村陽介]]達と[[テレビの世界]]で出会う。 「自分が何者か、いつからいるのか、何もわからない」ようで、便宜上「アムネジア(記憶喪失・健忘症の意)」と名づけられ、陽介達と共に行動することになったが… #region(正体と顛末) 正体は早紀の[[影]]。自他から任意の記憶を消す「忘却」の力を持ち、自身を縛るイメージの具現である「鎖」を操る。 力を解放すると、漆黒のロングドレス、肘まで覆うレースの手袋、氷雪のような肌、幾重にも重なる鎖……といった、本人曰く「化け物」のような姿に変わる。 本来のアムネジアは[[シャドウ]]らしからぬ温厚な性格で、早紀を殺すつもりなど毛頭無かった。しかしテレビの中の[[霧]]が晴れると狂暴化するというシャドウの特性には抗えず、心ならずも早紀を殺してしまった。 正気に戻ったアムネジアは自らの凶行を悔い、全てを「忘却」したのであった。 陽介達と触れ合う中で次第に記憶を取り戻し、[[山野真由美]]の影=イワナガとの闘いでも抜群の連携を見せる。イワナガが最期の力で陽介を道連れにしようとした時は「化け物」としての正体を晒しながらも彼を助ける等、本当に陽介のことを大事に思っていた。陽介も彼女のことを「紛れもなく先輩の一部なんだ」と受け入れる。 しかし、現実へ帰っていく陽介達を見送った後、共に残っていた[[クマ]]に「本体を失った影は、やがて霧に溶けて消える」と告げ、力を使わずにいれば長く存在できるというクマに対しても「&bold(){また}、花ちゃんに悲しい思いをさせたくない」と語る。 そして陽介達の記憶から自身に関することを「忘却」させて全てを無かった事にすると、力を使い果たした代償として消えていった。 #endregion()