あむねじあ

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小説『キリノアムネジア』のヒロイン的存在。小西早紀に酷似した少女。
普段利用しているテレビではないテレビから中に入ってしまった花村陽介達とテレビの世界で出会う。

「自分が何者か、いつからいるのか、何もわからない」ようで、便宜上「アムネジア(記憶喪失・健忘症の意)」と名づけられ、陽介達と共に行動することになったが…

+ 正体と顛末
正体は早紀の。自他から任意の記憶を消す「忘却」の力を持ち、自身を縛るイメージの具現である「鎖」を操る。
力を解放すると、漆黒のロングドレス、肘まで覆うレースの手袋、氷雪のような肌、幾重にも重なる鎖……といった、本人曰く「化け物」のような姿に変わる。
本来のアムネジアはシャドウらしからぬ温厚な性格で、早紀を殺すつもりなど毛頭無かった。しかしテレビの中のが晴れると狂暴化するというシャドウの特性には抗えず、心ならずも早紀を殺してしまった。
正気に戻ったアムネジアは自らの凶行を悔い、全てを「忘却」したのであった。

陽介達と触れ合う中で次第に記憶を取り戻し、山野真由美の影=イワナガとの闘いでも抜群の連携を見せる。イワナガが最期の力で陽介を道連れにしようとした時は「化け物」としての正体を晒しながらも彼を助ける等、本当に陽介のことを大事に思っていた。陽介も彼女のことを「紛れもなく先輩の一部なんだ」と受け入れる。
しかし、現実へ帰っていく陽介達を見送った後、共に残っていたクマに「本体を失った影は、やがて霧に溶けて消える」と告げ、力を使わずにいれば長く存在できるというクマに対しても「また、花ちゃんに悲しい思いをさせたくない」と語る。
そして陽介達の記憶から自身に関することを「忘却」させて全てを無かった事にすると、力を使い果たした代償として消えていった。

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最終更新:2019年10月26日 22:07