いざなぎ *公式 [[テレビの世界]]にてシャドウと相対した際、[[主人公]]が発現させた最初の[[ペルソナ]]。 『&bold(){我は汝、汝は我。汝、己が双眸を見開きて、今こそ発せよ!}』の声と共に、主人公の心の海より現れる。 実はこれ以前にも「テレビに入る力」を得た直後の夢の中で、[[主人公]]が使用している。 完全に覚醒していない、もしくは霧が濃くてよく見えない所為か、その姿は薄ぼんやりとした描写に留まっている。 その姿は「高下駄を履き、黒い長ランを着込んでいる」ように見えるため、[[主人公]]が「[[番長]]」呼ばわりされる一因を担っている、と言ってもあながち間違っていない。 //イザナミが力を与えたことからイザナギは貰ったものという考え方があるが、これではペルソナ=もう一人の自分にならず、ペルソナとは心の底に潜む「&bold(){もう一人の自分}」が実体化したものというシリーズの設定に合わない。 //そもそも与えたのはテレビに入る力であって、[[アメノサギリ]]の発言や、テレビに入ってからペルソナ?が覚醒したと思われる足立と覚醒しなかった生田目が人を入れたりしているから、ペルソナ能力とテレビに入る力は別の力だと思う。 //それにイザナミは、[[クニノサギリ]]・アメノサギリ・[[クスミノオオカミ]]については自分から分かれた存在みたいな事を発言しているが、イザナギについては何も言っていない。 //もし、主人公のペルソナ(もう一人の自分)じゃなく貰いものなら、イザナギは何処から生まれたのだろうか? // //真エンドで主人公がイザナミと話した時に「君が特別な適性を持っていたから」「君の力を後押しした」とイザナミに言われているので、元々主人公にはペルソナ能力の才能があって、それをイザナミが後押しする事で目覚めさせたんだと思います // [[主人公]]と[[足立透]]のペルソナが酷似していたのは、[[白鐘直斗]]の推測から考えると、ペルソナは神話に登場する神仏・天使・悪魔、伝説に登場する人物・生物などの名前と性質が使われており、二人に同じ力(テレビに入る力)を与えたのが[[イザナミ]](いざなう)の名を持つ存在だった為、その影響で同じく「誘う(いざなう)」を意味するイザナギが[[ペルソナ]]として発現したと思われる。 [[アニメ版>Persona4 the Animation]]では多数のペルソナを操りつつメインのペルソナとして使い続け、[[漫画版>ペルソナ4(漫画版)]]ではそもそも[[ペルソナ]]を交換している描写も無く、一貫してイザナギを使い続けている。 第26話では[[鳴上悠の影]]が登場しており、自分の弱さを認めた際、彼の影はイザナギに変化した。 『P4D』での担当楽器はベース。 *神話 伊邪那岐。 名前は「いざな」は「誘う(いざなう)」の語根で、「ぎ」は男性を表す語 日本神話において国土創生を為したと伝えられる&ruby(カミノヨナナヨ){神世七代}の一柱で、その末代。 [[イザナミ]]とは兄妹であり夫婦でもある。 彼女と共に日本の国を形作り、数多の神々を産み出した男神。 火神[[ヒノカグツチ]]を産んだ際に大火傷をし、苦悶の果てに亡くなった[[イザナミ]]に逢いたい一心で黄泉国に足を踏み入れるが、そこで蟲と雷をまとった恐ろしい姿になり果てた[[イザナミ]]に恐れを為し、黄泉国より逃げ帰り彼女と別れの契りを結ぶ。 その後、「禊」を行った際に産まれたのが、[[アマテラス]]、[[ツクヨミ]]、[[スサノオ]]の&ruby(みはしらのうずのみこ){三貴子}である。 *非公式 キャラクターデザイン担当の副島氏曰く、モチーフ的には「応援団長」らしい。 黒を基調とした格好いいデザインや、意外と優秀な耐性、実はパラメーターの伸びが良いなどの理由から、[[あらゆる方法を使ってイザナギを強化>http://www26.atwiki.jp/kwskp4/pages/373.html]]し、愛用する者が存在する。 少なくとも、性能的には[[前作の主人公の初期ペルソナ(オルフェウス)>http://www16.atwiki.jp/kwskp3/pages/11.html]]よりかは相当マシである。 因みにイザナギの所持している柄の長いサバイバルナイフのような薙刀は、神話をなぞるなら「&bold(){&ruby(あまのぬぼこ){天之沼矛}}」である可能性が高い。 いわゆる神器であり、伊邪那美と共に矛でもって沼を「コオロコオロ」とかき回し、そこから多くの神々が生まれたとされる。[[ペルソナ]]全書の解説にある「混沌から万象を生み出した」というのはこの事。 ただしこの「矛で沼をかき回す」というエピソードには、伊邪那岐が性行為を勘違いしてやった行為であるという説がある。そのあと&ruby(せきれい){鶺鴒}のつがいがやってきて交尾を始め、やっと伊邪那岐が勘違いに気づくというものである。 だとしたら、天之沼矛とは男性器を模した(?)ものということになる。 つまり、イザナギが手に持っているのは&bold(){[[マーラ]]様の合体武器である。} また、原典たる西谷史氏の小説「デジタル・デビル・[[ストーリー]]」の[[主人公]]・中島朱実は、「イザナギが現世に転生した存在」として描かれる。 *能力 初期LV1 ジオ(初期) スラッシュ(初期) ラクカジャ(初期) ラクンダ(3) タルカジャ(5) 電撃耐性、疾風弱点、闇無効 初期ペルソナとして相応のスキルしか覚えない。 ただし、自力でカジャ系二つ、ラクンダを取得でき、耐性も耐性一つ、無効一つ、弱点一つと『P3』『P5』の主人公の初期ペルソナと比較すると初期ペルソナとして非常に優秀。 ちなみにレベルアップ時に優先して伸びるステータスは力=魔≧速>耐=運と無駄のない伸びをする為、事故ナギに頼らず自力でレベルアップさせた場合でもアタッカーとして通用するタイプの成長をする(攻撃スキルの貧弱ぶりはどうにもならない為、スキルカードでフォローする必要がある)。 後作の格ゲー『P4U』『P4U2』において、主人公が敵を横凪ぎに一閃、更に上空から召喚されたイザナギが薙刀を振りかぶって上段からの兜割を叩き込み、相手を十字に斬り裂くド派手な覚醒必殺技「十文字斬り」を披露。 これに強い影響を受けたか『P5』ならびにそのアッパーバージョン『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』、『P3』のフルリメイク作品『ペルソナ3 リロード』といった新作でDLCペルソナとしてイザナギが実装された時、専用スキルとして「十文字斬り」を習得している。 効果は「物理(斬撃)属性の中ダメージを敵単体に二回与える」といった中々に強力なもの。 チャージやタルカジャといった補助技を駆使すれば、中盤における対ボス用スキルとして活躍が見込めるだろう。