ぼいどくえすと

公式

足立透によって久保美津雄がテレビの中へ落とされた後、テレビの中に現れた迷宮。

ゲーム漬けだった美津雄の内面を反映してか、迷宮全体(およびボスの初期形態)が粗いドット絵で構成されており、さながらに二次元の世界に迷い込んだような感覚を誘う。
名称等から察するに、ドラゴンクエストのテイスト(それもファミコン版あたりの頃のもの)が多分に盛り込まれていると思われる。
扉を開ける時の効果音や、城に入った途端始まる名前入力のメッセージイベント(「なまえをきめてください」に対して「ミツオ」と表示される)などの演出も凝っており、かなり個性的なダンジョンと言える。
因みにこのメッセージは改ページごとに「ミツオ」の部分を1文字ずつ増やす(「ミ」「ミツ」「ミツオ」)ことで、いかにもゲームの名前入力っぽく見えるように工夫されている。
また、最奥部はコロシアムのような作りとなっている。

テレビ番組風のイベントはないが、階段を上がるごとに、美津雄のこれまでの行動を現わすかのようなテロップが流れる。
独りよがりかつ罪の意識が微塵も見られないあたりが、明るいBGMと相まって割と怖い。

古参のファンでないと気づかないが、ダンジョン突入直後の母親の台詞は真・女神転生1の母親の台詞(コーヒーを買ってきて~女の子が殺された~のくだり)そのままである。
もっとも今となっては分からない人の方が多そうだが。

因みに「ボイド(void)」は「空っぽ。何も無い」を意味する。
プログラムでも使われている。

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最終更新:2011年05月17日 16:50