考 演歌歌手の柊みすずは、名前が出た上に顔グラがあり、どうにもひっかかる存在で、アニメ「ペルソナ・トリニティソウル」に出てくる柊製薬と関係があるのだろうか。あるとしたら、トリニティソウルとペルソナ4はどのような関係にあるのだろうか。


察 トリニティソウルは2019年で、ペルソナ4は2011年、柊製薬自体がいつからペルソナに関わっているのかは分からないが、ペルソナ研究自体は十年以上前から行われていた。トリニティソウルで語られる十年前の大事故=2009年という、ペルソナ3と同じ時間の時点で、九条の特殊機関で相当に研究がされていたところをみると、それ以上前から研究自体は存在する。桐条の研究機関と関係があるのだろうか。それともそれぞれ独立した研究なのかいまいち不明だが、タルタロス自体は更に十年前、1999年に誕生している。
 ペルソナ4に出てきた柊みすずが、柊製薬の社長の娘か、何か縁者だとして、ペルソナ4の事件はトリニティソウルの事件とどのように繋がっているのだろうか。 
 全く関係ないのに、顔と名前のあるキャラで、偶然柊という姓である、という可能性もある。が、それはここでは置いておく。
 2009年時点で、富山湾にはトリニティソウルで言う「鯨」が沈んでいる。それは2019年まで放置され続ける訳で、ペルソナ4の謎である、何故マヨナカテレビが存在するのか、イザナミは何者だったのか、などの考察と繋がっていかないだろうか。
 事件の開始を、なばためがこの町に来て、それを追って山野真弓が天城屋旅館に来て、それを足立が突き落としたのをスタートとするならば、柊みすずは事件の発端に一枚噛んでいる。
 ペルソナ4の最大の謎の一つである「何故八十因幡なのか」という問いにこれは関係しているのではなかろうか。何故この町にだけマヨナカテレビや、イザナミが存在するのか。
 マヨナカテレビも、八十因幡も、トリニティソウルの言う、「中央省庁」のペルソナ関係機関のなんらかの実験の結果、ああいう風になったのではないか。
 フィレモン、ニャルラトホテプ、鯨、そのような普遍的無意識を代表する存在にもかかわらず、意思を持つ個人のようにも見えるもの、イザナミもそのような存在に見える。
 あるいはペルソナ4の事件自体が、トリニティソウルでも結局は明確にならなかった「中央省庁」の人々の実験だった、という可能性も考えると面白い気もする。
 人々をコントロールし、見たいものを見せ、真実を覆い隠す、というのは官僚の方々にとって有用な技術ではなかろうか。イザナミはそのような状態を実現できるかどうか、試すためのペルソナ実験体……つまり、鯨や、フィレモンや、ニャルラトホテプのような存在を、人間の技術管理下におけるかどうか、あるいは作り出せるかどうかの実験体で、どうでもいい田舎の八十因幡は実験に最適だった、というような……。
 なばためは議員秘書である。彼は不倫問題で追いつめられて離婚となっているが、実際には「中央省庁」のペルソナ関係の人々に都合の悪い行動があったのかも知れない。そもそも、演歌歌手と代議士、という組み合わせにも多少の違和感はある。柊みすずは演歌歌手ではなく、柊製薬関係の娘、としてなばためと結婚することになった、とか……。そして何かの不都合で切り捨てられ、なおかつ実験台として八十因幡へ送られ、柊製薬にとって重要な人間である柊みすずの不興を買い、なばための実家でもある八十因幡が実験場となっていった、というような……。
 最初に殺された山野真由美が、柊みすずにとって好ましい人間ではなかった、というのも気になる。
 トリニティソウルによれば、五年前、2014年に神郷諒によって九条は死ぬ・・・かのような話がある。ペルソナ4の事件終結から2年後で、彼らは結局、イザナミを制御しきれなかったのか、あるいは派手にやりすぎたのか、これらの実験は繋がっているのか。それとも、中央省庁が、それぞれ別個に動向を管理しているのか。ペルソナ3の事件があり、ペルソナ4の事件があり、トリニティソウルの事件があり、それぞれは別個の事件だが、ちゃんと「上」の方ではそれぞれの結果を総合して管理、思考している「中央省庁」の人々がいる、という考察も、陰謀論的に面白い気はする。

 というような妄想とも想像ともつかぬ話なのですが、柊みすずと柊製薬、トリニティソウルとペルソナ4の関係については、気になるのですが、気軽に疑問を呈したいなあ、と思って書きました。


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最終更新:2023年08月09日 13:04