ありあどね
公式
本作「ペルソナ4」の世界観を下地として描かれる2D格闘ゲーム「ペルソナ4〜ジ・アルティメット・イン・マヨナカアリーナ〜」のプレイヤーキャラ・
ラビリスに発現したペルソナ。
アルカナは「運命」。
ラビリスと同様、銀色の髪をたなびかせ、戦闘においては変幻硬軟自在の「糸」のような赤いエネルギー体を操る。
神話
名前は「際立って清く正しい女性」を意味する。
ギリシャ神話に名を残す半神半人の女性、または女神。
大神ゼウスとエウロペの間に産まれた「クレタ島の王」ミーノスと、その妃パーシパエーの間の子のひとり。
古くはエーゲ海に浮かぶ島々で崇拝されていた女神であったという。
神話においては、牛頭人身の怪物・ミノタウロス(
アステリオス)にまつわるエピソードが特に有名である。
アリアドネは、人食いの習性を持つミノタウロスに献上する「餌」として連行されたアテナイ人のひとり、英雄テセウスに恋をし、「自らを妻としてアテナイに連れ帰る」ことを条件として彼に援助を申し出る。
テセウスの了承を受けて、アリアドネはミノタウロスを幽閉した巨大な迷宮「ラビュリントス」の建造者である名工ダイダロスに助言を賜り、それに従いテセウスに一束の糸を渡した。
これを迷宮の入口に結び付け、迷宮から帰還する際の道標としたテセウスは、ラビュリントスの奥部にてミノタウロス殺害を果たした。
テセウスと共にクレタ島を脱出したアリアドネだが、その後の彼女の行く末については幾つかの説がある。
ある説では脱出の途上で酒の神ディオニュソスに思いを寄せられ、最終的に彼の妃となって子を成したり、またある説ではクレタ島を脱出した咎で月の女神アルテミスの放った矢に貫かれて死んだともいわれる。
非公式
ペルソナシリーズに関係して、同じくアトラスから発売されているRPG『世界樹の迷宮』シリーズにおいて「ダンジョンから一瞬で帰還できるアイテム」を「アリアドネの糸」と呼ぶが、その効用については上記の神話が由来と思われる。
糸を買い忘れてダンジョンから帰還も覚束無くなり全滅、小動物にアリアドネの糸を奪われて帰れなくなり全滅など、多くの冒険者にとって糸絡みで全滅する事は最早「世界樹の迷宮」シリーズのお約束である。
最終更新:2012年09月26日 08:26