【To】柊かがみ
【タイトル】Re:
【本文】
だいぶ良くなったよ。ありがと。
お見舞いは今日来てくれたばかりなんだし、気を使わなくてもいいぜ?
それに……まだ結論が出せてないんだ。明後日までにはちゃんと出すから。
やんわりと断ってみた。
【from】柊かがみ
【タイトル】Re: Re:
【本文】
気を使ってるわけじゃなくて、単純にお見舞いに行きたいの。
あんたも素直に感謝しなさいよね!何かお土産持ってってあげるから☆
それに……結論を急がせるつもりなんてないから……いいでしょ?
………
女の子が俺のお見舞いに、それも一人で、来てくれるなんて今までの俺の人生にあっただろうか?いやない(反語)。
………
「ま、病人がお見舞いを受けるのは当然だよな?」
俺が出した結論は要約するとそういうことだった。
結局、お見舞いに来るというかがみの申し出を全面的に許諾したわけだ。
……『当然』
『山を登る時、ルートもわからん!頂上がどこにあるかもわからんでは遭難は当然なんじゃ!
そう、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらい当然じゃッ!』
そうジョセフお爺さまも言っておられる。
微妙に違う気がするけど、気にシナーイ。
要は、ちゃんと結論を出す前にかがみと[禁則事項です]な展開にならなければいいだけのことだ。
ちゃんと結論……
まだ出せたとは言えないけど……
お見舞いくらい、いいよね?
つっても、仮病なわけだけど。
【To】柊かがみ
【タイトル】Re:
【本文】
わかった。素直に感謝するよ。ありがとう。
くどいようだけど、返事は明後日な。ごめん。
明日は一日家にいるつもりだから、いつ来てくれてもいいよ。
お土産にプリンなんか持ってきてくれると嬉しいかも(笑)
ヴイィィィィィィィ、
ヴイィィィィィィィ、
かがみからの返信が来た。
【from】柊かがみ
【タイトル】Re:Re
【本文】
じゃあ、明日お昼前、11時くらいに行くわ。
美味しいプリンを売ってるお店知ってるから楽しみにしてなさいよ。
私の告白への返事を急がせたりはしないから安心してよね!
じゃ、また明日☆
メールでつかさのことを聞いてみようかと思ったが、辞めた。
まあ、明日聞けばいいし。
かがみが変に意識して、喧嘩とかしてなきゃ良いけど……
ま、メールでの感じも普通だったし、大丈夫かな。
「さ、宿題をちょっとでも片付けておくか。昼間散々寝たおしたし」
――翌日、4月29日。昭和の日。
結局、昨日1ページも終わらぬまま寝てしまった俺は朝から宿題をやっていた。
ピンポーン!
「ん?かがみか?早いな……」
時計を見ると10時半を少し回ったところだ。
約束よりも30分近く早い。
ピンポーン!
「はいはい。んだよ、かがみ。ずいぶん早――」
玄関を開けたところで俺は固まってしまった。
なぜなら、そこに立っていたのは――、
「え、と……おはよう、高良さん……」
「あ、あの……おはようございます、男さん。昨日は体調が優れないようでしたので、本日改めてお見舞いに伺いました」
最終更新:2008年07月05日 18:48