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【第十二話(裏√);ショカツリョウ】


とりあえず、つかさと遊んでから考えよう…。

はぁ…俺逃げ腰だな。
第一こなたに昔のこと話すのに何の抵抗が有るんだよ…俺…。

まぁでもうまく行けば、つかさに相談できるかもな…。
つかさは唯一、俺とこなたの関係知ってる訳だし。
うん、そうだ!つかさに軍師になって貰えばいいんだ!
前向きに考えよう!!

俺は一旦考えに区切りがついたことで、眠りについた。

(天の声:いかん、それは孔明の罠だ。)


次の日、教室。

みゆき「おはようございます、男さん。……!!」

みゆき「大丈夫ですか?!目の下に凄いくまが出来てますよ?」

男「う…うん…何とか…(寝たの四時過ぎてたしな…)。」

こなた「おーす、男!」

男「…なぜ俺より落ちたのが遅いお前が元気なんだ…?」

こなた「…ひとえに、情熱と愛の差かな。」

男「訳分からん…。」


午後の授業も含めほぼ全寝だった…

…とこ…
 …お…こ…
……

「おとこー朝やで[ハート]」

男「うわっ!!」

黒井先生「うわっ!!とはなんや!!一日中堂々と寝過ぎやでー。」

男「す…すいません…。」

黒井先生「男は試験の成績は良かったけど、さすがにペナルティやなー。」

男「まじすか。」

黒井先生「まじやー。」


放課後。

黒井先生「じゃあ男は後で職員室やで。」

男「了解です…。」

俺「という訳で皆さん、先にお帰り下さい…」

みゆき「待っていましょうか?」

男「もしかしたら時間かかるかもしれないし、大丈夫だよ。」

こなた「うむ、じゃあ先行こうかね。」

男「くっ…不公平だ!こなたも同じネトゲーやってたのに!!」

こなた「ひとえに、愛の差だね。まぁ罰ゲームで変な注射打たれたりはしないと思うから大丈夫だよ。」

つかさ「??」

職員室。
黒井先生「こっちやでー。」

黒井先生が手招きする。
黒井先生「とりあえず、ペナルティとして宿題や。これ、明日までにやってきーや。」


そう言って黒井先生は数枚のプリントを渡した。
ちらっと見たが、普段の授業より難しそうだが、大した量でないし一時間もあれば終わりそうだ。


男「…先生、今日は何時まで学校にいますか?」

黒井先生「そやなー、七時くらいちゃうかなー?」

男『終わるな。図書室でやるか。』

黒井先生「何でやー?」

男「あっ今から図書室で少しやって分からなかったら質問しようかと。」

黒井先生「そかー。でも数学は聞かんといてや。」


図書室で勉強をした。約一時間で宿題は終了した。

再び職員室。
黒井先生「なんやー男、何が分からんのやー?」

男「いえ、あの一通り終わりましたんで、出してしまおうかと。」

黒井先生「!!なんやてー!…うーん…ぱっと見間違いもないなー…」

黒井先生「…なぁ男…中間試験、手ぇ抜いたやろ?」

男「えっ!!!?」

黒井先生「自分で出しといて何だけどなー、この宿題、中間試験よりかなり難しいぞー?」

男「…中間試験はちょと疲れてて実力出せなかったんです。それに今は調べながらやりましたし…。」

黒井先生「そうかー?…ふーん…まぁええわ。」

男「それじゃ俺帰ります。」

黒井先生「ちょい待ちーや。」

黒井先生「男は、今日急ぐ用事あるんかー?」

男「…?無いですよ?どうしたんですか?」

黒井先生「ちょっと話そうかー…。」

男「はい…。」



黒井先生と俺は、以前黒井先生と親父が話していた会議室に来た。

黒井先生「…な、男。」

男「…はい。」

黒井先生「…余計なお世話かもしれんけどな…本当に困ったことあったら、先生に言いや…な…?」

男「…父の事ですか?」

黒井先生「うん…。」

男「先生…。先生は本当に優しいですね。俺は大丈夫です。父は俺が仮に大学行くとしても大丈夫な位貯金を残してくれましたし、家に誰もいないのはいつもの事です。」

黒井先生「そ…か…。いや、本当に男は偉いなー。先生はなー昔、母親が死んだときはだいぶヘコんだでー?」
黒井先生「偉いし、強い子やな。」

黒井先生はそう言って、俺の頭を撫でた。
…ちょっと恥ずかしい。

黒井先生「でもなーたまには他人に甘えても良いと思うでー?男は大人過ぎや。」

男「ありがとうございます。」

特に何もない、平和な一週間。
土曜日の半日授業が終わった。
みんなと帰る。

つかさ「ふんふん~ふふふ~ん♪」

かがみ「つかさ…妙にご機嫌ね?」

つかさ「へっ?おねーちゃん、何?」

かがみ「こりゃダメね…。」

みゆき「今日は週末ですからご機嫌なんですよね?つかささん。」

つかさ「えっ…うっ…うん、そうだよー!」

男『つかさは、明日俺と遊ぶ事、かがにも言ってないみたいだな…。まぁそれを言うと、俺に勉強教えてもらった事言わなきゃいけないからなー』

こなた「おっそういえばさー、例の洞窟の情報ゲットしたかい?」

男「あー全然ゲットしてない。」

こなた「私の方は、情報ゲットだぜ!なんでもさー中には鍵のかかった扉があるみたいだよ。鍵無いとそこまで行っても意味無いみたい。」

男「ふーん…。じゃあまず鍵を探す感じだな。」

こなた「そだね。今日辺り、狩りしながら鍵探さないかい?」

『明日はつかさと遊ぶから早起きだし、今日は早く寝た方がいいだろな…』

男「あー今日はパス。たまには早く寝たいからさ。」

こなた「えーじゃあ気が変わってログインしたら教えてよー」

男「一晩中張り付くつもりか…」


つかさと一瞬、目が合った。
つかさは、嬉しそうに一瞬微笑んだ。


明日はハイキングかー。








【第十三話(裏√);コクハク】


日曜日。
待ち合わせの場所につかさが走ってきた。

つかさ「おはよー!!待たせちゃった?」

男「大丈夫だよ。時間ぴったり。」

つかさ「よかった!」

つかさは予想どおり、大きな紙袋を抱えている。おそらく二人分の弁当が入っているのだろう。『持とうか?』と聞いたが、『大丈夫!』という言葉が返ってきた。

内巻公園。
前回一人で来たときは、考え事をしてたし道をよく知らないので、入ってすぐのベンチに座っただけだった。

男「つかさはこの公園来たことあるの?」

つかさ「うん!ここはねー、春になると桜が満開でとってもきれいなんだよー!だからみんなでお花見をするんだー。それにね、秋は果物狩りが出来るからやっぱり来たりするよー。」

男「ふーん。確かに桜の木が多いね。」

つかさ「来年の春は、男君も一緒に行こうね!」

男「うん、そうしたいな。」

公園内には小川が流れていて、そこには丸太の橋が架かっている。
そんなハイキングコースをしばらく歩いた。

広場に出た。
もう太陽も高くなったので、そこでお昼にしようという事になった。

つかさ「じゃーん!」

男「す…すごい豪華だね(そしてすごい量だね)。朝早くから頑張って作ってくれたんだね、ありがとう。」

つかさ「えへへ…でも今回は男君に勉強教えてもらったお礼だからこれくらいはしなきゃ!」

男「いやいや、今回はつかさが頑張ったんだよ!…とにかく食べよう?」

つかさ「うん!いただきまーす。」

男「いただきます。」

俺も長年料理をしているから、それなりの物を作る自信はあったが、つかさの作った料理は何と言うか、女の子特有の繊細さを感じた。俺の料理は俺のために俺が作ったものだが、つかさの料理はいつも誰かに食べてもらうことを考えて作ってる。そんな味がした。

ご飯とデザートを食べて、満腹状態になった俺たちは、また少し公園内を歩いた。
公園の中央付近には小高い丘があり、公園内を見渡せるようになっている。
俺はそこにベンチを見つけると、座ることを提案した。

『いい雰囲気のとこだな…この空気ならこなたの事、自然に相談できるかもしれない。』
俺が話し出すきっかけを探していると、つかさの方から切り出してきた。

つかさ「ね…男君。」

男「あ…うん、何?」

つかさ「お弁当美味しかった?」

男「うん。すごくおいしかった、ありがとう。」

つかさ「えへへ…よかった!」

つかさ「…」

つかさ「あのさ…男君に…どうしても言わなきゃいけない事があるの…。」

男「えっ?何?」

つかさ「…私ってさ、いっつもみんなの足ひっぱて…勉強もできないし、こなちゃんみたくスポーツも得意じゃないし…」

つかさ「…でも…男君はこんな私のために勉強見てくれたし、いっつも優しい…。」

つかさ「…それにかっこいいし。」

つかさ「だからね、私はこれからも男君とずっと一緒に居たい。私には、男君が必要です。」

つかさ「だから…だっだから……すっ…すっ…好きです…私と付き合ってください……!」





男「………へっ?!」

俺は全く予想できていなかった展開に戸惑った。俺の事を少し赤い顔で見上げているつかさを見て、こなたの事をどう相談しようとか言う考えはどこかへ飛んで行った。

俺は…

(オートセーブしました。重要分岐③-B)

1―――俺もつかさの事が好きなのかもしれない。
2―――俺にとって、つかさは今はまだ友達だ。

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最終更新:2008年09月11日 16:22