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代表者会議 「本日の議題:長野合同合宿について」 久「悪いわね今日は集まってもらって。合宿について色々決めておこうと思って」 ゆみ「何、構わないさ。こういった交流の場を持てるというのは財産になる。特に一、二年にとってはな」 美穂子「そうね、切磋琢磨出来る環境を作るというのも大事よ」 とーか「衣の遊び相手が勤まりそうなのが数多くいるのですから、是非もございませんわ」 久「皆……本当にありがとうね。……それじゃ、一応合宿に使えそうな場所を幾つかピックアップしたから見てもらえる?」 ゆみ「ふむ……いい宿だが費用はどうなんだ」 久「色々と奔走してイロ付けてもらったからそんなに高くはないと思うわよ」 美穂子「あら、本当ね。安くていいお宿」 とーか「そちらさえ宜しければ龍門渕グループの宿を手配してもよろしいのですが?」 久「あはは、流石におんぶに抱っこはねぇ。気持ちだけ受け取っておくわ」 ゆみ「参加人数はどうする? 私のところは少人数だから全員参加出来ると思うが」 とーか「私たちもですわね」 美穂子「そうね、出来るだけ多くの子に経験を積ませて上げたいけれど、部屋の数も問題だから……今回は心苦しいけどレギュラーの子を中心に、ということになるのかしら」 久「私のところも少人数だからね、五人参加ってことになりそ」 ゆみ・美穂子・とーか「待った」 久「……ええと、なにかしら」 ゆみ「確か清澄の部員は全員で六人だったはずだ。一人くらいなら別に問題はないだろう」 美穂子「ええ、一人だけ除け者、はダメよ」 久「……いやぁ、流石に男子を合宿に連れてくるのは無理よ」 とーか「あら、須賀京太郎様でしょう? あのお方なら私たちは構いませんわよ」 久(様?) ゆみ「うむ、それに以前自分で言っていただろう。『唯一の男子に指導出来ていないのが心残りだ』と。丁度いい。私が彼の教育を承わろう」 美穂子「あら、私が教えた方がいいんじゃないかしら。これでも一応、大所帯の部の長をやっているのだから。それにコーチからも言われているの。『彼は何としてでも連れてこい』って」 ゆみ「無理を言うな。名門風越は経験者や玄人が集まるのだから素人初心者への指導ノウハウはないだろう? それなら私たちの方がいい。同じ初心者も部内にいるわけだしな」 とーか「あら、それなら気心が知れた私の方が最適ですわ」 久「気心知れたってどういうこと?」 とーか「須賀家と言えば長野財界でも中々の重鎮ですわよ? 社交の場で幾度となく顔を合わせておりますわ」 久「……男子を連れていくのは何度も言うけど無理よ。……あっ、ほら。彼ああ見えてちょっとエッチなのよね。女子の中に放り込むと『色々』あるわよ、あっちゃうわよ~?」 ゆみ「私たちは一向に構わないが」コーヒーズズッ 美穂子「……そんな、この年でお嫁さんだなんて」ポッ とーか「龍門渕京太郎……いえ、須賀透華……どちらが良いのかしら」 久「」プチッ 久「へぇー、へぇー。そう、そういうことね。ますます出せないわね。須賀くんは『私』たちの須賀くんだから」 ゆみ「」ピクッ 美穂子「」ムッ とーか「」ピキッ 久「合宿の場を男選びの場所にっていうのは……感心出来ないわよね」 ゆみ「……安易な独占欲で後輩が成長出来るかもしれない場を潰すということこそ、感心出来ないな」 美穂子「それに引率してくれる久保コーチも是非に、って言っているんだから。ね?」 久「……若いツバメを捕まえようとしてるだけじゃない」 美穂子「……なにか?」ズオオオオ とーか「そうですわね。彼を連れて来てくれるというのなら、貸借りなしでホテルをこちらで手配してもよろしくてよ?」 久「金で買うってこと? ……これだから金持ちは……」 ………… ゆみ「いいから彼を出せぇ! 鶴賀総出で彼を手取り足取り一から百まで教えてやる!」 久「ナニを教えようというのよこの脳内ピンク! 彼を一から教育するのは私だっつってんでしょ!」 美穂子「上埜さん、数少ない男性を独占するのは良くないですよ? 分かりますか? 私たち女子校にとっては男性との出会いは死活問題なんですよ?」 久「だからと言ってアラサー候補の贄には出来ないわよ!」 とーか「これだから庶民は……彼もこんな人が部長では色々大変でしょうね」 久「あら、須賀くんは意外と庶民的なものが好きなのよ? そんなことも知らない上辺だけの付き合いなのね」 とーか「……」 ゆみ「……」 美穂子「……」 久「……」 ゆみ・美穂子・とーか「いいから彼を連れてきなさい!!」 久「断固断る! 須賀くんは私のよ!!」 カンッ

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