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初美「京太郎、お前自分の立場ってものが分かってるんですかー?」 服の様相をなしてない露出度で俺の上に座り込んできついまなざしを送る見た目幼女、実年齢二つ上の褐色肌の少女 初美「今日も霞ちゃんや姫様、はるるに鼻の下伸ばして、許されるわけないですよねー」 体重が軽いからどけようと思えばいつでもできるけど、その目に浮かんだ雫に動きが止められる 初美「お前は、私の婚約者なんですよ。なのになんで、私以外ばっかり見るんですかー?    私の発育が悪いからですか? 私には、お前しかいないのに……誰にも渡したくないのに」 ずきずきと心が痛む。男の本能なんて言い訳しても許してくれるとは思えない。 初美「昔は、昔はお前から『大きくなったら結婚する』って言ってくれたのに、今じゃ用なしなんですかー?」 違う。けど、口に轡をはめられて言葉にできない。 初美「京太郎の心がもう私になくても、私は譲れない、譲りたくないんです    だから――私の全部をあげますお前が私のものにならなくても、私はお前だけのものに――」 そんなことない。こんなやけっぱちで結ばれたいわけじゃなかった 初美「好き、好きです京太郎。誰にも渡さない、姫様や霞ちゃんを敵に回しても、お前だけいれば」 思いつめさせてしまったのは自分。コンプレックスを抱えてることを知っていながら、婚約者だからとして甘えてた 初美「私にできることは何でもします。だから、全部欲望を吐き出してください。壊れても受け止めますから」 間違ってしまった。彼女への思いを照れずに告げていればこんなことにはならなかったのに 初美「だから、堕ちましょう? ずっとずっと、一緒ですからねー」 そして彼女は、言葉通りその小さな体で俺に身も心も永遠に捧げる生涯を選んだ カン

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