久「という訳で須賀君お誕生日おめでとう!サプライズパーティよ!びっくりした?……ところで、これで何歳になったんだっけ?」
まこ「16にきまっとろうが……高1じゃぞ」
久「ねえ、まこ。私今、ヤバい事に気付いてしまったの」
まこ「なんじゃ?」
久「ほら、あの子身長高いし、咲たちの面倒をよく見てくれてりしてたから、つい2年生とかそんな錯覚しちゃってたの。」
まこ「この部に2年はわしだけじゃ。おんし、なんぞ頭わいとらんか?と言うか、何が言いたいんじゃ」
久「ほら、私国麻とか関係無かったから、咲達の指導は靖子に頼んだはずが何故かくっついてきた小鍛治プロに任せて、あの子に麻雀教えてたじゃない?」
まこ「おう。あんときの小鍛治プロは可愛い従兄弟を悪女に誑かされた!みたいな目でそっち見とったな。」
咲「と言うか、それ「みたいな」じゃなくてまさにそのものじゃないですか」
和「ええ。パソコンの前に座る京太郎君の背中に当ててんのよをしつつ、耳元で囁くようにして、どう考えても年下の男子の純情を弄ぶ悪女でした」
優希「思わず風穴空けたくなるような気分になったじぇ。」
久「やだ、私の味方居なさすぎ?っと、話が逸れたわね。で、そんな須賀くんに……15歳の須賀くんにね、指導の後腰とか揉んでもらってたわけよ。丁度私が18になった頃くらいから。それを考えると、なんと言うかこう、急に背徳感的な何かを感じちゃって……」
咲「京ちゃん、辛かったね……」
和「私の両親に相談しませんか?法律に関してはエキスパートです。セクハラにパワハラ、なんでも相談に乗りますよ。ついでに家で食事など如何ですか。なんならお泊まりなども……」
優希「おう、のどちゃん。さりげなく不純異性交遊しようとするとはちょーっと見逃せんじぇ?」
まこ「男女逆で考えると……ふむ。かなりアウトじゃなぁ……。何よりレギュレーション違反が過ぎる。ギルティじゃ。」
久「ちょ!確かに暴走したのは認めるけど!それ言ったらまこ!貴女もバイトの時同じ事させてたでしょ!和も『肩凝りが酷くて……』とか言って肩揉ませたり!
優希も『大事な一戦だ……だから京太郎の手で食わせてくれ!』ってあーんを強要したり!
咲に至っては週に2回は『来ちゃった』からのお泊まりコースやってたの知ってるんだからね!?」
咲「それとこれとは話が別です。って言うか何で知ってるんですかそれ!」
久「須賀くんにマッサージしてもらってる時に雑談として聞いたのよ!」
和「ええ。話は別ですね。咲さん。」
優希「おう。確かに別だな。……ふぅ、野獣と化す寸前だったがマッサージ止まりの変態先輩達と、野獣と化す寸前の、誘っただけのたどちゃん……。しかしここに、『お泊まり』を実行したやつがいる。」
和「少し、お話しましょうか。」
まこ「大人しそうなヤツが一番危険。それは雀卓の外でも一緒じゃったか……さあ、ちぃっと話そうや……屋上でな。」
京太郎「(サプライズパーティが気付かないうちに修羅場になってた件について)」
なおその10分後、誕生日を祝いに現れた照さんと、その付き添い(迷子防止)の虎姫の面々と、本題を思い出しそのさらに3分後に戻ってきた清澄の面々で一悶着あったのはまた別の話
咲「って、なんで東風戦の卓に座らされてるの私!?優希ちゃんと
お姉ちゃんと淡ちゃんと同卓って何!?」
照「お泊まり実行はアウト」
淡「さっきシズーとネリーにもLINEで確認とったけど、私たちの分もゴッ倒しといてってお墨付きもらったよ!」
優希「今の私はインハイの時のマックスより確実に強い……森林限界だろうが深山幽谷だろうが、この風は、大山ごと吹き飛ばすと知れぃ!」
なお咲さんは許されなかった模様
京ちゃんはたかみーにお茶を淹れてもらったり、菫さんと苦労を語り合ったり、まこさんの手作り飯に舌鼓を打ったりとしっかり楽しんでたのでしっかりと楽しんだので問題はないようです
カンッ!
最終更新:2020年04月06日 23:38