和「ふふっ、2月14日。ついにやってきました」
和「この日のシミュレーションは何度もしてきました。」
和「私が本命チョコを渡せば、そのまま須賀くんと恋人同志になれるはずです。」
和「間違いなく須賀くんは私に好意持ってます。なにせ公式設定ですから」
和「あっ、須賀くんが来たみたいですね。じゃあ、さっそく行きましょう。」タタッ
和「須賀くん、おはようございま…」
京太郎「おう、和。おはよう」←チョコレートがたくさん入った紙袋を持っている
和「えっ、えーと、須賀くん?その紙袋は一体?」
京太郎「ああ、これか?ほら、今日ってバレンタインだろ。だから、タコス作りを手伝ってくれた料理部のみんなや助っ人に行った運動部のマネージャーからチョコもらったんだよ。やっぱり義理でももらえると嬉しいもんだな」
和(知らないライバルがこんなにたくさんいたなんて…。お、落ち着きましょう。包装を見る限りガチッぽいものばかりですが、須賀くんはすべて義理だと思っています。なら、私が本命だと言って渡せば何も問題ないはずです。)
和「あ、あの須賀くん?」
京太郎「ん、どうしたんだ?」
和「こ、これチョコです。はっきり言っておくと義理じゃなくて本命ですよ///。」
京太郎「えっ、なんで和が俺に本命チョコを渡すんだ?」
和「そ、そんなこと聞くなんて///。恥ずかしいじゃないですか///。」
京太郎「あっ、そうか。分かった、じゃあ受け取っとくよ。」
和「(ん?思ったのと反応が違うような…)」
京太郎「確かに本命を直接本人に渡すのは恥ずかしいもんな。」
和「えっ?」
京太郎「咲にあったら、すぐに渡すよ。感想とかも言うように伝えとくからさ。」
和「いや、ちょっと…」
京太郎「同性愛なんて最近じゃ珍しくないだろ?俺、咲と和のこと応援してるからさ。それじゃ、また後でな、和」タタッ
和「ご、誤解です!誤解ですから!!須賀くーん!!」
カン
最終更新:2020年04月06日 23:39