由暉子「ふ、ふわぁぁぁ、あ、あまい、おいしいぃ……」トローン
尭深(エロい)
京太郎「多分この部位がバームクーヘンで一番うまいですよ。でも見栄えがね」
由暉子「こ、これ、もっと欲しいです」
京太郎「ふふ、またきたらあげますよ。須賀製菓はバームクーヘンが目玉の一つだから、いつでも余ってますからね」
由暉子「(二つの意味で)またきます!」
京太郎「お待ちしております」ニコニコ
尭深(完全固定客ゲットォー、ちょろい)
由暉子(おいしいし、たのしいし、やっぱりここは素敵です)
京太郎「ふう、今日もお疲れ様」
尭深「いえ」
京太郎「良かったら晩御飯食べてく?今日は生姜焼きだよ」
尭深「あ、じゃあお茶いれますね」
京太郎「じゃ、よろしく」
京太郎「ふぅ、今日も疲れた」ホカホカ
京太郎「……」ガラ
京太郎「う、さむ、湯冷めしちまう……」
「月は出ているか?」
京太郎「!!」ババッ
「月は出ているかと聞いている」
京太郎「……あぁ、出てるさ。まんまるおーきな満月がな」
「そうか」
京太郎「で、突然きてなんのようだ?」
京太郎「怜さん」
怜「つれないなぁ、そんな冷たく当たって」
怜「くしゅんっ」
京太郎「病弱なのにこんな寒空に薄着で出るから」
怜「や、やかまし、くしゅっ。へ、部屋いれてくれや」
京太郎「たくっ」
怜「くぬ!この!くたばれや!」セカイヲオワラセテタマルカー
京太郎「むぅーりぃー」オコボレデモクレテヤル
怜「だあーーー!?!?」負け犬
京太郎「ほら、負けたから帰りなさい」
怜「いやや!んぐっんくっ」グビグビ
怜「ぷは!もう一戦!」
京太郎「うちの酒なんぼん開ければ気が済むんすか……」
怜「うるっさいわ!負けっぱなしでいられるかい!」
京太郎「まーた竜華さんと喧嘩したんすか?」
怜「……竜華が悪いんや。うちをほったらかすから……」カチカチ
京太郎「はいアロンダイトどーん」
怜「あああああフルコンボーーーー!?!?」
怜「」グテッ
京太郎「潰れたか、風邪引いたらまずいな、布団に運んで、と」
京太郎「」カチカチ prrrrr
『も、もしもし怜か!?』
京太郎「もしもし、須賀ですが」
『な、なんや京太郎かい。なぁ、怜しらんか!?』
京太郎「怜さんなら俺の布団で寝てる」
プッ ツーツー
京太郎「……セリフ選択ミスったか」
竜華「」ドガン
竜華「くらあ!京太郎!でてこんかい!」
竜華「ここかぁ!!」ガラ
京太郎「」白装束
竜華「……ん?」
京太郎「此度は、誤解を招く発言で混乱させてしまい申し訳ない」
竜華「ご、ごかい?」
京太郎「つきましては、俺の血潮でもってこの装束を真紅にそめて、詫びとさせていただく」チャキ
竜華「いや!?なにしてん!?それほんものの日本刀!?」
京太郎「願わくば再び彼女と親しい中になれることを……てあーーーーーー!!!」ザク
竜華「」
竜華「う、うそや、こんなん」
怜「」コソコソ
竜華「う、うぅ、京太郎、こんなつもりやなかったんや」
怜「」チョンチョン
竜華「ん?」クル
怜「てってれー」つ『ドッキリ大成功』
竜華「」
京太郎「」ニヤニヤ
竜華「んで、怜が押しかけてきて、無理やり遊びに付き合わせた挙句、酔いつぶれて寝た、それを布団に運んだ、と」
京太郎「ゔぁい」
怜「ふぉうえふ」
竜華「そらはやとちりしてすまんかっと……でもな?京太郎、言い方、てのがあるやろ、な?」
京太郎「ふいはへん」
竜華「んでな?怜、なぁ、かってにうちの楽しみやったジグソーパズル完成させて、怒らない思うたんか」
怜「ほえんははい」
竜華「……たく」ギュ
竜華「うちも怒りすぎたわ、ごめんな」
怜「りゅーか……」
京太郎「いいはらふぃらはー」
竜華「お前にはまだ説教残っとるで」
京太郎「」
由暉子「で、でしたら明後日は?」
京太郎「明後日ですか。それなら大丈夫ですよ」
由暉子「!」パァ
尭深(雑誌の無表情と違って、満面の笑み)
由暉子「じゃ、じゃあ、十時ごろにフリーデン駅前で待ち合わせしましょう!」
京太郎「ええ。ではどこに遊びに行きましょうか」
由暉子「実はマスター美術館というのがーーー」
尭深(なんで仕事中にデートの話ししてんの)
翌日 駅前
京太郎「……zZZ…」
モブ江(時計台の前に立ってるあいつ、寝てる?)
モブ部(ウホ♂いい男ぉ)
モブ木誠(風邪ひかないのかな、雪降ってるのに)
由暉子「す、すみません!お待たせしました」トテテテ
京太郎「ハッ……いえ、今きたところですよ」
由暉子「でで、で、では行きましょう」
京太郎「ではまず、ゲームセンターでしたね」
由暉子「はい、最近通えなかったので」
由暉子「と、ところで、その、おしゃれ、ですね」ドギマギ
京太郎「そうかな?由暉子さんこそ、アイドルだけあってかわいい服だね」
由暉子(く、黒コートがこんなに似合う方、なかなかいませんっ)
京太郎「さて、そろそろゲームセンターっすね」
由暉子「はい」
京太郎「さて、何で遊びましょうか」
由暉子「実は、私は音ゲーが得意なんですよ」
京太郎「えー、すごい。俺は苦手だなぁ。格ゲーばっかりやるから」
由暉子「では、一緒にやりましょう、お互いに」
京太郎「そりゃいいや」
音ゲー
由暉子「」カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
京太郎(なにあれ、降ってくるものが見えない)
由暉子(いけます!京太郎さんがみててくれる今なら!フルコンボが!)
FULL COmBO !!
由暉子「やったっ」ピョコン
京太郎「ふぇー!すげーや由暉子さん!」
由暉子「そ、そうですかね」テレテレ
モブ様(すげーってレベルじゃねーから。なんだよ冥フルコンて……)
格ゲー
京太郎「おっと」ガチャガチャ
実況モブ「バースト読んでぇ!まだ入るぅ!」
相手「う、うぅー!強すぎるし!!」ガチャ
由暉子(す、すごいっ、攻めが激しいです!!)
京太郎「とべうりゃっ」
K.O
京太郎「ひひひ、これで76連勝」
由暉子「すごいですっ」
相手「く、くー!もう一回だし!」
京太郎「おっと、そろそろいい時間だし、お昼に行きましょうか」
由暉子「はいっ」
相手「えっ」
食堂カフェ「我道走」
京太郎「このお店が美味しいんですよー」
由暉子(始めてきます)ドギマギ
店主「お、いらっしゃい!」
京太郎「二人です」
店主「オッケー!窓際の席どーぞー!」
由暉子(……カフェ?)
京太郎「おいしいでしょう、ここのパン」
由暉子「はい」
京太郎「なんか、こんなにゆっくり話したこと、始めてですねぇ」ニコニコ
由暉子「ふ、ふだんは私がすぐ帰らなければならないので」
京太郎「いやぁー、由暉子さんとこんなにお話できるって、幸せもんですよ。世の男供のやっかみの視線が楽しいこと楽しいこと、なんてね?にひひ」
由暉子「///」
京太郎「普段ご贔屓にさせてもらってますし、ここはおごらせてもらおっかな」
由暉子「そ、そんな」
京太郎「いーんですいーんです。こう見えても懐はポカポカなんすから、ね?」
由暉子「お、お礼は必ず」
京太郎「期待してまーす」
いちいちsagaに変えるの面倒なんだよね、あいぽんて
京太郎「ふぅ……もうこんな時間っすか」
由暉子「そうですね、京太郎さんと一緒にいると、時間が立つのが早いです」
京太郎「ま、真顔でいうか、照れちゃうな……」
由暉子「また……またオフの日があったら、誘ってもいいですか?」
京太郎「そりゃもちろん、俺でよければ」
由暉子「本当ですか?ありがとうございます……それでは、今日はこれで」
京太郎「はい、ではまた」
由暉子「もう見えませんね、ふぅ……」
由暉子「きゃーーーー!なにあれ!なにあれ!?京太郎さんかっこよすぎ!かわいい!もう抑えられないよぉーー!!」ジタバタ
由暉子「はぁ、もう、抱きついちゃいたいなぁ……で、でも我慢!告白させるくらい魅了するまで我慢です!!」
京太郎「ふう、たのしかった。ん?メールが……」
差出人 明華
件名 詳しくお話ください
京太郎「……」
京太郎「しんだな」
カン
京太郎「それで、夏の長野は夏のくせに夜は涼しくて、星の観察に最適なんだよ」
明華「うわぁ……素敵です!」
京太郎「今でもホタルが見れるくらいの水も自慢だ。ほんと、避暑地には最適だよ。ま、なーんもないけどな」
明華「でも、本当にいいところなんですね。行ってみたくなりました」
京太郎「じゃあ行ってみるか?案内くらいはしてやれるぞ」
明華「本当ですか!それじゃあ、お願いしちゃおっかな♪です」
京太郎「じゃあ、今度暇な時を教えてくれ、こっちで計画練るから」
京太郎(ふろ入ってる途中に気がついたんだ)
京太郎(これって、お泊りデートに誘っちゃったんじゃね?って)
京太郎(それを受けてもらえたってことは……)
明華(お皿洗ってる途中気がついたんです)
明華(これって、お泊りデートに誘われなちゃったんじゃないって)
明華(誘われちゃったってことは……)
京明「ふわぁぁぁぁぁあ……///」ジタバタ
当日
LANE『つきました』ピロリン
明華「き、きた」ドキドキ
ガチャ
明華「お、お迎えありがとうございます。か、かっこいい車ですね」
京太郎「は、はは、燃費良くって。荷物、後ろにどうぞ」
明華「は、はい」
ブロロロロ
明華「///」
京太郎「///」
明華「な、長野まで遠いのに、車なんですね」
京太郎「あ、ごめんなさい。つまんないですかね……」
明華「いえ、その……ウレシイ」
京太郎「え?」
明華「/////」
京太郎「あ、あぅ……」
京太郎(こ、高速はいってからずっと静かで気まずい……よそ見するわけにもいかないし)ソワソワ
明華(運転してる顔、真剣で……カワイイ)
明華「……ぇ、あ!!」
明華「す、すごい!山に囲まれてます!!」
京太郎「あ、あぁ、長野に入りましたから」
明華「す、すごいです!どっちを見ても山ばっかりです!!」
京太郎(他県に行って驚いたのは見渡しても山がないことなんだよなー)
明華「あ!あの山高い!あれはなんて山ですか!?」
京太郎「あー、あれは槍ヶ岳といいまして」
明華(はしゃぎすぎました、はずかしい……)
京太郎(はしゃいでて可愛かったなぁ)
京太郎「よーし、到着」
明華「ここは、スワ、ですね?」
京太郎「そうだな、せっかく長野にきたんだから、諏訪大社、ヤマ、蕎麦、温泉、フルコースで楽しまないと」
明華「オ、オソバ、楽しみです!」
京太郎「んじゃあまず諏訪大社にi」
ーいろいろとカットー
京太郎「つきました、ここが旅館です」
明華「はぁぁ……素敵な量です……」ウットリ
京太郎「じゃけチェックインしてきますからロビーで待っててくださいねー」
京太郎「」
明華「」
京太郎「りょ、旅館のミス、ですから」
明華「そ、そうですね」
京太郎「同じ部屋でも、仕方ないですよね」
明華「そ、そうです、もんね?」
京明(ふわあああああああああああああああ!!!!)
明華「はぁぁ……素敵な量です……」
量ってなんだよ、旅館だよ、アホか
京太郎「」
明華「」
京太郎「布団、一組だけっすね」
明華「まくら、二つですね」
京太郎「……ふ、布団、もらってきm」
明華「京太郎くん」
京太郎「ひ、ひふぃ!?」
明華「……」ギュッ
京太郎「ぁ……」
ドサッ
京太郎(顔近顔近顔近く顔近顔近)
明華「そ、その、ご迷惑でなければ……」
明華「お情け、を」ピラ
京太郎(どこで覚えたねんそんな誘い言葉)
ともかく、おれは湯上りで染まった明華さんの、はだけた浴衣姿、そして誘いの言葉に抗うことができず……
つんつん
京太郎「ん……」
明華「ふふ」つんつん
京太郎「ふぁ……だる、あれ?みょんふぁさん?」
明華「おはよう、京太郎さん」
京太郎「……する?」
明華「もう、えっち」
京太郎「いや?」
明華「……いいえ///」
シュル パサ
カン
T.Ⅲ
trrr.trrr
照『こちらステール、駅前で京太郎を発見した』
和『こちらも確認しました。さすがふなきゅー印のカメラですね』
照『アホ毛に仕込めるサイズの小型カメラで、遠方の原村さんに動画をおくれるなんて』
和『しかし、まさか、私すらしらない間に須賀くんがしらない女とおつきあいしていたなんて……ギリッ』
照『京太郎は私のものだ、私だけのものだ』
和『いいえ、私のものです』
照『NO、私のもの』
和『おっと、言っている間に、きた様ですよ』
照『ん?』
明華「お、お待たせしました」ハアハア
京太郎「はは、寝坊したな?ほら、寝癖ついてる」ワシワシ
明華「きゃふ……んん、もー」ニヨニヨ
照『ギリギリ』
和『ギリギリ』
照『ミッションを開始する』プツン
京太郎「まだ寒いな。この季節は」
明華「そうですねぇ、ハァー……息が白いです」
京太郎「じゃあ、まずどこ行こうか」
明華「あ、ちょっとよりたい店があるんです」
京太郎「おう、じゃあそこいくか」
照『くそ、奴らめこれ見よがしに恋人つなぎしやがって』
和『くやしいのうwwwくやしいのうwww』
照『しかし、いきたい店とは』
明華「ここです!」
京太郎「ん?ここは、男物の服屋じゃないか?」
明華「ふふ、京太郎、マフラーなくて首元寒そうだから、かっこいいの見繕ってあげます」
京太郎「へー、ありがとな」ナデナデ
明華「んもー!私の方が年上なんですからねっ」ニヨニヨ
照『あとで壁殴り代行に面接にいく』
和『あなたトッププロでしょう、私がいきますよ』
照『おい日本ランキング4位』
明華「あー、これなんてどうですか?巻いてあげます」
京太郎「わわ、ちょ!ふがふが……」
明華「ふふ、忍者みたいになりました!」
京太郎「な、なにをするきさまー!」
照『くやしいけど、いいセンスをしている、高身長でシックな色合いの服装で固めた京太郎に、明るい色のマフラーを合わせることで、地味という印象を拭ったふいんきを醸し出している』
明華「ふふ、似合ってます」
京太郎「じゃあお返しに俺も明華にこれを買ってあげようかな」ポス
明華「わっ……ぼうし?」
京太郎「かっこいい帽子も、明華には似合うな」
明華「そ、そうですか、えへ、えへへ……でも、これマフラーより高い……」
京太郎「いいんだよ、明華が俺に買ってくれたことが嬉しいんだから、な?」
明華「京太郎……」
照『ここは本当に店内か?』
和『あぽぽぽぽぽぽぽ』
照『和!?どうした!?和!和ーーーー!!』
照『くそ、和の無線がきれた、私一人でも、任務を遂行してやる』
京太郎「じゃ、次はどこいくか」
明華「ダーツでもしますか?」
照(ダーツってなんでや)
京太郎「ちょっと早いけど、お昼にするか。この前行った店でいいか?」
明華「もちろんーーー」
由暉子「あ」
京太郎「お」
明華「え?」
照『く、またおもちもちが増えた……って、なんでトップアイドルの真屋由暉子が?』
由暉子「え、えっと、え、京太郎さん?」
京太郎「由暉子さん、そういえば、今日はオフなんだっけ?」
由暉子「まぁ、暇でしたのでぶらぶらと。そ、そちらのかたは?」
明華「あ、は、始めまして。こんなところでトップアイドルの真屋由暉子さんに出会えるなんて……雀明華、風神なんて呼ばれたりしてますけど、しがない雀士です」
由暉子(世界ランキング常連の……)
由暉子「と、ところで、その……お二人は、何を」
京太郎「ま、まぁ、デートです」ニヘヘ
明華「今週はもう対局がないので」
由暉子「……」
照(こわっ!こっわ!!今までみた中で一番の無表情!!アイドルのする顔じゃない!!)
由暉子「デート……ですか」
京太郎「ええ、まぁ」
明華(恐い)
由暉子「……ふふ、そうですよね。大切な彼女との約束があったんですものね。ことわられても、しかたがない、ですよ、ね。えへ、えへへ」
京太郎「ゆ、由暉子さん?」
由暉子「……」
明華「……?」
由暉子「えへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへsへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへiへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへnへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへeへへへへへへへへへへへへへへへへへへ」
京太郎「ゆ、由暉子さん?どうしたんですか?由暉子さん!!」
由暉子「あは、は……ごめんなさい、ちょっと頭が痛くて、今日は、もう帰ります」
明華「お、おひとりでだいじょうぶですか?」
由暉子「大丈夫?大丈夫ですよ、きっと、ね」
京太郎「どうしちまったんだ、由暉子さん……」
明華「す、少し恐い人ですね。テレビで見るのと違う……」
照(怖すぎでしょ。おまけにこのテルイヤーには聞き取れたよ、あの笑い声の中の本音)
照(SINE、ね……)
照『こっわ!!』
京太郎「だ、大丈夫だったのかな、由暉子さん」
明華「そうですね……ところで、どこで知り合ったんですか?」
京太郎「ああ、よくうちの店にくるんだよ」
明華「なるほど、こんどサインもらっておいてください!」
京太郎「おいおい……」
照『ほんま残酷やでぇ……仇は取らなくちゃ(建前)』
京太郎「さて、お昼も食べたし、カラオケでもいく?」
明華「あ、いいですね!」
照『なに?まずい、カラオケだと迂闊に潜入できない』
『ザザー……ザたザ……かせて』
照『え?うわ!!』
照『こ、ここは……監視カメラのモニタールーム?え?カラオケの監視カメラってこんなふうなんだ』
照『あ、このモニターに京太郎と明華さんが……』
京太郎「ぶつかり合うたびまたこころがー!」
明華「やぶーれたりほつれたりーすーるーのーはー♪」
照『何デュエットしてんの!?くそ!妨害してやる!何か策は、策は……』
照『そうか!>>426で妨害すれば!』
照『そうだ!さっきのこわーいこわいアイドルにこのことを告げ口してやる。そうすれば私の手を汚さず邪魔ができる、けひひー!』
照『我ながら、ゲスい……』
「そんなことばかり考えてるから、バチが当たるんですよ」
照『!?』ガバ
「さて問題です。一瞬気を失った後に、あなたをここに連れてきたのは、誰でしょう?」
照『あ、あ、あぁ……』
「正解は……」
由暉子「私でした。時間切れ不正解のストーカー宮永照には罰ゲームです」パチンッ
照『な、なに!?床から手が!フロアマスター!?や、やだ、助けて!たすーーー』
和『いま、照さんの悲鳴が聞こえたような……気のせいでしょうか?あれ?無線機ついてる。なんででしょう』カチ
由暉子「ふぅ……」
由暉子「えへ、えへへ」フラフラ
ガチャ
京太郎「ぉ?」
明華「ー♪」←気がついてない
由暉子「……」フラフラ
京太郎「あ、あれ?由暉子さん?帰ったんじゃ?」
由暉子「見つけました。京太郎さん」
京太郎「い、いや、わけがわからな」
由暉子「えへ」ギュウ
京太郎「ぞあぁ!?」
明華「ふう、歌い終わりました……ん?」
京太郎「な、なにしてんすか!?は、離れてっ!って、力強!?万力!?いたたたたたたたたた!!!」
由暉子「」ギチギチ
明華(182が139にベアハッグされてる図ですか、ていうか、サバ折りですか?)
明華「なんだこれは」
由暉子「誰にも、誰にも渡したくない、あなたは、だれにも」ギチギチ
京太郎「ぐ、げ、ぇ……いやマジで、どこにそんな力が……」
明華「え、え?え?えぇ?」パニック
由暉子「京太郎さん京太郎さん京太郎さん京太郎さん京太郎さん京太郎さん」
京太郎「ぐっ……や」
京太郎「やめろ!!!」ドンッ
由暉子「あうっ」
ガシャーン
京太郎「はぁ、はぁ……ぁ」
由暉子「……」
京太郎「いや、その、ごめん、ていうか、なんでこんなこと……」
由暉子「……」スッ
京太郎「……いっちまった」
明華「ねぇ、京太郎くん」
京太郎「え?な、なんすか?」
明華「追わなくて、いいの?」
京太郎「い、いや、明らかにいまの由暉子さんオカシイし……」
明華「あんなことした理由、少しだけ、わかる気がします」
京太郎「え?」
明華「京太郎くんも、わかってるんですよね?あんなに大胆に攻めよられたんですもの」
京太郎「……」
明華「もちろん私は、離れる気も、譲る気もありません。ですけど……」
明華「いまは、追いかけるべきだと思うんです。だって、同じ人を好きになったんだもの。なんとなくわかるんです」
京太郎「……すぐ戻ってくるから。先にカラオケ出ててくれ」
明華「はい」
ルイスかわいい!ルイスかわいい!
可愛かったのに……
別に
安価スレでもなかか、人おらんでも書くゆ。あと寝落ちはごめんなさい。GN粒子がきれたので
京太郎「さて、どこにいるかな……ドラマとかだと、公園が定番なんだけど。それ目当てでとりあえずいくか」
公園についたぞ!(周りに誰もいない)
京太郎(わずか三行でつくとは)
京太郎「まぁ、ここで見つかれば苦労はしないが」
由暉子「」キィコキィコ
京太郎(居たし。ここはあれじゃん?探して探して、暗くなっても探し回って、もう帰ったかって諦めて帰路について、不意によそ見したらそこに居た的な展開じゃないの普通)
由暉子「ぅ、ぇ、あれ。はやい、はやいよ京太郎さん」オロオロ
京太郎「本当ね、探し始めてまだ10分ですよ」
由暉子「そうですか……」
京太郎「……」
京太郎(気まずい……なんか、追いかけるてきなノリだったから追いかけたけど、実際話すことない……どう慰めればいいんだ。順風満帆のまま明華と付き合ってきたから慰め方とかしらんし)ダラダラ
由暉子「その……ごめんなさい」
京太郎「え?」
由暉子「冷静に考えてみれば、わかるんですよ。私が色々いう権利なんて、ないってこと」
由暉子「私と京太郎さんは、そういう仲じゃなかった。だから、あの人と京太郎さんが彼氏彼女の関係になったって、文句を言われる筋合いはないし、私もきっぱり諦めるべきなんです」
由暉子「それなのに、お二人の迷惑を考えずに、勝手に嫉妬して、デートの邪魔までして」
由暉子「そんな情けない自分が、どんどん嫌になって……!!」ポロポロ
京太郎「由暉子さん……」
由暉子「おつきあいを始めたのは、いつ頃からなんですか……?」
京太郎「五ヶ月くらい、前から」
由暉子「っ、あははっ」
由暉子「私が始めて、店によらせていただいたのは、4ヶ月、前……」
由暉子「最初から、勝ち目なんてなかったんです、ね。えへ、えへへ……ふぇ」
由暉子「ぐすっ、あぐっううあぅ……」ポロポロ
京太郎「あの、なんて言ったらいいか……」
由暉子「私はこんな『勝手で、醜くて、嫉妬深い、やつなんです』……」ポロポロ
京太郎「っ!それは違います!!」break!!
京太郎「貴女が醜い?そんなはずはない。自分の行いを振り返って、それを反省できる。そんな人が醜いはずはありません!」
京太郎「そんなことをいうなら、俺は……!」
『逃げた』
『臆病者』
『雀士の風上にもおけない』
『ギャルのパンティが欲しい』
京太郎「俺は、クズ以下の、最低な奴です……」
由暉子「……京太郎さん、わたし、デートの邪魔をしちゃったんですよ?」
由暉子「それでも、貴方は」
京太郎「由暉子さん!」
由暉子「ひっ」
京太郎「確かに正直ムカつきました!」
由暉子「あぅ」
京太郎「それでも、貴女は謝れました!間違いを自覚できました!」
京太郎「よって許します、以上!」
由暉子「……そう、ですか」
由暉子「ありがとう、ございます」ニコッ
京太郎(かわいい)
翌日
京太郎「むー、暇」
尭深「ですね」
明華「む、彼女がいるのに暇ってどーなんですか」
京太郎「俺は公私の区別がつくタイプですからね。仕事中はイチャイチャしません」
明華「ツーンだ。昨日あんまり一緒にいられなかったから、いいじゃないですか」
京太郎「悪態つきつつも買った帽子はかぶってるところが可愛いよ」
明華「もう///」
尭深(爆ぜろ)
ガチャ
京太郎「お、いらっしゃ……」
由暉子「こんにちは」ペコ
明華「むむ?」
由暉子「先日のお詫びをしに……昨日はすいませんでした。これ、どうぞ」
京太郎「いやそんな……これは一体?」
由暉子「今度のライブのSSSチケットです。ネットオークションで10万は下りませんよ」
京太郎「アイドル本人が転売を進めるってどうなのよ……」
由暉子「転売しないのであれば、ぜひみにきてくださいね?」
京太郎「もちろん!いかせてもらうよ」
明華「むむむ」
由暉子「ええ、その時は、精一杯踊って、魅了しちゃいますからね」ウインクッ☆
明華「むむむむむ」
京太郎「は、はは」タジタジ
由暉子(正面から略奪しちゃいますからね?覚悟してください)
明華(なんとぉーーー!?)
尭深(彼女たちの静かな戦いは、幕を開けたのだった)
おまけ フロアマスターに連れ去られた照
照「こ、ここは」
照(目が覚めたら、壁際の椅子に座らされて居た。足と手が固定されてて、逃げ出すことはできない。肘掛けと腰掛けの間、脇腹の横当たりの壁には穴が……いったいこれは)
ニョキ
照「ひっ、て、手が……生えた」
ワキワキ
照「く、くぅ、わ、私に乱暴する気?エロ同人みたいに!!」キッ
ムニュ
照「きゃわん!?」ビビクン
コチョコチョコチョコチョ
照「ど、どこさわって、ああん、やめ、ひひひっ」
フニフニグリグリコチョコチョクリクリ
照「いひひっ。な、なでるな、もむな、つまむな、つつくなぁぁぁ!!あひゃ、あひゃはははははひいいいいい」ジタバタ
コチョコチョコチョコチョ
照「た、たしゅけてええええええ!!」
お仕置き『千手マッサージ(笑)』
京太郎「池田ァァァァァァァァァァ!!てめっこの生地はなんだぁぁぁぁ!!」
池田「ひぃぃぃぃ!ご、ごめんなさいだし!!」
京太郎「謝る暇があるなら練り直せこらぁ!!」
池田「わ、わかりましたしぃ!!」
京太郎「池田ァァ!このメレンゲたちすぎだぁぁ!!」
池田「よ、よく混ぜろっていったのは京太郎だし!!」
京太郎「限度があんだろぉがぁぁぁぁ!!」
池田「ひぃぃぃぃ!!」
京太郎「池田ぁ!!」
池田「は、はいだし!」
京太郎「うまい!」
池田「え!?あ、えと、ありがとだし!!」
京太郎「はい、今日もお疲れ様。ココアどーぞ」
池田(仕事中と仕事終わりじゃ同一人物だと思えないし)
京太郎「本番は明日ですね。頑張って、成果を出してください」
池田「あ、ありがと……だし!」
翌日だし!この翌日っていうのは汎用性が高すぎるし!
緋奈「クリスマスだし!」
菜沙「チキンだし!」
城菜「プレゼントだし!」
妹「「「そしてなによりケーキさだし!」」」
華菜「ふふふ、今年のクリスマスケーキは姉ちゃんが作ってやったし」
緋奈「(°д°)」
菜沙「(′A’)」
城菜「(^p^)」
華菜「その顔はなんだし!」
城菜「いやーだってー、クリスマスくらいは京太郎さんのケーキ食べたいしー」
華菜「ふふ、そう言ってられるのもいまのうちだし。みよ!!」デデドン!!
菜沙「ほわ!?こ、これは!」
緋奈「こ、黄金色のケーキ!?」
華菜「そう!これぞ、京太郎の指導を直々に受けて作ったケーキ、名づけて、百式!!百年間愛されますようにという願いを込めたケーキだし!」
妹「「「趣味悪!!」」」
華菜「んだとこらぁ!?」
華菜「まったく!文句ばかりいうし!ほとんど三人で食べたくせに!」プンスカ
華菜「せっかくだからブログに乗っけて感想聞くし!」カタカタ
いけかなのブログ
件名 今日作った、須賀京太郎の一番弟子の私作のケーキだし!
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コメント
趣味悪い
趣味悪いです
悪趣味
金色かっこええやろ!
百式(笑)
種が悪いぞ!ガンダム!
お前はガンダムではない
わたしはいいとおもいますよ
↑美穂子、もう寝ましょう
池田「な、なんだしなんだし!みんな揃って悪趣味悪趣味って!」
池田「ひどいし、こんなのってないし……ん?」
池田ァ!うまそうじゃねえか!:師匠
池田「京太郎……」
池田「ありがと、だし」
カンだし
本編開始前の京太郎と尭深の雑談
京太郎「唐突に思いついたんだけどさ」
尭深「はい」
京太郎「料理っていうのは、味、外見、速度、値段、それ以外にもう一つ、売れ行きを左右する大事な要素がある。それは名前だ」
尭深「名前?」
京太郎「だってさ、カレーって名前が辛くて茶色い汁って名前だったら、食欲わかないでしょ」
尭深「確かに。極端ですけど」
京太郎「どれだけ美味しそうな名前を考えられるかっていうのも、センスがいるよな。例えば……」
京太郎「粗挽き肉団子」
尭深(まんま?)
京太郎「カレー」
尭深「!!」
京太郎「とろみのついたルーの中、小さく切られた野菜が浮かぶ中、そこにまるで場違いかのように存在感を発する、ごろりと転がる大きな肉団子」
尭深「……」
京太郎「でも、これが行きすぎるとダメなんですたとえば、粗挽き肉団子アンドカツレツカレー」
尭深「た、たしかにくどい」
京太郎「では他に例を。さつまいもプリン」
尭深(濃厚なさつまいもペーストが練りこまれたプリン、ゴクリ)
京太郎「モンブランロールケーキ」
尭深(これでもかというくらいに巻かれたモンブランクリーム……くっ)
京太郎「スイカパフェ」
尭深「え、それは別に」
京太郎「え」
京太郎「そうか、俺がオカシイのか。スイカパフェっていってもみんなびみょうなはんのうだもんな」
尭深(みんなに言ったんだ)
京太郎「はい、今夜も始まりました。料理の魔法使い。今回のゲストは福路改め、竹井美穂子=サンです」
美穂子、「こんばんはー」ペコ
ヒューヒューパチパチ
美穂子「まさか、京太郎さんの番組に及びいただけるなんて光栄です」
京太郎「いやいや、俺の方も美穂子さんのテクニックには学びたいところがたくさんありますから、テレビ的にはともかく俺的には願ったり叶ったりです!」
ーテレビの前ー
久「うわー、本当に美穂子出てる。須賀くん。どうかボロを出さないようにリードしてあげて」
文堂「キャプテン!頑張れー!」
ゆみ「しかしこれは、プロ雀士の仕事なのか……?」
京太郎「では本日の課題となるお菓子はこちらです」
『マカロン』デデドン!!
美穂子「えー!?難しいですね!」
京太郎「では、お互いにこのマカロンを作って、試食しあい、意見交換を行う、ということになります。材料は揃えております。では、レッツSUGAキッチン!」
美穂子「が、頑張ります!」
美穂子「まずは、適量の卵白に同量のお砂糖とアーモンドプードルを加えて混ぜ合わせます」カチャカチャ
美穂子「お砂糖を少しづつ足して行って、ツノが立つくらいしっかりとしたメレンゲにします。あ、顔についちゃった」ペチャ
美穂子「ペロ、美味しい♪で、次は粉砂糖とアーモンドプードルをふるいで二回に分けて加えて、ゴムベラでサクッと」マゼマゼ
美穂子「これでマカロナージュになりました。これを絞り袋にいれて、クッキングシートに適当に絞って」
美穂子「オーブンで焼いて完成!」
※竹井美穂子さんの調理描写には編集を加えて要所でカットしてます
京太郎「さて、俺も作るかな。まずはコジマ粒子をプラズマ化させて、と」
京太郎「トランザム!!」カカカッ
京太郎「完成!」
※須賀京太郎センセの描写は編集なしです
京太郎「ではお互いに見せあって、ティータイムといきますか。紅茶どうぞ。砂糖は?」
美穂子「大丈夫です。じゃあ、僭越ながら京太郎さんのをひとくち」パク
美穂子「わぁ!美味しい!」
京太郎(おれの調理シーンみたら失神するだろうな)
京太郎「しかし、夫婦……夫婦?揃ってプロ雀士の美穂子さん。仕事が終わったあとの料理は大変では?」サクサク
美穂子「そんなことはありません。あの人が喜んで食べてくれる姿をみれば、疲れなんて飛んで行っちゃいますから!」
京太郎(たまには作ってやれよ部長)
美穂子「それに、料理は趣味ですから、その機会を取られちゃうのは、正直……」
京太郎「趣味ですか!いーですね……俺なんかは、まぁ知ってのとおり洋菓子店の仕事ですから、そんな考えは持ったことないなぁ」
美穂子「えー、ダメですよ?美味しくなりますようにって思って作らないと、どこか軽薄な味になってしまいますからね?」
京太郎「そこは心配ありません。苦情なんて一度たりともきませんし、言わせない味にするのが俺のモットーですから」
美穂子「うふふ、そうですね。いつも美味しくいただいてます……そういえば、お菓子以外にも料理はなさるんですよね?」
京太郎「もちろん!最近はトルコ料理に凝ってます」
美穂子「あ!ケバブなんて美味しいですよね!」
京太郎「そうなんですよ!まずあの肉廼柱g」
放送時間内に収めることができなかったので今週の料理の魔法使いののこりは来週に持ち越しです(来週なんてこない)
京太郎「えー、あそこからが盛り上がったのに」←オンエアみた
美穂子「残念です、あそこからお互いに納得の行くまで続いたカレー談義が始まったのに」
久(どういうことなの)
カン
ヒュオオオオォ(吹雪の安っぽい表現)
豊音「3…2…1…」
京太郎「開店ー、うお吹雪か……豊音さん!?ちょっといつからここに直立不動だったんすか!!ああ!左半分が雪に覆われてモノクマみたいに!」
豊音「えくすとりーむー……」ドサ
京太郎「お仕置きしてるばあいじゃなーーーい!!」
豊音「ふぅ……あったかいよー」ポカポカ
京太郎「もう!開店前に並ぶのはいいけど、限度があるでしょう!」
豊音「ご、ごめんなさい!でも、イーピンケーキはそうでもしないと買えないから」
京太郎「そこまでしなくたって、とっといてあげますよ」
豊音「そ、それはズルっこだってー!」
京太郎「……はぁ、しゃーない。豊音さんなら、信頼できるしね」チャリン
豊音「え?これ……鍵?」
京太郎「家の合鍵です。変なことしたら没収!寒かったり暑かったりしたら、それつかって家の居間で待っててください。エアコン使っていいから」
豊音「……ありがとう!大事にするよー!」
京太郎「あんまり他人に見せたりしないでくださいね。お互い、変な噂立てられても困るし」
豊音「うん!」
明華「ふう、疲れました。まさか反省戦があそこまで長引くなんて」
明華「位置的に私の家より京太郎くんの家の方が近いですね……合鍵もあるし、今日は泊めてもらいましょう。夜分遅くに申し訳ないですが」
明華「でも、久しぶりですね……京ちゃんの家に泊まるの♪」
明華「ー♪」ガチャ
明華「ただいまー、なんて」
豊音「え?」
明華「……」
明華「え?」
明華「そんな訳があったんですね……もう、私になんの報告もなしに、京太郎のばかっもー」
豊音「お、怒らないであげて欲しいよー。私が欲張りだから……」
明華「わかってても、嫉妬しちゃいます。彼女たる私以外にも渡すなんてっ、もー」プクー
豊音「で、でも京太郎くん優しいから」
明華「でもこれは見過ごせません!罰ゲームです!」
豊音「な、なにするのー?」
明華「……トップシークレット、ですよ♪部屋には、入ってこないでくださいね?」パタン
ン アレ ミョンファサン キョウトマッテクンスカ
チョッ ナニシテ ドコサワッテ
フア ヤメ
ギシギシ アンアンギシギシ アンアン
イッチャウイッチャウギシギシ アンアン
豊音「わ、わー///」
京太郎「……」
チクタクチクタク
京太郎「……」
チクタクチクタク
京太郎「暇」
京太郎「いや、本当に暇。休みとはいえこれは……朝からずっと布団に転がりっぱなしだ」
京太郎「なんかしなくちゃ」ムクリ
京太郎「別に無理してなんかする必要も……」ドサ
京太郎「いやいやそんなん時間が持ったいなか」ムクリ
京太郎「せやかて工藤」ドサ
ピンポンパンポンー
京太郎「お?お客さん?はーい」
京太郎「はいー、どちら様、で……」
春「や」
小蒔「お、お久しぶりです!」
霞「こんにちは。去年の神無月以来かしら」
京太郎「永水のみなさん!あれ?初美さんと巴さんは?」
春「安価に選定されなかったからお留守番」
京太郎「そうすか、安価ならしゃーないっすね」
小蒔「か、霞ちゃん!お菓子どんなものを買ってもいいんですか?」
霞「自制はなさいね」
京太郎「え、今日は店休みなんすけど」
小蒔「え」ジワ
京太郎「アーソーイエバシンショウヒンノシショクヲタノミタカッタンダッケー」
小蒔「はい!それ私がやります!」
京太郎「ジャーオナガイシマンモス」
霞(ナイス)
体で
京太郎「して、今日は三人で何をしに?お菓子を買うだけならネットでやってるでしょうに」
小蒔「ハムハム、ハムハム、ごっくん。実はですね、この街を観光しにきたのです。はむはむ」
霞「この街はいまや日本中の雀士たちが集う街。それだけオカルト雀士もたくさんいるわ」
春「オカルトあるところに怪奇あり……ゆえに、私たちが視察にきた……」
京太郎「そんか大事かつ危険な作業に神代さんを連れてきたんすか……」
小蒔「や、やっぱり私は邪魔なのでしょうか……」グス
京太郎「いえ、むしろ主戦力です。他の二人をぜひ守ってあげてくださいね?」
小蒔「は、はい!」
霞「あら、何を言ってるのかしら京太郎くん。あなたもくるのよ?」
京太郎「あぽ?」
小蒔「ふえ?」
春「あなたは……霊媒体質だから……」
京太郎「まじで?」
春「マジマジ」
京太郎
装備
右腕 春
左腕 霞
背中 小蒔
京太郎「……なんで密着してるんすか、三人とも」
小蒔「えへへ、あったかいからですっ」フニュウ
春「はぐれないように」ムニュウ
霞「存外、この街に妖しいのが多いらしくてね?守るために、ね?」グニュウ
京太郎「あのー、巫女三人をはべらして外出してるとなると、俺の世間体が」
霞「その時は神社専属のお菓子職人になりなさい」
小蒔「それいいですね!」
京太郎「やめてください。ていうか今現在くっつかれてる時点でかなりあぶな
明華「京、太郎?」
京太郎「首くくるわ俺」
京太郎「……」
明華「まぁー、わざわざ鹿児島から!」
小蒔「はい、これも巫女の勤めですから!」
明華「大変ですねぇ。小蒔さんは頑張り屋さんですねっ」
小蒔「えへへ、褒められちゃいました」
明華「せっかくですからこの街を満喫してくださいね。そうだ!このそばにいい公園があるんですよ!すごい綺麗な景色で!京太郎、案内してあげてください!」
京太郎「うぇ!?えあ!はい、こちらです!」タタタタ
小蒔「楽しみですー♪」トトトト
明華「で、なんのつもりですか?」
霞「あらあら、何のことかしら」
春「主語がないとわからない」
明華「ふんっ、他人の彼氏に色目を使う色狂いめ、あの子はともかく、あなた方は本当に巫女ですか?」
霞「巫女である前に、一人の年頃の女よ」
春「うん。もう25だし、そろそろ相手が欲しい」
明華「だからってなんで人の彼氏に!!」バン
霞「だって、ねえ?」
春「ねえ」
霞「ね?」
明華「」イライライラ
明華「京太郎くんが浮気しないとはわかっててもムカつくんです!」
明華「だいたい、あの人は浮気はしないけどご飯食べたり鍵渡したりデートしたりは普通にするんです!!心配しますよそりゃ、あんたたちみたいなおもちのバケモノ前にしたら!!」
霞「お、おう……」
明華「わかってるんですよ……京太郎は、あのアラフォーに感覚を破壊されて、すこし世間と常識がずれてるって。でも、それを支えてあげたくて……なのにっ」メソメソ
春(霞、なんか悪い気がしてきた)
霞(ほんとね……でも)
霞「でも、今日は姫様に外の世界を見せてあげたかったのよ」
明華「?」グス
霞「姫様は、近いうちに……いえ、あまり話させないんだけれど、親しい他県の友人と接する機会が、極端に少なくなる。それと同時に私たちもあまり鹿児島を離れることができない」
霞「だから、せめて思い人と一緒に、思い出を作りたくて」
明華「そういうことは早くいう!」バン
春「えっ」
明華「もしもし京太郎くん。今日は三人をバッチリ楽しませてあげてください。もし要求されたら体も許してください、ていうか捧げてあげなさい。NO?あなたはそれでも男の子ですか!据え膳は食え!」
明華「ふう。ではたっぷり楽しんでくださいね」
霞「す、すごい、人ね」
春「勝てる気がしない」
霞「……まぁ、ご好意に甘えて今日は三人で京太郎くんを独占しましょうか」
春「うん」
小蒔「ふたりともー!」パタパタ
京太郎(なんだこれは試練なのか常識の抜き打ちテストなのかあやややダメですダメです男児たるもの簡単に一万点棒を振り込んでしまっては)
霞「さあいくわよ」ギュウ
春「まずはランチへ」ムニ
小蒔「れ、れっつごーです!」フニ
京太郎(耐えられるのか、俺)
カン。
京太郎「」ポケー
豊音「」パクパク
京太郎「ねぇ、豊音さん。もう4時ですよ?」ボー
豊音「今日はなんにも予定がないから大丈夫なんだー」ニコニコ
京太郎「そっすか」ボー
豊音「」パクパク
京太郎(へいわだ……)ボー
京太郎(美味しそうにお菓子を食べる豊音さんを見ながら、薪ストーブの火を眺める)ボー
京太郎(あの巫女事件とは打って変わって、平和だ)ボー
京太郎(あ、そういえば、パスタを切らしてた)ボー
京太郎「豊音さん」ボー
豊音「なにかなー?」
京太郎「お買い物いきましょう」ボー
豊音「ふぇ!?」
京太郎「すいませんね、付き合わせて」
豊音「べ、別に……」
京太郎「店っていう名目上、お客さん残して出かけるわけにもいきませんからね」
豊音「な、なら帰すだけでも良かったんじゃ」
京太郎「さみしそうだったので」ニカッ
豊音「あぅ///」
豊音(こ、これが彼女もちの輝き……)
京太郎「買い置き含めたパスタを買って……そうだ、なんならうちで晩御飯食べてきますか?京はクリームチーズパスタですよ」
豊音(お、おいしそう!>< でも明華さんの彼氏さんをあれこれするわけには)
京太郎「それに、一人だとさみしいですし」
豊音(え、なにこれさそってるの?最近シロともご無沙汰だし……アリかな?)
シロ(あり)
豊音「!?」ババッ
京太郎「どうしたんすか?」
豊音「な、なんでも」
豊音(あり、なのかな?)
京太郎「ねぇ、もう辞めましょうよ。明日がインフェルノですよ」
えり「うぅはーい……ヒッグ、もしゅこひふひはえー……」
京太郎「今回はまた一段とひどい。どうしたんですか」
えり「……咏が、咏がいっこうに老けないのよ」
京太郎「おお、この間テレビで見ましたよ。相変わらず若々しいですね」
えり「なんで未だに中1クラスの若々しさなのよー……お陰で隣の私は、わたしはぁ……う、うぅ……」
京太郎「いやでも、いままでもそうだったのになんで今になって急に」
えり「親子ですかって聞かれちゃったんですよぉ!!」
京太郎「oh...」
えり「夫婦なのにっふうふなのにぃ!」メソメソ
京太郎「あー、まあ、元気だしてくださいな。えりさんだってそこらの雑草とは比べ物にならないほど若々しいでしょう」
えり「最近腰回りのお肉が……」
京太郎(リアル)
えり「おまけに、最近咏の帰りが遅いの……」
京太郎「ふんふむ」モニュモニュ
えり「和服がいやに乱れてる時があるの」
京太郎「ぬ?」ゴクゴク
えり「私たちが使うのとは違う香水とは違った匂いもする」
京太郎「ほう」パクパク
えり「そしてこの前見ちゃったの、首筋に赤いキスマークが……」
京太郎「」ズルルル
えり「浮気なんて、浮気なんて最低、人間のやることじゃない、そのくせわかんねーなんてごまかして」
京太郎「ま、まぁまぁ、あんがいえりさんの杞憂で、浮気じゃないかもしれないし」コリコリ
えり「あれで浮気じゃないなんて、ある?」
京太郎「百合泡につれてかれたとか」ハムハム
えり「百合泡……?」
京太郎「え?知らないんですか?百合泡」ガンダム
えり「え、えぇ……」
京太郎「いやまぁ百合泡はそれはそれでまずいですけどね」シコシコ
えり「……?」
京太郎「まぁともかく、そういう時は腹を割って話すのが一番ですよ」
えり「でも、いつも知らんけどとかわかんねーとか言われてごまかされて……」
京太郎「そういう時は、逃げ場をなくせばいいんですよ」
えり「え?」
咏「ねえ、なんでベッドに固定されてるのさ?」
えり「あなたが、逃げないようにするためです」
咏「な、なにをするつもりなんだい?わかんねー」
えり「あなたの遅い帰り服の乱れ首筋のあと違う女の匂い態度の違い人間関係オキニイリのお店私の至らないところ全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部」
えり「聞くまでにがしません」
咏「わかんねー……わかんねーよ……」
えり「あくまでも口を開かないというのであれば」カチ
ヴィィィィィィィィィィイィィィン
咏「そ、そのイボイボのついた柔らかそうなゴムブラシはいったい……おまけに、震えてるし、知らんけどぉ……」
えり「これで、上も下も、柔らかくして開きやすくしてあげますね」
カンンンンンンンンン!!
京太郎「ふーんふんふん……♪」
尭深「今日はたくさん売れたね」
京太郎「そうっすね。いつもより一部ましくらい」
京太郎「最近は他県からも客がわんさかくるし、この街の発展に貢献してるんじゃなかろか」
尭深「たしかに」
京太郎「さて、大半の商品が消えて残るがわずかなカットケーキとなると、さすがに客も」
淡「見つけたぞ!ソレスタルビーイングゥ!」バン!
京太郎「ルイス!?ルイスなのか!?」
尭深「え?淡ちゃんですよ?」
淡「ケーキを喰らいつくして、期間限定クッキーを食べられなかった恨みを晴らす!!」
京太郎「落ち着くんだ淡!憎しみでケーキを食べても体脂肪率上昇以外何もおこらない!!」
淡「シャレにならないからやめて」
京太郎「はい」
尭深(弱い)
京太郎「ていうか久々じゃん、どうしたんだよ」
淡「襲撃しにきた」
京太郎「え?なんでまた唐突に」
淡「安価に従って」
京太郎「なら仕方がないな」
そのセリフを合図に京太郎は思い切り展示ケースを蹴り飛ばした
迫るそれをすれすれで回避した淡は姿勢を低くし京太郎にタックルをしかける
「まずは足を奪う!!」
両手を地につき、水面蹴り。飛びのいてよけた京太郎にすぐさま飛びかかり渾身の右拳を顔面に叩き込む!!
「ケーキより甘ーよ!!」
京太郎はそれをタイミング良く首をねじり衝撃を殺しそのまま膝を振り上げた!その先には淡の腹。淡は左手をその間に滑り込ませ、衝撃を利用し後ろに飛び退く。ダメージは軽微だ
「くっ!あいかわらずやるね!」
「おめーは弱くなったな」
余裕の表情の京太郎にキッと睨みを飛ばし淡はスタンスを広く取り威嚇するような構えをとった。黄金の髪がゆらゆらと、軟体動物の触手のように揺れ動く
「はは、いーねいーねぇ」
京太郎「楽しすぎて、狂っちまいそうだ!!」
淡「レッツパァーーーーリィーーーーーー!!」
尭深「」
尭深「」
尭深はとばっちりで頭からケーキをかぶっていた
尭深「」バキッガッゴッゲシッ
京太郎「ひでぶっうわらばっあべしっあおおえへげえっ」
あわあわ「」ガクガク
尭深「緑茶神拳奥技睾丸分断斬!!」斬!
京太郎「」
尭深「次はあなた」
あわあわ「ひ、た、たすけ」
尭深「」ズブリ
淡「ひぎ!!?」
尭深「」ズブズブ
淡「い、いやぁ!」
尭深「痛い?」
淡「いたい!!」
尭深「やめて欲しい?」
淡「や、やめてほしい!」
尭深「だめだね」
淡「そんなぁー!」
ズブズブズブズブ
淡「やめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめてやめてとめて!!!」
ズン!!
淡「あへぇ!!!?」
淡「本当にすいませんでした」フカブカ
京太郎「」
尭深「よろしい、許す」
淡「ていうかたかみー、いつからバイトしてたのさ……」
尭深「スレの中盤あたりから」
淡「つまり私はその頃から出番がなくなってたんだね、あわ……」
尭深「というより淡はこのスレではさほど目立っていない」
淡「むー……いいもん!いじけないもん!お菓子食べればいいもん!京太郎は気絶してるし今がチャンス!ただで食べ放題!!」
明華「あら」
淡「えっ、だれこいつ」
明華「あらあら」ガシ
淡「え、ちょ、なんで二の腕つかんでんのやめてそんな雑巾絞りみたいないたたたたたたたたたたたぁぁあぁぁぁぁ!!!」
明華「私の店でそんなこと、見逃すわけには行きません」
淡「なんで!?ここきょーたろーの店じゃん!あんたのじゃないじゃん!!」
明華「将来的には同じです、うふふ」
淡「?」
尭深(あ、もうそこまで考えてるんだ、そろそろ別のバイト探そうかな)
ーある日
「わぁ、素敵なケーキです……」キラキラ
「あ、こっちもすてき……」キラキラ
「お値段もやすい……」キラキラ
「あ、でも体重が、ううっ……」ウルッ
「が、がまんがまん……」トトト
ーーー
京太郎「あー、ひどい目にあった。種なしになるところだった」
尭深「ケーキをかぶせてくるから」ムス
京太郎「悪かったですってば。ていうかだからって思い切り股に膝蹴りはないでしょ」
尭深「洗い流すのに50分かかった」ムス
京太郎「はいはいすいませんでしたー。くそ、あわあわめ……まぁいいか、元から種なしだし」
尭深「ふん」
尭深「え?」
京太郎「ん?」
尭深「……」ダラダラ
京太郎「?…??」
成香「こ、こんにちはー!」ガチャ
成香「って、なんかんですかこの空気……」ウルッ
京太郎「いらっしゃーい」ニコッ
成香(わ!か、かっこいい!)
成香(て、ていうか元男子トッププロの須賀京太郎さん!?なんでケーキ屋に!?)
尭深(どうしよう、想像以上に思い地雷を踏んじゃった)ダラダラ
成香(そしてなんであの人は滝のような汗を書いてるの!?)
京太郎「好きなの選んでくださいねー」
成香「は、はいぃ。あ、これおいしそう。で、でもカロリーが……」
京太郎「カロリー?うちのケーキでそんなの気にしなくていいよ?」
成香「え?低いんですか!?」キラキラ
京太郎「いや、一つ食べればわかる」
成香「?」
京太郎「とりあえずほら、これはサービス。どーぞ」
成香「ど、どーも(ショートケーキですか。イチゴが少し苦手なんですよね、うぅ)」パク
成香「」
ーーー
成香「ご、五個も食べてしまいました……」ガク
京太郎「ね?気にならなくなったでしょ」
成香(あまりの美味しさに身体が死を感知して脳内麻薬が分泌されました……)
成香(というより、ああ、どうしよう、太る、太っちゃう……)メソメソ
京太郎「え!?な、泣くほど美味しい!?」
京太郎「な、泣き止んでくださいよ」オロオロ
成香「す、すいません。でも、ブレーキのゆるい自分が情けなくて」ウルルンッ
尭深(痩せ気味だからもっと食べた方がいいと思うけどなぁ。魚とか)
尭深(日本人は牛乳よりも魚の方が栄養素の吸収が良くて、魚を食べた人の方が、身長や体つきがよく発達するらしい)
尭深(だから私も、妙に胸が(ry)
京太郎「ま、まぁまぁ、ダイエットすればいいじゃないですか」
成香「わ、わたし退治ゅうがおちにくいんです」ウルンッ
京太郎(こんだけ痩せてれば落ちる肉もなくて痩せにくいだろうな)
京太郎「ああもう!おれの店でそんなリアクション禁止!!」ビシッ
成香「ふぇ?!」
京太郎「迫り来る年上のパワハラとか世間の荒波とか、そういうのから逃れて一時の甘味を楽しむ、それがおれの店です。故におれの店でそんな表情しないでください」
成香「ご、ごめんなさ」ウルウル
京太郎「ああまた、もう。はい、これどーぞ」
成香「こ、これは……綺麗」
京太郎「うちの非売品のミニコンペイトウ。飾るのにもいいでしょ?」
成香「あ、ありがとうございます……ふわぁ、すてきです……」
成香「へぇー……プロをやめて、ここでケーキ屋を」
京太郎「そうですよ。師匠に教えてもらったこの技で、辛い思いをした人を笑顔にしてあげたくて」
成香「すてきなお店ですね……今日はありがとうございました」ペッコリン
京太郎「いえいえ、またのおこしをー」
成香(辛い思いをしても、それを教訓に自分の生き方を変えたんだ)
成香(私も、あんな風にすてきな人になれたらいいなぁ)
尭深「あの、さっきの」
京太郎「ん?」
尭深「た、たね、なしって」
京太郎「あぁ、それが?」
尭深「明華さんは」
京太郎「知ってるよー」
尭深「……ごめんなさい」
京太郎「え?いや、謝られても困るな、なんか……」
カン
明華「お誕生日、おめでとうございます」
京太郎「ありがとう。乾杯っ」チンッ
明華「ふふ、これでやっと京太郎君も25歳」
京太郎「うん、ついにアラサーだ、おれも」
明華「始めてあった時より、ずっと男前になってますよ」
京太郎「明華に釣り合う男になるにはもっとかっこ良くならないとな」
明華「生意気ですっ」ツンッ
京太郎「わっ」
明華「ふふ、ほっぺむにむにー」ツンツン
京太郎「わ、ひょ、やふぇ、こほっ」
明華「おおきいのにかわいいっ」
京太郎「もう……まだ一口しか飲んでないでしょ?」
明華「美味しいお酒はすぐに回りますね♪」
京太郎「はは、確かにそーだ……」
明華「さて、お誕生日プレゼントのお披露目デーす」
京太郎「お、ありがとー。さ、何をもらえるのかなー」ワクワク
明華「はい、どーぞ」
京太郎「これは、ケーキ!おお、おれの一番好きなガトーショコラを」
明華「不味くはなかったけど、京太郎君のと比べると、やっぱり見劣りしちゃいますね」
京太郎「そんなこと、ないさ」パク
京太郎「うん!世界一美味しいケーキだ!」
明華「もう!ジョーズですね」
京太郎「うん、まるごと一ついけるな」パクパク
明華「えへへぇー……後は、これです」
京太郎「ん?これは」
明華「写真立てです。京太郎君のシンプルな部屋にも合うんじゃないかな」
京太郎「へぇー、いーなぁ……じゃあ、このあと早速写真を飾ろうか!」
明華「ふふ、アルバムから抜くんですか?」
京太郎「あぁ」
京太郎「……」
明華「……」
京太郎「大事な、話があるんだ」
明華「!」
京太郎「誕生日に俺から何かあげるってのも、変な話だけど……これを受け取って欲しいんだ」
明華「……」
京太郎「開けて欲しい」
明華「……」パカ
シンプルな銀に、キラリと輝くダイヤモンド。それはまるで金環日食をそのまま小さく指にはまるようにした、そんな指輪だった
「綺麗」
「月並みじゃ納得いかなくて、給料6ヶ月分だ」
「明華さん、俺は、欠点だらけの男です」
「昔からそうだった。みんなに見捨てられるのが怖いのが理由で、麻雀を必死に練習した。楽しくもなんともないのに」
「麻雀なんて本当は好きじゃなかった。だから俺は一度負けて、壁にぶつかって逃げ出した。みんなはまだ、頑張ってるのに、俺はみんなを見捨てて」
「今の仕事は逃げた先にあるものだ。過程は決して褒められたもんじゃない」
「それに、俺は、君と子供を作ることは、できない」
「でも、それでも!君を幸せにしたい!君を一生食べさせて行く稼ぎはある、覚悟もある!だから!こんな俺のわがままに、一生かけて付き合ってくれませんか!」
京太郎「……っ!」
明華「……嬉しい。とっても、嬉しい」
明華「ごめんなさい、まだ受けることはできません」
京太郎「!!!」
「京太郎君が、自分の弱いところを、勇気を持って私に教えてくれました。すごく、嬉しいです」
違う、そんなんじゃない、隠すのが辛いから、洗いざらいぶちまけただけ。そんな綺麗なものじゃない
「京太郎君が勇気を私に見せてくれました。であれば、私も、この
プロポーズをうけるにはまだやらなければならないことが残っています」
やめて そのさきを ききたくない
「私は、小鍛治健夜を倒します。倒して、顔の一切合財を全部断ち切って、そのあとに京太郎君とめいっぱいイチャイチャします」
やめて
「だから、まだ私はそのプロポーズも、この指輪も受け取ってはいけないんです。ごめんなさい」
京太郎「そうか」
明華「ごめんなさい、バカみたいな意地を張って」
京太郎「いや、いいんだ。そうだよな。明華は今、世界ランキング、3位だ」
京太郎「昔の俺と、同じ高さにいる」
京太郎(そうだ、昔の俺も、今の明華と同じ高さにいたんだ。ただ、周りを見てないから、けしきをみてないから、そこがどんなにすごい場所なのかを知らなかったんだ)
京太郎(……)
京太郎「25歳、か」
京太郎「ギリギリ間に合うかも」
明華「え?」
京太郎「お久しぶりです。7ねんぶりくらいかな?」
健夜「……」
京太郎「あの日のこと、今でもトラウマですよ。この日が近づくにつれて、腕の震えがひどくなって、でもね?」
京太郎「隣にこの人がいれば、俺はどこまでも戦える、天和8連続だってできる。一日中ケーキ量産だってできる」
京太郎「だから俺は、あなたに勝って見せます」
京太郎「もう二度と、つまらないなんて言わせません。たっぷり楽しみましょう」
健夜「よろしくお願いします」
チャンプ「よろしく」
京明「「よろしくお願いします」」
健夜(爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ爆発しろ)
チャンプ))))))
ーその洋菓子店は、プロ雀士がたくさん住む、とある街にある
「お、いらっしゃい」
「京太郎、今日こそお菓子教の教祖に」
ーたくさんの人たちの憩いの場、そして同時に腹回りの大敵となるその洋菓子店には
「黒糖だせ!なぁ!菓子屋だ!菓子屋だろう!なぁ菓子屋だろここ!!」
「お前ここでなにやってんの」
ー二人の店員がいつでもにこやかに、美味しいケーキを売っている
「あの……こんにちは」
「あら……ふふ、一年前の闘いぶりですね」
ーその店の店主は、よくノロケ話を話したりするのだが。その話の切り出しはいつもこれだ
京太郎「お菓子作りを極めた結果wwwww」
京太郎「すてきな嫁さんができました」
カン
最終更新:2026年01月05日 10:59