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【壮行会 井上純&片岡優希】

智紀「うん、よく撮れてる」

気を取り戻した智紀さんは透華さんが置きっぱなしにしたビデオカメラを操作して満足げに微笑んでいる。
あれまだ撮影してたのか。龍門渕では大勢が記録に残してるな。セックスしてるところを撮って何に使おうというのか、不明である。

まこ「はあ、流されてしもうた。それでもいいと思っとるところがあるのが救えんの」

対してまこさんは複雑そうな面持ちで苦笑している。後悔とまではいかないが思うところはあるのだろう。あとで咲に様子を見るように頼んでおこう。

純「ふわぁぁ、おはよ」

優希「京太郎っ」

あくびとともにカーテンをくぐる純さんと、小さい体でタックルするように飛びついてくる優希。身長差もあり纏う印象も大きく異なる二人が今度の相手か。ということは最後は久と美穂子さんの組み合わせになるわけだ。

優希「ん、ちゅっ。エッチ、しよ」

ベッドの上で座っていた俺の唇に口づけ、艶を含んだ甘い声で開幕からねだる優希。
その目にはビデオカメラを設置しなおした智紀さんの姿も、呆れたように肩をすくめて出ていくまこさんの姿も映っておらず、ただ俺だけを熱を込めて見つめている。

純「おいタコスちび、自然に先越そうとすんな」

くいっと優希の体が後ろに引かれ、空いた隙間に純さんが体をねじ込んで頬に掌を当てて軽く口づけを交わす。その目には優希にも負けないほどの潤みがある。

優希「先手必勝が私の主義だじぇ。な、京太郎、私としたいよな?」

純「オレにしとけよ、オレが女らしくなるのはお前の前だけだぜ」

蕩けた声で誘いながらスカートをぎりぎりまで持ち上げる優希に、照れで顔を赤くしながらも胸元のボタンをはずして胸元を見せつけてくる純さん。
どちらもが異なる魅力を出しながら、1人の男に媚びている。正面から先を争っているのはこの二人組だけ。残りはどちらかが譲っている形だったから、それだけ強く求められているのだと実感させられる。

京太郎「じゃあ、二人ともそっちに並んで」

二人をベッドの端から足を下ろす様に並べて座らせて、俺はベッドから出て二人の間に立つ

優希「こんなところに座らせてどうするんだ? 早くエッチなことたくさんしてほしいじぇ」

純「どれだけ発情してんだよ? いやまあ、オレもされたいのは変わんねーけどよ」

京太郎「焦らなくても今からしますよ。先にイった方が勝ちです、勝った方に入れてあげますからね」

くすりと笑いながら、互いの太ももの付け根を指でなぞると、ぬるりとした感触がするのと下着に指がかする感触

京太郎「優希は最初っから下着つけないで来たんだ? ぬちゅぬちゅで入れられることしか考えてない感じ。
    純さんは大人っぽくてセクシーな下着ですね、とっても似合ってますよ。男を誘おうって思うようになったんですね」

優希「あんなエッチな映像見せられて、京太郎にメスにされたの思い出さないわけない。おち○ちんはめられる幸せ欲しいって思うんだ、ふぁっ」

純「お前のためだけに仕入れたんだ。エロい下着で興奮してほしくて……オレのにも直接触ってくれ、下着ずらして指入れて……んふっ」

やらしい言葉と目線でこちらに媚びを売りながら少しでも自分への責めが有利になるように互いがアピールしてくる。
俺としては勝負を公平にするために責めに差をつけるつもりはないんだが、可愛いので内緒にしよう。

京太郎「ほら、お互い指が愛液でくちゅくちゅいってるの聞こえるだろ?
    浅く入れた指を締め付ける優希ま○こに、震えながら蕩ける純さんま○こ。どっちが先にイクのかな?」

優希「んはっ、指ぃもっと深く入れてかき回して。ぐちゅぐちゅのメスま○こをぶっといおち○ぽで犯すみたいにぃ」

純「くはっ、中ひっかいてくれ。張り出したえらで抉られるみたいに壁を削ってメスなんだって思い出させてくれ」

小さくてすぐいっぱいになる優希のお○この中に入れる指を2本に増やして拡張しながらねじるように中で回して、一方で純さんの女だということを主張して甘く絡んでくる膣壁を二本指で交互にひっかいていく。

優希「ひゅうんっ、これしゅごい、しょごいよぉ。でもおち○ぽはこれの比じゃないぐらいみちみちって体の中いっぱいにして体の中かき回されて頭真っ白になる。欲しい、欲しいんだぁ……」

純「ひゃはっ、かりかり削られると頭の中の理性までなくなる。オレは京太郎に従う交尾をねだるメスだって思い知らされる。メスは牡の極太ち○ぽに与えられる快感に勝てない。早くぶち込んでくれぇ」

二人ともが内部に与えられる刺激に震えて腰をくねらせてより気持ちよくなろうとしだすが、俺に止める気はない。いや、むしろ助長させるつもりだ。

京太郎「覚えてます? 俺が言ったルールは先にイった方が勝ちってことだけ。自分で触るのも、動くのも禁止してないんですよ。
    先に欲しいなら早くイキたいなら、どうすればいいかわかりますよね?」

俺の言葉が耳を通って理解をもたらすと、今まで垂れ下がっていた二人の腕がそれぞれ異なった場所へと動き出す。
優希は片手の指で秘芯を柔らかくなぞり、もう片手でブラウスを脱いで放り投げて乳首をつまんでしごき始める。
純さんは胸の周囲のボタンをすべて開けて下とセットのブラをずらして、胸を揉み込み形を変えるのを見せつけながら、指を揃えてじゅぷじゅぷと口の中に入れ差しする。

京太郎「二人とも普段そうやってオナニーするんですね。優希は突起をコリコリするのが大好き、純さんは胸を揉みしだきながら男の一物を口にくわえるのを想像しちゃう、それで合ってます?」

優希「そう、そうっ、乳首とクリをこりこりこすこすしながら京太郎にまた入れてもらってメスの幸せ味わうの楽しみにしてたんだ。ここ毎日朝も昼休みも夜もしてたっ、んひぃっ」

純「京太郎が教えたんだ、オレが本当は淫乱な女なんだって。乱暴なくらいに胸揉まれて形変えられながらしゃぶるのが牡に服従したメスらしくて、興奮しちまうんだ、ふわあっ」

素直な告白に俺もたぎるものがあり、ついつい膣に入れた指の動きを激しくしてしまう。中で指を曲げてスクリューさせるようにねじりながら、抜き差しの動きが大きくなる。

優希「ひぃんっ、私の指じゃそこまで届かない! 男のたくましい指でかき回されるのしゅごいよぉっ、今クリ触ったらイク、イって京太郎の凶器ち○ぽもらえるっ、つぶす、指でクリつぶすっ、んひゃあっ!」

純「はふぅっ、これすごっ、削られてぐりぐりっ、京太郎の指に屈服するっ! これで乳首に爪立てて捻ったらそれだけで、京太郎のち○ぽ口にくわえる想像しながらイクだらしないメスになれるっ、ひあぁっ!」

二人の手が躊躇なく自分の弱点へとのばされ、己の望みを果たして体が反りあがって痙攣するようにビクビクと震えたのはほぼ同時。
これでは順番を決められないじゃないか、困ったな。

優希「はふっ、イけた、イけた。私が先にあのち○ぽもらえる、そうだろ、京太郎ぉ?」

純「んあ、はあ、はあ。オレ、オレが先だよな? その太いので抉ってもらえるのオレだよな?」

完全に二人とも出来上がってしまって目から正気を失い出してる。これでもう一回やり直しとか言ったら、競争相手を殴って気絶させてでも入れられることを優先しそうな雰囲気だ。

京太郎「ちょっと優希動くな」

優希「んん? ほへ、何で持ち上げて」

軽い優希を両手で持ち上げて上下を反転、そして純さんの上に抱き合わせるように乗せる。いや優希と純さんの身長差のせいで、優希の頭の上の方にちょうど純さんのおもちがあるという、少し抱き合うと呼ぶには無理のある体勢だが

優希「むむ、のっぽめ、何気に胸あるとか生意気だじぇ」

純「いや、お前のが生意気だろ。オレ1つ上だぞ」

競争相手と接触させるという予想外の行動で一瞬気をそらせたが、これで誤魔化せるとは端から思っちゃいない。それほどに二人に灯った情欲の火は強い。

京太郎「お前ら同着。だから一緒に犯してやるよ。独り占めしたいなら、今度は相手を先にイかせろ」

喧嘩に発展する前にざっくりと言い放ち、間をおかずに二人の披裂の間に俺の肉棒を突っ込んで前後へ抜き差しする

優希「んひあぁっ! こ、これぇっ、クリが京太郎のおち○ぽに擦れてぇっ! イったばっかなのにぃっ」

純「かはっ、チカチカするっ! 入れられてないのに、密着してずりずり擦られて敏感なとこがっ、こんなのぉっ!」

逃げられないように、そして快感を強く味合わせるために優希のお尻を下へと腕で押しながら、ほとんどない隙間を無理やりこじ開けるように肉棒で抉るように前後に抜いては差して。

優希「らめらめぇっ、こんなの知らないっ、クリ擦られまくりっ! おち○ぽのカリが私のクリ引っかけて今度は亀頭でつぶされるぅっ、強烈すぎてらめぇっ!」

純「しゅごっ、しゅごっ! 頭ビリビリきてよすぎるっ! 強すぎて何も考えられなっ! 痺れておかしくなってぇっ、いいっ!」

京太郎「気に入ったみたいだな、二人とも。腰ぐねぐねさせて抱き合って、きつくなればなるほど刺激強いってわかってるんだな。
   快楽に勝てないメスだよお前ら。相手の顔見てみろ、鏡みたいに同じメス顔になってるぞ」

優希「しょ、しょんな、私もこんな蕩けた顔なのか? ひぃんっ、しゅごいぃっ! 中入れられると満たされるけど、こっちは快感でわけわかんないぃっ!」

純「はぐっ、そんなっ、こんな融けた顔なんてっ、でもビリビリがっ、頭ん中かき回されるぅっ!」

クリトリスを固いもので擦られ続けるという経験がないのだろう。体が断続的に震え、軽く何度もイっている状態になっている。だけどこれはカウントしない。当人たちが相手をイかせないとダメなのだ。

京太郎「ほら、相手を責めてやれよ。イかせた方の中で出してやるから、な」

優希「はひぃんっ、子種、子種欲しいっ! イキまくりま○こにはめて子作りぃっ! 孕むの幸せっ!」

純「はひゅうっ、ずる、ずるいっ! こいつ、あふっ、ひあぁっ! 胸、胸の先っぽかじるのっ、んはあぁっ!」

優希「ひうぅんっ、乳首に爪っ、あっ、かりかりかりかりされるのらめぇっ! ひう、ひぅうっ!」

純「あふっ、あふぅっ、乳首、乳首吸われてぇっ、じゅるじゅるされて引っ張られてっ、イク、イクぅっ!」

優希「か、勝ったぁっ! でもあらしももうっ、乳首にクリおち○ぽに責められてむりぃっ! イクイクイクイクうぅっ!」

一瞬先に純さんが果て、それに遅れて優希が一気に上り詰める。というか、イった深度では優希の方が上ではなかろうか。
とはいえルールはルール。こんな二人の姿見せられた上に二人の肉の間でずっと擦り続けたわけで、俺も我慢の限界は近い。

京太郎「優希、お前の中にたっぷり注ぎ込んでやるからな」

優希「わ、わらし動けな、今これ以上されたら壊れて」

京太郎「もうとっくに壊れてるよ、お前。だからこれ以上壊れてもいいよな?」

優希「わか、った、ならもっと壊して。エッチして孕むことしか考えられないメスに躾けて。ぐちゃぐちゃのぬぷぬぷにされるのが幸せな、そんなメスに」

京太郎「されたいんだな、そんな風に」

優希「うん、されたい。他のことなんて本当はどうでもいい。京太郎とセックスできて精子ドピュドピュされればそれでいい」

淫蕩に染まった笑顔で、自分がもう壊れていることを認める優希。そしてこれからさらに壊れることを望んだその顔には、期待の色でいっぱいだった。

京太郎「優希は可愛いな。だから犯しまくってやる」

優希「ひゃうぅぅっ、は、入ってきただけでイクぅっ、わらしのおま○こ裂けそう、いいの、動いてめちゃくちゃにぃっ、あふ、あふっ、あひぃいんっ」

狭い内部を無理やりに押し広げて強引に突くたびに、優希は悦んで体を震わせる

優希「らめぇ、らめぇ、イクの止まんない、こんな気持ちいいのやめられないっ、もっと、もっと壊して、専用じゃなきゃ生きられないようにしてっ」

京太郎「もう専用だろ、違うのか?」

優希「違わないぃっ、片岡優希のおま○こは京太郎のおち○ぽのためにあるっ、好きなだけ使って犯してっ、ひうっ、ひうぅぅっ!」

乱雑なストロークなのに、優希はそれを喜んで受け入れ、ビクビクと何度も体を反り返し内側がぎゅむぎゅむと収縮する。

優希「わらしイキっぱなし、突かれるのも抜かれるのもかき回されるのも全部好きっ、いつでも孕む準備できてるから!」

ドロドロと愛液をこぼしながら強く締め付けられて、その前段階でかなり追い詰められていた俺は時をおかずに発射する

優希「んは、はうぅぅっ、来た、熱いの来たっ、幸せ、これ幸せぇ」

俺の斉射を満足げに受けた後は体が弛緩し、へにゃっと俺の胸元に頭を当てて放心してしまう。
優希は力尽きた。起き抜けに力尽きて休み明けの睡眠バランスは大丈夫なのか心配にはなるが、まあ深くは気にしないでおこう。
それより今優先するのは他にいる。

京太郎「純さん、待たせましたね。用意大丈夫ですか?」

声をかけると、ベッドで横たわっていた体がピクンと反応する。
まさかとは思うけど、起きてたのに気づかれないとか思っていたのだろうか?

純「いや、確かに熱は収まってないけど、いいのか?」

そんな可愛く上目遣いするほどに情欲に支配されてて、お預けされて困るのは自分だろうに。

京太郎「勝負は先にどっちかの話ですって。負けたらしないなんて、一度も言ってませんよ」

眠いかと聞かれれば、そりゃ眠い。もう明け方も近いようだし。でも純さん放置はない。

純「じゃあ、その、頼む」

京太郎「もう一度言ってもらっていいです?」

ニコニコと、催促の言葉に駄目だししてみる。あ、真っ赤になった。こういうとこ可愛いよな、純さん。

純「お、オレの焦らされてびちょびちょのここに、京太郎のを入れてくれ」

もうちょっと具体的に言ってほしいが、間を置かれて多少冷静になった状態では恥ずかしいのだろう。今回はそれでいいことにする

京太郎「じゃあ純さんのトロトロま○この中、楽しませてもらいますね」

純「ば、ばかっ、恥ずかしいだろ」

一線超えた後恥ずかしがる人は実は希少である。普段男性的にふるまっているところのある純さんだと、その破壊力はとんでもない。

京太郎「じゃあ恥ずかしさも感じないくらいにまた蕩けさせてあげますよ」

入れた後わざとゆっくりとしか動かずに種火を燻らせ、さんざん焦らした後に可愛い鳴き声で中出しを迫るまで堪能させてもらった。
なお、その様は智紀さんの置いて行ったビデオカメラに余さず収められ、後日龍門渕家でからかいの種になったと愚痴られたが、俺のせいではない、たぶん。


【壮行会 竹井久&福路美穂子】

自分を取り戻した優希と純さんは顔を赤くしながらいそいそと出て行った。さすがに競ってお互いを責めたのは冷静になると恥ずかしくなるらしい。

そして入れ替わりで訪れたのは最後のペアとなる久と美穂子さん、なのだが

京太郎「えっと、なぜ二人ともリード付きの首輪つけてるんですか?」

思わず敬語になってしまう。首輪つけてくるとか予想外にもほどがある。

久「ほら、美穂子はお痛したじゃない。だから、取ろうとした雌猫に躾の意味を込めてね。
  私の方は完全な趣味ね。京太郎くんみたいなすっごい牡に支配されるの、ゾクゾクこない?」

久って普段は自分勝手で奔放なのに、なぜか性的な面ではMなんだよな。まあそのギャップがいいのかもしれないが。

美穂子「あの、上埜さん、これ恥ずかしい」

久「だからお仕置になるんじゃない。ほら、雌猫が服着てたらおかしいでしょ? 脱いで脱いで」

真っ赤になっている美穂子さんからあれよあれよと服をはぎ取ってしまい、続いて久自身も全裸に首輪だけつけた姿になる。

久「ね、京太郎くん、私達のリード引いてみてくれる?」

渡されたリードの先を、クンッと引っ張ってみる。力加減がよくわからないので、少し軽めに。

久「んあっ、今引っ張られて首に感触来た。支配されてる、支配されちゃってる。京太郎くんの女の1人として傅いてるって実感できる。
  ねえどう、美穂子は?」

美穂子「いけない、こんなのいけないわ。これじゃ女の子じゃなくて動物みたいに扱われちゃってる。なのに、なのに……どうしてこんな気持ちになるの?」

ただ首につながった紐を引っ張っただけで、久も美穂子さんも上気させて潤んだ目になる。Mっ気が強いというだけでは説明できそうにないほどスイッチが入ってしまっている。

元がモデル体型で気の強そうな外見の久と、温和で家庭的な雰囲気を持ちスタイルに恵まれた美穂子さん、見た目だけでは全くタイプの違う二人が全裸で首輪につながれ発情した目でこちらを見てくる。

久「ああ、京太郎くんの大きくなってる。もう十人も相手にしたのにまだこんなに元気だなんて。すごい精力、私一人で受け止めようとしたら絶対壊されちゃう」

美穂子「逞しい……私、あれでメスにされちゃったんだ。他の全部どうでもよくなって、身を捧げる幸せ教えてもらった。入れてもらえるなら、何でもいいの」

獣のように四つん這いで二人は局部に顔を近づけ、舌だけを出して俺のものに舌を這わせる。

美穂子「すごいにおい……こんなの嗅いでどうして私の体疼いちゃうの? 舐めれば舐めるほど愛おしくなっちゃう。私がこんないやらしい女だったなんて」

久「京太郎くんの、美味しい。ペットみたいにぺろぺろして興奮しちゃう。私を好きに扱っていいのよ。貴方が好きなの、愛してるの」

美女が二人して必死に舌を絡ませるのが可愛くて時折リードを引っ張ると、被虐的に陶酔したような表情を浮かべて舌使いを激しいものにしていく

久「京太郎くんの食べちゃうわね。んふ、大きすぎて顎外れそう。はあ、透明な汁がすごいの、じゅるじゅるひもちいい?」

美穂子「上埜さんだけずるい、私もしゃぶらせてほしいのに……京太郎さぁん、私のおっぱいで挟みますね。ああ、咥えられてても挟めるほど長いなんてすごすぎです」

媚びたメスの顔で上目遣いに奉仕に励む姿は、普段人の上に立っているとは思えないほどに堂に入っている。いやむしろ、普段がそうだから性的な部分では従いたいのだろうか?

久「ああ、京太郎くんの舐めてるだけで気持ちいい。フェラだけで私イっちゃうぐらいにドロドロなの。おま○こに欲しい」

美穂子「私だって欲しい。首輪引っ張られるたびに貴方だけのメスだって感じてイっちゃいそうなの。ねえ、入れてぇ」



淫欲で蕩けた顔で交合をねだる二人。どちらも自分から襲い掛かりそうなほどに切羽詰まっている。

京太郎「どちらにも入れてあげたいんですけど、さすがに一本しかないんですよね」

美穂子「ね、ねえ上埜さん、私に……」

久「だめよ。美穂子は京太郎くんを私から取ろうとしたんだから、譲ってあげない。その代わり、面白いもの使いましょ」

悪戯っぽく久がごそごそと持ってきた紙袋から取り出したものは、明らかに男根を模した代物。

美穂子「そ、それ?」

久「ふふ、ペニスバンドっていうんだって。こうやってつけると、女の人に生えたみたいでしょ? 京太郎くんのに比べるとサイズは足りないけどね。
  私が京太郎くんに直接犯されて、この玩具を美穂子の中に入れるの。そうしたら、私を通して美穂子も京太郎くんにされてるみたいになるわけ」

くすくすと悪女めいた笑みを浮かべる久に圧倒されて、美穂子さんは何も言えず口をパクパクと開け閉めする。
しかしまあ、最後にとんでもないものを持ち出す人だ。人の罪悪感に付け込んで断る余地をつぶしてる辺りといい、元から仕返しを考えていたんだろう。

久「私は後ろから獣みたいにされて、美穂子は前から私のこれで犯されちゃうの。首輪したペット同士で交わって、さらにご主人様に一緒に可愛がってもらえる。素敵でしょ」

ごくりと、美穂子さんの喉が鳴る。倒錯的な光景を想像してしまったのか、息が荒い。

美穂子「それで、許してくれるの? もう持ち出さない?」

久「ええ、私から持ち掛けるのはこれっきり。美穂子ってば何もなく許されちゃうと罪悪感持っちゃうでしょ。
  まあ、私たちのご主人様が味を占めて同じことしようって言い出したら、ペットは絶対服従だけどね」

美穂子「そ、その時は仕方がないわよね。京太郎さんには従わなきゃ。私たちは京太郎さんのメスだから……」

何気に一番長野でおかしいのはこの人たちではなかろうか? 久はまだ冗談っぽく言ってるが、美穂子さんは完全に真に受けてるぞこれ。
まあ、面白そうだから止めないんだけどね。

京太郎「話はついたみたいですね。ほら、準備して。もう待ちきれないんでしょう? 久も美穂子さんも太腿から垂れてますよ」

リードを引くたびに嬉しそうに鳴いて、まるで久が美穂子さんを押し倒して正常位でセックスするような体勢で互いにお尻を浮かせ、玩具が美穂子さんの秘唇に触れさせて久が催促するようにお尻を振る

京太郎「二人ともこんな形のセックスに興奮してるんですか? 首輪して女同士で玩具まで使って獣同然にするのがいいんですか?」

美穂子「ああ、仕方ないんです、これはお仕置だから……本当は京太郎さんのおち○ちんで直接貫かれたいんです」

久「美穂子は何言ってるのよ、受け入れておいて。
  ふふ、京太郎くん、私は雌猫でもいいの。貴方の女として生きられるならいくらでも素直になる。だから、ね、その最高の牡ち○ぽで私をもっと墜として」

恥ずかしそうに顔を隠す美穂子さんと対照的に艶美な微笑を浮かべて久は濡れた自分の秘唇を指で開き、その指に露が滴る

久「頂戴……んあっ、入ってくるぅ、大きくてぶっといの、この玩具よりずっとずっと素敵なのが私の中にぃ、すごい、気持ちいいのぉ、京太郎くんのち○ぽいいっ!」

美穂子「あふぁ、あっ、上埜さんのが入ってきます。ああ、上埜さんを通して私も京太郎さんに貫かれちゃう。
    でも違う、本物はもっと私を広げて熱かったの、入れられるだけで人生観変わるくらいすごかったの、んああっ、激しいっ、激しくされちゃうっ!」

京太郎「いやらしいメスだな、こうやって激しく突かれながら首輪つながれてどんな気分だ?」

久「最高っ! ご主人様に手荒く扱われて感じちゃってるペットなの! おま○こに出し入れされるたびに幸せ感じちゃうっ」

美穂子「あふぁっ、ああっ! 京太郎さんのじゃないのに、貴方を感じます! すごい、この腰使いがいいのっ! 私支配されちゃってるっ」

二人の体が重なり合い、こちらの動きに連動して反応する。後ろから久を突き上げればその衝撃で美穂子の中へ玩具が深く埋没し、久の中をかき回せば震える久の振動が美穂子へと伝わる。

久「んぁあっ、ひんっ。どう、美穂子? 京太郎くんと私に同時に犯されちゃって。
  ひゃんっ、私の中深く抉られちゃってるの、エッチの快楽刻み込まれてたまんない」

美穂子「頭痺れる、京太郎くんが上埜さんにしてることが伝わってくる、獣みたいに食べられちゃってるの分かるっ、上埜さんが感じるたびに私の中で暴れるのっ」

玩具でつながった久と美穂子さんは互いに快感を伝播させるように自ら腰を振り始める。久は俺のものを深く味わうために、美穂子さんは久についている玩具を貪るように

京太郎「美穂子さんってばその道具気に入ったんですか? 俺と離れている間に久にねだってしてもらうのかな」

言葉では美穂子さんをなぶりながら、体は久の中をゴツゴツと蹂躙していく。その抽送に久の愛液がこぼれ、玩具を伝って美穂子さんの愛液と混ざっていく

美穂子「ちがっ、違うのぉっ、こんなになってるのは京太郎さんにメスにされたから。
    上埜さんにされてるからじゃなくて貴方が私を弄んでくれてるからなのっ、んああっ、ひんっ、熱い、急におま○こ熱くなるっ」

久「京太郎くぅん、美穂子ばかりじゃなくて私を見てぇ、貴方のおち○ぽで狂っちゃう私を、くひぃっ、すごい、すごいの、こんなに激しくされたら私ぃっ」

久の体が小刻みに震え、美穂子さんは与えられる快楽では足りないといわんばかりにお尻を振りたくる。その振動は玩具を通して久の体を強制的に動かし、内部で俺のものが振動しているのと同じ効果をもたらす。

久「あひ、ひくぅっ、ひっちゃうのっ、京太郎くんの飲ませてっ、私の中に注ぎ込んでぇっ!」

美穂子「ダメダメぇっ、私京太郎さんのじゃないものでイっちゃう、あぁうんっ!」

一瞬早く久が、それを追うように美穂子さんが絶頂に達し、きつく締まり懇願する体内へ俺も性の滾りを塗りたくる。

達してしまい放心気味の久を美穂子さんから引きはがし、つけている玩具を引き下ろして、美穂子さんへと投げる。

京太郎「久さんだけに出すんじゃ不公平ですよね、だから今度は立場逆でやってみましょうか」

久「え? う、嘘よね?」

動揺する瞳に首輪を引っ張ることで答えを返し、従順に俺の言葉に従う美穂子さんと久の役割を逆に、再び乱交劇が始まった。

【壮行会後 朝】
壮行会という名の乱交パーティの後、俺と咏さんの見送りに顔を出したのはホストの透華さんに咲、そして純さん。後はベッドの中である。起きてはいるものの久と美穂子さんは外に出られるほど足腰が回復していない。
その代わりというのもなんだが、久がお土産と称する紙袋をくれた。何故か大人の玩具が詰め込まれた紙袋を。
好きに使っていいとのことだが、こんなお土産は普通の神経ではできないだろう。

咏「つーかさ、呼ばれてもないのに何でいんの? はやりさん」

はやり「お仕事終わったからだぞ☆ 咏ちゃん1人じゃ運転しっぱなしで疲れるでしょ? だからはやりが途中で代わってあげるね☆」

そう約一名、壮行会に顔を出してない顔ぶれが屋敷の前に出待ちしていた。現在俺の片手を抱きしめておもちを押し付け中である。

咲「京ちゃん、テレビの向こうの人にまで手を出したんだ? ふーん……話は今度に回しといてあげるね」

完全に呆れている昔馴染みの視線が痛い。何故かはわからないが、初美さんと咲には逆らってはいけない気がするのである。鹿児島に帰ってもありのままを初美さんに聞きだされてしこたま怒られる未来が見える。

何しろ手を出した人数が人数である。怒られる要素しかない。そして初美さんに話さずにいたらいざという時に死ぬ気がする。春の時のようなことが裏で起こるのは勘弁してもらいたい。

京太郎「咲、またな。透華さんに純さんも、この一週間近くありがとうございました」

ぺこりと頭を下げると、いつでも遊びに来ていいという言葉と、サプライズを楽しみにするように言われた。
また何かしでかすつもりなのか、透華さんは?

ともあれ、俺の遠征は帰り道に差しかかった。
……ぶっちゃけ、エロいことばっかりしてた気がするが、きっと必要だったのだ、うん、たぶん。

そして懐かしの鹿児島へと俺は帰還した。それでやっぱり初美さんに一昼夜正座で説教されたのである。 

初美「1週間でどうして女性遍歴の半分を占めてるんですかー! 帰ってくるのはいいですけど、頭痛の種まで増やさないでほしいのですよー!」

永水勢の他が歓迎ムードの反面、初美さんは俺がいない間に裏でどれだけ胃を痛めたか、そしてこれからも胃を痛めてくるつもりなのかと切迫した悲鳴を上げていた。

今夜はこれにて終了。やっと最終決戦に入れる。長かった……主に長野編が長かった。
手を出しまくりである、京ちゃん。これで全国でも新しい女に粉かけたりしたらただの色情魔だな。





1週間ぶりの鹿児島。長野での日々が濃密であったせいか向こうへの愛着はあるが、永水は永水で安心感がある。

優しく包んでくれる霞さん、怒ってばかりだが何かと世話を焼いてくれる初美さん、嫉妬深いが甘えん坊の春、知性的だが何気に乙女の巴さん、裏表のない天然姫様の小蒔さん、普段とベッドで二面性を発揮する良子さん。

軒先をくぐった瞬間にみんなが抱擁で帰還を喜んでくれた。まあその後に咏さんとの距離が近くなってることや、なぜはやりさんがいるのかなど詰問されたりしたが、その場を咄嗟の連携で誤魔化し切るプロ組はある意味凄い。

まあ、あとで初美さんに呼び出されて1週間の中身を根掘り葉掘り問われて、直後に説教タイムに入ったりしたのだが。初美さんには苦労ばかり掛けてる気がする。俺の女性関係のせいで。
正直見放されておかしくないのに文句は言うものの結局助けてくれるのだから、初美さんは本当に心が広い。その分胃を痛めているようなので今度差し入れをしよう。

今回の遠征では照さんの言うがままに手を広げまくったわけだが、これで果たして好転するのだろうか? 逆に刃傷沙汰にならなきゃいいんだけど。

しかし、長時間の移動に加えて一昼夜ぶっ続けの説教のせいで妙に眠い。今夜は、ゆっくり……

ザザ、ザザザザッ――

ああ、眠すぎて、意識が、途絶えて――

『時ハ来タレリ』

変な文言が頭に浮かんだのを最後に、ブツリとすべてが暗転した。

【霧島神境 奥地】

別名、禁足地とも呼ばれる場所に向かって薄墨初美は全速力で駆けていた。そこに足を踏み入れれば即座に霧島最高峰の警戒網に引っ掛かる。
他の六女仙が全員、そして普段ならば守られるべき姫様すら今ひたすら向かっているであろう。
そこまで動員されるほど、そこへ侵入されるということはあってはならないことなのだ。

そして目指す場所に佇む影の背格好を見て、初美は足を緩めると同時に肩を落とした。安堵と呆れ、その二つが平等に入り混じっていた。

初美「はー、なんだ京太郎ですか、お騒がせも大概にしてほしいのですよー。
   お前には説明してませんでしたけど、そこは立ち入り禁止なので、とっとと出てくださいね。教えてなかったこっちにも非がありますから、後から来る霞ちゃん達にはお姉さんも一緒に謝ってあげますねー」

初美の声に振り返った京太郎の双眸は、常とは異なり白目も黒目もなく朱に染まっていた。

京太郎『出ル? アア、用ハ終ワッタ。アトハ集ウ贄ヲ喰ライ尽クストスルカ』

無造作に、京太郎の手は引きちぎれたしめ縄の残骸を初美との間に投げ捨てる。

初美「そ、それは封印のっ!? 貴様、京太郎の体を――っ!」

京太郎『漸ク気付イタカ、悪石ノ。
    時ハ満チタ。我ハ闇、我ハ全テヲ喰ラウ者、毒ヲ撒キテ腐ラセン。
    悉ク捧ゲヨ、我、八岐大蛇ニ――ッ!』

初美「さ、最悪です! 十年前の暴走なんか比じゃない、神話の再現ですかー!?」

霞「初美ちゃん、なにが……あら、京太郎くん?」
春「急いで損した」
巴「はあ……」
小蒔「やっと着きました!」

初美「気を引き締めてください! 『それ』はもう京太郎じゃない、乗っ取られてます!」

京太郎『揃ッタカ、種ハ芽吹キ歪ミハ糧ニ。サア、復活ノ鐘ヲ鳴ラソウ! 返シテ貰ウゾ、我ガ権能!』

その場にいる小蒔以外の脳裏に雑音が混ざる。仲間への想いが立ち戻り、この数ヶ月で自らの為した言動が蘇る。

春「う、うそ、私、京太郎や姉さんになんてこと――っ!」

中でも凶行に走った少女の動揺はひどい。そこまでいかずとも、彼女らの脳裏によぎるのは同じ言葉。

『ソレハユルサレナイコトナノニ、ナゼワタシハ――』

そして、逆に激発する少女もいる。

初美「蛇、貴様、よくも私から記憶をっ! 霞ちゃんの思いを台無しにしてくれましたね!」

京太郎『足リヌナ、コノ程度ノ悪感情デハ腹ガ膨レヌ。憎シミニ捉ワレ殺シ合ワネバ詰ラヌ』

初美「人の思いを弄んでおいて言うことがそれですか、外道が――!」

拳を握り、小さな体がカタパルトのように発射する。体重こそないものの芯の入った動きは直撃すれば人を飛ばすことも可能。
だが、それも当たればの話。

京太郎『届カヌヨ、悪石』

初美の拳が京太郎の眼前で透明な壁に阻まれたごとく止まり、そのまま体ごと後ろへと十数メートル押し流される。

霞「初美ちゃんっ!」

駆け寄った霞の手は初美に届かず、初美の体もまた見えない壁に阻まれ霞に触れられない。

初美「なんなんですか、この邪魔な壁!」

クハッと京太郎の顔が嗤う。

京太郎『依代ヘノ想イ足リヌ者入ルコト叶ワズ、想イニ捉ワレシ者出ルコト能ワズ。コノ中ハ我ガ食事場ダ』

初美の顔が事態を察して、俯く。

初美「つまり、あれですか。私がきょうたろーと京太郎を混同しなくなったから、弾かれたと。お前はもちろん皆にも手出しはできないってことですか」

京太郎『貴様ノ依代ヘノ想イナドソノ程度、無駄ナノダヨ、喰ラウニモ値セヌ』

嘲りの言葉に初美だけではなく霞も、巴も、春も、小蒔も状況を正しく理解していく。今この場で起こっている事態と、己の為すべきことを。

初美「なるほど、よく分かりました。つまり――」

上げた眦に宿るのは、諦めではなく闘志。

初美「所詮爬虫類は爬虫類だってことですねー! 足りないならあるところから持ってくればいいだけなのですよー!
   わざわざ弾き飛ばして講釈までくれて助かりました!
   霞ちゃん、はるる、巴ちゃん、姫様!」

霞「言われるまでないわ」

春「借りは返す主義」

巴「ま、やるのは足止めですけどね」

小蒔「ぜ、全身全霊で頑張ります!」

初美「じゃあ加勢呼んでくるので、それまで持たせてくださいよーっ!」

寸毫の躊躇もなく、初美は信頼する仲間に後を任せてこの場で自分だけができる『退却して助けを呼ぶ』という策を採択した。

霞「初美ちゃんまで心底京太郎くんに惚れていたらここで一網打尽コースだったわね、なかなか危なかったわ」

春「同意。流石に私達だけで討伐や封印は荷が重い」

巴「私と春は祓うことが本懐ですしね、まあ上手く逸らして見せますよ」

小蒔「九面様、今この時だけでも構いません、どうか旦那様のためにご加護を――」

霞「私、守りは得意分野よ? 初美ちゃんの邪魔はさせないわ」

京太郎『贄如キガ、足掻クカ――ッ!』

京太郎の、その身に宿る八岐大蛇の内部から汚染された穢れが噴出する。
春と巴が先陣を切り軌道をそらし穴をあけ、霞が4人を守る結界を張る。そして加護を授かった小蒔がじわじわと周囲の瘴気を浄化していく。

さあ、ここからは持久戦だ。初美が稀有な人間を呼べなければ終わり。だがその心配はない。須賀京太郎という彼女らが愛した男は野別なしに手を出す男でもあるが、その魅力にやられたのは並大抵の女たちではないのだから。

そうでなければ、とうの昔に自分一人が心を占有できているという自負があった。中でも霧島の姫に比肩する彼女らが来れば、打開すらあり得ると信じられた。


薄墨初美は走る。普段なら回避する枝葉を顧みずひたすら一直線に。そして、その場に佇む見知った3人のプロと、見知らぬ緩い雰囲気の女性が1人。だが、今はその不審者を詰問している暇すら惜しい。

初美「三尋木プロ、働いてもらいますよ。過去最大の京太郎の危機です。良子さん、禁足地に案内とみんなの援護を。
   そこの牌のお姉さんと知らない人は、みんなの邪魔にならないようにできることをしてください!」

矢継ぎ早に指示をして、答えを聞くこともなく再び初美はスタートダッシュ。
六仙女にしか始動キーが継承されない、神境と山の類似性を利用した移転術式を宿したオーパーツを目指す。

初美「うっごけー! この状況を最も予測してたのは、間違いなくあのインハイチャンプっ、その真意確かめさせてもらいますよ!」

無理やりに開いたゲートに一瞬揺らぎを感じたが、迷いはない。間髪なく初美はその身を翻した。

【東京 宮永照の部屋】

所は白糸台の宮永照の私室。寮生であるにもかかわらず、うずら高く積まれた菓子類が異様な圧迫感を醸し出す。

淡「ねえ、テルー、何で私も尭深先輩も呼ばれてんの?」

尭深「ずず……」

照「少ししたら分かるから。うん、来る」

突如宮永照の右腕が逆巻き、ギギギと異音が鳴る。
そして突如、空中にゲームキャラのようにポップした薄墨初美は重力に引っ張られて地面に顔からのめり込んだ。

初美「てて……はれ、おかしいですね。神代の術式は山にしか繋がらないのに」

照「それなら『私が捻じ曲げた』、『視て』たから事情は知ってる。京ちゃんは任せて」

初美「いやいやいやいや、なんですかそれ? 神代の古式術式に干渉した上に遠見? 姫様もしませんよそんなの」

照「宮永の一族には簡単なこと。
  というわけで咲、京ちゃんの危機だから力を貸して」

携帯を手に、照は即座に妹の元に電話をかける。

咲『京ちゃんが危険じゃなきゃ正直声も聞きたくないんだけどね、泥棒猫さん』

電話の向こうから返ってくる声は不機嫌さを隠そうともしていない。

照「そ、それは仕方なかった。これ以外に京ちゃんの根本治療は無理だったから」

咲『じゃあ、もう京ちゃんに手を出さないでね』

照「……今は火急。協力してほしい」

咲『後で追及するからね。……ん、用意オッケー』

照「合わせて」

照の手が再び逆巻き、空間の軋む音が響く。

咲『……こっちにもゲートできたよ。こういうの私の本領じゃないから疲れるんだけど』

照「できるなら問題ない、こっちはもう出発する。出口は直接京ちゃんの近くに繋げたから」

咲『はいはい、こっちもできるだけ早く向かうよ。チーム清澄+αでね』

姉妹のトンでも会話に、初美は絶句。残る二人は状況が全くつかめず首を捻るばかり。

照「淡、尭深、京ちゃんを助けに行くよ」

淡「なんかよく分かんないけど、その変な歪んでるとこ通ればキョータローに会えるの? じゃあ行くー!」

尭深「久しぶりに会える、嬉しい」

初美「な、なんか突っ込みどころしかないけど今はとりあえず後回しですー!
   こっちは任せました、私は奈良に飛ぶのですよー!」

照「ん、任された。恋心を弄ぶ悪い蛇は京ちゃんから追い出す」
淡「ゴーゴー!」
尭深「結局京太郎くんに何が起こってるのか聞いてないんですけど、宮永先輩」

照「京ちゃんに危機、準備ができたら全力で想いを力に、それだけ分かってればいい」

やいのやいのと全く緊張感のない三人は空間の歪みの向こう側に姿を消す。

初美「な、なんか無茶苦茶すぎて気勢が削がれましたが、話が早く済んだと前向きに捉えますー。
   えーっと、阿知賀に一番近い山の座標は……よし、行くのですよー!」

そして、数瞬の間をおいて初美もまた宮永照の私室から姿を消す。
照の起こした竜巻の余波でお菓子の山が崩れたが、そんなことはどうでもいいことである。

【長野 清澄麻雀部】

時は少し遡り、所は長野の清澄高校麻雀部、部室。宮永咲を始めとする清澄麻雀部の面子と福路美穂子が集められていた。

和「咲さん、なんですかこの会合は? 京太郎くんのローテーションでも決めるんですか?」

咲「残念ながら穏当なお話じゃないんだよね。ここにいる皆は分かってると思ってるけど、京ちゃんは異常です。
  女を理由もなく虜にするし、なぜかエッチすると気持ちに歯止めが利かなくなったりって経験がある人もいると思う。
  その元凶をボコるために集まってもらいました」

優希「それって必要あるのか、咲ちゃん?」

久「そうよね、京太郎くんが悪い男だってことは知ってて好きになっちゃったわけだし、今更ねえ」

咲「元凶をボコると、これから先京ちゃんに誑かされる女の子が増えることは確実に減るね。
  つまり、これ以上ライバルが増えて京ちゃんといちゃつく時間が減ることがなくなります」

和「やりましょう」
優希「異議なしだじぇ」
久「頑張っちゃうわよー」
美穂子「暴力とか苦手なんだけど、できるかしら?」

まこ「おんしら……掌ぐるぐるさせすぎじゃろ」

割と感性がましな人間の呆れた呟きは華麗にスルーされた。

咲「たぶん、そろそろ連絡が……と、来た」

そして電話を通して行われる姉妹喧嘩。そしてその末に

咲「ん……」

ふわりと羽に似た花びらが舞い、それに合わせて空間に亀裂が入る。

咲「あー、疲れた。やっぱこういうのはお姉ちゃんの領分だよ。ほとんど向こうの制御に合わせただけだし」

和「な、なんですかこれ!? こんなオカルトありえません!」

咲「和ちゃん、オカルトっていうなら今の京ちゃん自身完全にオカルトだから。結果が出ればいいんだよ」

頑迷に自分の主義を振りかざす少女を放置し、咲は残りの人間に告げる。

咲「この先は京ちゃんのとこ……つまりは鹿児島に繋がってるらしいです。心の準備ができたら行きましょう。たぶん、京ちゃんの女大集結ですから」

まこ「咲、悪いがわしはこっちに残る。
   お前さんらが長野から唐突に消えたら騒ぐ奴らもおるじゃろ、そういうのを誤魔化して収める人間もおらんとな。これで京太郎と最後の逢瀬というわけでもなかろ?」

咲「そうですね、最後にしないために行くわけですし。じゃあ染谷先輩、すみませんがごたごたお願いします」

ぺっこりんと咲は頭を下げ、自分を含めた5名に声をかける。

咲「じゃあ、行くよ。チーム清澄&福路さん、鹿児島にゴー」

優希「乗り込むじぇー!」
久「早い再会ね、ほんと」
美穂子「京太郎さんのためなら」
和「うう、オカルトは認めたくないんですが、これも京太郎くんのメスの務め……」

5人を飲み込み、しばらくして空間に入った亀裂は跡形もなく、元から何も存在しなかったように消える。

まこ「さて、わしはわしでやることすませんとな。まずは龍門渕に連絡じゃな。咲のやつしれっと忘れとったし」

メンバーの後始末に奔走する、これもまた彼女なりの思いの発露である。

まこ「がんばりんさい、京太郎。おんしを思う人間はこんなにもおる」

【奈良 山頂】

所変わって奈良、山頂に三人の人間が集っていた。

玄「ねえ穏乃ちゃん、何で私たちだけここに呼ばれたの?」

宥「うう、山は寒いよぉ」

穏乃「うーん、なんか急に、ぴぴぴーんと来たんですよね。憧はなんかここにいない方が役に立つ気がして」

玄「そっかあ、じゃあ仕方ないね」

曖昧で理由にならない説明でもほんわかと受け止める。松実姉妹とはそういう人間であり、故に天然と呼ばれる。

そして三人の佇む中で空間が微妙にぼやけ、歪んだ場所から肌蹴た巫女服に葉っぱをつけた褐色ロリが出現する。

初美「はれ? なんでこっちも都合よく集合してるんですかー?
   手間がなくて助かるんですが、なんか六女仙が大したことないって言われてるみたいで微妙なのですよー」

穏乃「あ、薄墨さんお久しぶりです! 合宿ではお世話になりました」

初美「これはご丁寧に、こちらこそ――じゃないですよー! 今は緊急なんです、京太郎のために力を貸してもらいますー。
   関係持った人間が1人足りない気もしますが、今は急ぎなのでこの三人でいいです、とりあえずそこの歪みに飛び込んでくださいー」

穏乃「分かりました!」
玄「松実玄におまかせあれ!」
宥「旦那様のためになるなら、よく分からなくてもするね」

初美「……話が早すぎて、逆にこいつら大丈夫なんですかねー? まあ行ってくれたのでいいです。
   次は龍門渕に電話して事情を、そのあと帰還して現場に直行……休む暇がないのですよー」

さっさと歪みに飛び込んだ阿知賀組に続いて、初美もまた山中から姿を消した。元から誰もいなかったように風が吹き、葉が擦り合わされ囀る。

【所在地、超音速で移動中】

初美『これこれこういうことで、つまりは京太郎のために来てほしいのですよー』

透華「おーほっほ! 事情を深く聞く前に染谷まこから連絡があって、既にジェット機で飛んでいる最中ですわ!
   音速で京太郎様の元に馳せ参じて、華麗に空中から登場しますわ! 目立ってなんぼ、目立ってなんぼですの!」

初美『……加速度的に話が早く済むのですよー。もう来てくれるなら何でもいいですー』

透華「では龍門渕一同、参りますわよ!」

一「はいはい。見送りには寝坊したけど、こんなに早く会えてラッキーだね」
智紀「活躍の撮影準備もばっちり」
純「なんか感動も何もない再会の仕方だけど、まあいっか」
衣「ふふふ、衣の出番だな。跳梁跋扈の有象無象、悉く灰燼に帰してくれる!」

龍門渕は平常運転ですでに空の住人であった。なお、ハギヨシは平然とジェット機を運転できる執事である。

そして総員、パラシュートを背につけてやる気十分であった。



【霧島神境 禁足地】

じわじわと、しかし確実に巫女たちは追い詰められていた。
春と巴、霞の三人がかりの防御に小蒔による浄化。しかし毒の瘴気は勢いを減らすことなく濃度を増していく。
いまだ耐えられているのは、大蛇の稚気によるものだ。

京太郎『ドウシタ贄ヨ、コノママデハ喰ロウテシマウゾ。焦燥、絶望、憎悪、我ニ捧ゲヨ』

嗜虐に重点を置き、逃れた初美を軽視している。古代からの魔獣につきものの傲慢さと尊大さ。人をただ食料としか捉えていない。
だからこそ、そこに付け入る隙がある。

咏「ふーん、面倒くさいことになってんじゃね? 知らんけど」
良子「まずは道を作ります、シュートです」

懐から取り出した明らかに銃刀法違反のリボルバーから銃弾が放たれ、描いた軌跡を中心に瘴気が霧散する。破魔の力を持つとされる銀の弾丸に良子自身の力を込めた代物。

はやり「悪い空気はバイバイだぞ☆」

そして作られた軌跡を辿って旋風が吹き、人が通れるだけの道を確保、そのまま連れ立った四人は空いた空間へ身を躍らせる。

咏「視界の邪魔だから吹っ飛ばせばいいんじゃね、この黒いの」

扇子が翻り、爆発が連続して周囲を一掃していく。ただその余波でその場にいる女性の髪が大きく乱され、非難の声が上がる。

はやり「咏ちゃん、やりすぎだぞ☆」

咏「あっれー? ここまで規模大きくなるとか私もなんでかわかんねー」

良子「ここは龍脈の上に異怪までいてさらに姫様が九面を降ろしていますからね。外よりオカルトが顕現しやすくなって力もブーストされてるんでしょう。
   私達にはグッドなニュースですね」

郁乃「う~ん、なにもできることがありませんよ~う。とりあえず、がんば~」

良子の説明に緩い声援が重なる。その余裕のある大人たちの姿に、防戦一方だった六女仙の口の端に微かな笑みが浮かぶ。

京太郎『安堵デキルノカ? 本当ニ?
    ナア咏、ソレデオ前ハ選バレルノカ? 捨テラレナイデ済ムノカ?
    隣ニイル者ヲ駆逐シテ只一人愛サレレバ、ソレガ幸セデハナイカ。傷ツケル者モイナクナル』

しかし、この場で最大火力を持つ彼女の抱く不安に蛇はつけ込む。愛する者に必要とされないこと、彼が傷つくことが最も怖いと思っている心に手を伸ばす。

咏「そうだねぃ、こいつらこの場で殺っちゃって京太郎を独り占めできれば最高だろうね」

開いて扇子で口元を囲い、くふっと笑う。その瞳に殺気を込めて。

はやり「えーっと、咏ちゃん、その笑み怖いぞ☆」

咏「いやいや、割とマジでそうなればいいな、とは思うぜ。
  けどさ、私が欲しいのは京太郎であってお前じゃないんだよ、その辺爬虫類にはわかんねーかなぁ? わかんねーだろうなぁ。
  京太郎の顔して寝言ほざいてると、ぶち殺すぞ」

ゴウンッ! と、京太郎の横の空間が弾け飛び燃え上がる。
人の心を本当の意味で理解しない化生はその性ゆえに逆鱗に触れた。

良子「三尋木プロ、気持ちは分かりますがクールにお願いしますよ。京太郎の体に傷をつければ後悔するのは貴方でしょう」

咏「いやー、ムカついたんでつい」

ペロッと舌を出し、欠片も反省していない顔でそっぽを向く着物ロリ。

京太郎『ヨク吠エタ、快楽ニ屈シタ雌風情ガ』

しかし暴威で改心するような生物ならば、魔獣などとは呼ばれていない。それどころか逆撫でしていくのが奴等の在り様である。

京太郎『淫欲ニ負ケ快楽ヲ漁ル、ソレヲ愛トハ嗤ワセル』

咏だけにではなく、その場にいるほぼ全員に青筋が立っていく。
防御から攻撃へと意識が切り替わったその瞬間に、隙間から急速に瘴気が侵入した。

霞「しまっ」

防御の要を請け負っていた少女が我に返ったときには既に触れる寸前

照「心を理解しない生き物に説くだけ無駄。
  必要なのは京ちゃんだけ。だから退け、八岐大蛇」

竜巻が京太郎を中心に発生し瘴気を吹き散らしていく。少女に届きかけた姦計の手もまた追いやられる。

淡「あわー、なにこれ、すごい人数!」
尭深「宮永先輩、スカートが捲れそうです」

嬉しそうな淡にスカートを抑えながら文句を言う尭深、そして

透華「おーほっほっほ! 龍門渕透華、華麗に参上ですのよ!」

ジェット機からヘリコプターに乗り換えた龍門渕一同が一斉にパラシュートで降りてくる。

純「降りる場所が空き地でよかったな。枝に引っ掛かったら大惨事だぜ」
一「その辺透華が考えなくてもハギヨシさんが何とかしてくれるよ、いつもそうだし」
智紀「撮影が途中からになった、残念」
衣「満月とはいかぬが月齢は十分。いい加減生き飽き足ろう、その命脈尽き果てる時!」

着地の直前でパラシュートを切り離し、見事に着地する四人。そして

透華「きー、どういうことですのっ! 押し流されますわ、私の、私の見せ場のはずではありませんの!?」

大蛇の張った壁に完全に遮断され、悔しそうに空間を叩き続けるお嬢様がいた。

一「あ、透華無理なんだ?」
衣「然も有らん、透華は京太郎の心配以上に己の出番を画策していた。その心持では介入できまい」
智紀「どんまい、透華」
純「まあ、透華の分までオレらで何とかするか。つってもオレは流れを読むくらいしかできねーけど」

常と同じような漫才に微妙に空気が緩んだところで、林から小さな影が飛び出してくる。

初美「霞ちゃん、間に合いましたか!? お届け物ですよー!」

穏乃「わわ、白糸台の人に天江さん達、それに見たことのない人までいる!」
玄「し、穏乃ちゃん速すぎるよ、おねーちゃんがまだ……」
宥「ぜはー、ぜはー、うう、旦那様のため、旦那様のため」

飛び込むなり驚くジャージ少女、慌ててついてくるおもち大好き少女、夏でもセーターにマフラーを欠かさない厚着少女が追加される。

京太郎『18、カ。確カニ大シタ数ダ。何時デモ貴様ラハ群レル。
    強イ加護ヲ持ツ輩モ十分。怨敵ノ姉モ揃イ、力ガ集エバ只デハ済ヌ。
    確カニ舐メテイタヨ、悪石。如何ニシテ遠地ノ贄ヲ呼ビ寄セタ?』

初美「いやいや、ここまで短時間で集められたのは僥倖でしたよー、運、というか天が味方してるんですかねー。
   というかね、お前京太郎の見たことのある範囲しか今の時代知らないでしょう?
   じゃなきゃ霞ちゃんたちに時間かけずに私から潰しますもんねー?」

疑問に答えることはせず、してやったりと初美はほくそ笑む

京太郎『貴様ヲ侮ッテイタ事ハ認メヨウ。ダガ、無意味。
    貴様ラモ依代モ全テ我ガ力デ繋ガッテイル。我ヲ傷ツケレバ依代モ傷ヲ負ウ。
    故ニ贄。只喰ラワレルノミ。ソレトモ愛スル男ヲ手ニカケルカ?』

愛を信じない化生が愛という言葉を盾にする矛盾。
しかし化物が真に信じるのは己の力によってなされた魅了。悦楽の果ての欺瞞こそ愛の姿だと信じるが故の在り様。
淫蕩と悦楽を齎し雌を狂わせ食らう、それが八岐大蛇の権能にして武器。

照「お前の言う通り。私達は全員その力を受けて京ちゃんを愛した。だから京ちゃんを盾にされると攻撃できない。
  気持ちが本物だと思っていようが、きっかけがお前の力であることは変わらないから」

至極あっさりと宮永照は大蛇の言い分を認める。本質を覗き込む鏡を持つ彼女は、抗弁しようが事実は覆らないことを知っていた。

照「だから私はここに来た。他の誰かが京ちゃんを傷つけないように、お前としたくもない会話をした」

再び照の腕に風が渦巻き、ギギギと空間が軋む。

京太郎『傷ツケル意志モ無キ力ニ何ガデキル!』

照「うん、何もできない。『私達』には。
  だからやって、咲」

京太郎の背後の空間からにょきっと手が生え、美しい花びらを舞わせてその体を抱き締めた。



咲「全く京ちゃんは、私がいないとダメダメなんだから」

苦笑しながら、白く舞い散る花びらが京太郎をくまなく包んでいく。

京太郎『理解デキナイノカ!? 我ヲ攻撃スレバ依代ハ――』

咲「? 何言ってるの? 私の心も体も、お前が起きるとっくの昔に京ちゃんに全部捧げてるんだよ?
  私にとって蛇の力はちょっとエッチな気分になるだけ。その程度で心や体に響くわけないじゃない」

八岐大蛇が薄墨初美の記憶をわざわざ奪った理由、そして壁を張り念入りに排除した理由。
『大蛇と関係なく須賀京太郎に心を捧げている』存在、この化生の本体に唯一刃を届かせる天敵が逃れようのない距離で力を注ぐ。

照「私が何のために意味なく姿を現して力を見せびらかしてたと思ってたの? 京ちゃんから完全に引きはがすために注意を向ける必要があったからだよ」

咲「お姉ちゃんの思惑に乗るのは癪だけど、害を取り除く方が大事だからね。
  京ちゃんは返してもらうよ。出ていけ、大蛇――!」

一際強く花びらが風に舞い、京太郎の体を通り過ぎてその内部に黒い塊を取り込んだまま空中へと打ち上がる。

咲「お帰り、京ちゃん。もうちょっとだけ待っててね、全部終わらせてくるから」

眠る京太郎をそっとその場に横たえ、ふんわりと咲は微笑む。

和「こ、こんなオカルトありえません!」
優希「のどちゃん、変なところを出たら別の場所に出て、あんなの見ておきながらそれはさすがに苦しいと思うじょ」
久「ねえ、これ私達いる必要あったの?」
美穂子「何かをボコするんじゃなかったかしら」

その咲の背後ににょきにょきと出てくる清澄組&美穂子。
その目の前で、空中の黒い塊が蠢きその本来の形――八首の巨大な蛇が形どられその身を拘束する花びらを吹き飛ばす。

大蛇『贄如キガ、人間風情ガ! 最早長ラエサテ咀嚼デハ済マサヌ、躰ゴト喰ライ尽ス!』

照「大言壮語は聞き飽きた。とはいえ、私はちょっと力使いすぎて疲れた。
  神代のお姫様、後は任す。淡と尭深を好きに使って」

小蒔「ま、任されました! で、でも霞ちゃん、私はどうすれば?」

霞「魔獣とはいえ怪異の類であることは変わりないわ。祓の儀式に周囲の人間の力を取り込む術式を付け加えれば問題ないでしょう。人数も人数だしね」

小蒔「分かりました! 皆さん、集まってくださーい!」

小蒔の号令に従ってぞろぞろと少女たちが移動する。さしもの大蛇がそれを見逃す訳もなく首を伸ばし、しかし伸ばした首が急激に捻られる

ドウンッ!

咏「ちっ、やっと直接ぶち込めると思ったのに避けやがった」
はやり「咏ちゃんはちょっと殺気が漏れ過ぎだぞ☆」
良子「タイムを稼ぐにしてもスマートに、そう例えば避けにくい胴体を狙いましょう」

郁乃「う~ん、永水に偵察に来ただけやのになんかよく分からな~い。
   手伝えないし、私も向こう行こかな~」

殺る気満々のプロ組に、この状況下でも相変わらず緩いペースを崩さない大人、ある意味精神的にタフな人間たちであった。

小蒔「い、行きます! 九面様、お願いします!」

咲「うーん、変換効率いまいちだから調整しとくね」

衣「水底に沈むか圧潰するか、好きな方を選べ。果ては根堅洲国と決まっているがな」

穏乃「おお、なんか火が出た! 行けー!」

淡「なんか色々滅茶苦茶だし、私もやっちゃっていいよね?」

尭深「とりあえず、縛る。ハーベストタイム」

玄「ドラゴン、ドラゴンが出たよおねーちゃん! 火を噴いて、お願い!」

宥「あったかーいの、いっぱーい。蛇さんもあったかくなろ?」

霞「苦手分野、行っちゃいましょうか」

春「ん、フォローはする」

巴「後始末までやってお仕事だもんね」

和「大蛇とかドラゴンとか神様とか宇宙とか、そんなオカルトありえません! これは全部幻覚です!」

優希「幻覚でいいからその手に出た槍を投げるんだのどちゃん。私は勝利を祈願して東風を吹かすじぇ!」

久「美穂子、次どっちだと思う? はは、ざーんねん、そっちは私の賭けてた方なのよ蛇さん」

美穂子「頭は多いけど考えは一つだけみたいね、個別に行動しないなら読みやすいわ」

一「とりあえずトランプに刃をつけたから風に乗せて投げればいいよね」

純「んー、次あっちの流れっぽいな、国広君ゴー」

智紀「●REC」

郁乃「う~ん、こっちもカオスやわ~」

照「糖分補給」(もきゅもきゅ

統率も何もなく、自分勝手に攻撃を織り交ぜる少女たち。そしてその無秩序さが逆に魔獣の思惑を外し体躯を確実に傷つけていく。
幻想と霊脈が入り混じり術式を介した地となったこの空間では、己の特性が特化し強化され普段できないことすら可能となっていた。
しかしその混沌の中でもただ一つ共通する思いがあった。即ち

大蛇『貴様ラ、フザケルナ、殺ス殺ス殺ス!』

全員「うるさい、お前が死ね」

相手を磨り潰してもすまないほどの殺意。想い人を好きに扱われ、売女のように言われ、女たちは激怒してしていた。
そこに魔獣と呼ばれ恐れられたものへの畏怖などあるはずがなく、勢いのままに相手を圧殺する意思がぶつかり押し合い、蹂躙していく。

ヒロインズ 255(Win)
  VS
八岐大蛇  141(Lose)

女の情念ほど怖いものはない、そう言ったのは誰だったか。
愛と憤怒の混ざった容赦のない攻撃の奔流は勢いと数に任せて押し切り、相手に断末魔を上げさせる暇もなく根こそぎ破砕した。

初美「しかしあれですねー、こっちが正義のはずなのに数に任せて相手をぼこぼこにする悪役の光景にしか見えませでしたねー
   おっと、壁も消えましたか。あれだけ大物ぶっておきながら最後は呆気ないもんです。
   おーい、京太郎、いい加減起きるのですよー。手間暇かけさせた分きっちりけりをつけてもらいますよー」

ベチベチベチと、張り手が眠る京太郎の頬を襲う。

咲「ちょっとそこの巫女みたいな痴女さん、私の京ちゃんに何乱暴してるのかな?」

初美「は? なんですかお前ー? なーんか気に入らないのですよー
   それとこれはうちのですから私がどう扱おうと文句は言わせないのですよー」

ベシベシと額を叩きながら所有権を主張する初美に対し、咲の唇の端がぴくぴくと動く

京太郎「ん……」

咲「京ちゃん大丈夫? どっか痛いとこない?」
初美「やっと起きましたか、お寝坊さんですねー」

京太郎「んぁあ……おはよ初美お姉ちゃん……と、すいません。おはようございます初美さん」

彫像のように初美さんの動きが止まり、ゼンマイでも入ってるようなぎこちない動きでこちらの顔を覗き込んでくる

初美「京太郎、お前、記憶……」

京太郎「ああ、まあ、一応戻ってきてますね。まあかなり昔のことなんで色あせたり抜け落ちてたりはしてますけど。
    それに咲、助けてくれてありがとな、見えてたよ。つっても大蛇?だっけが抜けた後はプッツリだけど」

乗っ取られてた?間はしっかりと記憶に残ってる。大量の人に迷惑かけてるからしばらくは米つきバッタだな、これは。
あと照さんと咏さんの機嫌はとっておかないと後が怖い。あの寄生野郎、人の口で散々ひどいこと言いやがって。

咲「吐き気とか気分悪いとかない? なんか今までと違う感じがするとか」

京太郎「大丈夫だって、心配性だなお前は。ばっちり元気だっての」

ぐりぐりと角っぽいヘアスタイルを崩すように撫でてやる。やっぱ落ち着くなー、うん。

咲「そっか、よかった。じゃあアレの影響抜けてそう?」

京太郎「んー、平気じゃね? 確かめてないから知らんけど」

咲「そっか、そっかー」

ん? なんだか不穏な気配がするような……き、気のせいだよな、うん

咲「で、誰に決めたの?」

気のせいじゃねえ! 咲のやつ、笑みが完全に牽制モードじゃねえか、やばい、これやばい奴だ。俺の経験則がそう言ってる

咲「京ちゃん、全部終わったら答え出すって言ったよね? だから私、頑張って我慢したんだよ?
  ねえ、京ちゃん、誰なの?」

アラート、アラート! しかもこれ赤い奴だって、こうなったこいつは何やっても引かないんだ、ちょっと待て、誰だ蛇を退治したら解決するって言ったの!?
照さん、貴様謀ったな!

助けと非難を込めて向けた視線の先には――泣きそうな顔、にこやかに笑った顔、口元は笑ってるけど目は笑ってない顔、真剣にこちらを見つめている顔、上目遣いの顔、わざと胸を強調してる人、なぜかどや顔の顔、何の根拠があるのか自信に満ち溢れた顔、顔、顔……どれもが、俺の答えを待っていた。

ポン、と肩を優しくたたいたのは初美さん

初美「京太郎、年貢の納め時ですねー」

にっこりとした死刑宣告、咄嗟に、俺は……

京太郎「お前が、お前たちが俺の翼だ!」

自分でも何を言っているのか理解できてない。動揺のままに口にした言葉に、初美さんと咲の目線の温度が下がる。

初美「京太郎、何股もかけるのは八岐大蛇の影響だと思ってたのに、まさかの素だったんですねー?
   やっぱり『きょうたろー』とは似ても似つきません、お姉さんは残念すぎる成長をされてとっても悲しいのですよー」

咲「ねえ京ちゃん、どこかの古いアニメの台詞を借りれば許されるとでも思ったのかな?
  鳥の翼はね、20個以上も生えないんだよ、そんなことも分からなかったの?」

京太郎「仕方ないじゃないか!? もう一人や二人の責任を取ればいいって次元じゃないんだぞ!
    最低だろうが何だろうが、全員愛して幸せにする! なんか文句あるか!」

うん、勢いに任せて滅茶苦茶なこと言ってるな。でももう後に引ける段階はとっくに過ぎてる。最早前にしか道はない

咲「うん、ただの開き直りだね。まあでも、知ってた。どうせ京ちゃんだからそうなるだろうなって」

形だけの笑みに気持ちを乗せて、咲はくるりと集まっている女性陣に声をかける

咲「京ちゃんはハーレムの王様になるらしいよ。ついていけない人は手を上げればいいんじゃないかな? 見限っても誰も悪くないよ」

しばらく周りを見渡して誰も手を上げないことを確認して、咲は俺に向かって告げる

咲「誰も京ちゃんを離してくれないらしいよ。とっても運営大変大変だと思うけど、自己責任なんだから頑張ってね、京ちゃん
  それと、馬鹿でさいてーな男の屑だけど、愛してるよ。みんなまとめてちゃんと幸せにしないと許さないからね」

うんうんと無言でうなずく女性陣の姿に、初美さんは俺の生末を哀れに思ったのか優しい声色で言う。

初美「皆がアレを吹っ飛ばして気分が晴れてる時でよかったですねー、普段なら確実に血を見てますよー
   まあ、皆もいるからしょうがないので私も付き合ってあげますよ。
   あ、別にお前が好きで結婚したいとかそういうのじゃないので、勘違いはしないでくださいねー」

皆の顔には笑顔がある。しかしこれでよかったのかどうか、それはきっと未来でしか分からない。
ただ、俺はやったことに向き合って、みんな抱えて進むしかないのだろう

京太郎「あーもう、こうなりゃ後のことは後に任せる、とりあえず祝勝会だ!」

宣言に皆が楽しそうにしている、この光景を守っていこうと、それだけは心に誓った


【後日談 新子憧の場合】

憧『どうして私が置いて行かれなきゃならないのよ!』

俺が憧に事の顛末を説明し終えると、電話口で憧が吠え猛った

憧『あ、京太郎に怒ってるわけじゃないわよ。びっくりさせてごめん……
  でもさ、シズひどくない? 『なんとなく』で呼ばないとか、ありえないでしょ。
  しかも和と先に再会って、私だけ完全に蚊帳の外じゃない』

京太郎「いやまあ、あいつ完全に感覚派だし……それに実際憧が奈良に残ってて助かった面もあるからなあ」

憧『シズに玄と宥姉の所在をうちやハルエのとこに泊まってるってことにして誤魔化したけどさ、これ私がやる必要ある?』

京太郎「冷静に考えろ憧。お前以外に嘘や誤魔化しが貫けそうな奴は阿知賀にいるか?」

憧『……いないわね。灼さんは言葉足らずだし、ハルエはぼろ出しそうな予感しかないわ』

心情的にはともかく理屈では納得してしまったのか、電話を通してため息が漏れ聞こえる

京太郎「まあ、お前の気持ちもわかるから穏乃に怒るなとは言わない。けど、お前はお前でしっかり俺の助けになってくれたよ」

憧『ん、京太郎がそういうなら貸しってことにしとくわ。
  でもまさか、和にまでねえ?』

うぐ、それをここで持ち出してくるか。咲を除いて清澄の全員とは会ったその日に関係を結んでしまったわけで、異常事態にも過ぎることは今の俺にはよく分かる。

京太郎「手を出して狂わせたのは俺だからな。望んでくれる間はそれに応えるさ」

憧『それは私も含んでるって考えていいの? 悪い男とのいけない関係に溺れちゃったのは一緒なんだけど』

断れる余地なんてこっちにはない。分かってても聞くのは女心ってもんなのかね。

京太郎「憧が望んでくれるなら。お前、いい女だし。抱いたあの時に言った言葉は嘘じゃないさ」

憧『そっか、よかった。それにしても大変ね、二人っきりでしたいって子は月一しかチャンスないじゃないこの人数。
  私はシズや玄、和なんかと一緒でもしっかり愛してくれるなら文句ないけど』

京太郎「それなんだけど、阿知賀関係、憧にある程度任せていいか? ぶっちゃけ調整役が足りん。
    相手は人間だしな、どうしても決めた予定通りってわけにはいかんところも出るだろうし」

憧『はいはい、あの3人にはどうせ無理だしね。その代わり、役目の分ちょっといい目見させてよ?』

京太郎「……秘密で頼むぞ」

憧『密約けってーい。ふふ、背徳感ある方が私はやっぱり好きかも。ゾクゾクしちゃう』

こいつ、エロ方面だけ常識人の枠からはみ出てるんだよなあ。資質を掘り起こしたきっかけは俺だけど。

京太郎「それじゃ、まずは穏乃たちがそっちに戻るまでつじつま合わせ頼む」

憧『ん。京太郎、私とこれからもいけないことたくさんしてね。大好きよ』

甘い声で囁きを残して、電話が切れる。

やれやれ、とりあえず阿知賀はどうにかなるか。長野は透華さんと咲がいればある程度まとめてくれるだろうし、永水には初美さんという心強いバランサーがいる。

問題は、白糸台にストッパーが誰もいないことなんだよなあ。あの照さんにそんな高度なことができるとは思えんし、淡もそんな性格じゃない、尭深さんなんかは自分のことしか考えてない。一番突拍子もないことをしでかしそうな面子が揃っている。

まあ、全国の舞台まで1ヶ月程度だし、それまでなら何とか持つだろ、たぶん。

自分でも希望的観測だとは思うが、そうやって目をそらすのであった。


所は東京、場所は満員電車の中。お礼もかねて前にされたお願いを実行しているところである。
とはいえこの状況、他人に見つかればただでは済まない。何しろ――

憧「ん、ふく、あっ、んん……」

傍からすれば可愛くて目を引く美少女が痴漢されて感じちゃっている風にしか見えないからである。

京太郎「憧、声抑えろよ。見つかったら大変なんだぞ」

耳元で低く囁くと、憧はピクンと体を震わせて口元を手で覆う。しかし触られているお尻はゆらゆらと揺れてもっと続きが欲しいと催促している。

スリルに酔って普通ではない行為への期待に蜜をたらして、憧は発情していた。
いやそもそも、俺に痴漢される上に周囲に見られるかもしれないという状況を楽しむために下着を一切着けずに待ち合わせに来たその瞬間から、憧はもう淫靡に身を浸していたのだ。

京太郎「淫乱憧、こんなに濡らして乳首までたたせて、電車でそんなに犯されたかったのか?」

阿知賀の制服をつんと押し上げる乳首をつまんで指で潰しながらコリコリとしごきあげて滴る秘唇に指の腹を添えて軽く振動させれば、憧は甘い吐息を漏らしながら頭をコクコクと上下させる。

京太郎「こんな卑猥な要求、お前以外誰もしないぞ。憧が一番変態のドスケベだ。
    公衆の場でこんなことされて感じる、この綺麗な顔の下にやらしい雌の本性隠してる痴女だって知られたら、男はみんなお前を犯そうとしてくるぞ」

想像したのか憧の喉が鳴り、自分から陰部を俺の指に擦りつけて腰をくねらせる。それどころか、後ろ手に俺の下腹部を掌で撫でさすり指を絡めてくる。
電車の窓に映った憧の顔は赤く熱を帯びて相好を蕩けさせながら、更なる快感への期待で胸を膨らませている。

京太郎「お前の胸、前より大きくなってるよな。俺にこうやってされること想像して弄ってたのか?」

目の端にわずかに逡巡を滲ませていたが、結局さらに顔を赤くしてコクンと頷く。
そして頷いた後に恥ずかしさからかそれとも虐められる倒錯感からか、嬉しそうに熱い息を漏らすのだ。

憧「でも京太郎にだけだから。他の人には指一本触れさせないわよ」

他に聞こえないように小声で弁解をしながら、憧は自分から腰を落として指を内部に受け入れる。

憧「んあ、んっ……」

端正な顔立ちをゆがめ、入ってくる指の感触を堪能して艶のある吐息をはきつつ、憧の痴態に気が付いてしまった間近の中学生が勃っているのを見やり、微笑む。

憧「京太郎のおっきいのに夢中なの、他の短小ち○ぽじゃ無理ぃ。あんなちっちゃいのじゃ女は絶対満足できないのぉ」

わざと聞こえるように毒を吐いていたいけな少年にトラウマを押し付けやがった。
なんてひどいんだ、あれでしばらくあの中学生が立ち直れなかったらどうするのか。

憧「触ってたらダメぇ、京太郎の規格外ち○ぽ入れられる感触思い出しちゃった。
  ね、次の駅で降りよ。ラブホで即ハメしてぇ。もう我慢できない、このち○ぽで狂わせて」

周囲に気づかれ始めて憧は色目を注がれ出しているのに一層興奮して只一人だけを求め、電車が止まるなり手を引いて近くのホテルに直行。
ホテルのドアを閉めるなり抱き着いて熱烈な深いキスを交わしてそのままベッドに行く暇すら惜しんで、獣のように貪りだした。

京太郎「憧ってさ、ほんとに変態さんだよな」

憧「うっさい。あんたとシズのせいでこんなにはまっちゃったのよ。だから責任取ってずっと可愛がりなさい」

新子憧、東京に着いてからの初デートで電車での痴漢プレイから濃厚なセックスという、おそらくインハイにおいて例のない記録を非公式に残したのであった。

なお後日この行動は穏乃を通して暴露され、彼女は『何が悪いのよ』と逆に開き直るという逸話を持つに至った。
これにはさすがの咲すらもドン引きしていたのだから、他の人間の反応に関しては察してほしい。

【インターハイ全国大会 開催式後】

インターハイは全国の高校が集い、その勝者を決める大規模な大会である。
しかも行うのは麻雀という時間をかける競技。
日程はかなりの長期間にわたり、個人戦まで含めればかなりの滞在日数となる。

しかも永水女子はシード校。はっきり言って数日間は完全に暇を持て余している。
というわけで、買い出しである。一部がついてきたそうにしていたが、初美さんの「トーナメント前から内部分裂とかやめてくださいねー」という一声によりただ一人で送り出された。
最近は霞さんよりも初美さんが永水を仕切るボスとしての風格を醸し出している。まあ、何も知らない人が見ればただの褐色ロリの痴女なのだが。
その痴女が常識人枠なのだから永水もかなり混沌めいている。

さておき、俺が来ているのはドラッグストアの化粧品コーナー。
手のメモ帳を頼りに商品に手を伸ばして――柔らかな手と触れ合った。

京太郎「っと、すいません」

姫子「き、気にせんでよか」

独特のイントネーションと発音に思わず目を顔にやり、俺の記憶が刺激された。
そう、あれは遠征先を決める際のこと、咏さんが俺に見せてきたビデオ。その中で雀卓についていながらビクンビクと体を震わせる様に「この人まさかバイブでも入れて麻雀やってるのか?」などと非常に失礼なことを考えてしまった相手。
それ即ち――

京太郎「新道寺の哩姫――鶴田姫子っ」

姫子「なしてしっとーと?」

小悪魔を思わせる独特の顔立ちを傾げ、彼女は目を丸くした。

京太郎「――と、いうわけなんですよ」

ビデオで闘牌を見たことをかいつまんで説明する。仕草がいちいちエロかったとか、そういうのは省いて

姫子「そげなん見られよったか、恥ずかしかっ」

いえ、恥じらって掌の半ばまで袖で隠れた手で顔を隠そうとするそのあざとい仕草の方が性的な意味で恥ずかしいです。
憧とはまた微妙に違ったあざとさである。憧がきれいでできる女を演出してるのに対して、こちらは天然でエロ可愛いという印象。
さっきから俺この人に対してかなり失礼なことばかり考えてはいないだろうか?

姫子「ばってん、京太郎くんに知られとるは嬉しか」

京太郎「あれ? 俺名乗りましたっけ?」

俺の問いに彼女はふるふると首を振って、

姫子「有名やけん、男になった小鍛治プロの再来っち」

すごく嬉しくない。それってファン的な意味じゃなくて恐れられてるって方の意味でつけられたあだ名だよね?

姫子「……テレビで見たより格好よかとよ」

んん? なんだろう、この今年に入ってから鍛えられた感覚が何かを訴えかけてくる

姫子「これ、うちんアドレス、よかったら連絡してほしか」

ちょ、待て、蛇退治はもう終わったろ? なのになんでこの人顔をあからさまに赤らめてるの、距離近いの、耳元に口近づけるの?

姫子「すいとーと」

え? 水筒がどうしたって?
……うん、ごめん、気が付いてますよ。でもちょっと現実逃避したかったんだよ。だってだれが考えるんだよ、ドラッグストアで出会った男女が恋に落ちるとかさあ。
やべえ、誰に相談しよう? 候補は四人。ベストオブ常識人初美さん、俺を最も知る咲、阿知賀のバランサーにして変態の憧、頼りにならなさそうでいざという時は強い咏さん。

京太郎「――ってわけなんだ、どうすればいいと思う?」

咲「あのさぁ、京ちゃん、『会いたい』って電話してきて私がウキウキ気分で来たら、甘酸っぱい恋の相談とか何考えてるのかな?」

京太郎「うぐ、それは、すまん」

咲「まあ京ちゃんがデリカシーにかけるのは今更だから、お小言はこれぐらいにしてっと。
  真面目に答えると、特に何もする必要はないと思うよ」

京太郎「その心は?」

咲「京ちゃんはすでに大量の女の子を抱え込んでるんだよ。
  さらに言えば阿知賀の部長さんや顧問の人、白糸台の部長さんに釣り好きの人だっけ? まあともかくその辺も京ちゃんに対して怪しいらしいし。
  誰に手を出すにしたって京ちゃんの自由だけどさ、手を出すからには責任も伴うってことは今ならもう分かるよね?」

責任か、確かにもはや俺一人の問題ではない。軽く考えていたかもしれない。

咲「その人がどれだけ京ちゃんに本気で、こんなハーレム状態の相手でもいいかっていうのをちゃんと先に確認しておかないと修羅場ってレベルじゃなく血を見てもおかしくないよ。
  そういうことだから、私の返答としては様子見を勧めるかな。それで向こうから何かしらアクションあるならその時になって考えればいいことだよ」

京太郎「ん、分かった。ありがとうな咲、こんな相談に乗ってくれて」

咲「なんかもう、一周回って最近は慣れてきたよ。
  京ちゃんがどうしたいか、そして相手がどうしたいか、誰が相手だろうと誠実にね。
  その上で増えるっていうなら受け入れるよ。今更多少増えた程度で何が変わるってわけじゃないし」

ズズズっと、咲はジュースを飲みほして立ち上がる。

咲「じゃ、相談料はジュース代でいいよ。
  しかし、京ちゃんが格好いいねえ? 蛇さん関係なく京ちゃんに惚れちゃうなんてその子も変わった趣味してるね、うん」

京太郎「お前、最後の最後に言う言葉がそれなの!? お前俺のこと好きじゃなかったっけ!?」

咲「いや私も京ちゃんのことは愛してるけどさ、ある意味奇特な子だと思って。 ……京ちゃんに一目ぼれ、かあ」

ため息つかれた、ひどい。

咲「それじゃあ、ごちそうさまでした」(ぺっこりん

礼を一つ残して、咲は帰って行った。なんて言うか、こう出ばなをくじかれた感がすごいな。
咲は狙っていたのだろうか? いやまさかねえ。

ともあれ、メールの一つくらいは送るのが礼儀かな。じゃないと相手のこと知るも何もないし。
後は咲の言う通り様子見しよう、とりあえず。

俺も残りのお茶を飲んで、会計を済ませた。

【インターハイ全国大会 試合1日目】

先日にも繰り返したが暇である。何を考えて協会はこんなにも無駄な時間を多くとるのか? そも、第1回戦だけで4日間、開会式も合わせれば5日間も費やされる。
もっと会場を大きくとって一気に済ませてしまえばいいと思うのだが、きっと予算やスポンサーの都合やらでできないのだろう。

我ら永水に至っては初戦が6日目、この間予定がほぼ無し。とはいえ阿知賀の試合日が2日目と5日目、白糸台は5日目に参戦。この二校が勝ち残り準決勝までいけば7日目に対戦。
清澄とは言えば3日目と6日目に試合。うちと当たるのが第2回戦の6日目。そして勝ち上がれば8日目に準決勝だったか。

応援に行くとなると、2日目に阿知賀、3日目に清澄、5日目に阿知賀や白糸台の試合かな。咲と照さんを抱える清澄と白糸台が負ける気がしないが。

正直な話をしよう、永水はかなり運が悪い。うちにとっての初戦の相手が清澄……というか咲だ。
咲は照さん、つまりインターハイチャンプとほぼ互角の力を持つ。故にかなりの大差をつけて大将戦に入らなければ蹂躙されるだろう。

小蒔さんは決勝や個人戦に向けての調整をされているため、初戦ではそこまで馬鹿勝ちは期待できない。故に永水の得点源は初美さんの活躍にかかっていると言えよう。
初美さんの役満のチャンスは4回回ってくる。これをどれだけ生かせるかが肝だ。

まあ、真面目に麻雀のことを考えるのもここまでにしよう。どうせなるようにしかならない。

思考を断ち切って東京観光である。特に目当てがあるわけでもなく、ふらふらと出歩き……俺はその姿を見た。

2メートル近い身長、黒く長い髪の毛、頭にかぶった黒帽子を始めとした黒一色の服装、それに反して肌の色は白磁のように白く、瞳は白蛇のような赤色を宿している。
そのあまりにも特徴的な女性が、手を伸ばすたびに周囲の人影は逃げるように走り去り、しばし俯いてまた手を伸ばしては人に逃げられる。
更におずおずと伸ばされた手は誰にもとられることもなく、彼女は帽子を深くかぶって俯いてしまった。

京太郎「お姫様、貴女に悲しみの色があれば天は嘆くだろう。憂い顔も美しいが、世界が華やぐのは美しい女性の笑顔に限る。
    どうか貴女の憂いを払う大任をこの私に預けてはくれませんか?」

いきなりの大仰なセリフを伴って目の前に跪き、力なく垂れ下がった手を取り願いを口にする。うん、完全にシュールこの上ないな。
だがいいのだ。先ほどまで彼女へと向けられていた奇異の視線は俺に降り注ぎ、むしろ同情するような色に周囲が塗り替わる。

俺が笑いものになることで一人の女性が少しでも笑顔になるなら、いくらでも道化役を買って出よう。この際、彼女から向けられるのが軽蔑の冷笑ですら構わない。
冗談でのお姫様扱いは咲で慣れてるし、呆れられるのも悲しいことながら慣れている。
ならば、一人の男の尊厳より女性の心持が多少なりともましになることを優先したっていいだろう。

豊音「お……」

京太郎「お?」

豊音「王子様が現れたよーっ」

数分後、俺と彼女は衆目を集めすぎたためその場を離れ、近場の喫茶店でお茶を飲んでいた。

京太郎「なるほど、つまりは外に出たはいいものの迷子でホテルに帰れなくなったので道を聞こうとしてた、と」

豊音「うう、恥ずかしいよー」

帽子を取って恥ずかしそうに口元を隠す姿は、体は大きいのになんだか小動物のような雰囲気を醸し出す。

京太郎「それで、名前は?」

豊音「姉帯豊音だよー」

京太郎「俺は須賀京太郎といいます。じゃなくて、ホテルの名前ですよ」

豊音「えっと……」

彼女から聞き出したホテル名を携帯に打ち込んで地図を呼び出す。

京太郎「ん、地図はこんな感じですね」

さらさらと机に備え付きのナプキンに簡単に地図を描く。あまり離れていない場所だからこれでもう迷わないだろう。

豊音「えへへ、ありがとう」

邪気のない微笑みに癒される。

豊音「それで、その、貴方は『あの』永水の須賀京太郎くんでいいのかなー?」

あ、なんかデジャヴ。

京太郎「ええ、たぶんあんまり聞きたくない名前で呼ばれてるそれだと思います」

なぜそこまで知られているのか、俺は県予選で少し人を物理的に飛ばしたぐらいのことしかしていないはずなのに。

豊音「や、やっぱり。ファンです、サインください!」

その声とともに懐から出されたのは一枚の用紙、って。

京太郎「あ、あのー、これ結婚届って書いてるんですが」

危うく反射的にサインしていたら結婚が決まってしまうところだった。いや俺まだ15だから受理されないけど。

豊音「ご、ごめんなさい、間違えたよー。こっち、こっちの色紙に」

なぜ結婚届や色紙を普段から持っているのか、ここは突っ込むべきなのか? いやしかし、答えが怖いから触れないでおこう。

京太郎「『豊音さんへ』っと、これでいいですか?」

豊音「感激だよ。家宝にするよー」

大げさな。一介の男子高校生のサインにそんな価値はないだろう。

豊音「迷子になったけど逆に得したよー」

京太郎「俺も美人さんの役に立てて得しました」

豊音「び、びびび……?」

はて? 豊音さんが壊れたラジオのようになってしまった。

豊音「お、お姉さんをからかっちゃダメなんだよー」

赤らんだ顔を帽子で隠されながらもじもじされると、中々の破壊力。
これ以上ここにいると、変なことになるような気がするのはなぜだろう?

豊音「あの、京太郎くんはこの後、暇かな?」

京太郎「ええ、まあ」

豊音「あのじゃあ、よかったらホテルに……」

豊音さんに連れていかれた先、それは誰がどう見てもラブホテル。
って、ちょっと待て! デートすっ飛ばすって、貴女はどこの松実姉妹だ!
いや初対面の男女である分、松実姉妹よりもさらに拗らせている。

やる事が目的のナンパ師と変わらないような気がするぞこれ。
これはまずい、超まずい。

豊音「軽い女だと思われちゃったかな? でもでも、これを逃すともう二度とないような気がして」

京太郎「豊音さん、聞いてください!」

がしっと肩を抑え、咲の忠告に従って俺の現状を打ち明ける。
20人を超える女性と現在進行形で関係を持っていること、それでいて1人だけを選ばずに全員と一緒になると決めたこと。そして彼女らはそれを受け入れてまだこんな屑といることを望んでくれていること。

俺がどれだけ女の敵であるか、ぶっちゃけた。具体的に誰と関係を持ったとかは言わなかったが、俺がひどい男であることは伝わったはずだ。

そのあまりにもひどい事実に対して豊音さんは、

豊音「ちょーすごいよー」

何故か驚きとともに感心、否称賛する勢いで前にも増して俺をキラキラとした目で見つめてくる。
え、どうなってんの? ここ罵倒されるとこじゃないですかね?

豊音「そんなにたくさんの人にそこまで好かれるなんて、京太郎くんはすごい男の子だよ。そ、それも誰も離れていかないってことは、京太郎くんと別れる方が辛いってことだよね。
   会ったばかりで変だと思われると思うけど、私も京太郎くんのこと、結婚したいぐらいに好きで好きで堪らないんだ。
   だからその、私も京太郎くんの女にしてほしいよー」

え? え? ちゃんと蛇さんいなくなったよね? なのになんでこうなってるの?

豊音「それとも、やっぱりこんな男の人より背が高い不気味な私じゃダメかな? 全然、京太郎くんの女の子たちに敵わないと思うし」

帽子を胸のあたりでクシャとつかみ涙目になる豊音さんの唇にキスをして、気が付くとそのまま首筋に手を添えて彼女をベッドに押し倒していた。

京太郎「何言ってるんですか、豊音さん、こんなにきれいな肌に濡れ羽色の長い髪、それに人を引き付ける赤い目まで持っていて、魅力的じゃない?
    分かりました。そんなコンプレックスなんて吹き飛ぶぐらいに俺がどれだけ貴女を求めているか、体と心に刻んでやりますよ。今更やめろなんて絶対に無理ですからね」

豊音「本当、なの? 嬉しい、嬉しいよー。初めて好きになった人にそんなこと言われたら私心奪われちゃう。
   京太郎くん、京太郎くん……」

豊音さんの啄むキスに応えて、徐々に深いキスへと移行し首筋から肩へと指を這わせ、腰を引き付けて抱きしめながら舌を絡め、ねっとりと唾液を交換しながら舌同士を擦れ合わせていく。

豊音「す、すごい、こんなキス……頭ボーとして体熱くて、もうエッチなことしか考えられないよ。気持ちいいこともっと教えてほしいよー、京太郎くん」

すでに甘く蕩け発情した笑顔で豊音さんはねだる。ラブホテルに連れ込んだその時点でエッチへの期待を抱いていたせいか、積極的に甘えてくる。

なぜだかこの人を泣かせたくないと強く思う。
それにこんな可愛らしい彼女を抱かないなんてありえない。
お互いに全部を承知の上でなら、誰にも文句は言わせない。この人を俺のものにしよう。

京太郎「豊音さん、脱がせますよ」

しゅるしゅると、豊音さんを纏う黒の衣装を肌蹴させていく。黒い服で覆われた部分から白い素肌がのぞいて、触らずにはいられない。

豊音「ん、ふぁっ、京太郎くんそんなに胸の隙間に指這わせられたら、私、私……」

京太郎「きれいな肌ですよね、新雪のようで掌に吸い付く。このきれいな体、全部晒して乱れてるとこ見たいな」

豊音「ダメ、だめぇ、ゾワゾワゾクゾクする。こんな気持ちになったことない、おかしくなる、この感覚求めるだけのエッチな女の子になっちゃうよ」

瞳に躊躇いと怯え、そしてそれに反するように期待に濡れている。白雪のような肌が薄ピンク色へと徐々に色合いを変えていく。

京太郎「出会った日にこうなっちゃうんだから豊音さんは元からエッチなんですよ。
    でも、俺もその方が嬉しいです。たくさん乱れて、俺のこと忘れられないようにしますからね」

豊音「エッチな子でいいの? 京太郎くんが望むなら、たくさんエッチな子になるよー。だから、だからもっとして。気持ちいいこと、もっと教えて」

肯定された途端に豊音さんは快楽の欲望へと傾いた。初めて体を預ける男の指の動きに体を震わせて、吐息が荒く熱を帯びていく。
その美しい裸身が光の下に晒される。桜色の乳首はすでにツンと立ち、淡雪のような白い肌に朱が交りはじめ、陰部を覆う柔らかな黒毛がしっとりと濡れ、長い艶のある黒髪が汗ばんだ肌に張り付く

豊音「んあっ、ふぁあっ、すごい、すごい。乳首擦られてビリビリくる、揉まれて形変えられるのもジンジンする、自分でと全然違う。京太郎くんの指がいいのぉっ、ふぁんっ」

京太郎「じゃあ、自分じゃ絶対にできないことしてあげますね」

形のいい乳房に指を沈ませ揉みこみながら、顔を秘部に近づけて舌を出しざらつく表面で撫ぜた後、内部へと舌を侵入させていく

豊音「ひぃんっ、なにこれ、温かい濡れたのが、知らないこんなのぉっ。入ってくる、熱くてヌルヌルしたのが中にぃっ、ああっ、んはぁっ、すごひ、すごひぃっ。
   舌気持ちよすぎっ、チカチカしてイクのぉっ、んはっ、はあぁあっ、ひぁあっ!」

エビ反りになりトロトロとあふれる愛液をジュルジュルと音を立てて啜り、中の膣壁を舌で押し広げてかき回す

豊音「んあぁぁっ、止まらない、イクの止まらない、こんなの知ったらエッチはまっちゃうよー、入れて、もう入れて京太郎くんので女にして。
   じゃないとエッチできるなら誰でもいい子になっちゃうから、だから誰の女なのか刻み込んでっ」

いじらしいおねだりに応えて、俺も肉棒を外気に晒す。すると豊音さんの目が俺のものに張り付いてはがれない

豊音「そ、そんな大きいの入るの? これで突かれたら私の体壊れちゃうよー。なのに、見てたら胸がドキドキするよ、私変だよー」

京太郎「変じゃないですよ、女の子は好きな相手を受け入れたくなる生き物なんです。壊れてもいいから男のものになりたい、セックスしたいって思っちゃうんですよ」

背中を押すぐらいは構わないだろう。だって豊音さんの口元は綻んで自然と足の間を開けて俺のものを受け入れる態勢になっているのだから

豊音「そ、そうなんだ、な、なら入れて、早く、早くぅ。私を京太郎くんだけの女に、セックス大好きな女の子にして。
   んふああぁぁあっ、んあっ、ああっ、痛い、痛いのに、それ以上に熱いよ、京太郎くんので埋まってるとこが熱くてたまらない、動いて、もっと動いてぇっ」

局部から血を流しながらも、豊音さんは奥底からの声に従って自分からお尻を上下に振る。そのたびにキュンキュンと豊音さんの膣内が締まって反応していく

豊音「熱い、熱い、突かれるとジンジンして熱くなるの、しゅごい、しゅごい、こんな気持ちいいこと、幸せなこと他に知らないよーっ。セックスってこんなに良かったんだ、知らない頃になんて戻れないよ、あふぁあっ、ひぅうんっ」

豊音さんの内部を肉棒で蹂躙する合間に乳首や秘芯を指で擦りあげると、背を反らせて嬌声を上げる

豊音「しゅごいのぉ、全身敏感になってるっ、京太郎くんのこと絶対忘れられないっ、何度でも中に出して赤ちゃん作ってっ、京太郎くんの子供ほしいよー」

京太郎「いいですよ。何度だって豊音さんが望むならしてあげますからね。
    ほら、そろそろイっちゃいましょうか。初セックスで中出しでイっちゃう豊音さんは、どんな存在なんですか?」

豊音「あふ、あふぅぅっ、宮守女子三年の姉帯豊音は、京太郎くんにいつでも犯されたい女ぁっ、中出しされたくてたまらないエッチな女の子だよーっ。セックス餌にされたら何でも言うこと聞くよーっ。
   だから、だから精液出して。京太郎くんのエッチな汁で京太郎くんの色に染まって妊娠したいっ」

豊音さんの宣言に応えて、秘芯をつまんで爪を立て、乳首にカリッと歯を立てて舌先で転がしながら、一番豊音さんの奥まで一気に突き込んで破裂しそうなほどたまった精液を子宮めがけて噴出する。
豊音さんはそれを受けて体を痙攣させて、今までで一番大きな声で悦ぶ

豊音「イクイクイクイク、イっちゃうっ! ふひゃああぁんっ! ……あふぅ、はふ、あは、あはは、幸せ、幸せだよー。これで私京太郎くんの女になれたよー」

体を弛緩させて笑い泣きする豊音さんの頭を撫でながら、俺はこの後皆に頭を下げなきゃいけないことを思い出した。
でもまあ、この可愛らしくも美しい女性のためなら、その程度は安い代償だろうとも思うのだ。

胡桃「豊音、やっと見つけた! 塞、豊音いたよっ」

豊音「あはは、ごめんねー。ちょっと迷子になってたよー」

塞「全く豊音はいつものんきなんだから、心配させないでよ」

豊音「うん、ごめん。でも、道に迷ったおかげでサインもらえたよー」

エイスリン「サイン? Autograph!」

豊音「道まで教えてもらっちゃった、優しかったよー」

白望「ダルいから帰ろう。……ん? なんか変なにおいしない?」

胡桃「そう?」

エイスリン「キノセイ!」

塞「東京は岩手と違って空気悪いからねー」

白望「いや、そういうのとはちょっと違って……まあ、いっか。早く寝たい」

エイスリン「んっ」(お相撲さんの絵)

胡桃「あはは、エイちゃんが食べてすぐ寝ると太るって。シロ、運動しなきゃ」

白望「やだ、ダルい」

豊音「じゃあ、やってて楽しい運動にしなきゃだめだねー」

塞「シロがやってもいいっていう運動ねぇ、想像できないな」

豊音「うーん、私は一つしか思いつかないかなー」

エイスリン「アルノ!?」

胡桃「いや、ないでしょ」

豊音「えー、試さないと分かんないよ」

白望「試すのもダルい。いいから帰ろ」

塞「はいはい、じゃあ豊音も見つかったし戻りますか」

仲間の少女たちの背中をゆっくりと追う長い黒髪の彼女の中に去来するものが何なのか、その時はだれも知らなかった。

【インターハイ全国 2日目】

さて、一応今日は阿知賀の試合があるが見に行こうか?
まあ、玄さんをはじめとして一部おかしい面々がいるし、そこそこ強くなったって聞いてるからそこまで心配はしてないんだけど。

適当に散策してもいいけど、昨日みたいに何故か俺のファンになった相手とかと会うとどうすればいいのかよく分からん。

他の誰かに会いに行って機嫌を取っとくのも手のうちだな。
昨日のことを話したら咲は「ふーん」で終わったが、初美さんはまた火種を増やしたって怒ってたからな。
こっそり機嫌を損ねてる人間がいてもおかしくはない。

【インターハイ全国 2日目】

豊音さんまで加わった事で機嫌損ねてそうな奴へのケアをしておくか。もう蛇やらなんやらのせいにはできない、純粋に俺の欲求で相手の求めに応じただけ。あいつらから見りゃ浮気も同然だしな。

まあ、そもそも30人に達しそうな現状で浮気とかそういうレベルではないのだが。1人1人相手にしてたら月一という、相手が絶対に満足しない状態になる。
裏技みたいなものも手に入れたが、使うのはまだ早いだろうしな。試してすらない、なんとなく使い方がわかるってだけだし。

そういうわけで、感情の分かりやすいこいつを訪ねてみた。

コンコン

淡「はーい、開いてるよー」

京太郎「よ、数週間ぶり」

淡「あ、キョータロー! 来てくれたんだっ」

こちらの声に振り返るなり笑顔を浮かべて飛びついてきて挨拶にディープなキスをしながら秘部を俺の足にすりすりと擦りつけてくる。

京太郎「おいこら淡、いきなり欲情か?」

淡「だって私、結局あの合宿での一回しかしてないんだよ。鹿児島行けたのにりゅーもんさんのジェットでとんぼ返りだったしさ。
  あーんな気持ちいいこと教えといて放置なんてひどいよ。あれからオナニーしてたけど京太郎じゃないとダメって分かるだけだし、キョータローは他の子たちとしまくりだしさ。ふこうへーだよ」

ぷくっと頬を膨らませるが、すり寄るのは変わらないので怖さは全くない。むしろ可愛い。

京太郎「そんなにしたいか?」

淡「うん、したいしたい。キョータローのでイかされまくって一日中セックスしたい。たくさん愛してくれないと許さないんだから。だから、ね。今すぐしよーよ」

京太郎「すっかりエッチ大好きっ子だな」

淡「あんな気持ちいい初体験ならはまっちゃうに決まってるじゃん。その手口で何人も手籠めにしたんでしょ?
  私ももうキョータローなしとか考えられないから、だからぁ、し・て♡」

耳元で甘く誘う淡を、その挑発に乗って押し倒す。

京太郎「手加減してやらないからな」

淡「うん、私がもっとエッチ好きになるようにキョータローの手で仕込んで。キョータロー好みになるから、ね。
  あ、でもちょっと待って、えっとね、これ使って」

そういって淡が俺に手渡したのは、携帯。

淡「りゅーもんさんがジェット機の中で自慢してきてさあ。ハメ撮りって言うんでしょ? 私もキョータローとしてる時どんなになってるか気になるし、自慢したいんだよねー」

京太郎「お前、無関係な奴には見せるなよ。天下の白糸台高校の大将さんがエッチしてる画像とか漏れたらシャレにならないぞ」

完全にスキャンダルとしてフライデーされてしまう。いや俺の存在そのものがスキャンダルの塊なのだが、俺の方は霧島神社と龍門渕のタッグで守られるからな。マスコミ関係者の排除は難しくない。
だが、離れた場所でポカをやられるとどうしても時間差で保護が遅れて淡の経歴に傷がつきかねない。そういうのは嫌だ。

淡「分かってるってば。それより、さ。我慢できないからしよ」

期待を隠さない淡に苦笑しながら携帯の動画モードを起動させて、準備ができたことを手のサインで示す

淡「白糸台の高校100年生、大星淡ちゃんだよ。今日は、大好きな彼とのエッチ撮るね。
  一目惚れして会って数日でセックスしちゃって、初めてなのに気持ち良すぎてもうメロメロ。そんな淡ちゃんの、ラブラブエッチをお届けしまーす」

笑顔でVサインまで作ってノリノリで自己紹介した淡が宣言するなり、清楚な印象の白スカートをゆるゆるとたくし上げていく。徐々に白い太ももが顕わになっていく

淡「あはっ、このスカートの奥に隠してたのは黒レースの下着でしたー。インハイ始まってからはいつ彼に求められてもいいように勝負下着なんだよ。
  虎姫がエッチばっかり考えててびっくりした? でーも、一度彼に抱かれて女の悦び知っちゃったら、麻雀よりセックス優先になっちゃうよね」

チロッと舌で唇をなめて天真爛漫に笑いながら、下着に包まれたお尻を左右に振って俺の目線を奪う。

淡「んふ、彼も興奮してくれてる。おち○ちんがズボンを押し上げてるの。ペロペロしたいな、いいよね?」

四つん這いで動物のように俺の元に近づいて、歯でファスナーを噛んで下ろし口だけで器用に俺の肉棒を露出させる。

淡「ふぁあ、このおち○ちん好きぃ。見えるよね、ばっきばきの牡ち○ぽ。こんな太くて長くて、反り返ったおち○ちんが最初の相手だったんだから、他の短小ち○ぽなんかじゃ絶対無理。
  AV見させてもらったけど、こんな立派なの全然ないよ。この逞しいおち○ちんに奉仕するね」

舌を外に出してえらの窪みをこそぐようになぞって、亀頭をペロペロと舌の上にのせて絡めながら、先っぽを口でちゅうちゅう吸って、裏筋をチロチロとくすぐる様に舐めていく

淡「はあはあ、いやらしい牡の味……舐めてるだけで突っ込まれるの期待して下着濡らしちゃう。でも仕方ないよね、私は彼に心も体も捧げてメロメロなんだもん。恋のドキドキもセックスの気持ちよさも全部彼が教えてくれたの。
  だから大星淡は全部彼の物。彼だけが好きにしていいんだよ。むちゃくちゃにされてもレイプみたいに犯されても彼なら許しちゃう、だから私のこともっと好きになって。たくさん愛して犯して」

普段は天真爛漫な笑顔のまぶしい少女が、男の象徴に舌を這わせて上目遣いで頬を染めて目を潤ませている。
精一杯いやらしく振舞って目の前の男の歓心を買おうとしている。

赤らんだ顔のままブラウスの留め具を外したくし上げショーツとお揃いの黒レースのブラをカメラに晒し、スカートも半脱ぎの格好でベッドに腰掛ける

淡「白糸台の大星淡を、あなたの手でセックス狂いの一匹のメスにして?
  彼とセックスすることしか考えられないぐらい落として汚して、それが幸せだって感じるメスに仕立て上げてください」

淡は自分から下着に手をかけてずらして、興奮に尖った乳首と潤んで滴る秘部を外気に晒す

淡「もう我慢きかないの、今すぐ突っ込んでほしいの、だからぁ、淫乱淡の処女を散らしたそのおち○ちんで貫いてっ、あはぁあっ!」

誘いの言葉通りに一息で奥まで埋められた淡は乳首をさらに尖らせて背筋を反らせてわななく

淡「あふぁぁ、一突きでイっちゃったぁ、おち○ちん凄いよぉ、気持ち良すぎだよぉ」

京太郎「淡のま○こもいいぞ。中のひだがうねって根元から舐め上げてるみたいにびっちり張り付きながら『もっとおち○ちんちょうだい、精子ちょうだい』って言うみたいに蠢いてる」

淡「あは、それ私の本心と同じ。私のおま○こ正直なんだね。ねえ、このまま止まってても気持ちいけど、さ」

くいくいとお尻を動かして催促するその様をしっかり携帯に納めてからその言葉の先を察して腰を始動させる。

京太郎「動いてほしいんだろ、淡はセックスの味に病みつきだもんな」

淡「うん、そおぉ、いっぱい突いてほしいの、セックス大好きっ! んああっ、こんな気持ちいいの、やめられるわけないよぉっ、何度でもイっちゃう、犯しまくって中出ししてっ」

腰を引いてから奥に叩き込んでも、かき回すように回転しながら突き上げても、淡の膣内は追従してびっしりと肉棒に張り付いてひだで奥へ奥へと誘いこんでくる

京太郎「淡ほど欲しがりま○こしてるやつそういないぞ。男を喜ばせる淫乱な体だ」

俺の女たちはそれぞれ違う中をしているが、淡ほど貪欲で具合のいい膣を持っているのは片手で数えるほどだ。俗にいう名器というやつだろう
上気して涎のこぼれる顔も、しっかりとくわえ込む性器も動画に納めて子宮の入り口を何度もノックしてこじ開ける

淡「はひゃあぁぁんっ、わらしの中にせーえきらしてぇっ! 孕んで子供作るとこ撮ってえっ、ひぁああぁっ、んあぁぁ……どびゅどびゅ出てるぅ、中出し凄いよぉ」

京太郎「時間空いた分何度もしてやるからな。たっぷり楽しめよ」

弛緩した体にさらなる欲望をたたきつけ、淡が許しを請うまでさんざんに責めてやった。

淡が足腰立たなくなったので東京案内は延期、またの機会となった。
なお、撮られた動画を見て淡は「うひゃぁぁ」だの「こんな顔なのぉ?」だの一喜一憂していたが、最終的に「テルーの持ってるAVみたい!」と言って何故か誇らしげにしていた。
あと照さんが後輩に何見せてるのか、尋問の必要がありそうだ。


【インターハイ全国 3日目】

昨日は一日中淡とベッドの上で楽しんでしまった。
帰ったとき初美さんの俺を見る目が何か冷たかった気がするが、気のせいだということにしておこう。

それはともかく、今日は清澄の初戦である。清澄が勝ち残ればうちとの対戦が決まる。ぶっちゃけ咲が大将にいる時点で負ける気が全くしない。
というか長野強すぎだろ、衣さんとか透華さんレベルで全国行けないってなにさ。まあ衣さんは個人戦出てなかったし、透華さんはむらっけがあるらしいけどさ。

6日目のうちとの対戦で霞さんが無事かの方がむしろ心配である。
手加減はしてくれないよね、咲のやつ初美さんと何故か仲悪いし。うちが通過できるかはほぼ初美さんにかかっている。小蒔さんは初戦では期待できないと断言されてたからな。

さて、今日はどうするべきか?
清澄に応援という名の偵察に行くか、街を探索するか、それとも30人に到達しそうなうちの派閥を切り崩して俺に都合のいいように少しでもするか。
うんなんかね、あれだけの人数になると自然と力関係や纏まりが出来上がるんだよね。

その辺は各所の調整役にぶん投げまくるつもりの俺である。どうにかしてくれる人間がいるって素晴らしいね。

さあ、どうする、俺!?

【インターハイ全国 3日目】

今日は宿でゆっくりしよう。なんか東京に来てからずっと外に出かけてたような気がするし。
皆とテレビで清澄の観戦でもしながら、まったりしよう。

小蒔「あ、京太郎さん、おはようございますっ」

京太郎「小蒔さんおはよう、みんないるかな?」

初美「いますけどなんですかね、昨日一昨日と女のにおいをまき散らかされたらうちはたまったものじゃないのですよー」

あ、初美さんの機嫌が悪い。ご機嫌取りに下手に出ようか

京太郎「いや、こっち来てからつい都会が珍しくって。でも今日は一日ここにいますよ。初戦の相手も決まりますしね」

春「清澄」

霞「京太郎くんの中学の時のクラスメートの子がいるところよね」

初美「ついでに初めて会ったのに部員全員が京太郎とその日のうちに大乱交に発展するという偉業を成したてた高校でもありますねー」

京太郎「あの、あれは数の暴力に勝てなくてですね、その、すみません」

うぐぐ、こっちの弱いところを突いてくるな。確かに全員に手を出したのは事実なんだけど、初美さんがここまで不機嫌な理由がわからない。

小蒔「巴ちゃん、大丈夫ですか? 無理しないでください」

ふと一人の声がしないと思ったら、巴さんがこちらに背を向けて背中を小蒔さんに摩られてる

巴「す、すみません姫様、お手を煩わせてしまって……」

京太郎「巴さん調子悪いんですか? 乗り物酔いなら時間たちすぎですし」

霞「えっと京太郎くん、本気で言っているの?」

初美「まさかあんなに中に出しまくっておいて誰にも当たらないとでも思ってたんですかね? ごくごく妥当な結果だと思いますよー、この事態は。
   問題は一番権勢の弱い仮宿が姫様に先んじてってとこですけどねー、隠し立てしようにも無理がありますし、うるさい大人を黙らせなきゃなのですよー」

それは、つまり……思考の停止しかけた俺と蹲る巴さんを春は交互に指さし、「パパ」「ママ」と伝えてくる。

うん分かった、分からされたよ! 巴さんが俺の子を身籠ったんですね!

子供が一番に欲しいと言っていた巴さんにとっては喜ばしいことだろうが、他のみんなの顔色が怖い。
てか、俺妊婦おいてほかの学校の人間としていたわけであり、そりゃ初美さんの機嫌も悪くなるってもんである。

京太郎「あのその、俺はどうすれば……」

神代の家の関係について俺はよく理解していないが、今の状況があまりよくないことは何となく伝わってくる。

霞「うーん、霧島神境の勢力争いに京太郎くんは関わらせたくないのよね。どうすればいいのかしら?」
春「姫様も身籠ればいい」
小蒔「わ、私ですか!? が、頑張ります!」
初美「神代はそれでいいとして、他の家のちょっかいが……ああ、いい案が浮かびましたよー」

ぱんっと、初美さんが嬉しそうに手を合わせて告げる

初美「私たち全員が京太郎の子供を宿せばいいんですよー
   些細な時期の違いは押し切って、全員産むから力関係のいざこざは全部なし、そういう方向で説得しましょー
   それでも何か言う少数派は物理的に黙らせてしまえばいいですねー」

にこやかに、とんでもないことを言い出した。しかも、周囲もなぜかその提案にうなずいている。

京太郎「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、他の皆はいいかもしれないですけど、初美さんはまずいでしょ!? 好きでもない人間の子供とか……」

俺がどうにか状況を覆そうと四苦八苦して言葉を紡いでいると、初美さんは呆れた目でこっちを見てくる。

初美「京太郎はなんで私のことになるとここまで鈍いんですかねー?
   あのですね、私がお前のことをそういう意味で好きじゃないなら大蛇のことが解決した時点で霞ちゃんにかじ取り全部任せて悠々自適してるに決まってるでしょーに
   好きだからわざわざ京太郎の役に立って気を引いてるし、いつ抱かれて子供できてもいいって思ってるから未だに傍にいるんですよ。
   恥ずかしいから言わせないでほしいのですよー、こんなこと」

顔を赤らめて言い切り、顔を合わせづらいのか初美さんは別方向に顔を向けながら、しかし視線だけでこちらをチラチラと様子をうかがっている。

え、何この可愛い生き物? おもち派のはずの俺が鞍替えしたくなるほどの破壊力。

霞「あらあら駄目よ京太郎くん、初美ちゃんだけ見てちゃ。
  今日は私たち全員を可愛がってほしいんですからね」

ふわりと背中側から抱きつかれ、大きな胸の感触といいにおいがする。

春「私は京太郎の雌犬になったから……また躾けてほしい」

はらりと春の纏う巫女服が地面に落ち、生まれたままの姿で四つん這いになって近づいてくる

小蒔「巴ちゃん大丈夫ですか? 参加できます?」

巴「今は初期だから中に入れられるのは無理ですけど、母親にしてくれた京太郎くんに感謝のご奉仕はしたいから、せめてお口で……」

心配をしながらも帯を緩める小蒔さんに、申し訳なさそうに答える巴さん。
いつの間にか完全に包囲されており、逃げる場所がない。いや逃げる必要もないんだけど。

霞「巴ちゃんにさえ気を遣えば、京太郎くんはいつも通り好きなだけしていいのよ。たっぷり私たちに子種注いで、孕ませてちょうだい」

霞さんの甘い囁きに、俺の理性の糸はぷっつりと切れた。
見渡せば、誰もかれもこの先を期待して発情している。我慢の必要などない。

霞「んちゅ、ぷはっ、んんっ、はぁ、キス凄いわ。甘い唾液で蕩けちゃう」
小蒔「んくっ、はんっ、京太郎さん私のおっぱい好きですか? んふぁっ、乳首いじられるとっ、あぅっ」
春「巴さん、ご主人様に一緒にご奉仕しよ。おっきいから、二人でも咥えきれない」
巴「私に赤ちゃんの元くれたおち○ちん、いつも立派ぁ、春と舐めるから感じてね」
初美「ひぁっ、私にもしていいって言っただけでいきなり下の口弄り始めるんですから、やっぱり獣なのですよー、んひっ、ああもう私濡れて、くぅんっ」

首を傾けて霞さんと舌を絡めあいながら、右手で小蒔さんの乳房を揉み乳首を指弾き、春と巴さんの二人がかりで肉棒をしごき舐められつつ、左手の指で初美さんのつるつるの秘唇の入り口を這わせ入り口をほぐし広げていく。
永水女子の5人の巫女が一人の男に束になって誘った淫靡な宴は、始まったばかりなのに全員を高ぶらせる。

そして体の奥で何かのスイッチが入る音がした瞬間、まとわりつく女全員の体に異変が走った。

初美「くはっ、はふっ、な、なんですかこれーっ!? 触られてもいない乳首がぁっ、ひぃんっ、それに舌の感触とおち○ちんの味まで、んぁああっ」
小蒔「ああっ、口の中京太郎さんの味が混じってぇっ、そ、それにあそこがクチュクチュかき回されてますっ、触られてないのにぃっ、ひくぁぁっ」
巴「やんっ、ご奉仕してるだけなのに乳首とおま○こが見えない手で弄られて、こ、こんなのおかしいのに、はあぁぁっ」
春「ご主人様に触られてる感触がするのぉっ、味も濃くなってペロペロ気持ちいいっ、こんなの初めてっ、ひゅぁあっ」
霞「あふっ、んん~っ、これ、私たちの感覚がリンクしてっ、ひゅわ、駄目、溺れちゃうっ、こんなの逆らえない、京太郎様ぁっ、あくぅうんっ」

全員が一度に体を震わせ、完全に同時に達する。股の間からだらだらと愛液をこぼし、うつろな目で快感の余韻に浸りながらヒクヒクと体から力が抜ける。
たった数十秒で巫女たちは未知の感覚に崩れ落ち、一点へと全員の熱い視線が注がれる。

春「ちゃんとできなかった私にお仕置きして、後ろからガツガツ犯して」
霞「京太郎様、私にください、好きに体使って抱いてください」
小蒔「京太郎さん、私に子供ください、巴ちゃんが羨ましいんです」
初美「あふ、ダメ、今入れられたら京太郎に依存してしますよー」
巴「赤ちゃんいるから駄目なのに、諦めてたのに、感覚だけあるなら……京太郎くん、誰にでもいいから入れてください、我慢できないの、私も感じたいの」

それぞれ口にする言葉は違いながらも、求める感覚は同じ。ならば事前の要望通りにすればいい。

京太郎「霞さん、貴女にも子供作ってあげますからね」

ぐいっと体を引き寄せ、舌を絡めあいながら組み伏せ、豊満な乳房に手を埋め振動させながら既に受け入れ態勢になっている膣の中を肉棒でねじるように深く浅くかき乱していく

霞「ふあぁっ、嬉しい、すごっ、京太郎様におま○こ使っていただけるの、中で暴れながらされるの好きぃっ
  んあぁっ、クリしゅご、いつもよりイっちゃうの、ひゅいぃぃんっ!」

何往復かさせるだけで 霞さんは膣壁で搾り取るように体を震わせて容易く絶頂にのぼっていく。
それも無理はない。なぜなら

巴「京太郎くんのおち○ちんの感覚ぅっ、中ぐちゃぐちゃにされてる感じっ、たまんない、たまんないよぉっ、んああぁぁっ」

春「触られてないのにご主人様の玩具にされてるっ、雌犬のくせに勝手にイク私にお仕置きしてっ、いひいぃっ!」

初美「こ、これが霞ちゃんのされてるっ、私胸ないのにプルプル震えて痺れてますーっ、中から外から激しくされて、耐えられるわけっ、んいぃぁっ!」

小蒔「京太郎さん、京太郎さんっ、はしたない小蒔を許してくださいっ、自分でクリ弄るの止められませんっ、だって霞ちゃんの快感受け取ったらぁっ、くあぁぁっ」

感覚だけを受けて乱れ自慰を行う四人の感覚が霞さんへと返ってくる。そしてさらに乱れ増幅した快楽がまた四人へと送り込まれる循環の輪。

霞「壊れるっ、こんなの壊れちゃうっ、子宮開いてるぅっ。ああぅぅっ、らして、霞を京太郎様の精子でぼて腹にしてぇっ、孕みますぅっ! くああぁぁんっ!」

切迫している皆の声を聞いて、我慢することなく欲望のままに霞さんの子宮を大量の白濁汁で満たす。
それに連動してこの場にいる女のすべてが嬌声を上げて体をのけ反らせ恍惚の表情で痙攣した。

京太郎「春、今度はお前の番だ。だらしなくひくついてる雌犬にはちゃんと従属の仕方を教えないとな」

お尻を突き上げて上半身を地べたにくっつけている春の後ろへと回り、腰をつかんで最初から激しく蹂躙するように子宮奥まで何度も叩き込んでいく

春「らめらめらめっ、イったばかりなのに激しいぃっ、こんな体で犯されたら狂うっ」

京太郎「口答えする悪い子には罰だ!」

抽送で跳ねる乳首を絞るように捻り、春の桃尻にバチンと張り手をすると、周囲から艶を含んだ悲鳴が飛ぶ

春「あふ、あふ、んぁあ。ご主人様、出来損ないの雌犬に種付けしてぇっ、もう孕むことしか考えられない、目一杯おかしくしてぇっ」

小蒔「い、痛いのにジンジンします、京太郎さん、私変です、痛いのが気持ちよくてぇ」

巴「んあひっ、これが春が感じてる世界? 繰り返されたら私まで捕まって逃げられなく」

初美「こんなの、やばいですよーっ、叩かれる度に中が締まって、京太郎の形がわかっちゃいますーっ」

霞「はひっ、失神させられても戻されるなんて、こんなの何度もやられたら、私たち全員……」

京太郎「孕むまで何度だって出してやるからな、獣らしく交わりながらいけっ」

突き出した春のお尻を平手で叩きながら、どびゅどびゅと種を子宮の奥に叩きつけていく

春「んひいぃぃっ、ご主人様の子供産むっ、何度でも産むからずっと犯してっ、ひぐ、ひくうぅぅんっ!」

春の絶叫に合わせて、室内の雌は一人残らず奥に熱いものを受けた感覚を共有して背を反らし、体から力が抜けて床に這いつくばる。

京太郎「初美さん、提案者なんだから絶対逃がしませんからね。俺をその気にさせたからこんなことになるんですよ」

初美「ふーっ、ふーっ、鬼畜、鬼畜ですよー。開発されきった霞ちゃんやはるるを通して快楽漬けにするなんて、こんなの耐えられるわけないじゃないですかぁ。
  何度もイかされてドロドロです、早く本物で抱いてください。白いのでいっぱいにされることしか考えられない私を妊娠させてほしいんですよー」

もう情欲の色に染まり切った華奢な体を抱き寄せ、唇を激しく交わしながら小さな初美さんの体を屹立した肉棒に差し込んで、座って抱き合ったまま下から突き上げていく

初美「くぅんっ、ひあぁっ、京太郎、京太郎ぉ、中削られて頭痺れます、京太郎とのエッチに溺れちゃいますよー」

浅黒い日焼け跡に純白の地肌が汗と蜜を飛ばしながら舞い踊る。幼い風貌に彩られた淫気が倒錯的に心をくすぐる。

京太郎「初美さんの中ぐいぐい締め付けてますよ。そんなにぶちまけてほしいんですか?」

初美「らって、やっと京太郎が私を求めてくれたんですよ、くぁんっ、他の女ばかりいい目見て、私だってされたかったんですから、だから全部私にぃっ」

霞「んいぃっ、体の中いっぱいまでがりがり貫かれてる、初美ちゃんのサイズだと京太郎様の大きすぎて、すごいのぉっ」

春「ひくっ、またひくぅぅっ、休ませてなんかくれない、気持ちいいのでずっと満たされて壊れるっ」

小蒔「はぁんっ、ごめんなさい初美ちゃん、我慢ばっかりさせてえっ、でもでも、どうしても京太郎さんを求めちゃうんです、んあぁっ、おっきいのくるぅっ」

巴「気持ち良すぎるよぉっ、妊娠できてセックスされる感覚までずっともらえて、京太郎くんでよかった、全員でまた孕まされたいっ、ふあぁぁっ」

初美さんの小さな体の奥底まで無理やり肉棒で拡張し、子宮ごと削るように抉りこんで、最奥まで満たした瞬間に精の奔流を解き放つ

初美「んはあぁぁあっ、しゅごい熱いのしゅごい、これ絶対孕んじゃいました。癖になって何度だってされたい、種付け最高ですよー」

ほとんどうわ言を呟き余韻に浸る初美さんの中から引っかかりながら肉棒を抜いて、ぐずぐずに蕩けた本家のお姫様の秘所にあてがう。

京太郎「小蒔さんが孕むのが今回の課題なんですからね、しっかり全員子供できるまで犯させてもらいますからね」

小蒔「はひぃ、今のままじゃ想像妊娠しちゃいます、本当の子供授けてください。永水の全部、京太郎さんの物です。私たちみんな捧げますから好きに扱ってください。
   だから、淫乱になった小蒔も貰ってください。精液奥に出されるの大好きなんです、もうこれなしじゃ生きられません」

純真無垢だったお姫様が娼婦を超える淫蕩さで自分から肉棒へ体を埋め、砕けかけた腰で一生懸命に腰振りダンスを披露し蕩けた膣で搾りあげる

小蒔「ひゅあんっ、小蒔は京太郎さんの巫女です、神にじゃなくて京太郎さんに全部捧げるのぉっ。
   私もう狂っちゃいました、こんなことされたら誰だってこうなる、子作りのためなら何でもする女に堕ちますぅ、ひふうぅんっ、何度だってイきますっ」

巴「また、またぁっ、イって戻れない、全員快楽で狂っちゃうっ」

霞「京太郎様ぁっ、ひくっ、またひくっ、とまんないぃっ」

春「ひあぁぁっ、もう無理ぃっ、考えられない、感じるのぉっ」

初美「はひゅっ、らめれす、こんにゃの、ぁぁぁああっ」

5人の限界にまで迫った嬌声の果てに全員が体を引きつらせて、快楽の渦に身を任せる。
そして俺も、ぐにゃぐにゃと別の生き物のように形を変えて搾り出す膣壁の奥を真っ白に染めきるまで何度も放った。

【インターハイ全国 4日目】

朝日が眩しい。昨日は宿の中で一日を完全につぶしてしまった。
珍しくと言うべきか、俺が出かけることに初美さんが何の文句も言わなかった。というか顔を真っ赤にして枕で隠すので会話ができなかった。

一方で他の永水の皆はご機嫌な感じで俺を見守っていた。なお、誰一人立てないらしく布団の中の住人ではあったが。

ともあれ昨日の清澄の結果をメールで受け取ったところによると、久が中堅で相手を飛ばして終了したそうな。
和や咲の情報すら他校に渡さないとはなかなかにえぐいことをする人である。

今日は知り合いの試合も全くなく完全なるフリー、何の気兼ねもなく出かけられるし遊べる。
完全に上京してから遊んでしかいないが別にいいのだ。男子個人戦まで日にちがあり、俺はすごく暇である。
なお俺の試合の行く末であるが、咏さん・良子さん・はやりさんの三名から『対戦相手にトラウマを作るな』『手を抜きまくれ』などと注意を散々受け練習禁止令が出ている。

そういうわけで俺は大手を振って出かけられる。というわけで行くとしよう


【インターハイ全国 4日目】

気の向くまま出かけようとしたところで、俺は一人のある人物から連絡を受けた。
しかも緊急の要件。そのような言い回しをまずしない相手からの言葉に、慌てて俺はホテルへと向かった。

京太郎「で、なんでしょう?」

照「京ちゃん、落ち着いて聞いてほしい。……尭深が妊娠してる」

え? 何この怒涛の展開? というか尭深さんと体合わせたのって合宿の時で、それ以降は一回も……あれ? 尭深さんできてなかったって言ってなかったっけ?

照「『最近少し太ってきたかな?』って思ってた。で、でも、見てしまった。尭深がミルクを絞ってタオルで拭いてるのを」

え? え? ちょっと待って、整合性がとれない。妊娠したら生理は来ないはずで、なのになぜか母乳が?

照「照魔鏡で見たら分かった。尭深は蒔かれた種を一周遅れで収穫した。つまり、現在妊娠2ヶ月。そして私は3ヶ月」

京太郎「はい?」

照「私の方が1ヶ月早いのに胸は大きくならないし、ミルクはなぜか尭深が先に出る。これはあまりにも危機的状況」

京太郎「ちょっと待ってくださいね……うん、尭深さんの方は不思議な事ということでとりあえず置いておいて、照さんが何ですって?」

照「私も妊娠してる。母子手帳も貰った。初体験は咲に譲ったけど赤ちゃん産む勝負では私が勝ち、ヴィクトリー」

京太郎「『ヴィクトリー』じゃないですよ! なんでさらっと重大情報混ぜるんですか、貴方は!」

照「? 心配しなくても私はつわりとかほとんどない、お腹も目立たないし尭深の方が大変だから尭深を気遣ってほしい」

ああ、この人はいつもマイペースすぎるんだよ、もう!

京太郎「お菓子だけじゃなく栄養バランス考えてご飯食べてくださいね、照さんも。
    あと尭深さんにもちゃんと顔出しておきます」

照「ん、多分気を付ける。あと妊娠時期のセックスはコンドームするべきだから、渡しておく。
  今尭深すごいえっちい感じだからしちゃうと思うけど、赤ちゃんに気を使ったセックスを心がけて」

なんで照さんは気遣いが斜め上なんだろうね? まあありがたく貰っちゃうわけなんだけど。
しかし永水に続いて白糸台と妊娠が判明って。
清澄・龍門渕はした時期的にまだできてるか自覚微妙だろうけど、阿知賀組は確認する必要がありそうだなこれ

京太郎「尭深さん、俺ですけど今入っても平気ですか?」

尭深「京太郎くん? うん、いいよ」

がちゃっと扉を開け、上半身裸になった尭深さんの姿を目にして呆然と立っていると、俺の後ろでドアが閉まる

尭深「今胸が張って母乳出そうとしてたところなんだけど、ちょうどいいから手伝ってくれるかな?」

照さんが言った通り、前から大きめだった乳房が一回り大きくなり流し目で眼鏡の奥から伺ってくる視線が非常に艶めかしい。

尭深「ふふ、来て。揉むんじゃなくて押し出すように周りから集めて絞っていくの。
   んん、ぁっ、胸張って敏感だからっ優しく、んんっ、あ、あ、びゅっびゅでてる、赤ちゃんのご飯出ちゃってるよ」

おっかなびっくり、言われるがままに揉むというよりも掌と指で持ち上げるように中心に向かって寄せていくと、断続的に白い液体が噴出して尭深さんの体を汚す。

京太郎「うわ、ごめん。制服も汚して」

尭深「ううん、いいよ。京太郎くんの子供のためのお汁、汚くなんかないよ。ためるとよくないからこうやってたくさん出さなきゃいけないの」

薄い白色のミルクを体に垂らして、尭深さんは微笑む。幸せそうで蠱惑的なその表情にぞくっとする。

尭深「ミルク舐めてみる? 京太郎くんならいいよ」

京太郎「じゃあ、ちょっとだけ」

実は少し興味があったのだ、尭深さんの乳首を唇で食んでクニクニしながら乳房を押し出して、強めに吸ってみる

尭深「やぁんっ、舐めるだけって……んふ、あっ、あっ、んんぁ、ちゅーちゅーされてるぅ、だめだめこれ感じる、赤ちゃんに吸われてイっちゃう変態お母さんになっちゃうよぉ。
   んっ、んん~っ、はあ、はあ、はっ、しゅわれてる、しゅわれてイっちゃった、こんなエッチな赤ちゃんいないぃ、気持ちいいの京太郎くぅん、こんなの知らない」

そういえば、尭深さんと一回だけしたときは尭深さんが勝手に押し倒す感じで作業みたいにされたんだっけ。あれ、ということは尭深さんってセックスの良さ知らないで妊娠?

尭深「変なの、子供いるのにここがキュンキュンして切ないの。赤ちゃんのいる私を犯して、淡ちゃんみたいにめちゃくちゃになってみたい」

あれ、今ちょっと聞き逃せないことが

京太郎「えっと、もしかして淡のやつ?」

尭深「うん、私と宮永先輩に自慢げに動画見せてきたよ。おかしいよね、私も宮永先輩も妊娠してるのに、勝ち誇ってるの。
   まあそんなところも可愛いんだけどね」

マジか、マジかー。あいつ行動早すぎだろ、淡のやつ出遅れてるって知ったら泣いちゃうぞ。

京太郎「あー、他に見せたりなんかは……?」

尭深「誠子ちゃんたちにも見せようとしたけど止めたよ。流石に経験ない子には刺激的だもんね」

尭深さんはくすくす笑ってるけど、俺は笑えない。淡ー、俺は誰かれ構わず見せるなって言ったよな? これはお仕置き決定だな

京太郎「淡のやつ……まあ今は尭深さん優先ですね。で、尭深さんはどうされたいんです?」

尭深「知ってるくせに言わせるんだ、意地悪。
   京太郎くんの子供孕んじゃってる私におち○ちん入れてください。子供いるのにエッチの我慢できないお母さんにおち○ちんズボズボして」

顔を赤くしながらも口にした言葉にキスを返して、母乳を搾り出しながら既に濡れ濡れになった秘所口をゆっくりと亀頭でさする

尭深「ふひ、あぁっ、んぁ、焦らさないでぇ、頭おかしくなるの、ミルク出すだけでおち○ちん欲しくなるようになっちゃう、毎日ミルク絞ってオナニーするはしたない子に」

言葉では嫌がりながらも自分から腰を動かして擦り付けてきている
あ、そうだ照さんの忠告守らなきゃ。子供には逞しく育ってほしい

中学時代で慣れてるのでゴムの装着に時間はかからない。今にして思うと避妊とか全く気にしなかったのは大蛇のせいだな、きっと

京太郎「今日はエッチの気持ちよさ覚えてくださいね」

尭深「もう覚えちゃってるよぉ、んあぁっ、入ってくる、ぐりぐり広げられるのすごいぃ、初めてよりいいっ、はまっちゃう、あっ、あんっ
   や、吸わないで、腰動かしながら吸われちゃったら私、んああぁっ、あぅあっ、ひんっ、イクイクイク、イっちゃうのーっ」

内部をかき乱され乳首に歯を立てられ中の母乳を吸うと、びくびくと体を反らしてミルクが溢れる、片方から噴出する母乳に尭深さんの体が濡れて照明でテカる

尭深「嘘嘘、こんなに気持ちいいなんてっ、お母さんなのに、子供作るためのエッチなのに、私の体おかしくなってる、んはあぁっ」

京太郎「気持ちよくなるためのセックスもあるんですよ、少しずつ覚えていきましょうね」

尭深「教えて、もっと教えてぇっ、またイク、ミルク出してイクっ、吸われて中削られるの頭バチバチする、ああぅあ~っ!」

ぎゅうっと中が急激に収縮すると同時に小刻みに体が跳ねて、尭深さんの体から力が抜ける

京太郎「まだできますか? 俺まだいけてないんですけど、無理なら」

尭深「もっろ、もっろぉ、何度もしてぇ、玩具にしてくらはい」

涎を垂らして胡乱げに呟く尭深さんの体を抱えなおして、夕方になるまで夢中になった。
あとで照さんが「尭深だけずるい、私にも少しは譲るべき」と拗ねてたのも可愛かった。

【インターハイ全国 5日目】

今日は阿知賀の試合がある。ついにシード校との対戦だ、2位までに入れば勝ち抜けなんだがあいつら大丈夫かな?
なお、うちの試合は明日である。しかも清澄に、豊音さんのいる宮守……混沌としすぎだろこっちの初戦。誰を応援したらいいのか既にわからん。

うーん、永水だけでなく白糸台まで妊娠が発覚しちゃったんだよなあ。お腹が大きくなってないので他がまだ知らないのが救いだけど。
他の皆は大丈夫かな? まさか阿知賀や清澄が全員妊娠とかはないよね、うんないと信じたい。

さて現実から目を背けるのも限界だ。あまりこのホテルにいたらどこからか照さんや尭深さんの妊娠を知った誰かに襲撃されるかもしれん。
中でも一番危険度が高いのは咲だ。あの姉、妹に母子手帳の写メ送り付けて『姉に勝てる妹はいない』とかしないとも限らん。マジでそういうのはやめてほしい。

さあ、今のうちにまだ安全なところに旅立とう。これは逃走ではない、戦略的撤退だ!

どこに逃げる!?

うーんと、うーんと、どこから入り込んだものか……

玄「は、京太郎くん! 見つけたのです、こっちにこっちに」

京太郎「うお、玄さん、ちょ、勝手に入っても?」

玄「京太郎くんは私のご主人様だから関係者なのです、問題ないよ!」

憧「いや問題でしょ。まあ連れ込んじゃった以上もう言わないけど」

宥「あ、旦那様、来てくれたんだ~、あったかーい」

穏乃「京太郎、やった大好き!」

晴絵「ちょっと灼、私髪乱れてない? 大丈夫?」

灼「ハルちゃんはいつでもきれい。私もどう?」

晴絵「ばっちし!」

あの二人なにやってんの?


【インターハイ5日目、阿知賀女子学院控室】

玄「では行ってまいります!」

意気揚々と玄さんは会場へと向かう。一方で俺は対戦相手を今更ながらチェック。
ふんふん、えーと兵庫の劔谷高校に埼玉の越谷女子、んでシードが……北大阪の千里山高校、か。

穏乃「あー! 浜松でウナギのパン食べてた人!」

穏乃が画面を指さして騒ぐ。ん? 知り合い? なんか儚げな感じの人だな。

憧「いや、うちらも食べてたでしょ」

灼「園城寺怜、この人去年より前の公式データがほとんどないね」

完全に呆れモードの憧に対して、真面目に対戦相手の検討をしてる灼さん。うん、阿知賀の部長が誰かがよくわかる一幕だな。

えり『2回戦からは上位二校からの勝抜けになります』
咏『二校って、なんかバイオレンス感足りなくねー?』

ありゃ、解説咏さんだ。アナウンサーの人が咏さんの発言にかみついてるけど、完全に流されてるや。
まあ咏さんはバリバリ現役のトッププロだからなー。結果残して当然、優勝じゃないと意味なしって心構えで普段からやってるだろうから、甘く見えちゃうんだろうな。
それはそれとしてアナウンサーの人をからかってるとも思うけど。

えり『間もなく先鋒戦スタートです』

京太郎「お、玄さん気合い入れてる。打牌の後も鼻息荒くやる気満々だ。可愛いなあ」

憧「京太郎、あんた、見るとこそこなの?」

穏乃「あはははは」

いいじゃん、玄さん可愛い、あの可愛い子が俺のこと慕ってくれるんだぞ、贔屓するに決まってる。

宥「うん、玄ちゃん可愛いよね~」

うんうん、宥さんはよく分かってる。流石姉妹仲いいだけあるな。どっかのギスギスした姉妹も見習ってほしいよ。

ん? 今あの千里山の人、六萬切った?
ちょ、玄さんそれダメ!

怜『ロン、1300』

あっちゃー。点数は低いけどこれは……

えり『二回戦、最初の上りは千里山女子。しかし、おかしな手順でしたね』
咏『んー? どの辺がー?』
えり『阿知賀の松実玄はドラを切れば聴牌なのに切らず、それに千里山の園城寺は三面張にせずわざわざ嵌張で打ち取っています。
   不思議というか、なんというか』
咏『そう?』

咏さん、アナウンサーにセオリー解説させるスタンスか、らしいっちゃらしいけど。
って、問題はそこじゃない。

穏乃「は、」
憧「玄……」

これ、割とまずくない?
あう、玄さんの手牌が……ここで赤五萬引いちゃうか。ちょ、玄さん素直に行っちゃうの!? これ気付いてないよー!

怜『ロン、2600』

えり『千里山園城寺怜、また阿知賀松実玄から二連続和了です』

宥「また、玄ちゃんが……」
穏乃「まさか、千里山の人に狙い撃ちされてる?」
灼「玄のこと、相手に読まれてるのかも」
憧「五面張嫌って八索単騎にするなんてそうとしか思えない」

穏乃「ぐ、偶然だよ、たまたま閃いただけだよ!」

穏乃……分かってて目を反らすなよ。まあ確実に閃けるなら、そういうタイプかもだけど。

えり『また、変な待ち方をしましたね』
咏『地区大会の牌譜も見たけど、ずっとこんなだよこの子。
  変な待ちに変えるときは一巡以内に誰かから出上がる、不可解な鳴きをするときはだれかのツモ上がりをずらしてる。
  これはまるで……』

うわあ、咏さんがすごい真面目に解説やってる。ってことは完全に確定、千里山の先鋒も怪物側か

えり『未来予知!?』
咏『いやー、それはさすがにないなー。二巡先に裏目ってるのとかたまにあるし、でも一巡後に裏目引くことはほぼ皆無なんだよね』

『ほぼ』、ね。咏さんはその辺の条件も見抜いてるっと。あの人普段不真面目っぽいのにちゃんと調べるし洞察がすごいんだよね。日本代表の先鋒は流石である。

えり『一巡だけ働く直観ですか?』
咏『だからか知らんけど、面前で聴牌ってもめったにリーチかけないみたいだねー
  でも、たまにリーチをかけるときがあれば、それは……』

怜『リーチ』

うわあ、これはつまり

咏『数多のプロを輩出してきた関西最高の名門校、その千里山が昨年秋に無名の選手をエースに据えた……それが』

怜『ツモ、4000オール』

咏『園城寺怜、『一巡先を見る者』っ』

うーん、咏さんのネーミングセンスは『阿知賀のドラゴンロード』といい、厨二心をくすぐるなあ。
って、そんなのんきなこと言ってる場合でもないか。

穏乃も憧も心配そうな顔をしている。宥さんは言うまでもない

えり『まさか、本当に一発ツモとは、これはまさに一巡先が見えているかのような展開です』
咏『いやまー、偶然かもしれんけど。でも一巡先が何となくでもわかるってんならさー、平均聴牌速度も他の人より早いってことじゃないのー?』

咏さんの言葉を証明するように、牌が曲げられ

怜『リーチ……ツモ、2700オール』

宥「く、玄ちゃん」

宥さんの表情は悲壮。その場で打っているのが自分の方がましだと言わんばかり。
そして玄さんはしゃにむに……

京太郎「あの赤土さん、玄さんって基本全つっぱの方針で打ってるんですか? それに玄さんってどっちかっていうと」

晴絵「ああ、うちはチームで打ってるからね」

つまり玄さんはドラを抱えて他の点数を下げて、回りに常にドラ爆のプレッシャーを与えるのが役目ってことか。団体で考えるならそういう戦略もありなんだろうけど、玄さんに対して厳しいな
特にこの千里山の先鋒、怜さんって言ったっけ? この人につられて周りも速度重視になってるし、火力こそあるけど手の遅い玄さんとの相性は……


終わってみれば先鋒戦は最後まで怜さんの一人舞台。玄さんは手の狭さから周囲から狙われ続ける展開。トップとの差は8万点オーバーの最下位。
赤土さんにとってはこういう展開も織り込み済みなんだろうけど、打ち手側としちゃ心静かではいられない。

それに阿知賀は連帯感が強いから、画面の中で俯いている玄さんに向ける目が全員思いつめたものになっている

灼「玄……」
憧「私迎えに行ってくる!」
穏乃「みんなで行こう!」

憧と穏乃が思わずといったように立ち上がる。俺だって気持ちは同じだ。
だが、

宥「待って。……私が、行ってくる。任せて」

そう言う宥さんの体は寒さだけではない震えがあって、でも姉妹だからこそ分かり合えるものもあるのだろう

憧「宥ねえ」
穏乃「大丈夫ですか?」

二人の問いに宥さんは体の震えを抑え安心させるように笑って

宥「私、お姉ちゃんだから」

ああ、強いなこの人は。だからこその次鋒か。これが阿知賀の戦い方なんだな、きっと

玄「た、ただいま」

そう気まずげに控室に戻ってきた玄さんは目元が赤くなっているものの、テレビを通して見ていたほどの憔悴感はなさそうで、少しほっとする

京太郎「玄さん、お疲れ様。頑張りましたね」

ぽすっと腕の中に抱きしめ、頭を撫でながら耳元で囁くと、玄さんが潤んだ目で見上げてくる。その頬に手を添えて距離を……

憧「く~ろ~?」

詰めようとしたところで憧の声で周囲に人がいるのを思い出した。

玄「ご、ごめんなさい憧ちゃん、私たくさん点を取られちゃって」

憧「いや、そっちは元から責める気とかないから。私が文句言いたいのは京太郎とラブラブな感じでキスしようとしたことだからね?」

穏乃「そうですよ玄さん! 玄さんを責める人なんていません。いやまあ、イチャイチャするなら私とも、とは……」

あっけらかんとした感じの憧の返事と、勢いよく尻馬に乗ったはいいものの途中でごにょごにょ言い出す穏乃。
正直どっちも可愛いので、玄さんとまとめて三人とも引き寄せてぎゅ~っとする

玄「あう、ご主人様……」
憧「京太郎、いい匂い」
穏乃「あー、このぬくもり久しぶり」

総じて顔を赤くする可愛い女の子たちに満足感。

晴絵「はあ、結婚したい……」
灼「独り身には目の毒だとおも」

……あ、うんごめんね。俺も逆の立場なら居たたまれないです。でしゃばってすみません。

いそいそと三人を解放して元の席に戻る。寂しそうな三人の表情が名残惜しいけど、今は本来阿知賀の仲間の時間だと思うのでちょっと自重しよう。

俺が座ると各々が顔を見合わせてぷっと軽く噴き出して、それぞれ椅子に座りだす。
そしてそのまま、画面の向こうの宥さんへと視線を向ける。

ちょうど宥さんが聴牌、リーチをかけようというところ。
思わずと玄さんが祈るかのように手を組み、穏乃も食い入るように画面を見やる。

そしてわずか2巡後、越谷女子からの出上がり。点数こそ3200と低めだが立ち上がりとしてはいい感じ。

さらに宥さんの手牌に次々と飛び込む萬子の群れ、そして中を鳴いての混一色聴牌。

京太郎「ん、清一色にはいかないか」

まあ手が遅くなるし早めの聴牌を取ることが悪いわけでもない。何しろ上がれなきゃ意味ないわけだしな。
それに対抗するように千里山の次鋒も6巡目に鳴いて加速。そしてそのまま宥さんが少し悩んで切り出した牌でのロン宣言。

取った点をほぼそのまま千里山に食われた形となる。というか喰いタンで3900、ドラってやっぱり怖い。

えり『――先鋒戦と比べるとやや大人しい立ち上がりと言えるでしょうか?』
咏『んーえっと、まだ分かんねー』

扇子をいじりいじりしつつの咏さんの返答はわりと適当にも聞こえる。まあぶっちゃけ、最初の二局だけじゃ後どうなるかなんて分からないから正しいんだけどな。
圧倒的な怪物がいるならまだしも

って、へー。この千里山の人一年でレギュラーなのか。まあ咲や淡に比べると威圧感はないな。

玄「お姉ちゃん」

穏乃「宥さん、頑張れ」

割とのんきな俺とは違い、やはり二人は前のめりに画面を見やる。うーん、心配性だな。
いや原点から4万点失ってるし無理もないか。阿知賀は団体だけにかけてるわけだし

そして千里山は宥さんの手が整いだした頃にツモ上がり。さらに引き離されていく。まあツモな分だけましと言えばましか、明らかに千里山だけ浮いてる現状だし。
とはいえ、これはどうやら――

憧「ばれてる!?」
穏乃「え、何?」

憧の大声に穏乃と玄さんが顔を見合わせて、そして灼さんが言葉を受けて続ける

灼「千里山の子、宥さんのことを知ってるみたいな」
晴絵「みたいじゃない。間違いなく相手は知ってるさ。全国トップクラスの強豪千里山なら、それぐらい当然」

そして阿知賀のレジェンドが現状を断言。そうか、強豪ってのは下調べするのかー。俺も咲も淡もそういうの無視して相手叩き潰す方だからそういう感覚全く分かんないや。
ま、でも問題ないな。宥さんなら問題ない。得意技が知られてると分かればそれなりの立ち回りをすればいいだけ。宥さんは制限が緩い分小回りが利く

そしてそれを証明するように千里山が不用意に出した六索で12000の直撃。これで一気に縮まった。いやー、ダマで三色タンヤオドラ1って大きいよね。

まああれだ、お姉ちゃんパワーの満ちた今の宥さんを甘く見た方が悪い。
染手を捨てる選択肢のある宥さんは実のところ、阿知賀で一番厄介なのだ。まあみんな特殊なんだけどな!


結局次鋒戦が終わる頃には千里山は点を伸ばしたが阿知賀も挽回、3位との差は1万点少々。うーん、宥さん相手にプラス収支とは千里山の1年もなかなか手ごわい。
二条泉だっけ? おもちはないけど覚えておこう。

宥「た、ただいま」

憧「お帰りー、宥ねえ」
晴絵「お帰り」
穏乃「お疲れ様でーす!」
灼「お疲れ様」

何故か弱気な感じで帰ってきた宥さんに軽い返事を返す憧に赤土さん、元気一杯の穏乃に丁寧な灼さん、そして真っ先に大好きなお姉ちゃんに駆け寄る玄さん。この一幕だけでも性格の違いが思いっきり出てるな。

玄「お姉ちゃん、ありがとう」
宥「ごめんね玄ちゃん、ちょっとしか取り返せなかった」
玄「そんなことないよっ、次鋒でトップだもん、私がとられすぎたんだよ」

憧「それはそうだよねー、うん」

すげえ、憧のやつあの姉妹の仲良し空間をまぜっかえしやがった。

玄「ふえっ」
憧「でも玄の相手は全国常連校のエース、これくらいはもともと織り込み済み。
  あとは私らが、取り返せばいいだけだ!」

キャー、憧さんすてきー、抱いてー! などと口から飛び出しかけたが抑えておく。
あくまで今は団体戦中だしな。次が出番の憧を実際に抱くわけにはいかないし、憧のやつはちゃっかりとこういうとこで言質を取ってきやがるからな。
などと思っていると、皆が円状になって手を出し合っている。

憧「京太郎、ちょっと何してんの、こっちこっち」

京太郎「あれ、輪の中に俺も入っていいの?」

憧「なんでダメだと思うのよ? あんたはその、私たちの大切な人だし?」
穏乃「あー、憧照れてるー」
憧「うっさい!」
宥「ふふ」
玄「ささ、ご主人様、どうぞなのです」
灼「まあ、異論はな」

呼ばれたので俺もいそいそと加わって手を出してみる。うーん、なんかハンド時代を思い出すな

全員「「おーっ!」」

穏乃「いよーし、頑張れー!」
憧「行ってくるっ」

飛び出そうとする憧を頼もしく思いながら、宥さんをちょいちょいと手招き

宥「?」
京太郎「ご褒美」

チュッと素早く軽いキスを唇に落とすと、宥さんが真っ赤に

穏乃「あー、なにそれずっこいっ!」
憧「ちょっと、宥姉だけとか贔屓じゃない?」

京太郎「じゃあ、頑張ったらご褒美に、な」
穏乃「よーし、ますますやる気出てきたっ!」
憧「絶対だからね! よし、行ってきます!」

飛び出していく憧。さあ、中堅戦の始まりだ。

中堅戦早々、憧は2副露からの7700の出上がり。早いうえに迷いのない打ちまわし。

京太郎「あいつ、速度上がってません?」
晴絵「あー、合宿の時から一番伸びたのは憧だからね」

えり『中堅戦最初の上りは阿知賀女子。劔谷から直撃を取ってこれで最下位脱出です』
咏『阿知賀はこの子が一番上手いねー。上級生三人が特殊だから埋もれちゃってるけど』

ううむ、咏さんの太鼓判付きか。これは期待できそうな。いや麻雀的な意味であってご褒美的な意味ではないよ、うん。

憧『ツモ! 1000・2000!』

穏乃「おーっ、憧っ!」
京太郎「はっやっ。うーん、前の俺と相性悪い感じに成長してるな憧のやつ」

まあ今はすっかり特性も変わったし正面から行けば勝てるだろうけど、しかし強くなりすぎだろ憧のやつ。相手のエースクラス相手に十分対抗できてる。

えり『――本人の努力とともに優秀な指導者に恵まれたのではないでしょうか?』
咏『あー、そうかもねー』

京太郎「よっ、レジェンドっ!」
晴絵「いやー、それほどでもあるかなー?」
灼「あんまりハルちゃんを煽てると調子に乗るからそのくらいにした方がい」
晴絵「えー?」

憧が乗りに乗ってるので控室は悪ふざけすら許される明るい空気だ。そしてさらに憧が上がる。
いやしかし3連続とか大活躍である。憧のやつから要求されるご褒美のランクが上がるかもしれないな。

などと思っていたら、千里山の中堅相手に親被り。しかも7巡目で3000・6000は早い上に高い。千里山は強いな、でも憧だって負ける気はないようだ。
目線がバチバチいってるのが幻視できるかのように争いは過熱し、加速していく。


そして中堅戦が終わったときには憧は僅差とはいえ2位まで浮上。そして千里山の江口セーラはさらに点を伸ばすとかいう状況。2位通過が見えてきたのはいいが、ほぼ千里山の1位抜けが固まってきた。
憧があれだけ上がりまくったのにさらに上回るんだから、セーラさんの火力を備えた速度は恐ろしいものがある。咏さんが好きそうな打ち方だし、気に入られてるかもしれないな。

穏乃「灼さん、お願いします!」
玄「ファイトだよ、灼ちゃん」
宥「頑張ってねー」
晴絵「頼んだよ、灼」

灼「――行ってくる」

うーん、俺も何か言った方がいいかな。

京太郎「えーと、灼さんもご褒美いります?」
灼「……考えとく」

あれ、冗談でリラックスさせるつもりが顔を赤らめて受け入れられてしまったぞ?

穏乃「京太郎、灼さんにまで……」
玄「わわわ、灼ちゃんもその気なのです」
宥「あったかーい?」

おかしいな、なぜこうなった? 灼さんが「ありえな」とか言って一蹴される感じの想定だったのだが。

憧「ただいまー。なんか灼さん微妙にうきうきしてたけどなんかあった?」
玄「あー、それなんだけどね、憧ちゃん」

ごにょごにょと耳打ちする玄さんと、ふんふんとうなずく憧だったが、その眼差しが呆れを帯びてくる

憧「あのさ京太郎、あんたもう少し自分の影響力考えて物を言いなさいよ」

京太郎「な、なんだよその俺がいると悪い影響があるみたいな言い方」

憧「いや間違っちゃいないけど……まあいっか、今更だし。それよりさー、私頑張ったと思わない?」
京太郎「そうだな。元エース相手に区間2位だし」

憧「だ・か・ら、ね?」

薄紅色の唇に指をあてて催促してくる憧の腰に手を回して抱き寄せ、瞳を合わせて唇を交わす

憧「ん、ふ、ちゅ、ちゅっ、ちゅるっ、んは、ちゅ、んんん~っ、ふ、は、はぁ、はあ」

唇を離すと、瞳を潤ませ熱い吐息を漏らす憧がとろんとした眼差しで息を整える

憧「ふは、やば、キスだけで軽くイっちゃった。続きしたくなっちゃう」

穏乃「む~っ、憧ばっかずるい!」
憧「ずるくありません~、正当な報酬だもんね」

晴絵「はいはい、その辺でね。エスカレートされても困るし」

憧「何ハルエ、教え子相手に妬いちゃった?」
晴絵「べ、別にそんなことないしー。先越されて悔しいとか思ってないしー」

顔を赤くして目線を反らす赤土さんを「あらら、拗ねちゃった」とからかう憧。

晴絵「拗ねてないもん、男日照りで寂しかったりしないし」
玄「赤土先生、それはさすがに墓穴を掘っているのです」
晴絵「う、うるさいっ、4万点取られたくせに~っ」
玄「うわーん、赤土先生がいじめるよ、おねーちゃーんっ!」
宥「あわわっ、玄ちゃん泣かないで、ね」
憧「あーあ、なーかせた、教え子なーかせた」
晴絵「うぐぐぐぐ」
穏乃「赤土先生、玄さんに謝らなきゃっ」
晴絵「うう、ご、ごめんなさい、今のは冗談です」

いや本当、仲いいなあ阿知賀。刺しつ刺されつの雰囲気だったどっかとは大違いだ。

友香『8000オールでーっ!』

晴絵「灼っ」
テレビから声が聞こえた瞬間、即座に席に戻って真剣に灼さんの奮闘を見守る体制に移る阿知賀の皆。いやうん、連帯感バッチリである。ちょっと空気の入れ替わりの激しさについていけないけど。

灼『ツモ、1300・2600!』


真面目に観戦を続ける中、灼さんがオーラスでツモ上がりして微妙に2位に届かず3位で副将戦は終わりを迎えた。最初の親倍ツモが大きく響き、劔谷が2位へと躍り出た形。
しかしそれでも、2位狙いは十分に可能なレベル。1位の千里山は、うんちょっとどうしようもないな。この点差だと役満を連続でぶち当てないと無理。7万点差超えてるし。

勝負は残すところ大将戦。目指すは劔谷をまくっての2位通過。

穏乃「っし! 行ってくるよ!」

頬を張って気合を入れた穏乃がジャージ姿で出陣する。

憧「シズ! 頼んだからね!」

穏乃「おう、任せとけっ!」

声を張る憧に対して力強くサムズアップ、穏乃は頼りがいのある男気を見せてその場を後にした。
その姿に俺は阿知賀の通過を確信した、のだが……


穏乃『ぇぇ……』

テレビの向こう側では後半のオーラス直前、越谷女子に穏乃がだまっ跳ねに放銃してしまっていた。
これにより阿知賀女子は3位転落。2位との点差は11900点と中々に重い

咏『8巡目か、最後の親番とはいえちょっと不注意だったかー?』

ちょうど穏乃が親で突き放そうとした瞬間の放銃である。いや、3位との100点差での2位だったし気持ちは分かるんだけどさ、うん咏さんの言う通りですね。

そしてオーラスの牌が配られる。そして肝心の穏乃の配牌はというと、かなりばらばらである。

憧「シズ……」

憧が穏乃を見やる眼差しに心配の色が濃くなっていく。

えり『オーラスが始まります。親の千里山はほぼ準決勝進出が確定しており、上がっても流局でも終了宣言しますから連荘はまずありません。つまりこれが最後の一局。
   2位の劔谷は93600点、追う3位の阿知賀女子は81700点。阿知賀の逆転には自摸で跳満以上、直撃なら6400以上が必要です。
   さあ、2位で準決勝に進出するのはどちらか、そして大きく離された越谷女子、意地を見せるか』

うん、わかりやすい状況説明ありがとうアナウンサーさん。

さて、穏乃は……? あれ、穏乃の引き強くない? あの手牌からわずか4巡目で逆転手を聴牌とか無駄ヅモ一切ないんだけど。

しかし逆転手と言っても高めダマハネ。安目ツモなら裏ドラが乗らない限り逆転できず、そんな不確定要素にここで頼るのは無理がある。
そして高めの一索はすでに場に2枚出ており1枚は穏乃の手の中。つまり最後の一索が出てくるのを待つしかない状況。

そして穏乃が聴牌を取った直後に下家の千里山が切ったのは四索。すなわち穏乃にとっての安目上がり。当然スルーしかない、のだが、その直後に対面の劔谷が切ったのは一索。最後の穏乃の当たり牌。
だが、同順、一度見逃せば再び自分に順番が回ってくるまで上がれないルールによりこれも見送る他ない。
つまり、現在の穏乃の聴牌は一切の上り道のない姿へと変えられた。

宥「あぁ……」
灼「くっ」

宥さんが涙に瞳を濡らし、灼さんが悔しそうに視線を逸らす。そして赤土さんも諦めたかのように目を閉じて顔を反らす。
そんな中

玄「まだだよ」

玄さんは一人、確信するように微笑みをたたえて言った。

玄「しずちゃんは諦めない。それは皆が知ってるはずだよ」

えり『これはさすがに千里山と劔谷で決まりでしょうか』

その言葉に、咏さんは呆れたように咎める

咏『おい、終わらないうちにそういうこと口に出すなよアナウンサー。あいつの面見ろ、むしろ何か始まってるぜ』

こうなったら別の逆転手を張りなおす他ない、そして12000点となる跳満は6翻を必要とする大きい手。
そのはずなんだが、なんで穏乃さんは直後に三索を持ってきて三暗刻を張りなおせるんですかね?

灼「三暗刻」
憧「その変化も考えちゃいたけど、河に二索2枚、一萬1枚出てんだよ。残り1枚の一萬を自分で自模らなきゃいけない。
  って、言ってる傍から――」

越谷女子が最後の一萬を処理したことで穏乃の手は再び死手。また張りなおすことを余儀なくされる。
しかし穏乃の手は淀みなく動き、二筒、三筒と次々と重ねる。

いや本当穏乃さんは何者なんでしょうかね、一切無駄なく欲しい牌しか自模ってないんだけど。そういう能力の持ち主なの?

憧「七対子」
玄「ドラ2だからツモなら満貫、出上がり6400」
灼「劔谷を直撃する他届かない」

すごい説明口調だな皆。なんかもう、ここまで穏乃を引き立てる状況が揃うとそういう星に生まれてきたのかと思うしかないな。
なんかもう、穏乃が負ける気全くしないわ。

京太郎「行ってくる」
憧「へ?」

京太郎「勝者を迎えに、な。あいつそうでもしないと拗ねそうだし」

憧「あー、シズかなり私に嫉妬してたからね。いってらっしゃい」

憧も俺と同じ心境なのだろうか、あっさりとOKが出た。
さあ、急いでいきますか。じゃないと遅刻したって怒られても困るしな。

そして俺は控室を後に対局場へと向かった。

穏乃「いよっしゃーっ!」

穏乃の雄叫びが聞こえる。走ってよかった、どうやらぎりぎり間に合ったらしい。

京太郎「穏乃!」
穏乃「京太郎!」

扉の向こうから声をかけると即座に腕の中に飛び込んでくる。そのまま抱きとめて、その軽い体を胴上げする。

京太郎「よくやった、穏乃!」
穏乃「ウェヒヒ」

何度も空中に放っては抱きしめを繰り返していると、なんだか周囲の目が冷たいような……あーうん、そうだよな。ここには負けた子たちもいるし、さっさと退散するか。

京太郎「帰るか」
穏乃「うん!」

華やいだ笑みを浮かべ、穏乃は皆のいる控室へと弾丸のように突っ走っていく。さて、俺も……

竜華「なあ、阿知賀って女子高やんな?」

向かおうとしたところで、俺の袖口を摘まんでいる艶やかな黒髪の美少女が、にっこりと口にした。

竜華「なのになんで男子がここにおるんか、ちょっと事情聴かせてもらわなあかんな?」
京太郎「――はい」

……穏乃、どうやら俺は阿知賀の皆とともにいけないらしい。もし警察に通報されたら、永水の皆によろしく伝えておいてくれ。あと、ご褒美は次の機会まで待ってください。俺に次があれば。


一方その頃

憧「あれシズ、京太郎は?」
穏乃「へ? あ、あれ、いない!? なんで!? まだご褒美貰ってないのに!」
玄「穏乃ちゃん、どこに落としたのです!?」
灼「京太郎は落とし物じゃないとおも」
宥「京太郎くーん、どこー? うう、あったかくないよぅ」

晴絵「あ、なんか今用事できたってメールが……京太郎打ち上げ来ないのか、はぁ」

阿知賀は皆とっても仲良しです。

京ちゃん、竜華に捕まる。といったところで本日はこれにて終了。
この回最後以外意味あったんだろうか? そんなことを思いつつも、京ちゃんが阿知賀にいたら毎日こんな軽い感じだろうというのを書けて割と満足
永水との温度差がすごいなー



竜華「怜ー、土産物やでー」

京太郎「ええっと、土産物の須賀京太郎です。よろしくお願いします」

怜「なんで人が持ち帰られとるん? って、あ、その、よろしゅう。園城寺怜です」
竜華「怜、顔赤くして熱でも出たんか!? 安静にし!」
怜「いや、思った以上にイケメンさんやから動悸がするだけや。体調は悪うないから」
竜華「そっか、よかった。うちとおそろいやな」
怜「へ?」

泉「あれ、あの顔、永水の1年の男子と違いますか? たしか船久保先輩がファイル作ってた」
浩子「え、なに?」
泉「なんで急に鏡見出してるんですか? あれ、それに江口先輩は?」

セーラ「あ、あ、あ、き、着替えな、こんな姿見せるわけには、そ、そや、制服を……っ」

泉「え、なんで乙女モード!? どないなっとるんですかこれ!?」

なんだかよく分からないが、強豪とはいえ千里山女子もなかなかに愉快な高校らしい。関西圏ってみんなノリがいいって聞くけど本当なんだな


京太郎「――っと、いうわけで、合宿の時の縁で阿知賀を応援に来てました」

嘘は言ってない。ただそう、構成する人間のほとんどと体を重ねたりした事実を黙っているだけだ。

竜華「そっか、ごめんな、あらぬ疑いをかけてもうて」

いえ、その疑いあながち間違ってないんで、などと言えるはずもない、ここは笑ってごまかしておこう。

怜「竜華はうっかりさんやなあ、ここはうちが体でお詫びを――」
京太郎「えっ」(ぱあっ

怜「……いや、ジョークやで?」

し、しまった、つい本能的に反射で期待してしまったじゃないか。ここは紳士的に……

京太郎「こほん、ダメですよ怜さん、そんな自分を安売りしたら。男は馬鹿なんで美少女に誘惑されたらついその気になりますからね」

怜「うち美少女やって、照れるなあ、なあ竜華」
竜華「えーうちは、うちは?」
セーラ「」(チラッ チラッ
浩子「」(ソワソワ
泉「なんか変な空気やない?」

京太郎「皆さん綺麗なんであんまり期待持たせないでくださいね。勘違いしてしまいますから」

泉「いやーお世辞でも普段言われへんから嬉しいわ、あれ先輩方、どないしました?」

セーラ「き、きれいとか、そんなん……」(プシュー
怜「勘違いかー。まあ、そうじゃなくなればええわけやな」
浩子「データ収集をせな」
竜華(……)

竜華「じゃあ京太郎くん、迷惑かけてしもうたしそこまで送るな。皆は先に帰っといてやー」

泉「お疲れ様様です。じゃあこちらも引き払いますか」

セーラ「1年なのに仕切ってんなー」
泉「ええ!?」
怜「泉は竜華の次に仕切りやさんやから」
泉「そんなことないですよ!?」
浩子「データ通りやな」

関西圏はどうやら部員同士の距離が近いようだ。楽しそうでなによりである。

てくてくと、竜華さんの後について廊下を歩いていく。しかしこんな道あったっけ?

竜華「あ、近道やからこっち入ってな」

言われるがままに扉をくぐると、目に入ったのは机が四角上に並べられた会議室のような風景。あれ? 他にどこにも扉が――

カチャンと、後ろから聞こえた音に振り返ると、後ろ手に扉を閉めて鍵をかけている竜華さんの姿

竜華「騙してごめんなー。でも皆が色目使っとったし、こうでもせんと出遅れる気がしたんよ」

しゅるりと胸元のリボンをほどいて、悪戯っぽく笑いながら頬を染めてこちらに近づいてくる

竜華「怜に言われて期待したんやろ、えっちぃこと。せやったら、うちとしてみーひん? この胸も太ももも、ううん、体全部、使ってくれていいんよ」

上目遣いにすり寄りながら、自らの指で乳房と太ももを撫でる姿を見せつけてくる

竜華「うちは、したい。京くんに抱いてもらって恋人みたいに愛されて、うちの子宮にたっぷり子種注がれたい。あかんかな? こんなふしだらな女で幻滅した?」

清楚な見目から想像もできない淫猥な言葉にとっさにのどが鳴る。男はこんな簡単に興奮してしまう生き物で、基本ちょろいのだ。

竜華「あ、ここ大きくなっとる。これ、うちで欲情してくれたってことやんな? 嬉しい、こんなになるんやな男の子って。
   ん、ズボン越しでも硬くて熱くてバキバキやん、こんなおっきくなるもんなん?」

何かにあてられたようにズボンの上からさすさすと肉棒を掌で撫でながら、竜華さんは俺の耳元で息を乱しながら囁く

竜華「なあ、京くんは触らへんの? うちの乳首、弄ってほしくてもうコリコリになっとるんよ。好きに揉んで楽しんでいいんやで」

竜華さんの上気した体温で甘い女の香りが少しずつ室内を侵食していく。しかしなすがままでは皆に申し訳が立たない。

京太郎「あ、あの竜華さん、なんで急にこんなことっ」

竜華「うちら名門で麻雀をやってる子はな、大抵が子供から麻雀に打ち込んでて男の子と縁がないんよ、女子高やしな。小鍛治プロみたいに行き遅れたくないねん、学生の時に男作っとかなやもめ暮らしやって監督も言っとった。
   そこに京くんみたいな好みの男子見たら、欲しくなるやん。それにうちらやって年頃や、エッチな事にも興味あってもおかしないやろ。
   だから、な。うちのこと抱いて? 尽くすから恋人にしてくれへんかな」

このまま流されたら竜華さんは自分だけが彼女と思い込み、間違いなくまた修羅場だ。竜華さんほどの美女に迫られるのは正直嬉しいが、俺が置かれている状況の特殊さを理解してもらわないと。
その後に待っているのは嫌悪だろうが、それでも彼女たちに傷を与えるよりはましだろう

京太郎「りゅ、竜華さん、聞いてください。俺は竜華さんが思ってるような人間じゃないんです、だって……」

既に30人近い女性と性関係があること、そしてそのことは彼女たちも知っていて受け入れていること、こんなのは異常で、まともな人は関わり合いにならない方がいいことなどを話していく。

竜華「つまり京くんはハーレムの王様で、たくさんの女の子を誑かせた悪い男ってことやんな?
   うちが手を出そうとしたときにはもう大勢の彼女もちかあ。なら怜やセーラも連れてきて3人で囲い入れた方がよかったんかな、失敗したわー」

この人なに言ってんの? 動きが全く止まらないどころか、自分から俺の手を取って乳房へと導く

京太郎「えっと、なんで? あの話聞いてどうして続けようと……」

竜華「確かに二股や三股やったら『浮気性な軽い男なんや』って思って手を引くで。
   でも京くんは次元が違うやん、30人もの女が誰も引かんってそれだけすごいものがあるってことやろ? せやったらうちだって味わってみたい。
   それに、こんなガッチガチな太いおち○ぽ触っとったら、入れられるの想像してしまうやん、ほらうちに生おち○ぽ見せて、ズボン窮屈やろ」

この人見た目は清楚なのに、中身がエロエロすぎる。見た目裏切りすぎだろ、もういい、そこまで望むっていうなら壊れるまでこの清楚ビッチを快楽漬けにしてやる。

竜華「んぁあっ、ついにその気になってくれたん? ひんっ、あっ、あぅふっ、すごっ、おっぱい揉みしだかれて尖った乳首爪でカリカリされるのっ、自分でするのと違っ、ひぅっ、ゾクゾクするぅっ
   んぁっ、これが生おち○ぽ? 血管浮いてカリ首ぶっとい、漫画よりずっとすごい、舐め舐めするから、うちのことこのおち○ぽで犯してぇ」

竜華さんは自分から跪いて上着をもどかしそうに脱いで、ずれたブラを外して乳房の隙間に肉棒を挟んで先っぽを咥えて舌先を絡めていく

竜華「京くん、うちのパイズリフェラどう? ザーメン出したくなったらいつでも出してな、全部飲むから」

京太郎「竜華さんは飲んでみたいんですか?」

飲む子の多くは男が喜ぶからという部分が強くて、自分から積極的にという印象は少ない

竜華「うん飲んでみたい。ザーメン飲んで内側まで京くんで染められていくって考えたら、それだけで……」

そうなる未来を想像してか上目遣いに目を潤ませ、乳房を強く肉棒に押し当てて上下に動かしながらジュプジュポと先端に唾液を絡ませて吸い上げていく。俺はその髪に手櫛を通して耳を指先でくすぐる

竜華「ふあっ、ビクビクしてさらにおっきく、お口の中に京くんのザーメンだして、んちゅっ、じゅるるっ」

京太郎「奥で受け止めろ、竜華っ」

竜華さんの頭を抱え込み、喉奥まで肉棒を突っ込んでドクドクと大量の精を叩きつけていく

竜華「こふっ、こふっ、あぅ、じゅっ、ごくっ、ごくっ、ああ、飲みきれへん。ザーメンこぼれてうちの胸もねちょねちょになって、もったいない、ちゅぢゅっ、はぁ、はぁ、ザー汁濃いぃ。
   ふはっ、んふ、もう無理、我慢できひん。京くんのザーメンで発情したうちのドロドロま○こに突っ込んで、処女奪って子宮にもザーメンぶっかけてぇ」

京太郎「竜華さんは処女のくせに精液大好きな淫乱だったんですね、貞淑そうな顔して観客を騙すなんていけない人だ」

竜華「うん、本当は淫乱でエッチなことずっと考えてたのに隠してたんよ。
   京くん、うちのこと呼び捨てにして。ザー汁搾り取る道具みたいに扱われてイってしもうた、きっとMなんや、だからぁうちのこと好きなだけ犯してください」

自分から地面に座ってM字開脚して、指で愛液の溢れる入り口を開いて内側のピンクの肉壁を見せて誘ってくる。その淫猥な姿に肉棒を押し当て、豊満な乳房の突起を歯でこそぎながら一気に貫く

竜華「んあぁぁあっ、ま○こと乳首ぃっ、痛いのに気持ちええ、やっぱうちMなんや、内側ジンジンする、もっと、もっと突いてぇっ、ひぃぁっ、ひゃうっ、また、またくるっ」

京太郎「今日あったばかりの男に処女散らされて最初から乱れるなんて、竜華ってビッチだったんですね。見た目は大和撫子って感じなのに」

竜華「だって、こんな大きいので広げられてゴツゴツされたらぁっ、はひぃんっ、乳首かじられてチュウチュウされるのもぉっ、交尾すごひっ、ズンズン突かれて子宮が悦んでるぅっ。
   清水谷竜華はもう京くん専用ですっ、初交尾ねだってイキまくるど淫乱でしゅっ、らから、らから子宮にザーメンください、うちのこと精液タンクにしてっ、ひゅいぃぃんっっ!」

甲高い声を上げると同時に竜華さんの目がうつろになり内部が搾り取るために根元から先端までギュッギュと締め付け蠢く動きに合わせて、我慢せずに奥へと濁流を解き放つ

竜華「はひゅ、はひゅっ、子宮もザーメンで溺れるぅ、幸せ……んぁあっ、くぁんっ、京くん、なんれまたぁっ!?」

京太郎「なんでって、好きなだけ犯していいって言いましたよね。あれだけで満足するわけないじゃないですか、だから竜華には責任取ってもらわないとね」

竜華「うしょぉっ、ひくぁぁっ、らめ、敏感らのっ、イク、まらイクっ、ふあぁぁあっ!
   こんにゃのザーメン中毒になるっ、交尾するためなら何でも差し出すようにっ、ひぅあぁぁっ、らめらめらめ、壊れりゅ、うち壊されりゅぅっ」

京太郎「ダメって言ってるくせに足で抱き寄せてるじゃないですか、心まで素直になるまでたっぷりしてあげますよ」

悲鳴のような歓喜の声を上げて、竜華さんは何度も求める俺に従って体が粘液まみれになるまで嬌声を上げ続けた。

そして、今では

竜華「清水谷竜華は京くんのおち○ぽ様に屈服しまひた。なんれもします、京くんの命令に従ってザーメンもらうのが幸せなんれす。
   どんな立場れもいいから京くんのお傍においてくらさい」

自分からプライドも何もかも投げ捨て、足のつま先に吸い付いて嬉しそうにするほど完全に色欲に溺れ、覚えた交尾の快楽に浸かりきった女になってしまった。
そして、隙あらば入れてもらうことばかり望むほどに理性が壊れてしまっていた。

なんだかやりすぎた気がするんだけれど、まあ日が経てば元に戻ると信じたい。
とりあえず人前ではいつも通りにするように言いつけて、体液の付いた体を宿に戻ってシャワーとボディソープで洗いなおした後、湯船にゆっくりと浸かった。

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最終更新:2026年01月05日 12:42