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俺、須賀京太郎は長野を離れわざわざ鹿児島まで来ていた。
なぜか両親に進学先を決められて単身送られたのである、解せぬ……

京太郎「ペットのカピーや咲は元気かなあ?」

何か変な枠に入ってる人間がいるような気がしても、それはきっと間違いではないので安心して欲しい。

とりあえず、この駅に迎えが来ると聞いてるのだが――

巴「はぁ、はぁ、京太郎くん、ですか?」

目に入ったのは巫女服を着て、赤毛をポニーテールにしているたぶん年上の少女

胸は、あまりないようだ。

俺が胸を見ていると、それを感じたのか恥ずかし気に胸元に手を置き、彼女は言う

巴「覚えてませんか? 私、狩宿巴です」

その名前は、幼い頃に聞いた名。

京太郎「ともえ、ちゃん? いや、さん、か」

巴「呼びやすい方でいいですよ、京太郎くん。覚えてくれてよかった――」

はにかむ彼女の姿は、かつて見た幼女の姿と重なった

巴さんに手を握られて少し心臓がドキドキしながら、俺は案内のままとある邸宅――というか山に立ったでかい寺? に通された

俺は中学の頃鍛えたからいいのだが、この会談の数を上り下りするって普段の外出にすごいめんどくさいのでは、と思いがよぎる

巴「えっと、まずは私のお友達、というか家族みたいな人を紹介するわね」

か、家族みたいなもの……え、いきなり両親と対面するの? お見合いなの? などと頭が混乱する中、3人の影が現れる

それは――でかい! 小さい! すごくでかい!
というのが、俺の中で最初に思ったことだった。

うーん、やはり何回見ても大きいな。
なにがって? 胸に決まってるでしょ。すごく大事、男子高校生的には。

春「滝見春、黒糖食べる?」

初美「うーん、こいつが須賀の家の子ですかー? 私は薄墨初美ですよー」

霞「石戸霞、まあここではみんなのお姉ちゃんみたいなものかしら。よろしくね」

しかし俺は紳士だ、対応を間違えない。

京太郎「あ、一応いただきますね。黒糖ってけっこうポリポリするな。これからよろしくお願いします
    霞さん、ですね。俺は須賀京太郎と言います。よろしくお願いしますね
    初美か、よろしく頼むな」

なんという完璧な対応。子供に目線を合わせてやったんだぜ。うん、すごい紳士だ。

初美「うがー、わ、た、し、は! 高校3年生なのですよー!」

ほえ?

春「大体これはお約束」

霞「まあ、初めてで初美ちゃんを見抜ける方がすごいと思うけれど。
  め、よ。京太郎くん」

俺が対応を間違った、だと? おかしいな。咲もカピーも怒らない完全な技が破られるなんて
しかし、胸の大きいお姉さんに怒られてしまうのも悪くはない。

京太郎「す、すみません、初美さん。勘弁してください」

ここは奥義、土下座!

初美「う、ま、まあ、そこまで言うなら、許してやるのですよ」

春「黒糖を食べる人に悪い人はいない」

霞「あらあら、素直に謝罪できる子は偉いわね」

巴「……あと一人、いるんですけど、そっちは」

言葉を濁すような巴さんの言葉を継いで、最も胸の大きい霞さんが俺の手を取る。

霞「こちらから出向かないとね、いいかしら?」

霞さんに手を取られ、廊下をゆっくりと歩いていく。周りに自然しかない、なんだか澄んだ空気と厳かな一室を前に

霞「姫様、ご案内いたしました」

高座に座った少女は、ゆっくりと目を開け――凛とした声を響かせる

小蒔「霞ちゃん、足がしびれそうです」

凛とした声で、すごく真面目な表情で、とても情けない言葉を発した。
あ、なんだか仲良くなれる気がする。こう、咲と似た空気っていうか。

霞「もう、小蒔ちゃん、ちゃんと挨拶しないとお菓子抜きよ」

小蒔「ええ、こ、困りました。
   えっと、私は神代小蒔と言います。京太郎くんの1つ年上です」

霞「偉いわね、小蒔ちゃん」

小蒔「褒められました」

うん、なんか関係をなんとなくわかった気がする。俺と咲の関係というか、保護者と被保護者というか。
親近感わいちゃうなー。

小蒔「永水高校にようこそ、須賀京太郎くん。あ、お部屋ちゃんと用意してますからね」

京太郎「あ、はい。ありがとうございます」

おかしいな? まるで俺がここに住むかのような、あり得ない話を聞いている感覚が。

巴「あの、実は京太郎くんをお呼びしたのは、大切な理由があって……」

次々と話をする人間が後退しながら、眉唾物の話を紡がれる。
要約すると、こういう事だ。

『俺と仲良くする』=『麻雀が強くなる』

どこのオカルトですか? 妙にSAOと言いたくなったのは謎である

初美「まー、正直私はいまいち信じてないですけどねー。オーラも何もありませんし」

オーラとか普通人はまといません。

春「やってみて損はない」

小蒔「あの、私はそれを抜きにしても仲良くしたいです!」

巴「お願い、できないかな?」

霞「信じられないかもしれないけど、協力してもらえないかしら」

集まる視線。はっきり言って全く信じられない。こんな条件で進学して勝手に家まで決められて、よしとする人間がいるというのか?

京太郎「喜んでこちらこそお願いします!」

います、俺です。というか美少女4人にお願いされたら大抵の男は頷くはずだ。
なので、俺は信じたことにして協力しようと思う。胸の大きな人に囲まれた環境、最高。

ごめんな咲、お前はいいやつだけど胸がないのが残念なところなんだ。


こうして、俺の華やかな鹿児島生活は幕を上げた。
女のこと仲良くしているだけでいいとかバラ色であると、信じていた。
そう、後にどういう事になるかなんて全く考えもせずに――

京太郎「小蒔さん、見て欲しいものがあるんです」

俺は真剣な顔で小蒔さんの部屋を訪ね、重々しく口を開いた
その空気を感じ取ったのか小蒔さんの背がピシャンと伸び、緊張した面持ちで頷く

小蒔「は、拝見します……」

ごくりとつばを飲み込み、その見据える先にあるのは――スマホで撮ったカピーの写真である

小蒔「うわぁ、大きい、大きいです! あと笹を食べてます! うちの竹林でも大丈夫でしょうか!? 可愛いですね!」

女の子にお菓子と動物が嫌いな人などいないby宮永照
そんな人生の先輩の名句に誤りはなく、今も効果抜群である。

小蒔「はわわ、こんな表情もするんですね。いいですね、うちにもペットが欲しいです」

『たぶんここでのペット枠はあなたですよ?』と言いかけたが、どうにか堪えた。
そんな失礼なセリフは言ってはいけない。ポンコツパンチが飛んできかねないからな(実体験)。

京太郎「名前はカピーっていうんです。俺の大事な家族ですよ」

小蒔「家族……わ、わた、いえ、そのなんでもないです」

何を言いかけたのかは分からないけど、きっと時間をかければまたちゃんと言ってくれるかもしれない。
小さな一歩だが、俺にとっては大きな一歩なのだ。

胸の大きい人と仲良くなるために余計な焦りは今は控えよう。



<4月1週目 その2>

京太郎「初美さん、こんにちは」

初美「なんで私のとこに来てるんですかー? 私と話すより、他の子と話す方が好きなんでしょうに」

どうやら最初の印象が悪かったようだ。機嫌を微妙に損ねてしまっている
だが俺は諦めない。胸だけが女の価値ではないとユキが言っていた。まあその本人は十分大きいのだが。

京太郎「いえいえ、俺は初美さんと話したいんですよ。それに、これからお世話になるんですし」

初美「お世話ですかー?」

京太郎「はい、お願いします! 初美お姉さん!」

一瞬彼女はきょとんとした表情をして、それから笑う。

初美「もう、心にもないお世辞を言えば私が絆されるとでも思ってるんですか?
   甘いんですよー、京太郎は」

京太郎「あちゃあ、ばれちゃいましたか。でも初美さんと仲良くなりたいってのは本当ですよ」

初美「はいはい、ご機嫌取りを受け取っておいてあげますよー」

言葉とは裏腹にその顔は少しうれしそうで、道化役をやってみるのも悪くはない、と思えた

<4月1週目 その3>

京太郎「霞さん、俺すごく大事なことに気がついたんです」

霞「なにかしら?」

京太郎「俺だけ、料理ができないことに!」

そう、この家では持ち回りで料理当番が毎日ローテーションされるのだが、その人選に小蒔さんと俺だけ名前がない。

小蒔さんは、この1週間で理由が分かってきた。突然何もないのにお昼寝してしまうのである、しかも立って。
これは危ないから料理当番から外されても当然だろう

京太郎「俺も料理が作れるようになりたいです、霞先生」

俺の名前だけハブられるのはなんだかいたたまれないのだ。
そして最近は料理のできる男がモテるという。そして霞さんとも自然にお近づきになれる。
まさに一石二鳥。

霞「『男子厨房に入らず』とは言わないのね」

京太郎「まあ、亭主関白には俺なんかは届きませんし。ダメですか?」

霞「いいえ、じゃあさっそく今日の夕飯を一緒に作りましょうか」

京太郎「はい!」

その日の夕飯は俺のせいで形が悪かったり、火の通りが甘かったりしたのだが、誰も文句など口にせず、『おいしかった』と頑張ったで賞をもらうことになった。

むぅ、流石に一回でうまくいくほど料理は甘くないようだ

<4月1週目 休日>

その日、獅子原爽は鹿児島後に降り立っていた。北海道から鹿児島という、ほぼ日本縦断という思い切った行動。
行き来だけで10枚近い諭吉さんが吹き飛ぶというその果断さはチームメイトへの信頼からであった。

真屋由暉子の口にした、『仲がいいほど強くなる』という存在。自らが用いる超常の能力に触れていた爽にとっては信じるに値するものだった。

爽(私はユキを全国に連れて行き、必ず活躍させる。それがユキをポストはやりんに導く一番の近道! そのためなら、私はなんだってしてやる)

ともすれば悲壮な覚悟、後輩のために身を削ろうとする姿は尊く――

京太郎「えっと、すみません、あなたがユキの言っていた獅子原さんですか?」

その時、獅子原爽の体に電撃が走る。急いだのか少し荒い息、細身ながらも筋肉質な体、目立つ金髪に、しかし犬のような懐っこさを見せるその瞳。

爽(好みどストライク! ユキ、素晴らしい出会いをありがとう! なんて先輩思いな後輩なんだ!)

頼もしそうなオーラは完全に霧散し、覚悟もどこへやら。完全に恋する少女の思考回路に落ちていた。

京太郎「えっと……」

反応がなくて戸惑った男の子の様子に、爽は現実へと引き戻される

爽「そう、私がユキの先輩で3年生の、獅子原爽! よろしく!」

京太郎「あ、よかった。じゃあ獅子原さ」

爽「『爽』、『爽』でいいから! こう気楽に、気安く、名前呼びで!」

京太郎「あ……はい、分かりました、爽さん」

爽(さん付けとかいらないのに! 呼び捨てで、恋人や夫婦のノリでいいのに!)

完全に舞い上がってしまった少女は、微妙に相手の腰が引けている事実に全く気がついてなかった。

とりあえず落ち着くために入った喫茶店であるが、爽の頭の中は未だ全く落ち着いてなどいない。

爽(デート、これは完全にデートだよな。成香、チカ、揺杏、由暉子、私は一歩先に大人になるからな)

京太郎「――さん、爽さんっ」

爽「え、あ、何?」

京太郎「ですから注文決まりましたか、って」

完全に脳内妄想に浸っていた爽は慌ててメニューを見て、そのまま一番最初に目に入ったものを指さそうとする

爽「このハンバーグセッ、」

伸ばした腕にコップが引っかかり、ガチャ、ビチャンッと倒れたコップから飛び出した水が京太郎を濡らす

爽「ああっ、ごめん! 今すぐ拭くから!」

備え付きの紙ナプキンをごそっともぎ取り、テーブルの下に潜り込んで京太郎の濡れた部分を拭いていく。それは必然的に主に下半身であり……

京太郎「へ、平気です! 自分で拭きますからっ!」

気恥ずかしさに止める男と、ズボンと紙ナプキン越しに触ってしまった女。
これでお互いに普通でいられるはずもなく、非常に気まずい空気が間に流れる。

爽「ごめん、なさい……」

普段は強気でぐいぐい行く性格の爽さえ落ち込み、視線を合わせることもできずにただ料理が運ばれ、黙々と食べる沈痛な時間を過ごすことになった。

喫茶店を出てから、爽は自分の今日の行動を振り返って口の端を噛む。

爽(うわあぁぁぁっ、何やってんだ、私!? 勝手に暴走してやらかして、こんなの呆れられたに決まってる。
  ならせめて、私が差し出せるものがあるとすれば)

自暴自棄に近い思いで北海道から連れてきたそれを解き放つ

爽(パウチカムイ!)

途端、京太郎の身に起こる異変。心臓の鼓動が早く、内側から急激にこみあげてくる渇望にも似た感覚。
それを抑えようと自分の胸を掴むが症状は治まらない

爽「苦しい? 大丈夫、したいようにしていいから」

そう言って爽は京太郎の腕を引いてとある建物へと導いていく

心臓がドクドクと脈打つ。視界が狭まり、ただ一つのことしか考えられななくなってくる
入る機会もなかった建物に来たことへの違和感を感じる余裕もなく、ただ目の前にいる存在を貪りたい渇望だけが大きくなる

爽「もう我慢しなくていいから、好きにして」

許しの言葉が出ると同時に薄暗い部屋の中でベッドに押し倒し、性急に胸に手を肩に歯を立て膝を股座に押し付け、荒い息を吐きながら予想以上に柔らかい体をまさぐっていく

止まらない、止められない。乱暴に制服のボタンをちぎって露わになった白い肌に首下から口を下ろしていき、ほんの少し硬くなった膨らみに舌のざらつく部分を擦りつけながら何度も甘噛みする

爽「っ、んっ」

こわばっている体を手の動きでほぐすようになだらかな乳房に指を食い込ませてピアノの鍵盤を弾くようにランダムに指で弾きながら、お互いの足の付け根をこすり付け合い、布越しの感触を伝える

爽「くんっ、これ硬くておっき、やっ、乳首吸うとか、あっ」

互いに硬くなった部分を相手に押し付け、もぞもぞと体を動かすたびにその刺激でさらに動きが大きくなる。そのループで熱が高まり、相手の心臓の鼓動が響く

爽「こんなおっきいなんて」

微かな怯えと期待が混じったつばを飲み込み、自分からスカートをめくって潤んだ目で決定的な一言を口にする

爽「滅茶苦茶に、して」

震える細い指先で男のジッパーを下ろし、脈打つ棒を掌で包んでそっと押し当てる。ただ一度腰を進めれば散らしてしまう位置で、視線が合う

考える理性もないまま本能で一息に貫き、途中で阻む感覚すら無視して根元まで。熱さに包まれたまま、ずりずりと結合部が擦れ合い何度も何度も入り口から奥まで満たされていく

爽「うぐっ、はっ、んっ、つっ、はぁ、はぁ、はぁ。気持ち、い?」

痛みをこらえて下から伺う女に対して、欲望だけに支配された男は何度も壁をめくり、抉りながらずんずんと腰を動かし、歯で噛んだ乳首を吸い上げて舌を絡める

爽「はっ、ふっ、なんか私も、だんだん、ぁっ、熱いの痺れて、くんっ」

びくんと女の腰が跳ねた瞬間、その場所をぐりぐりと何度も差し入れしながら先端で突く

爽「ひゃっ、そこ、変、変になるから、ふあっ、だめ、いいのっ、あっ、あぅっ、はぁんっ」

いつしか腰を動かすのは男だけではなく積極的に女もくねらせ、腕でかき抱いて熱い吐息を混じらせあう

爽「もらって、ひぅ、あげられるのこれくらいしかないから、くんっ、いい、いいっ、はっ、はっ、ふあっ、やっ怖いの、なにかっ」

ビクビクと断続的な震えが両者を襲い、女は背をのけぞらせ、男は根元深くまで突き貫いて、迸る液体を情熱的に交し合う

爽「んあぁぁあっ、っっ、ひゅいっ、はっ、はふ、あ、熱い、よ」

そして弛緩した肉体を互いに預け、緩やかに体温を交換して、二人の思考は少しずつ普段のものへとゆっくり戻っていった

京太郎「すいませんっしたああぁぁぁっ!」

俺史上、ここまで下げたほどのない勢いで土下座し、床に何度も額をぶつけながらの謝罪であった。

ベッドの上、破れた制服、その合間から見える肌色、そして太腿から垂れている白濁色に血の混じった液体。

今日初めて会った女性に対して、犯罪者として通報されて当たり前のことをしでかしてしまった俺。もうなんていうか、死にたい。
なんだよ、俺は猿か、お猿さんなのか? 無理やりするとかいうレベルじゃないぞ。

爽「いやー、ほら気にしなくても。私も色々アレだったし、君が悪いわけじゃないし。どっちかっていうと私からのお詫び? みたいな」

そして俺に対して怒るでもなく、むしろ自分が悪いとか言い出す女性。しかも本気で俺に対して悪感情がなく、たいしたことではないといわんばかりの態度。

爽「頭上げてってば。それになんていうか、最後の方は私も楽しんじゃった?感じだし、お互い気持ちよかったならこっちとしては嬉しいかなってさ」

なにこの人、姉御肌すぎじゃないか? 会ってからの諸々や、昼の印象と違いすぎるんだけど。むしろこっちが素?

京太郎「あの、俺、責に、」

言葉にしかけた俺の唇に、彼女は指を一本あてて遮って。

爽「それは、君が本当に私を好きになった時に聞かせてほしいな。君が本気で私を欲しいって思ったら、私の全部、いくらでもあげるから」

そんな風に、赤らんだ顔でこちらの目を見て艶やかに笑う姿は、今日見た彼女の中で一番強く俺の心の中に入り込んで来た。


<同日、霧島神境>

初美「で、どうしたんですかー? みんな集めて」

霞「心して聞いてちょうだい。今日、京太郎くんと体を交わした女が他校にいるの」

小蒔「??」
春「え?」

巴「ど、どういうことですか!? 私の京太郎くんに!?」

初美「巴ちゃん、本音が漏れてますよー」

巴「間違えました。『私達の』、で」

小蒔「ええっと、どういうことでしょうか?」

霞「私たち以外に彼の力を知る人間がいる、という事ね。加えて言えば手段を選んでない」

春「私たちが不利?」

霞「そうね。私達は時間をかけて仲良くなるつもりだったけど、ここまでなりふり構わない相手がいるなんて考慮外よ」

初美「4月の最初から前途多難ですねー。でもどうしろと?」

巴「……私達も体で繋ぎとめるとか」

春「本気?」

小蒔「何のお話ですか?」

初美「私、友達にも至らない状況なんですよー。なのに体を張れと?」

霞「お相手は今日初めて会った見ず知らずの女。巴ちゃん以外の私達と変わらないわ」

巴「私は、やります。他校にとられるぐらいなら」

初美「とはいえ私たちはほぼ毎日顔合わせるんですから、失敗したら大変じゃないですかねー?」

春「ごく自然に、そういうムードに」

霞「ガツガツ行くと男は逃げるとも言うし、あわよくば、という感じしかないかしら」

小蒔「あ、それ知ってます。清楚系が流行なんですよね?」

巴「全く違います、姫様」

小蒔「え、違うんですか?」

霞「小蒔ちゃんには後で私がしっかり説明するわ。反対の人は?」

春「姫様のため、仕方ない」
巴「私は賛成します」
初美「まあ、鹿児島に呼ぶのに使った分が無駄になるのは痛いですし、嫌だけどしょうがないですかねー」

小蒔「よくわかりませんが、私頑張ります!」

霞「では、決まりね」



<4月2週目 その1>

俺は先日にしでかしてしまったことへの後ろめたさを覚えつつ、未だ馴染みきってない鹿児島で日々を過ごしていた。

獅子原爽さん、彼女の連絡先は俺の携帯にしまわれ、また記憶も消せないでいる。いや消すのは逆に相手に対して失礼かもしれない。

相談する相手もなく、ただ悶々とした思いを抱えることになっている。
このままここにいてもいいのか、それすら不確かで――そんなことを考えているときに俺の自室を訪ねる人がいた。

その相手は、なんと

<4月2週目 その1>

小蒔「失礼します、京太郎さん」

障子をあけて優雅に進み出たのはこの家の主的立場にいる小蒔さんだった。
そういえば、なんでこの人がそういう扱いなのか聞いたことがない。

ここはあえて踏み込んでみるか。

京太郎「えっと、小蒔さんと他の皆って、どういう関係なんですか?」

小蒔「あ、それはですね、対外的には本家と分家の代表、みたいな感じなんですけれど」

京太郎「けれど?」

小蒔「実際にはほとんど姉妹のような感じですね。でも、霞ちゃん以外はあまり名前で呼んでくれないので寂しいです」

ふーむ、そんな理由があったのか。俺が巴さんにだけ昔会ってて、その他とは面識がないのは小さいときの行儀作法あたりの問題なのだろうか
どちらにせよ、俺はそういう堅苦しいのは苦手である。なので

京太郎「小蒔さん」

小蒔「なんでしょう?」

京太郎「小蒔さん」

小蒔「はいっ!」

京太郎「こま……姫様」

小蒔「……ガーン」

京太郎「ひめ、小蒔さんっ」

小蒔「は、はいっ!」(ぱぁっ

なんだこの面白い生き物?

<4月2週目 その2>

初美「昨日は姫様で遊んだらしいですねー?」

京太郎「そんな人聞きの悪い言い方しないでくださいよ!」

初美「少しは姫様に敬意を持ったらどうなんですかー?」

京太郎「俺にとって小蒔さんは尊敬よりも親愛が勝ってるんで」

初美「親愛、ですか」

少し考えるように初美さんは首をひねって

初美「じゃあ、私にはどんな感情ですかー? まさか妹とか言いませんよね」

京太郎「初対面の時のことは許してくれたじゃないですかーっ」

初美「遊ばれた姫様のお返しですよー」

京太郎「だから人聞きが悪い!」

初美「もしも本当に弄ぶことがあったら、許しませんからね」

京太郎「そんなことしない……はずです」

言葉を濁してしまったのはやはりあの休日の出来事がまだ尾を引いているのか

初美「もしどうしようもなくなったら、姫様より私たちを弄んだ方がましだといっておきますよー」

京太郎「あの、初美さん、何言ってるんです? 貴女も自分を大事にしましょうよ」

こちらの返答に虚を突かれたような顔を彼女は一瞬して

初美「以外に真面目? いやでも……」

京太郎「もしもーし? 聞こえてます?」

初美「うーん、とりあえず保留ということにしておきますねー」

京太郎「なんのことです?」

結局その先を聞こうとしてもはぐらかせ続け、真意をこの日聞くことは叶わなかった

<4月2週目 その3>

京太郎「うーん、うーん」

巴「京太郎くん、どうしたの?」

京太郎「いえ、初美さんにちょっと意味深なことを言われて」

巴「ああ、初美ちゃんは身内に対して情が深いからね。でもあまり気にしないでいいと思うよ」

京太郎「そうなんですか?」

巴「うん。私はその時自分と相手が本気かどうかが大事だと思うから。他人がどうこうじゃないしね」

京太郎「なんだかまたよく分からなくなってきました。結局何の話?」

巴「今は分からなくてもいいと思うよ。きっと、分かる時が来るから」

そんな言葉を残して巴さんはその場を去った。
こののどに小骨の刺さった感覚、誰に聞けば解消するんだろう?

<4月2週目 休日>

その日、東京から鹿児島に到着した少女がいた。彼女の名前は渋谷尭深。今回ミッションを託された人間である。
尊敬する先輩、それもあの宮永照が本質を読み取る力に優れているのは周知の事実。
故にいくらその内容がひどかろうと信じないという選択はできない。それに、尭深自身にもやり遂げなければならないという意思があった。

彼女は今年に入って伸び悩んでいた。宮永照の後継者と呼ばれるのは本来ならば2年生であるべきだ。なのに、その称号はすでに1年生に与えられようとしている。
それを黙って受け入れるのはせめて自分にできる全てをやってからだと感じていた。

そこに適任として推薦されたのだ。飛びつくほかはない。
それがある少年と性的な関係になるという中身であっても、変わらない。

それに実のところ、尭深は性的な行為への興味が強かった。そして母親になりたいという願望も強い。
言い渡されたのが他の人間なら違ったかもしれないが、尭深はヤる気であった。

そして初めて会うはずの金髪少年を見た瞬間、脳裏に光景が広がった。

尭深『気持ちいいっ、よすぎるのっ。もっと孕ませて、貴方の子供たくさん産ませてください』

悦びしかない顔で浅ましく強請りながら母乳を滴らせる雌、それが目の前の少年によってもたらされるのだという錯覚
それをどうにか振り払い、『まだ』初対面の彼に対して開かれた唇は

尭深「渋谷尭深でひゅっ」

振りきれずに、噛んだ。
名前の部分でなかったのは救いなのか、それとも言い直しがしにくい分悪いのか、そんなことを考えてしまって次の言葉に困る事態。

京太郎「あ、照さんから聞いてます。須賀京太郎っていいます。えっと確か、俺より年上なんでしたっけ?」

そんな風にあえて触れずにいてくれる優しさが嬉しいやら恥ずかしいやら。

尭深「はい、一学年上ですね。よろしくお願いしますね京太郎くん」

そんななんでもないような答えをしながらも、尭深の視線は顔よりも下半身に向いていた。それを照れているのだと京太郎が勘違いしたのは、まだしも幸運だったかもしれない。

尭深は自らの武器を分かっていた。それは麻雀ではなく、男女の駆け引きにおいても。
おっとりとした印象に眼鏡でお茶をたしなむその姿は柔和なもので、そして着やせするために意外と注目されないその巨乳を押し当てれば、どうなるかなんてことも。

尭深「ひゃっ、ご、ごめんなさい、少しこのままでいてください。ひっ、うわわ」

ホラー映画をことさらに怖がり、狙う男性の腕を引き寄せて胸の合間に挟み、ぎゅっと握りしめる。
そう、演技である。すでに尭深の頭の中には『どうやって抱いてもらうか』しか存在しない。初めて見たその瞬間からなぜか『体の相性がいい』という直感が働いていた。

京太郎「大丈夫ですか? 無理しなくても」

尭深「へ、平気です」

今日初めて会った男、『ちょっといいな』と感じた程度の相手でも構わない。口実も理由も先輩が与えてくれた。
なら、自分の肉欲に素直になってもいいはずだ。だって誰も損をしない。

映画中に怯えたふりを続けながら、これから自分の身に起こるだろう事態を期待して制服の中で立ち始めた乳首が服と擦れ合う感触を楽しんでいた。

『夜道が怖い』なんてありきたりの理由を口にして、今日泊まるホテルまで腕に乳房を押し付けたまま送ってもらい、『なにもお礼をしないなんて悪いから』なんて思いもしてない言葉を口にして、ベッドに座ってもらう。
そして京太郎に見えない位置で唾を飲み込み、胸元のリボンを解く。そして制服のボタンを開け、露わになった上半身をベッドに座る男の背中に押し当て、熱い吐息で耳元に囁く。

尭深「ねえ、エッチしてみませんか?」

そんな直球で、さわさわと足の付け根を指先でなぞりながら誘惑する。

京太郎「な、何言ってるんですか、俺たちは知り合ったばかりで」

当然の返答。だから映画中に考えた提案を用意する。

尭深「そうですね。だから恋人にして、なんて言いません。ただのセフレ、お互いに欲望をぶつけ合う相手でどうですか?」

ねっとりと甘い言葉で絡めとりながらも京太郎の手を取り、舌先で舐めて

尭深「私はあなたとしてみたいです。女にこんなこと言われて逃げちゃうの? ただちょっと相性を試してみるだけ。ね?」

今日の昼間に見せた大人しそうな印書から一転、娼婦のように艶やかに誘う。
渋谷尭深にとっての収穫の時が、始まる。

思ってもいなかった誘い文句に、京太郎の中で天秤が揺れる。『会ったばっかりでセックスなんて』という常識と、『でも向こうが言ってるんだし』という欲望。
そしてそれに、先週味わった快楽の思い出が後押しする。

『爽さんとはまだ恋人じゃない』『だから浮気にはならない』『セフレなんて都合のいい関係』『女に恥をかかせるのか』『この胸を好きにしていい』
次々と浮かぶ言い訳と欲望。そしてそれが理性をギリギリと軋ませていたところに

尭深「お願い、私として?」

決壊させる一言。振り向いて豊かな乳房に指を食い込ませ、コリッとした乳首を親指で潰しながら耳を食みジュクジュクと舌で嬲りながら歯を軽く耳たぶに食い込ませる

尭深「んぁっ、耳にされるのがこんないいなんて知らなかった、ぁ、ぁっ、上手い、よっ、ひゃんっ、耳に吐息、感じる、もっと噛み噛みしてぇ」

耳を口内で弄びながら溝に舌を這わせてなぞれば、ピクンと尭深の体が快感に震える

尭深「京太郎くん、たくさんエッチしてるの? 私の気持ちいいところ開発されちゃう、乳首爪でこすられるのもいいっ、んっ、いいよぉ」

京太郎「そんなことないです、尭深さんで二人目ですよ」

尭深「そう、なんだ、じゃあきっとエッチの才能あるよ、あっ、ゾクゾクするもん。ね、おち〇ぽ触ってもい?」

頷くと、顔ごと局部に近づけてズボンから取り出し、熱の入った瞳で食い入るように見つめる

尭深「初めて見た。これがおち〇ぽ……このえらで私の中かき回して、抉っていじめて、ビュービュー精子出しちゃう、女を孕ませるためのもの、すごひ、ちゅぷ、ちゅぽ」

言葉も途中に何の知らせもなく一物に口づけ先っぽを口の中に入れて舌で唾液を絡めてにゅぷにゅぷと吸い出す

京太郎「尭深さん、何をっ」

尭深「口に入りきらない……見てるとこのおち〇ぽ舐めたくて、入れて欲しくなる。
絶対何か出てるよ。だって私のおま〇こ、触られてないのにぐちゅぐちゅ、糸引いてるの」

ベッドの上で69の形になり、とろとろに水を湛えた秘部を見せつけながら肉棒を横から食んで嬉しそうに笑う。
お返しにと舌をすぼめ秘部の中に突き刺し、ぬじゅぬじゅと濁った水音を立てながら入り口をかき回す

尭深「やっ、やっ、ひくっ、舌でされるのこんなっ、いいなんて知らな、ひあ、すご、すごいよぉ。
   ごめんなさい、私もう我慢できないの。初イキはこのおち〇ぽがいい、もう入れて、壊れるくらい突いて」

大した愛撫もなく独りでに高まった少女は交尾をねだり、相手を見てるのかあやしい胡乱な目で性急に事を進めたがる

しかしこちらも初めて経験する口淫で痛いほどに屹立し、準備はできてしまっている。それに女の望みをかなえるのが正しいとこの時は思ってしまった。

京太郎「行きます、よ」

ずぶりと肉穴の抵抗を制圧しながら馴染ませるように浅く入り口付近をかき回し、少女の上げる嬌声を楽しみながら、その柔らかい肉体の掌で感じ取りこね回す。
一方で、彼女は頭の中に流れ込んでくる、鏡で見たこともない自分の表情や声と戦っていた

尭深『このまま種付けしてっ、奥に、子宮の中貴方の濃い精子で溢れさせて孕ませて、中出し、お願いしますっ』

幸せそうに男の欲望を受け入れ、子供を望むその姿はこの上なく淫らで羨ましいと感じてしまう
そして尭深はその映像を自分の今の状態と重ね、一つの答えを出す

尭深(これ私の妄想じゃない、願望……この人にして欲しいんだ)

心が受け入れると同時に自分の子宮が切なく、浅い抽送を焦らされ責められているのだと錯覚してしまう

尭深「お願い、しますっ、もっと奥、乱暴に突いてっ、一番奥で貴方の熱いの受け止めたいのっ、種付けセックスしてぇっ!」

心からの要望を受け、動きが変わってランダムに強く、深く突き入れられる感覚を痛みではなく快楽だと脳が処理していく。
電撃のような痺れ、途切れ途切れになる思考が全部自分の望んだ快楽だと、膣が肉棒を締め付け顔が緩む

京太郎「やらしい女ですね、尭深さんはっ。東京に帰ったら男漁りですか!?」

尭深「そんなの、しないっ。このおち〇ぽがいいのっ、あなた専用のセフレ。だから精子ちょうだい、責任なんていい、自分だけで育てるから何度だって種付けしてっ。
   あ、んあっ、来る、おち〇ぽ跳ねてるっ、あ、あぁっ、ああぁぁっ! 熱いの、熱いの最高……」

その場の衝動とノリで子宮口に固定してビュクビュクと胎内に送り込まれた精子が、その多さゆえにゴボリと流れ出す。

お互いの息を整え、幾分冷静になった頭で問いを発する

京太郎「さっきの、どこまで本当なんですか?」

尭深「全部、本気だよ。ただ気持ちよくなろ? それがセフレなんだから、ね」

にこやかに相当ぶっ飛んだ会話を挟んで、明日には鹿児島から離れるからと再戦を申し込んできたため、互いがドロドロになるまで快楽を貪りだした

<4月2週目 幕間>

俺ってやつは、俺ってやつはなんて意志が弱いんだ。
先週に続いて今週まで、しかも両方初めて会った女の人になんて。

確かに、確かにあの胸で迫られたら陥落するのも仕方ないかもしれない。だが、だが流石に2週連続で、しかも違う相手と仲出しはないだろ。
それとも何? 長野だけがお堅くて他県は性の倫理観が弱いのか?

ここまでやらかしたらもう俺一人で処理できる状態じゃない。せめて相談だけでもさせてもらおう
こんな時俺が頼りにするのは、もちろん昔から知り合いの――


相談相手:瑞原はやり

~♪ ♪ ♪~

はやり「はい瑞原はやりでっす☆ 何の用かな京太郎くん☆」

選んだ相手はかつて近所に住んでいたお姉さんにして現トップアイドル兼プロ雀士、愛称『はやりん』である

京太郎「えっと、久しぶりに電話するのにこんな話題からで恐縮なんですが、じ、実はですね――」

この春に自分の身に起きたことを時系列順につらつらと述べる。そして、説明し終わった後の彼女の反応はというと

はやり「私が食べちゃおうと思ってた京太郎くんの初めてを奪うなんてひどい★ 潰せばいいのかな?★」

暗黒オーラがにじみ出るような回答に慌てて言葉を紡ぐ

京太郎「いやなんでそんな物騒なんですか! 違います、俺が聞きたいのはこれからどうすればっていう事で」

はやり「そっちかぁ☆ でも京太郎くんのすることって特にないと思うよ☆」

京太郎「ないん、ですか?」

敗北宣言ともとれる台詞をのたまわってきているが、本当にそれでいいのか?

はやり「だってその子たち、京太郎くんのオカルト目当てでしょ? 永水の子たちも含めてさ☆」

京太郎「確かにそんな感じのことは言われましたけど」

はやり「女の子たちは京太郎くんの関心を買うために体を差し出すんだから、京太郎くんがどう振る舞おうと文句言える立場じゃないよ」

んん? なんだかまた不穏な感じに……

はやり「その子たちは京太郎くんのことを勝つための道具にしたがってるんだから、京太郎くんだって道具扱いしてもお相子様☆
    というわけで、オナホ代わりにしても問題ないんじゃないかな☆」

京太郎「ちょっとはやりさん、その台詞はアイドルとして色々まずいでしょ。一目、人目を気にして」

はやり「えー、でも事実だよ☆」

事実、なんだろうか? いやでも確かに言われてみると俺は特に悪いことはしてない?

はやり「だからさ、京太郎くんは差し出された相手が気に入ったら抱いて、気に入らないならチェンジでいいんじゃないかな☆
    相手だってそれぐらいの覚悟あるから早々にベッドインしたがるんだろうし☆」

京太郎「あなたアイドルですよね!? 言葉に気を付けてくださいよ!」

はやり「というわけで、はやりんからの回答は『欲望にしたがってよし』☆ あ、それと私のことも食べちゃっていいからね、いや~ん☆」

京太郎「はやりさん、それ古いです」

はやり「ジェネレーションギャップかぁ。あ、おしごと入ってるからまたね☆」

プツン、と電話が切れて現実に引き戻される。

京太郎「なんかこう、毒気抜かれた感じだ」

計算の上でやってるなら大したものだけど、あの人の場合どうなのか読みずらいんだよなあ


<4月3週目 その1>

はやりさんから何してもOKのお墨付きをもらったものの、なんとなく永水の人たちの様子がなんだか変わってきている気がする

単なる気のせいかもしれないが、こうなんというか空気? みたいなものが最初と違うっていうか

首をひねりながらも今日もお務めは果たさなければならない。まあその内容が美少女と仲良くなることという意味不明なものなのだが

えーっと、今日の相手は予定だと、と。カレンダーを見たその先にあった名前は


巴さん、か。そう言えば子供の頃の話まだできてないな。
久しぶりにあの時の話でもしようか

京太郎「巴さーん」

巴「あ、京太郎くん」

京太郎「今日は昔話をしに来ました」

巴「昔々あるところに?」

京太郎「うーん、近いけどそうじゃなくて、俺たちの出会いですよあれってどうやって知り合ったんですっけ?」

幼い頃の思い出ってどこか抜けてることが大半だよな。特に理由とかは忘れやすい。

巴「ああ、あれは大人たちの話に京太郎くんが飽きちゃって、外に行っちゃったんだよね。で、私が迎えに行ったと」

京太郎「そうでしたっけ? 木に登ってた記憶は残ってるんですが」

巴「結構恐れ知らずなやんちゃな男の子って感じだったよ。今は……えっと」

こ、言葉を濁された。

京太郎「えーっと、思い出の幻想ぶち壊しとか?」

巴「そ、そうじゃなくてね、その、素敵な男の人になったかなって。あ、ごめん、やっぱ忘れて」

顔を染めて、ポニーテールが翻ってタタタと早歩きで立ち去られてしまう

京太郎「あれって、もしかしてそう言う感じ? いやでもはやりさんの言葉もあるしそのまま受け取るのは……」

煩悶の種が日を追うごとに増えていってる気がするのは気のせいなのだろうか?

<4月3週目 その2>

時間はこちらが意図するよりも早く過ぎる。
4月も半ば、だんだんとあったかくなってくるその日差しに俺はうたた寝し、寝ぼけた頭でシャワーでも浴びようと浴室に向かい

小蒔「きょ、京太郎さん!?」

ちょうど巫女服を着ようとしている小蒔さんと鉢合わせしてしまった

京太郎「す、すいませんっ、わざとじゃないですごめんなさいっ」

まずい、気まずい……この家における小蒔さんの影響は甚大、その小蒔さんの挙動がおかしければ追及を受けるのは当たり前の話で、誤解はここで解いておかないと被害は拡大する

京太郎「そ、その、きれいな体だと思いますっ」

なに言ってんだ俺!? 明らかに言葉の選択を間違えた!

小蒔「ひゃいっ、あ、あの、ありがとうございま」

京太郎「すいません聞かなかったことにしてくださいっ!」

つい先日とは逆の立場で似たようなセリフを言ってしまったが、その後の雰囲気の変化農耕は全くの逆方向であった。

<4月3週目 その3>

それはある日のこと、俺が入浴してもいい時間になったことを知らせに霞さんが訪ねた時に端を発する

霞「そう言えば京太郎くん、小蒔ちゃんの裸見たんですって?」

ビシリと何かが凍った気がした。

京太郎「それはその、事故と言いますか、すみません」

霞「それ自体は仕方がないとしてもそれ以来ちゃんと話せてないって小蒔ちゃんが落ち込んでいたから、気に留めてあげて」

なんと広い心だろう。何か罰を受けるのかと思いきや、話し合う権利をくれるなんて。控えめに言って聖母なのではないか?

霞「でもそうよね、殿方として欲求を全て抑えるなんて無理でしょうし」

そっと俺の手にタオルを渡しながら『困ったわ』と言わんばかりに頬に手を添え、

霞「私が性欲処理のお手伝いしてあげるわね」

京太郎「か、霞さん、何故そのような結論に?」

いや、霞さんとエッチなこととか、健全な男子高校生にとってはご褒美でしかないけど! けど!

霞「だって京太郎くん、他の高校の女子ともう肉体関係もってしまったでしょう? それなら、私達が手をこまねいたいたら京太郎くんがどこかに行ってしまうかもしれない。
  それはとっても困るの。まだ私にとって京太郎くんは弟みたいなものだけれど、繋ぎ止められるならこの体を差し出してもいいかなって」

たらり、と汗が流れる

京太郎「なんで、知って」

霞「この辺の人たちは皆顔見知りだから、知らない人はすぐに分かっちゃうのよ。だから隠し事はできないわよ」

するり、とシャツの合間から白い手が入り込み胸板を撫でてくる

霞「京太郎くんに出ていかれるわけにはいかないの。そのためには、分かるでしょ?」

言外に自分を使っていいと述べる霞さんの目には、しかし微かな怯えと躊躇がある。
だがその豊満な肉体を餌にされて断れる男がいるか? 否である。

京太郎「本当にいいんですか?」

霞「ええ。一緒にお風呂、行きましょう」

柔和な笑みを浮かべながらするすると帯と巫女服を床に落とし、髪上げをしてこちらに目線を流しながらその白く柔らかそうな裸体を空気に触れさせる
特にその乳房の大きさはすさまじく、つい目がそちらへと流れてしまう

霞「そんなに見ないで……それに京太郎くんも、ね」

京太郎「あ、はい」

窘められ、自分も湯につかるためにシャツ、ズボン、下着と脱いでいく。基本的に男の脱ぐ動作は速い。多少膨らんだものがあってもそれを避ければ問題はないからだ

霞「……男性って、そうなっているのね」

霞さんの視線が下腹部――正確に言えば男性器に注がれている。隣に霞さんという美人が裸でいるため、既に半ば硬くなり始めているのは仕方がないと思う
だからいくら視線を感じようが気にしたら負けだ。何に負けるのかは不明だがなんとなく

京太郎「い、行きますね」

そうして二人で風呂場に向かうのであった

霞にとって今回の自分の行為はかなりの冒険であった。
確かに自分の見目が異性に対して効果的であるという自覚はあった。だが、それと羞恥心を感じないかは全くの別問題である。

しかも好ましく思っているとはいえ、その意識は弟分へ向けるものと大差ない。そのような相手に今から抱かれるのだと思うと気後れがあった。
それでもなお今こうしているのは予想以上に他校の京太郎への攻勢が激しかったからである。自分たちも過激な手段に出なければとられるという焦燥があった。

霞(小蒔ちゃんのため、小蒔ちゃんのためよ)

自分に言い聞かせながら手に建てた泡を目の前の背中へとためらいがちに塗りこめていく。手に返ってくる弾力は今までに感じたことのない感覚で

霞「逞しい、のね」

京太郎「そ、そうですか?」

筋肉質で硬いながらも押し返してくる感触に自分とは違う性の人間の背中を洗っているのだと思うと気恥しく、互いに照れながらの行動となる。
これから先にすることはもっと大胆でいやらしい行為なのだと考えると心臓が爆発しそうになる。
それを自分たちに必要な行為なのだと言い聞かせながら固唾をのんで、霞は手の向かう先を変えて意識して柔らかくソレを掌で包む。

京太郎「か、霞さん? そ、そこは」

霞「いい、のよ。ここもちゃんと洗わなきゃ、でしょ」

かけられた上ずった声と自分からした行為に鼓動が早まりながら、それでもお姉さんぶって余裕があるように取り繕う。
この時ほど彼の背中側にいることに安堵したことはなかった。真っ赤になって怯えるような、それでもなぜか好奇心が疼くという複雑な感情が渦巻く顔を見られる心配がないのだから。

霞「痛かったらちゃんと言ってね。初めてでよく分からないから」

おずおずと、手に返ってくる硬さと熱、そして脈打つ感触に触れ、自分が勇気を出したことは意味があったのだとなぜか嬉しさを感じながら、棒状のソレに指を這わせコスコスと擦ることへと集中していく。

霞「はぁ、はぁ、はぁ」

いつの間にか男の背中に自分の胸を押し付けながらゆっくりと体ごと上下に僅かに擦りつけて漏れ出る熱い息も、集中している今は完全に無意識で、だからこそ目の前にいる男の興奮を高めているのだと気付けない

霞「どう、かしら? これで、いいの? ちゃんと気持ちよくなってくれてる?」

京太郎「霞さんっ、だめ、ですって」

霞「嘘言わないの。だってこんなビクビクって、泡じゃないヌルヌルだって……これ、カウパーっていうんでしょう?」

いつの間にかすべらかになっている手先の動きや耳元で囁く声にこもっている熱も、ドキドキが楽しくなりだしている心境も、そして男に捧げる準備ができ始めている自分の躰の潤いも、気がつかないうちに高まっていく。
弟のようなものだと思っていた相手の意外な男らしさを勝手に感じて、それに適応するように女の――否、牡を受け入れる雌のものへと変化していく
熱に浮かされるように一時的な気の迷いで、しかし確かに自分の意思でそれを告げる

霞「京太郎くん、もうしていいわよね?」

お湯を泡だらけの場所へと注ぎ、顕わになった男性器の形と大きさにうっとりとして、媚びた目線で目を見つめて、浴槽に手をつけ上半身を預けたまま後ろから襲われることに期待しながら自分の指でそこを広げて誘う

そして霞ほどの人間にそうされて我慢できるほど男の理性は強靭ではない。
覆いかぶさるように密着して、たわわという言葉では表現できない大きさの乳房に手を食い込ませて形を変えながら、獣が貪るような交わりが始まる

京太郎「霞さん、霞さんっ」

霞「京太郎くん、ぁあっ、京太郎くぅんっ」

最初からペース配分を考えない腰使いに、霞は初めてであるのに痛みより別の感覚が強いことに戸惑う余裕もなく流されていた
明らかに喜色の混じった声を耳で聞きながらも、それを自分の喘ぎ声だと認識するより先に体が悦びに染まっていく

霞『小蒔ちゃんより京太郎様の方が大事っ、一生奉仕させてください、んんぅっ!』

二重音声のように堕ちた雌の声が再生されながら、少しずつ侵食するように会館に翻弄され

霞「違う、これは小蒔ちゃんのためなのっ、気持ちよくてもぉ、小蒔ちゃんの方があ、あぅあっ、んんんぅ!」

頭の中の声と映像を振り払い、しかし現実に男から感じる射精の予兆に体が勝手に順応し膣内が搾り取るために引くつき、対して理性は警鐘を鳴らす

霞「あふ、あひゅっ、中は、中は、らめっ、あふぁあんっ!」

チカチカとフラッシュのように光る途切れ途切れの意識の中、背中に浴びせられた熱いドロリとした大量の液体に対してなんとはなしに『もったいない』と感じながら意識は暗闇に落ちた。

意識を取り戻した霞は見慣れた天井よりも大事なことに気付き、布団を抱えてただ悶える

霞「わ、私、なんであんなに、京太郎くんは弟みたいなもので、でも男の人で、だけど小蒔ちゃんのためにしたことだし、ここまで運んでくれたのもきっと彼で、合わせる顔なんか、うぅぅ。
き、気の迷い、そうよね? ちょっと雰囲気に流されちゃっただけで、気持ちよかったけどそうじゃなくて、あれはあくまで必要だったからなの、そう、そのはずよ」

真っ赤になりながら何かに言い訳しながら自分に言い聞かせ、心をどうにか落ち着けるのにかなりの時間がかかった。


一方その頃、京太郎はと言えば。

京太郎「霞さんとしてしまった! いやでもあれは霞さんが誘ったんだし、そんな誘惑勝てるわけないし。
    でも霞さんはあくまで永水のためだって、そう、はやりさんも言ってたし、勘違いしちゃいけないっ! うん、そのはず!」

血の繋がりもないくせに姉弟のようにシンクロして布団で悶えていたのであった。







<4月3週目 休日>

なんともいえない霞さんと俺の間に漂う空気、そしていまだに小蒔さんと仲直りを済ませていないことも相まって居心地の悪くなった俺は街にぶらぶらと出ていた。

『美人な人や可愛い人に迫られて役得』みたいに割り切ることができればいいのかもしれないが、俺はどうしても意識してしまう。
こんなふうに考えてしまうから皆が体当たりしてくるのに拍車がかかるだと頭ではわかるが、感情というものはそううまくはいかないものである。

そんな風に考え事をしていると、目の前で掌が振られていることに遅まきながら気がついた。

アレクサンドラ「ハロー、聞こえている?」

京太郎「あ、はい、すいません。俺……でいいんですよね、話しかけてるのは」

アレクサンドラ「ええ。素直に謝ることができるのは好印象よ。気付くのに時間がかかったのは減点としてもね」

目の前にいる女性に見覚えはない。なんだか毎週初顔合わせが続いているので段々慣れてきているのが怖いが、この流れだと大体が想像できてしまう

アレクサンドラ「私はアレクサンドラ・ヴィントハイム。普段は臨海高校でスカウトと監督をやらせてもらっているわ。
        直球で言えば瑞原プロからあなたの話を聞いてね、実際に効果があるか試させてもらうわ」

京太郎「はあ」

さくさくっと話が進んでいくのは仕事のできる女、という感じであると同時にたぶん忙しいんだろうなと思わざるをえない

アレクサンドラ「では、いきましょうか」

こちらの了承も何もないペースで物事が決まっていくのに抵抗は許されず、そのままついていくしかなかった

京太郎「で、いきなりホテルなんですか? 会って10分で」

目の前でベッドに座っている女性はスーツ姿にショートからミディアムの中間という髪型のキリッとした印象の大人の女性。いかにも外人という感じの見た目であり、俺からは年齢すら不詳である。

アレクサンドラ「ええ、私にもあまり時間がなくてね。これが一番手っ取り早いと判断したわ。いきなり教え子に純潔を捧げさせるわけもいかないもの」

淡々とただの仕事だという雰囲気で、理知的な視線で告げる

アレクサンドラ「はじめるわ」

気負いもなくスーツを緩めて冷静に宣言した彼女は、それからわずか10分ほどで


アレクサンドラ「ごめんなさい! 知ったような口きいて、舐めてましたあっ。こんな男子高校生とのセックスがいいなんて、こんなに気持ちいいなんてっ」

始める前のクールさが嘘のように、掌を重ねて指を絡め自分の足で腰を引き付けながら、乱れに乱れていた。

アレクサンドラ「いい、いいわ、こんなの知っちゃったらオナニーに戻れない、セックスすごいっ」

顔を紅潮させながら自分から快楽を求めて腰を振る姿には冷徹さなんて欠片もありはしない

京太郎「俺のこと試すんじゃなかったんですか? 実験動物みたいに言ってましたよね」

アレクサンドラ「間違ってました、こんなの教え子に言えない、私がはまっちゃう、気持ちいいの好きっ」

我慢のできない子供のように媚びた目に変わった彼女はピクピクと足先を痙攣させてただ快感に浸る

アレクサンドラ「こんなのおかしくなる、来る、何かきちゃう、無理無理無理っ、はあぁぁっ」

視線が飛び虚ろになった目で許しを請いながら、たやすく限界に達して

京太郎「ろくに性経験のない高校生にやられて恥ずかしくないんですか? 俺はまだいってませんよ」

アレクサンドラ「これ以上はおかしくなる、や、やあっ」

悲鳴の中になぜか喜色の混じった声を上げる彼女の中に留めとばかりに何度も自分の証を刻むように犯していった

事後にベッドに座ったまま身だしなみを整える彼女に、俺は正座をしながらたらりと汗を流していた

京太郎(さすがに相手にされてない態度が気に入らなかったからってやりすぎだよなあ。ここは土下座で謝るしか……)

冷静になった頭で先程までの自分の態度を思い返すと、ただの女をこます不良としか思えない。なぜあんなにも調子に乗ってしまったのか自分でも分からない

アレクサンドラ「あ、あの」

京太郎「は、はひっ」

アレクサンドラ「これ、私の連絡先だから、何かあったら連絡してちょうだい。それじゃ」

裏返った声で返事をするも、彼女はこちらの目を見ることもなく手の中に紙を押し付け、いそいそと部屋から出ていってしまった

京太郎「あれは怒ってるよなあ、どうしよ。とりあえずほとぼりが冷めるのを待つべきか?」

うんうん唸るも、いい解決策が浮かばず悩む男がそこにいた。完全なる勘違いで、彼女は照れていただけであったと俺が知るのはもっと後の話である。

<4月4週目 その1>

なんだか最近毎週のように初めて会った人間と夜を共にしている気がするが、気にしてはいけない、たぶん。
というか気にしたら首を吊りたくなるし、そもそも男というのは誘惑に弱い生き物なのである。

などと自分に言い聞かせてみるも、説得力の薄さはいかんともしがたい。
ともあれ今の俺は永水の一員。求められるままに役目を果たさなければなるまい。

問題はその役目が仲良くするという、非常に曖昧なことである。
小蒔さんには裸を見てからぎこちないのを解消するとして、他は……どこかに出かけてみるか?

ともあれ今日会う相手を確認しよう。

京太郎「えーっと、今日の予定はっと」

京太郎「小蒔さん、あの、この前のことですけど」

小蒔「ひゃ、ひゃい!?」


キングクリムゾン!(エロ描写は後日に回される)


<4月4週目 その3>

どうにか俺は小蒔さんと仲直りはできたのだが、こんな方法でよかったんだろうか?
ぶっちゃけダメな気がする。というか小蒔さんの目線があれからよくこっちに飛んできて、目が合うたびに逸らされるし

しかし、ここで反省しても何も始まらない。反省しないと悪化する気がするが気にしてはいけないのだ!
そう、咲に今度会った時に養豚所の豚のような眼で見られたとしても――

いや、それは普通に嫌だな。
ともかく、空気を換えるために今日はどこかに出かけよう。
出かける相手は――

俺は巴さんと珍しく外で待ち合わせをしてから街中に遊びに行った。
巴さんの好きなもの、俺が好きなもの、昔ばなしなんかも交えて。

そして夕焼けの公園で、いつかの子供時代のように戯れて――そんな最中に彼女は

巴「私、やっぱり今でも好きだな。京太郎くんのこと」

夕焼けのせいだけではない赤色を顔に浮かべながらそう言った彼女に対して俺は


キングクリムゾン!(この描写は後日掲載されます)


<4月4周目 その3>

俺は、巴さんと恋人のように思いを通じ合わせたことを永水の皆の前で告白した
正直、霞さんや小蒔さんと体を重ねてしまった以上、クズの極みであると罵倒され殴られることも覚悟したのだが

小蒔「わあ、おめでとうございます!」

霞「ふふ、よかったわね巴ちゃん」

両名の反応はまさかの祝福であった。これには完全に思考が停止した

初美「なに間の抜けた顔してるんですかねー? 別に悪いことしたわけでもあるまいし」

京太郎「いや、でも俺、既に霞さんや小蒔さんと」

初美「そんなこと知ってますよ。というか、元からそうなっても仕方ないかなー、みたいな話はこっちで済ませてますし」

春「今更」

え、なにそれ怖い。

霞「私はまだ弟みたいな感覚が抜けないのよね。より男性として意識しないといけないのかしら」

小蒔「私ももっと仲良くなります」

京太郎「そ、それでいいんですか!? 本気で!?」

霞「あら、私達全国で優勝するために『皆で』仲良くなるっていったわよね?」

春「コクコク」

初美「あ、でもちゃんと私は段階踏んで欲しいのですよー」

南国はオープンな土地柄だと聞いたことがあったが、まさかここまでのギャップが
そうやって気がとられている間に勝手に予定を決められてしまう。

今日、俺が過ごすべき相手として推薦されたのは――

初美「あー、私ですかー。まあ仕方ないですねー」

京太郎「えっと初美さん? みんなの前でどうしてにじり寄ってくるんですか?」

初美「いや、お前はもうちょっと意識開拓が必要だと思うんですよー、今後のために」

不穏すぎる台詞を言わないで! などという俺の心の声はもちろん通じず

初美「まあ、そこそこ私も恥ずかしいので、ちゃんと段階踏みいましょうねー。まずはっと」

京太郎「そう言うのは好きな相手同士じゃないといけないと思います!」

春「説得力ゼロ」
霞「これは庇えないわねえ」
小蒔「それだと私も好きな相手に入るんですか? 恥ずかしいです」
巴「恋人になったばかりだけど、割り切らないといけないのは分かっていたから。頑張って京太郎くん」

退路が全くない!

初美「男の子なんですからじっとするのですよー」


キングクリムゾン!(この描写は後日に以下略)


<4月最終週 幕間>

はやり「それでね~、ひっく、かれがすごくてね~」

晴絵「はいはい」

はやり「しかもなんと、すっごいオカルトがあってね~、私の自慢の☆」

晴絵「さすがに酔いすぎでは?」

はやり「まだまだ平気だぞ☆ 若いからね☆」

晴絵(若い人はそれ言わない)

はやり「それで、彼のオカルトこそ!」

晴絵「!?」

こうして、瑞原はやりの軽い口から漏れた情報によって阿知賀に激震が走るのであった


―――
<4月最終日>

霞「それでね、そろそろ京太郎くんのオカルトの効果を測りたいと思うの。身内で打っていても実感が持つのは難しいから」

京太郎「それで共同合宿ですか?」

霞「ええ。でも同時に京太郎くんの能力がばれると困ることが起きるかもしれない。それを理解したうえで開催するか京太郎くんの意思で決めようと思うの」

京太郎「うーん、そうは言われても具体的なところが分からないと」

小蒔「私がまとめました! 見てください」(キラキラ
霞「偉いわ小蒔ちゃん」


小蒔ノート
―――
合宿日程は1週間、永水とどこかの高校1つの間で開催されます
判定は合計で9回、永水と相手校、そして引率を含めて絆を深められます
合宿という開放的な空気のため、永水はその間刺客の積極方針の判定表が採用されます
相手校にばれない限りは相手校は『慎重』方針ですが、ばれた瞬間(最初から知ってる場合含め)相手校も『積極』方針に変化します
開催した場合、その週に刺客は来ません

開催しない場合、今までとスケジュールは変わりません

引率ははやりor戒能さん(春)の伝手でプロから選べます

―――

小蒔「どーですか?」

京太郎「朝、昼、晩と俺は好きな行動を3日できるのか、で、相手校は未定と」

霞「で、合宿をやってもいいかしら?」


つまり、別に知ってる高校から選んでもいいのか。

京太郎「俺の答えは決まってます。もちろん――」

京太郎「合宿行きたいです!」

なんとなく楽しそうというだけでも十分な理由。それに永水の皆もそれを求めているようだし。

霞「じゃあ、予定の空いてそうな高校に連絡してみるわね。京太郎くんは引率してくれる人を何とか出来る?」

京太郎「とりあえず聞いてみます」

~♪ ♪ ♪~

京太郎「あ、はやりさんですか? ちょっと来週の予定が空いてるプロを呼びたいんですけど」

はやり「はやっ、えっと、たぶん大丈夫だと思う。えっとね」

はやり「今あけたから私が行くね☆」

京太郎「軽っ、ちょっとそれでいいんですかはやりさん!? あなたアイドルでプロですよね、超忙しいですよね!?」

はやり「平気平気、そのためのコネだし★」

京太郎「……深くは聞かないでおきます。はやりさんが引率してくれるってことでいいんですね」

はやり「物わかりのいい子は好きだぞ☆」


霞「京太郎くん、いいかしら? アポが取れた高校があるのだけれど」

京太郎「あ、はい、どこですか?」

霞「新道寺高校になりそうなの。北九州の強豪で、近いから合宿に呼ぶのに最適だと思って」

京太郎「俺の知り合いはいないところですね」

はやり「そこは理沙ちゃん経由でちょっと知ってるよ。確か今年のレギュラーに京太郎くんの好みのおっぱいのある子は」

京太郎「アイドルが口にしないでください」

プチン、ツー、ツー

霞「いいのかしら? 瑞原プロってすごく人気でしょ」

京太郎「いいんです、俺たちの間ではよくあることです」

霞「そ、そう。じゃあ、来週は皆で楽しみましょうね」

京太郎「はい!」

<4月4週目 その1>

脱衣所で裸を見てしまって以来ぎこちなくなってしまった関係をどうにかしようと、俺は小蒔さんの部屋を訪れていた

京太郎「小蒔さん、あの、この前のことなんですけど」

小蒔「ひゃ、ひゃい!?」

布団の上で正座をしてしまったいる小蒔さんの目の前で深く頭を下げる

京太郎「あの時は俺の不注意で本当にすみません。消してわざとではなかったんです」

小蒔「その、私の方こそ見苦しい体を晒してごめんなさい」

なん、だと?

京太郎「小牧さん、それは違います、小蒔さんの裸はとても素敵です! 自信を持ってください! じゃないといろいろな人から怒られますから!」

小蒔「でも、霞ちゃんに比べたら私は女らしさが足りなくて、だから京太郎さんも目を逸らされたのかと」

京太郎「いやそれは基準がおかしい。確かに霞さんの胸は素晴らしい。母性と女性らしさを兼ね備えています。
    けど、小蒔さんにはまさに淑女と呼べるバスト・ウエスト・ヒップのバランスの良さがあるじゃないですか!
    そう、小蒔さんの裸には新雪のような汚してはいけないような神聖さがあるんです!」

思わず力説してしまったが、冷静に聞くとただのセクハラ発言ではないだろうか?
いや、ここは勢いで押し切る。

京太郎「自信を持ってください小蒔さん、あなたは魅力的な女性です!」

小蒔「か、霞ちゃんにも負けてませんか?」

京太郎「負けていません、俺が保証します!」

俺に保証されても意味がないような気がするが、小蒔さんを見たらほぼ100%の男が言うだろうから間違ってはいない。

小蒔「だったら、証明してくれませんか。本当に私に魅力を感じてくれているなら」

小蒔さんが目をのぞき込むように布団の上で距離を詰めてくる

小蒔「この間見ちゃったんです。霞ちゃんと京太郎さんがその、しているところを。獣みたいに後ろからされちゃってるのに霞ちゃんはとっても嬉しそうで。
   私それを見ちゃってからお股が変で、私も霞ちゃんみたいになってみたいんです」

潤んだ眼で見上げながら彼女は自らの襟に手をかけ、軽く手で押すだけでゆっくりと布団に押し倒されて

小蒔「お願い、します」

ひそめた声で囁き、覚悟を決めたように目を閉じた

雪山のように盛り上がった双丘に、その新雪を汚すようにつけられたキスマークと噛み跡が映え、背を反らすたびに更にその膨らみが月の明かりに照らされて主張する

小蒔「あっ、あっ、んぁっ、すごい、すごいです京太郎さん。
   乳首、私の乳首ジンジンしちゃってます、んんっ、もっと、もっと触って、舐めて、吸って、噛んでっ、あひゅっ、いんですっ」

離されるたびに自分から乳首を近づけ刺激を追う姿には常の静粛さも神聖さも鳴りをひそめ、現実の女としての生々しさが強調されていく

京太郎「いいんですか小蒔さん、巫女なのにそんなはしたないおねだりしちゃって」

小蒔「京太郎さんが教えたんじゃないですかっ。撫でられるとゾワッてして、舐められるとキュンとして、吸われるとジリジリ炙られるみたいで、噛まれるとビリビリ電気は走るんですっ。
   全部違う気持ちよさ味合わせて、私が癖になるまで溺れさせて、なのに一番すごい所まで行きそうになった瞬間に焦らして、こんなのひどいですっ」

批難と呼ぶにはあまりに甘くなった声をあげ、体の接触面積を増やそうと追い続ける

京太郎「じゃあ俺とするのやめますか?」

小蒔「意地悪、です。こんなにされて自分でクチュクチュするだけじゃ満足できません。コレ、京太郎さんのコレいれてください。早く、早く……」

自分から股座をすりつけて懇願する姿は普段とのギャップでたまらなくくるものがある

京太郎「指で解しましょうか?」

小蒔「そんなのもういいですっ。それよりあの太いのをお注射してください、欲しくて欲しくてヒクヒクしてるんです、疼いて止まらないんです」

そこまで言うのならと、棒の先端でニチョニチョと入り口近くで回して広げ、ぐいっと処女膜を破るために突き貫く。それと同時に

小蒔「んんんぅっ」

何かを堪えるような小蒔さんの声に動きを止めて、目を見る

京太郎「痛かったですか? 無理そうなら痛みが引くまで待っても」

小蒔「ちが、違うんです。今、頭の中でバチバチって弾けて、すごいの、もっとすごいのくださいっ、たくさん動いて私をかき回して、あふ、んんっ、んーっ、あっ、ああ”っ」

言葉に応じて長いスライドに浅くコンコンと小刻みな動きを交えて膣壁を抉れば、嬌声とともに中が収縮して絡みついてくる

小蒔「バチバチ、すごい、しゅごい、止まらない、頭おかしくなる、スパークしまひゅっ、んんぁ、あ“あ”あ“ぁっ
   かけて、私にも霞ちゃんみたいにデコレーションしてっ、んんん“-っ」

小蒔さんの中から抜き取った先端から、どびゅどびゅと上気した肌を白濁液が汚していく

小蒔「はひゅ、熱い、京太郎さんの火傷しそうで……ふふ、ネチョネチョしてます、もったいないですね」

人差し指についた液体を彼女は舐め、酔った顔のままで

小蒔「また、こういうことしていただけますか?」

期待を秘めた問いかけには、「機会があれば」と答えておいた


俺は巴さんと珍しく外で待ち合わせをしてから街中に遊びに行った。
巴さんの好きなもの、俺が好きなもの、昔ばなしなんかも交えて。

そして夕焼けの公園で、いつかの子供時代のように戯れて――そんな最中に彼女は

巴「私、やっぱり今でも好きだな。京太郎くんのこと」

夕焼けのせいだけではない赤色を顔に浮かべながらそう言った彼女に対して俺は

京太郎「それは、優勝するためですか?」

そんなひどい問いかけを発した。
爽さん、尭深さん、アレクサンドラさん、そして霞さんと小蒔さん。何人もが俺と肌を合わせた。しかしそれはただ俺の力を求めてで、そこに恋愛感情はなくて

巴「ううん、私は違うかな。確かに姫様や皆と全国に行ければ嬉しい、そのために京太郎くんと仲良くなるのも楽しい。
  でもね、私の場合は好きになったのはそれを知る前、子供の頃の初恋の人。だから、私にとっては麻雀がついで。京太郎くん自身の方が欲しいの」

そんな反則的なまでの告白に、馬鹿な問いなんかをした自分をぶん殴りたくなった。
何を疑心暗鬼になっていたのか。はやりさんのアドバイスは『自分の好きにしていい』という意味であって、『目の前の好意を疑え』なんて掣肘ではないそれをいつの間にかはき違えていた。

京太郎「疑ってすみません、そしてありがとうございます。こんな俺でよければ、喜んで」

目の前の人の勇気に、そしてこの恋に応えたくなった。巴さんとなら恋人もいいと、素直にそう思えた。そしてその答えは

巴「こちらこそありがとう。よろしくね、京太郎くん」

正しいのだと、その微笑みを見て実感した。
自然と近づく二人の距離、重なり合う唇、そして重なったまま徐々に舌が絡み合い互いの唾液を交わらせていく。

巴「はぁ、はあ、キスすごい上手……こんなのされちゃったら止まらなくなっちゃうよ。ねえ京太郎くん、続き、そこの茂みで……」

京太郎「ホテルとかでなくていいんですか?」

巴「うん、たぶんそこまで我慢できないし、それに私の初エッチの記憶は忘れられないような刺激的なものにしたいから。彼女じゃない女の子とは違う、特別が欲しいの」


髪のように赤くなった巴さんは俺の袖を引っ張り、公園の中でも人気のなさそうな茂みへと移って彼女が地面で汚れないように俺が下になる
その上に巴さんが巫女服のまま密着して乗り、合わせ目の隙間から手を入れてその乳房を指で形を変えていく

巴「んんっ、は、恥ずかしいな。皆ほど胸なくてごめんね」

周囲に聞こえないように抑えた声で耳元に囁き合って、吐息がくすぐったい。そしてそのことに公共の場でこっそりとしていることを実感して興奮してくる

京太郎「そんなことないですよ、だってこんなに敏感で可愛いじゃないですか」

人差し指と中指で乳首を挟み擦りあわせながら他の指を鍵盤をたたくように躍らせると、声こそ出さないが吐息が荒く断続的になっていく

京太郎「気持ちいいですか?」

巴「ん、ぅんっ、エッチな指使いすごいよ」

与えられた快感に巴さんは小さく答えて、太腿で挟んだ足に自分から擦りつけてくる

京太郎「エッチな気分になっちゃいました?」

巴「うん、とっくに。袴脱がないと濡れちゃって帰れなくなるから、ね」

そう言ってごそごそと下を脱いで横に放り、直接触れた股間は粘液でてらてらと日光に光っている

巴「京太郎くん、お願い」

俺のズボンのボタンとジッパーを外し、そそり立つ肉棒に手を添え自分の入り口に当てると、そのまま重力に任せて腰を落とす。
一瞬遅れて息をのんだ声と、涙が巴さんに浮かぶ。

京太郎「大丈夫ですか?」

巴「うん、平気。これはうれし涙だから」

本当は痛みをこらえているんだろうにそんな健気なことを言って、巴さんは騎乗位で腰を振りながら上半身を寄せて俺の肩につかまって動きを大きくしていく
動きに合わせて苦痛のうめきが段々と快感に置き換えられて、甘やかに鳴く声を必死で抑えているのが分かる。

巴「んっ、んっ、京太郎くん、はっ」

胸に顔を押し付け表情は見えないが、耳の赤さと彼女の唇から漏れる唾液で絶頂が近いことを悟る。
畳みかけるために恥骨同士をゴリゴリと動かすと、息を吐きすぎて声にもならない叫びを上げながら、膣が男の種を求めて搾り取るために収縮する

京太郎「巴さん、俺もそろそろですから、抜いてっ」

そんな堪える声に合わせて、巴の中で一つの光景がフラッシュバックする。

巴『京太郎くんの赤ちゃん、一番最初に孕みたいの、貴方の一番が欲しい、だから子宮にいっぱいっ』

その羨ましい光景に彼女は自分の意思で肯定し、刹那の夢に合わせる

巴「いいのっ、私は恋人だからぁっ、中に、中に京太郎くんの子種出してっ」

常より強い巴さんのしがみつく力に咄嗟に反応できず、引き離す前に彼女の中で肉棒が跳ねて大量の精子が子宮めがけて迸る

巴「ぁ、あ、あ……京太郎くぅん」

そんな幸せそうに名前を呼ぶ声に怒ることなどできるはずもなく、俺は照れも手伝って頬をかくことぐらいしかできなかった

<4月4週目 その3>

畳の上を座ったままじりじりと距離をつめてくる初美さんと、後退って壁を背にしてこれ以上逃げられない俺がいた。
しかも傍観しているみんなは見守るばかりで俺の力にはなってくれない

初美「というかですねー、昨日は巴ちゃん、その前は姫様、先週には霞ちゃん、更に毎週のように外部の人間としてますよね?
   こうなると、手をつけられていない私やはるるには女としての魅力がないと間接的に言われているようでイラっとするんですよー」

京太郎「そんな刹那の感情で肉体関係を持とうとしないで!」

制止の声を上げながら後退ると、壁にドンっと行き当たり、これ以上後ろに下がれないことに気付く。

初美「お前だけは言うな、ということでズボンを脱ぎましょうねー。
   って、ぜんぜん勃ってないとかこれは私に喧嘩売ってるんですかねー? そこのところどうなんです?」

ぐにぐにと小さな手で掴んで揉まれている姿は、はたから見ると幼女にセクハラされているようにしか見えないだろう
なんというか、初美さんの目がおもちゃを見つけた子供のようで微妙に怖い

初美「むー、仕方がないですねー。大サービスですよー」

下着までずり下ろして外気に触れる男性器に初美さんは顔を近づけ、唇から舌をチロリと出して亀頭をくすぐるように舐め上げる

京太郎「うひっ」

急に来た、暖かい唾液を塗り込めるような舌の動きに変な声が出てしまう

初美「あはっ、今ピクンとしましたよー。ここがいいんですか? それともこっちですかねー?」

亀頭をチロチロと舌先でくすぐったり、竿を唇で食んでみたり、先端だけを軽く咥えて舌のざらざらした部分に擦りつけたり、更には鈴口に口付けて吸ってみたりと、猛攻が続く。

初美「くすくす、硬く大きくなっちゃいましたねー。こーんな私の腕ぐらいの太さがあるコレで、女の子誑し込むなんてひどい男ですねー
   というかこのサイズだと私の体がかなり本気で壊れちゃいそうなんですけど、私を犯して駄目にしちゃうんですか? 抜かないと小さくなりそうもないですけど、どうするんです?」

笑いをこぼしながらも、肉棒にキスの雨を降らせつつ小さな指でなぞる初美さん。そんな余裕顔に対して一矢を報いたくなる

京太郎「初美さんこそどうなんです? 今は妙に積極的ですけど貴女の体の問題になりかねないんですよ」

悪戯ならもう十分満足しただろうしやめてくれないかという思いを、心配でコーティングする。というか物理的に初美さんの体に入るのだろうか、本当に。

初美「んー、確かに対抗心で始めたんですけど、思ったより京太郎の反応が可愛かったんでぶっちゃけかなりムラムラしてるんですよねー。
   早いか遅いかの違いしかないですし、勢いに乗ってそのままの方がいいかなー、と。冷静になっちゃうと怖くなって二の足踏みそうですし。今私とじゃ、ダメですかね?」

その言葉には嘘はないのだろう。上目遣いの瞳には怯えと期待と興奮が入り混じっている。
ああもう、こっちの言い分を聞かずに始めたくせに最後はお願いに出るとか狙ってるのかこの人は。

京太郎「分かりました、じゃあ入りやすいようにしますからじっとしててくださいよ」

初美「え? ひゃっ、こら、そ、んなとこっ、なにしてっ、ひぅっ」

俺が初美さんの股間に頭を突っ込み、小さな割れ目に舌を入れほ解すように回すと、足がバタバタと暴れ出す

京太郎「何って、初美さんもしてたことでしょうが。暴れないで大人しくしてくださいって」

動く足を手で押さえ、舌先で割れ目を一度なぞり、すぼめてできるだけ奥まで入れてぐりぐりと回し、ちょっと疲れたら息を吹きかけて、今度は陰部全体を舌のざらつきでこそぐ

初美「んっ、んーっ、ぃやです、これっ、ちょまっ、んーーつ、ひっ、んんんっ」

足のバタつきが弱まったので視線を上げれば、口を両手で塞いで声が漏れないようにしながら、赤ちゃんがいやいやするように小さく何度も首を横に振っている。
初美さんの顔は恥ずかしさからか紅潮し、目元には涙が浮かんでいる。

しかしここで止めては意味がないので抑える必要のなくなった足から手を離して、すぼめた舌と一緒に人差し指と中指を秘所の中に入れる。
指の腹で壁を擦りながら広げるためにできるだけV字になるようにしながら回転し、内部の壁を指で叩くようにばたつかせる。
同時に舌を使って入り口を解そうとすれば、自然に鼻の頭ばぷくっと膨らんだ部分に何度も押し当てられる。

初美「はーっ、はーっ、ひんっ、はっ、はっ、京太郎、京太郎、切ないですよぉ、もういじめないで……」

先程からずっと押し殺した声を上げ続けていた初美さんの両手から力が抜け、隙間から見えた唇からは涎が伝う

京太郎「できるだけやりましたから、これで入ると、んぐ、流石にきつっ、力抜けませんか?」

初美「ひぐっ、あ、あぁ、無理、無理ですよ、これでも頑張って」

ふるふると首を振る姿に、もう無理やりこじ開けるしかないと腰に力を入れて一気に奥まで押し込む。
ぎちぎちと抵抗をしながらも肉壁は道を開き、ぎゅうぎゅうと隙間なく肉棒を締め付ける

初美「はぁ、はぁ、入ったんですよね? 私の中が京太郎のでいっぱいなの感じます、熱くて硬い……無理やり形変えるなんて鬼畜ですよー?」

ちゃんと受け入れられたことで安心したのか、軽口が戻ってくる。とはいえ、それも痛さを気にさせないようにする強がりを多分に秘めているのだろう

初美「でも、動かないとセックスは終わりませんよ。この硬いのからたっぷり抜いて小さくするのが目的なんですからねー」

もう気遣わないで好きに動いていいという許しを言外に漂わせて、初美さんは中をさらにキュッと締める。その心意気に応えるために長いストロークで内部をこそぎ、抉り、蹂躙するように初美さんの中を侵略していく。

初美「んくっ、はっ、はひ、くぅんっ、ゴリゴリって京太郎の形覚えさせられてます、内臓かき回されてるみたいでっ。
くぁっ、もう痛いのか、気持ちいいのかも分かんなく、ひぁっ、他の短小ち〇ぽじゃ満足できなく、されてっ、あぁっ」

もう声を我慢するのはやめたのか、喘ぐたびにみっちりと肉棒に隙間なく張り付く膣壁

初美「無理っ、これ以上は私の頭がっ、真っ白いので塗りつぶされて――っ、ぁぁあああっぅ!」

ひと際大きな嬌声とともに背が反り返り、ビクンビクンと体が痙攣するのに一瞬遅れてキュポンと音を立てて肉棒を抜き、その日焼けしたあどけない体に大量の白濁液が浴びせられる。

それから数分経って、

京太郎「落ち着きました?」

初美「ええ、まあ。姫様や霞ちゃんが推してくるだけはありますねー。確かにこれはちょっと癖になるかも、ですし、効率もいいとなるとなおさらですかねー」

なにやらぶつぶつと呟いている初美さんにキスをしようと近づくと、フイッと躱されて

京太郎「あれ?」

初美「言っておきますけど、体は許しましたが心まで許したわけじゃないので。キスしたければもうちょっと私の好感度上げてからにしてくださいねー。そこまで私はチョロくはありませんからねー、せいぜいが友達ですよ、今は。
   でもまあ、気持ちよかったのは確かですし、たまにならこういうのの相手しても、いいかもしれないかもしれないですねー」

ツンとした横顔に照れが混じりつつ、ツインテに指をクルクルさせているのは指摘しないことにしておいた。当然、重複して可能性をあいまいにしていることも。

<4月4周目 休日>

本内成香は焦っていた。力を渇望していたといってもいい。

なぜなら彼女は麻雀初心者であり、その腕は仲間内でも底辺。にもかかわらず先鋒を務める予定となっている。
インターハイにおいて先鋒とは基本的にエースの舞台場。率直に言って格落ちというレベルですらない。

『できるだけ削られずに次に繋ぐ』、ただこれだけが求められていた。だがそれは言葉ほど軽くはない。
自分が削られすぎれば逆転の目がないかもしれない、そのプレッシャーは重い。

だから、藁にも縋る思いでチームメイトの言葉を信じて男に抱かれに来た。先日から調子を明らかに上げている爽の姿が一番の証拠だと信じて、誰にも言わずに。

そして、携帯に映った写真と通行人の間で何度も往復し、その人物だと思える人間を見つけることができたのはまさに神の思し召しという他なかった。

成香は全力でその人の元まで走り抜け、荒くなりそうな呼吸を整えて

成香「あなたは神を信じますか!?」

第一声を、盛大に間違った。当然、相手の顔は『え、なにこの人? 宗教の勧誘?』であった。

こうして本内成香と須賀京太郎の邂逅は、微妙としか言えない始まりであった。

そして誤解を解いた後、少女と少年は対話する

京太郎「えーっと、つまりユキと爽さんの話を聞いて、麻雀が上手くなりたいからエッチして欲しい、と?」

その身も蓋もない問いにコクコクと頷きをもって返しつつ、しかし恥じらいはどうしようもないのか枕を抱きしめて露出を抑えている成香は、気合を入れた勝負下着姿であった。
そのギャップに少々、いやかなりくるものがあるものの、どうにか堪える。

京太郎「いやまあ、変に取り繕うよりも正直に言ってもらった方がこちらも気分は楽ですけど」

正直、巴さんと恋人になったのにこういう状態になってるのが間違えている気がするが、非常に断りにくい。
なにしろ爽さんとはしちゃったわけで、同じユキのチームメイトという立場の彼女に据え膳置かれて何もしないというのは、チームメイト同士のいさかいの種であろう。それは流石に気まずい。

京太郎「それじゃ心の準備はいいですか?」

小さく頷くことで同意を示し、しかし直後に枕にボフっと顔を埋めて見えなくされたので、その小柄な体をゆっくりとなぞっていく。
首筋からうなじを通って鎖骨へと右手を回し、逆の左手でお尻の割れ目から腰、背筋から首までと、時折変化をつけるために蛇行しながら指先を動かすと、所々で身をよじるような反応があり、その個所を頭の中にしっかりと入れていく。

成香「――っ、っっ」

枕で押し殺した吐息に応えるように、わき腹から下腹部、おへそからさらに上へと、左遷を描く。
到達した小ぶりな乳房の輪郭をなぞりつつ徐々に両手の指数を増やして複雑化した動きで乳房を縦横無尽に弄り、揉む動きも交えだす。

成香「はっ――っつ、ん――っ、ふっふっ、ぁっ」

なおも枕に押し付けている顔も耳まで赤くなり、抑えきれない声が漏れてくる。その抵抗がいじらしい反面、悔しくて、乳首を爪で擦る動きを足せば、漏れる音量が増え体が小さく引くつく

京太郎「軽くイッちゃいました?」

脱力した成香さんの体を反転させると、目が虚空を見ながら口の端から唾液が漏れて、息も荒く体は朱色に染まり始めている

抵抗もないし、会った時から気になっていたので、その右目を隠す髪を手の甲で掬い上げ、そこに眠っていた瞳としっかりと見つめ合う。

京太郎「キレイな目してますね。隠すの勿体ないですよ」

意識は残っていたのか体がさらに赤く染まり、大事な割れ目から雫が少しずつ溢れだす

京太郎「成香さんのこと見ていたら我慢できなくなってきたんで、いいですか?」

言葉に乳首のしこりと愛液の量が増して、それを返答ととって正常位で肉棒を差し込んでいく

成香「んっ、っっ、ちゅ、ずちゅ、ちゅずっ、っ“」

顔を見られるのが恥ずかしいのか、それとも痛みをこらえるためか、成香さんの手が俺の首を抱きしめて二人の舌が絡み合い激しい水音を上げていく。
深いキスと性の交わりがともに激しくなっていくのに合わせて、コツコツと奥の入り口を何度もノックするうちに、子宮の部屋が下りてくるのが分かる。

京太郎「受け止めてください、ねっ」

コンっと一番奥へと先端を突き入れ、激しい勢いで精子が注ぎ込まれていくたびに、成香さんは背を反らし、最後にはキスを続ける元気もなくなって脱力、そのまま遠くを見ているかのような目でなにやら陶酔したような顔をしていた。

色々してしまったせいか、帰り道駅まで送る間成香さんはずっと俯いて、ただ俺の袖先を指でつまみながら黙ってついてくる。

これは失敗したかな、と思いつつも打開策が見えないまま終着点についてしまって、どうにか別れの言葉を口にしようとしたその瞬間、彼女は赤いままの顔を上げて上目遣いに

成香「あ、あの、とても素敵、でした。ま、また会いに来ても、その、迷惑じゃないですか?」

その予想外の言葉に反射的に頷いてしまい、『あ、これ永水の皆に怒られないかな?』などと今更過ぎる疑問を持って

成香「ありがとう、ございますっ、それじゃ」

やっぱり勇気を振り絞っても恥ずかしかったのか、カバンで顔を隠しながら、彼女は鹿児島を後にした。

京太郎「うん、まあ、怒られるのも笑顔の対価なら仕方がないよな」

最後にこぼれた女性の笑顔には男というものはとことん弱いのであった


煌「私、花田煌と申します。雑用までかってでるその精神、実にすばらです」

京太郎「ありがとうございます。花田さんは九州の訛りないんですね」

煌「中学までは長野にいたので、方言はうまくないんですよ」

京太郎「長野? おお、俺も中学まで長野でしたよ。偶然ですね」

煌「おや、同郷とは実にすばらですね。これも何かの縁、私のことは名前で構いませんよ」

京太郎「そうですか、よろしくお願いしますね煌さん」


ふう、意外と心象は良かったようで安心した。

次に挨拶するのは新道寺の次鋒であり、巴さんとある意味かぶっている眼鏡っ子――

美子「よ、よろしくお願いします!」

京太郎「あ、はい、よろしく」

美子「あの、時間あったらまたお話していただけますか?」

京太郎「ええ、もちろんです」

美子「良かった……かっこいいよ」(ボソ

ん? 小声で聞き取れなかったけど、大丈夫だろうか? 耳まで赤いし
まさか爽さんみたいな落ちはないよね、たぶん。

挨拶も残り三人、この後待っているのはなにやら羊を思わせる髪形でジュースを飲んでいる中堅――

仁美「なんもかんも政治が悪い」(チュー

京太郎「いや、意味が分かりません」

仁美「男に免疫ないとよ、女子校育ちは」

京太郎「女子校と政治関係ないですよね!?」

なぜか九州人と関西のノリでツッコミをするというよく分からない状況。ただ、悪く思われているわけではなさそうだ


最後は二人並んで立っている。
凛とした空気と立ち居振る舞いが印象的な新道寺の部長にして副将――
そして、小悪魔的な印象のある目をした新道寺の誇る大将――

哩「部長の白水哩、こちらは後輩の鶴田姫子ばい」

姫子「部長、結構いい感じの人じゃなかと?」(コソコソ

京太郎「お二人ともよろしくお願いします」

哩「名前で呼んでよか。仲良くしとーよ」

姫子「私もそれでよかと」

京太郎「はい、こちらこそ」

ふう、終わった終わった。意外と九州人と俺は相性がいいのかもという気すらしてきたぞ。

どうにか顔合わせはすんだな。問題はこの後、決して新道寺の皆さんには俺たちの裏側を気付かせないようにすればいい。
……なんか言ってることが悪役のそれだが、気にしないでおこう。人生気にした方が負けなこともある。

はやり「京太郎くん、お姉さんにも挨拶しなきゃダメだぞ☆」

京太郎「いや貴女、俺と既に知り合いじゃないですか。いまさら何をするんです?」

はやり「『男子三日会わざれば』っていう格言もあるからね☆ はやりから見て京太郎くんは」

はやり「うん、全く変わってないね☆」

京太郎「ちょっと、そういうの意外と傷つんですけど」

はやり「えー、じゃあお姉さんともっと仲良くなりたいのかな☆」

京太郎「あ、前言撤回で」

はやり「そっちこそひどいぞ★」

うん、相変わらず近所の仲のいいお姉さんって感じだな。
ただ、プロと馴れ馴れしい感じで口をきいているのが珍しいのか、周囲からは視線を感じるけど。


<5月1週目 合宿初日 その1>

さて今日から始まったこの合宿で、永水の皆も羽を伸ばして浮かれているようだ。やはり旅行というものは人を開放的にする。
ただ、開放的になり過ぎて問題行動を起こさないかが不安ではある。特にはやりさんとか、はやりさんとか、はやりさんだ。

基本的に俺は雑用以外に関して暇であり、自由だ。
はやりさん曰く『京太郎くんが(性的に)何しても怒られないのは、束縛する女は嫌われるってことだと思うよ☆』らしい。

流石にエッチなことまで致してしまえばばれる可能性もあるが、そこまでいかなければ大丈夫。
永水の皆の今回の目的は俺のオカルトの検証。対して新道寺の皆さんは合宿で実力を伸ばすこと。

『俺には何の危険もない』そう、この時は思っていたのだ

巴「んっ、もう暑くなってきたね。京太郎くんは大丈夫?」

京太郎「確かに長野との気候の違いは感じますね。向こうの7月くらいは暑いです」

巴「でも、元気いっぱいみたいだけど」

京太郎「そりゃもう、中学はスポーツで鍛えてましたから」

俺の肩に少し寄りかかるように巴さんは近づいて

巴「だったら、もっと熱くなることしてみちゃう?」

そんな誘惑の言葉を放った。

―――
キングクリムゾン!(描写は後日

はやり@飲酒中「実は京太郎くんのすごいところはねー」

永水女子「「いきなりばらそうとしないでください!」」

新道寺女子「「そ、そんな……確かに去年より燃え永水の皆さんは強く」」(ゴクリ

酒を飲んだ大人の口から即ばれをしていた

小蒔「京太郎さん、さっきはお疲れ様です」

京太郎「え、なに急に?」

小蒔「いえ、巴ちゃんは贔屓するんだなー、とか思ってませんもん」(つーん

京太郎「いやいや、これは贔屓とかではなくてね?」

小蒔「だ、だったら私にもしてくれても」

京太郎「え、小蒔さん、それは」

小蒔「ちちち、違うんです、今のは聞かなかったことにしてくださいっ」

真意を問う前に、小蒔さんは走り去ってしまった。なんかこうやって気まずい感じになるの、2回目なんですけど。
毎回テンプレのように繰り返すのだろうか、これは。


そして、夜、きっとみんなが寝静まったころ、離れの俺に割り当てられた部屋をノックする音がした。
こんな時間に訪れたその人物は

初美「京太郎、私が何を言いたいか分かってますかー?」

京太郎「え、なんですかいきなり」

怒気を膨らませた初美さんがドアの隙間に足を差し込んで閉めるのを邪魔してくる。これは逃げられない。

初美「あーんな口の軽いプロを呼んで、更に着いたばかりに巴ちゃんとしておいて。もう何もかもが新道寺にバレバレなんですよー」

京太郎「……ちょっと『牌のお姉さん』、何やってくれてんの!?」

初日で即ばれとか予想してない。初美さんは激おこである。

初美「既にもう新道寺に手を出したとかないですよねー?」

京太郎「いや、流石にないです、巴さんだけです」

初美「当初のプランが一日で破たんしたこの怒りを八つ当たりでぶつけますねー」(にっこり

笑顔が逆に怖い。
この夜、俺は初美さんに対して苦手意識を持ってしまったのであった。

<合宿初日終了>

<合宿2日目 その1>

昨日から小蒔さんと初美さんの二人と顔が合わせづらい。
小蒔さんはこっちを見ては目線を反らすし、初美さんは相変わらずおこである。

京太郎「なんもかんも政治が悪い」

どよーんと落ち込んだ空気を纏いながら迷言を発していると、横に座る人物がポンッと肩を叩く

はやり「やっちゃったね、京太郎くん☆」

京太郎「いや貴女は反省してくださいよ! 半分はそっちの責任ですからね!」

はやり「ま、まさか私に体を差し出せなんて、鬼畜だね☆」

ダメだこの人、後悔という言葉を忘れて生まれたのかもしれない。

もうこうなったらやけだ。このぶつけようもない気持ちをどうにかしてくれる人物を探して、一人に目が留まった

京太郎「姫子さん、聞いてくださいよ!」

姫子「どうしたと!?」

会って二日目の年上女性に泣きつく俺。
明らかに情けないが、身内ではどうにもならないのだこの思いは。

姫子「そか、いろいろあったと? 場所変えんね」

そうやって優しく人目のない部屋に移り、姫子さんは親身に俺の話を聞いてくれた。
それだけではなく、その暗い一室の中で

姫子「色々ぶつけたい気持ち、私で発散してよかばい」

優しく耳元に囁いて、耳を軽く食まれて、そのまま俺は――

キング(略
―――
<合宿2日目 その2>

色々と吐き出したおかげで俺の気持ちは持ち直した。
その一方で、問題は解決してないばかりか新たな爆弾を抱えてしまった。

うん、ありていに言ってこの状況はまずいのではないかな。
何か助言をくれる頼りになりそうな人間はいないものか?

京太郎「と、いうわけで責任とってください」

はやり「はや~。うん、ベッドに連れ込んでやっちゃえばいいと思うな☆」

京太郎「真面目に聞いてくれます?」

はやり「真面目に答えたよ?」

まさかの本気回答がそれってどうなんだ、アイドル。

はやり「京太郎くんはね、難しく考えすぎ。女は言葉以上に行動を見てるものだよ☆ あと快楽に勝てる人間はいないから☆」

参考になるようなならないような……

はやり「じゃあ、レッツトライ! 今夜のうちにね☆」

そう言ってはやりさんが指し示したのは、他でもなく

京太郎「ちょっとはやりさん、なぜ新道寺の彼女にトライなんですか?」

はやり「それは本番前の練習だね☆ 慎重さが大事だよ、京太郎くん」

後から考えるとこの時なぜ俺ははやりさんの言葉に従ってしまったのか、不思議でしょうがない。
まるで何かに導かれるように美子さんに声をかけ、夜に来てくれないか頼むと、顔を赤くしたまま彼女は頷いてくれて

そして夜、俺と彼女は布団の中で獣のように

キンクリ(略

<合宿最終日 その1>

なんだかんだで姫子さんや美子さんと仲を深めまくり、一方で永水を放っておく結果になった昨日。
うん、はやりさんの人選が間違っていたな、きっと。

今日は俺の意思で選ぶことにしよう。
まずは外堀を埋めるかそれとも直接本丸を狙うか、俺の腕が問われるところだ。

後悔しないための選択、それがこの一手にかかっているといってもいい

初美「うーん、調子が前に比べて悪いのですよー。どうしてですかねー」

巴「なんだか初日よりも相手が強くなっているような?」

小蒔(うう、京太郎さんと早く仲直りしなきゃ、でもどうやって)

霞「私は初日と同じように押せてるけど」

春「私は完全に互角」

皆が何やら議論しているところにひょいっと顔を出して

京太郎「小蒔さん、ちょっといいですか?」

小蒔「は、はひっ!」

慌てて小蒔さんは立ち上がる。足に袴が踏んづけられたままで
布の裂ける音が聞こえるとともに袴が破れて、そのまま小蒔さんは畳に顔をぶつけて

霞「こ、小蒔ちゃん!?」

巴「隠すもの、隠すもの」(おろおろ

初美「京太郎は向こうに入って壁になれなんですよー!」

京太郎「ふぁいっ」

春「混沌」


小蒔「鼻が痛いです、それに他の学校の人たちにもみられて、私お嫁にいけません」

霞「だ、大丈夫よ京太郎くんに責任を持ってもらえば」

小蒔「でも、京太郎さんには巴ちゃんが、ふえ~」

巴「姫様、泣き止んでください」

大惨事が起こってしまった。どう責任を取る? 永水の誰かの手伝いをするか、それとも新道寺の方を遠ざけるか
決断するんだ、須賀京太郎!

煌「これは流石にすばらくないですね」

溜め息をついた煌さんはつぶやくとそのまま他の新道寺の皆さんに声をかけて誘導、極力気配を消しながらその場を離脱させていく
こちらに向ける視線は『貸し一つですよ』と『こちらは任せてください』という意を込めているようで。

深く頭を下げた後、俺は小蒔さんが落ち着いて振り向いてもいいという声がかかるまで背を向けていた。


波乱に満ちた合宿。こんなことになるなんて誰も予想できなかった。
神の悪戯と言う他はない。ただ巡り合わせが悪かったのだろう。

反省しきりで眠れない夜に悶々としている間にも時間がたち、小さく扉をノックをする音が聞こえる。
俺は神妙な気持ちで彼女を迎え入れることしかできなかった

新道寺の部長である彼女は苦笑とともに俺の部屋を訪ねて、落とされた俺の肩を軽くたたく

哩「話は姫子や美子からも聞いたばい。全国で敵対する高校がいえることじゃなかとが」

京太郎「すみません」

哩「お前だけのせいじゃなか、火種を持ち込んだのはうちとも取れる」

少し疲れたように哩さんは息を吐いて

哩「ただ、全国がかかわるとなるとうちも手をこまねいていられんと。鹿児島を訪ねることもないとはいえなか」

スッと目線を俺に合わせて

哩「その時は覚悟をばせ。姫子も私も本気でいくばい」

そんな宣戦布告とともに新道寺のエースは俺の部屋を後にした。
俺はこれからどうするべきか、鹿児島に帰って何ができるのか、それを考えないといけないだろう

<合同合宿、終了>

巴「んっ、もう暑くなってきたね。京太郎くんは大丈夫?」

京太郎「確かに長野との気候の違いは感じますね。向こうの7月くらいは暑いです」

巴「でも、元気いっぱいみたいだけど」

京太郎「そりゃもう、中学はスポーツで鍛えてましたから」

俺の肩に少し寄りかかるように巴さんは近づいて

巴「だったら、もっと熱くなることしてみちゃう?」

そんな誘惑の言葉を放った。そっと巴さんの腕が首に回り、情熱的なキスで互いの唾液を啜りあう。

巴「京太郎くんのキス、大好き。すぐ熱が灯っちゃう」

京太郎「それは巴さんがエッチだからでしょ」

巴「エッチの気持ちよさ教えたのは京太郎くんなのに。責任とってたくさん愛してくれる?」

くすくすと楽しく笑い合いながら、ちゅくちゅくと舌を絡めつつ頬を撫でる。

京太郎「勿論。いくらでも」

さらに口内を蹂躙する舌の動きを激しくしながら、頬から耳後ろ、首筋、鎖骨へと指でなぞり、巫女服の合間から乳房をやわやわと撫でて爪先で乳首を掠るように何度も紙一重のところで焦らす

巴「くんっ、はっ、京太郎くん、いじめて、くぁっ」

さえずるような喘ぎに挟まれた要望に応えて乳首をつまんで押しつぶすと、快楽の声を増し、俺に強く抱きつく。
荒くなった息を整えながら、巴さんは俺の膝の上に座ったまま足で俺の体を挟むように挟む体勢になって、互いの恥骨を合わせるようにお尻を揺らす。

巴「京太郎くん、私もう我慢できないの。ね?」

露で溢れた秘唇を俺の肉棒に擦りつけながら甘い声で催促する姿に応えて、対面座位のままゆっくりと巴さんの中を俺のもので満たしていく。

巴「やんっ、動いて。子宮まで犯して、たくさん私に注いで。んは、あっ、あっ、あぁんっ」

下から腰ごと突き上げる動きに、巴さんのお尻をしっかりつかんで∞の字を描くように揺らすのを合わせれば、もう隠しきれない嬌声を上げながら俺の背中にしっかりと手を回して、逃がさないとばかりに隙間を埋めてくる。

巴「好きっ、好きっ。京太郎くんのことも、京太郎くんのエッチも、京太郎くんの精子も、全部っ。いいの、これっ、やみつき、ふぁあんっ」

京太郎「俺が浮気なんかしたらどうするんです?」

初美さんをけしかけたことへの意趣返しにそんな意地悪を口にすると、

巴「許しちゃうぅ。他の子とエッチしても、私のこと愛したままでいてくれるならっ、んあっ、すごい、電気弾けてっ、くる、きちゃうっ」

巴さんは自分から腰を前後に動かして頂上を目指したラストスパートに入り、俺の肩を噛むことで皆に聞こえるほどの声を物理的に封じにかかる
そして俺もそれに応えて、一気に腰を上げるとともに巴さんのお尻を引き付け、ガツガツと奥を突きながら弾ける快楽に身を任せて放出する

巴「んんん~~~っ! は、はひゅ、はひゅ、あふ」

奥まで熱い精液を注がれたことに巴さんは快楽で緩んだ顔で嬉しそうに俺の胸に頭を預けて

巴「私にとって京太郎くんは特別だから……捨てないでくれるなら、それだけでいいの」

甘えるように頬を擦りつけながら見上げる彼女の愛おしい姿に、俺はキスで応えた。

巴さんは永水の事情もあって、この世界線では浮気に寛容だったり。
外部とやってしまっても少し拗ねるくらいで、甘い言葉かけられるとなんだかんだで許してしまう系。




<合宿二日目、その1>

京太郎「姫子さん、聞いてくださいよ!」

姫子「どうしたと!?」

会って二日目の年上女性に泣きつく俺。
明らかに情けないが、身内ではどうにもならないのだこの思いは。

姫子「そか、いろいろあったと? 場所変えんね」

そうやって優しく人目のない部屋に移り、姫子さんは親身に俺の話を聞いてくれた。
それだけではなく、その暗い一室の中で

姫子「色々ぶつけたい気持ち、私で発散してよかばい」

優しく耳元に囁いて耳を軽く食まれて、そのまま俺は彼女の優しさに溺れるように体を抱きしめて制服を緩め、柔肌を撫でる指を変更しながらまさぐっていく

姫子「んん、はっ、これゾクゾクするばい。よか、ふぁっ、ん~っ」

敏感な体をしているのか、ただ指を這わすだけで姫子さんは爪先を丸め足を擦りあわせながら、吐息が徐々に荒く断続的になっていく

京太郎「姫子さんは感じやすいんですね。まだ少ししか触ってないのに」

首の付け根を舌でくすぐりながら太腿の内側を優しく撫で上げて、終着点でつんつんと軽くつつく。

姫子「んはっ、んん~っ、すごか、触られたところ熱ぅ、もっと」

余裕を感じさせない顔で自ら体を開き、色っぽい目に期待をのせて、俺の手を掴んで誘導する

京太郎「姫子さん、こんな風に体差し出して本当に良かったんですか?」

姫子「よか、たい。男の人とするの興味あっとーし、体ば疼いとーとよ」

言外に熱を治めないと許さないとばかりに、俺の指先を秘所に触れさせ目で続きを促す
それに応えて指先に粘液をまぶしてクチュクチュと音を立てて入り口を解して内側から広げていく

姫子「これ、部長とのリザベより、っ~ん、くるばい、欲しかっ、これ、太かので貫いて変にしてほしか、あ、ぁあっ、ひっくんっ」

微かにのけ反りながら発したねだり言葉に、硬くなった肉棒を添わせると腰を自分で進めて飲み込んでいく。そこにはつらさより悦びが勝ったようで、喘ぎながら背中を抱きしめてお尻を揺らす

姫子「すごかっ、たまらんとよっ、んぁっ、ひっ。好きになるたい、すいとーと、これっ」

ぎゅっと俺の背中を掴んで、体を揺するたびにどんどんと高まっていきながら嬉しそうに腰を振る
その動きに中で膨らんだ塊が爆発し、壁を叩きながら奥へ奥へと侵入していく

姫子「~~~っっ、ひぅうっ……はーっはー、こんままじゃ孕んやうばってん、悪くなかね」

ごぼりと逆流してきた白濁液の塊を指ですくいながら口走る彼女のとんでもなさに、冷静になった思考がつい突っ込む

京太郎「いやよくないでしょう。付き合ってない相手との子供を宿して全国行くつもりですか、貴女は」

姫子「そーやね、ほんなごと付き合っちみると?」

くすくすと笑いながら告げられたその言葉を冗談と受け取り、肩をすくめてみせる

姫子「まあ、今はそれでよか。少しは楽になったばい?」

悪戯っぽくあくまで主導権を渡さない姫子さんのやり方に、こんな関係も悪くはないとつい思ってしまうのだった

姫子「あ、今度部長ば混ぜんね?」

京太郎「それは許してください。そんな魅力的な二人組だと、一日で終わる気がしないので」

前言を撤回しよう。この人は隙を見せたらいつの間にか距離をつめてるタイプだ。




<合宿二日目、夜>

美子さんに夜に訪ねてくれるように頼んだら赤く顔を染めながらオッケーされたため、俺は念入りにベッドメイクしていた。
彼女もそういう展開になることを予想していただろう。あんなに恥ずかしそうに手を震わせながら、それでも頷いたのだから。

正直なところ、仲直りの実験のように扱ってしまう事には罪悪感を覚える。だからお詫びというわけではないが、精一杯気持ちよくなるようにと心に刻む。

美子「その、こんばんは」

控えめに挨拶をしながら人目をはばかるように素早く室内に入り、指先をもじもじと合わせながら眼鏡越しに上目遣いに顔色をうかがってくる。
顔は全然違うのだが、同じく次鋒で眼鏡をかけているということもあって巴さんを小動物にした印象がある。

京太郎「本当に来たってことは、意味わかっているんですよね?」

手を伸ばすと一瞬固まったものの、すぐに目を閉じて顎を上げ微かに緊張の吐息を漏らす。
その頬に手を添えて優しく口づけながら頭をゆっくりと撫でると、わずかに緩んだ口の合間から舌を侵入させ、絡めとりながら耳のラインを指先で柔らかに伝い、抵抗の弱まった口内を舌先でまさぐっていく

美子「ん、んふ、んっ、んんっ、ふっ、ん~~っ」

最初はただ怯えていた彼女の舌が徐々に動き出し、絡み、啜りあげだし、積極的に唇を擦り合わせて唾液を交換しながら深く深く溶け合うように体を重ねて擦りつけてくる

京太郎「このまま犯しちゃいますよ」

衣服を脱がしてゆく手の動きに逆らうことなく、美子さんは俺の頭に手を回し深くつながった淫靡な舌の動きで了承の意を伝えてきた。
制服の奥に隠された体には血が巡り、尖った乳首や湿り気を帯びた股間に指を掠らせるたびに肢体が揺れ、段々とより強い刺激を求めて淫らにくねりだす

美子「して、直接触って。切なか、欲しくてたまらんと」

囁くほどの小さな声で哀願するのを聞かなかったふりをしてあくまで急所を外し、僅かに爪の端を触れさせるのに留めて焦らし続けていけば、美子さんは手で俺の下半身をなぞりその大きさと硬さに目を見張り、撫でさすりながら懇願する。

美子「こんなん我慢ばできんとよ。ください、これ、おち〇ちん、入れて貴方の女に、お願い」

処女を失う痛みを恐れるより与えられる快感の期待に目をくらませて肉棒を扱きながらの美子さんの催促にキスで応え、濡れそぼった処女穴を抉って体重のままに最奥まで蹂躙する

美子「んくっ」

一息に中の形を変えられた痛みにシーツをぎゅっと握り、流れた涙を優しく舌ですくいとる

京太郎「痛い、ですよね? すみません」

美子「違うと、これは嬉し涙。好いとーおのこに初めて奪ってもらえて嬉しかばい」

そんな思いもしなかった言葉に胸を掴まれ、嬉しさと興奮が押し寄せてくる

美子「あっ、今中でまた大きく」

京太郎「そんな可愛いこと言って、止まらなくなっちゃうじゃないですか」

美子「よかよ、滅茶苦茶にして。おのこの欲望受け止めるのも女の器量ばい」

そこまで言われて男が我慢できるはずもなく、理性の切れた俺はガツガツと美子さんの内部をかき回しながら、少しでも快楽を返せるように秘芯を掌で擦り転がしていく。
その動きに痛みではなく色めいた喘ぎ声を奏でながら、美子さんと俺は一緒に高みを目指して駆け上がっていく

美子「ふぁっ、んかっ、これ、これ変になるばい、乱暴にされて気持ちよかっ、欲しい、もっと深くまで欲しいとっ、ぐちゃぐちゃに溶け合うまでっ」

京太郎「可愛いことばっかり言って、中でぎゅうぎゅう絞られたら我慢なんてっ」

子宮の一番奥に存在を刻み込もうと暴れる衝動のままに押し倒して突けば、足で引き寄せられさらに奥へと叩きつけていく

美子「あは、ひっ、くる、何か変なのくるとっ、波がっ、あっ」

京太郎「それに身を委ねてっ、お、俺もっ」

二人で一体になり衝動に任せて叫びを上げながら、欲望の限りを解き放つ。それに互いの快楽も頂点に達し、声にならない叫びと一緒に溶け合っていく
そしてここまで来た俺たちがただ一度の行為で満足しきるはずもなく、

京太郎「次、いいですよね?」

美子「ん。好きなだけ貪って欲しいと」

その日は獣のように何度も求め交わり続けて朝を迎えることになった。

<5月2週目 その1>

初日から逢瀬がばれたことによって波乱に満ちた合宿を終え、俺たちは鹿児島の地に戻ってきた。
なお、はやりさんはまだ帰りたくないとか駄々をこねていたがマネージャーを名乗る女の人に引きずられていった。あの人はアイドルという自覚がないのだろうか?

そしてホームに帰るなり、俺を囲んで皆が輪になるという謎現象が起こっていた。

恥ずかしそうに目を逸らしながら手で顔を隠す小蒔さん
顔は笑っているも目が笑っていない初美さん
なぜ一か月以上も一度も選ばないのか不満を黒糖にぶつけている春
困っているというポーズをとりつつ含みを持たせた表情でこちらを眺める霞さん。

うん、巴さん以外はなにか纏っている空気が出発前と違う。

ちなみに巴さんは指先を俺と絡めて幸せそうにしているので俺に癒しを提供してくれている。ただ、流石に逃がしてはくれないようだ。

この空気、俺がどうにかしないといけないのだろうか?
目で問いかけると、皆一様に頷く。心が読まれているようだ。なにそれこわい

このまま停滞していても勝機はない。どうにか現状を打破するために突破口を作らなければ。
考えるんだ須賀京太郎、この状況を変える最善の一手を。そう、勇気を出して選ぶのは――っ!

京太郎「霞さん、好きですっ」

その豊満な胸にダイブするように抱きつき、この場からの脱出を図る。

霞「あらあら、京太郎くんったらもう。そんなストレートに言われたら勘違いしちゃうわよ?」

京太郎「勘違いじゃなかったら?」

霞「も、もう。貴方には巴ちゃんがいるでしょう?」

矛先を向けられた巴さんは、特に無理をした様子もなく微笑んで

巴「別に私は構いませんよ、『一番』は私ですし他に好きな子ができても」

霞「本気で言ってるの? 巴ちゃん」

巴「ええ」

二人の視線が交わるが、火花は飛び散ることなくやんわりとした空気のままで

霞「だったら……私も京太郎くんのこと、女として見てもいいのね」

ふっと霞さんの纏っていたオーラがさらに優しいものとなり、

霞「京太郎くん、私のことこれから愛してくれる?」

潤んだ目で見つめる返す言葉に否定などあるはずもなく、

京太郎「もちろんです」

そのまま畳の上に押し倒し、切なげな息を聞きながら手を伸ばし――

キングクリムゾン(この描写は後日続きが投下されます)

――――
<5月2週目 その2>

霞さんとたっぷり愛し合った後、冷静に戻るといまだに永水の皆に囲まれていることに気付く

え、なに? 気を聞かせて退室することもなく一部始終見られてたんですか?
なんとなく気まずい空気

小蒔「私とは……京太郎さん」

春「むぅ」(ポリポリ

初美「完全に獣ですねー。でも霞ちゃんも幸せそうですし」

巴「京太郎くんったら男の子なんだから」

やめて! そんな暖かい目で見ないで! 逆に針の筵よりつらいから!

ここは話し合いか? それとも別の一手を打たなければならないのか?
なんとしてもこの場を脱出しなければ! そのために――

京太郎「小蒔さん、こっちへっ」

彼女なら特別扱いしても問題は起こらない、そう判断して手を引いて逃げる

春「逃げた」

初美「なんで逃げるんですかねー? 怪しいですねー?」

霞「ふふ、小蒔ちゃんにも何かしないかちゃんと見届けないとね」

巴「なんだか子供の頃みたいですね、思い出すなあ昔の京太郎くん」

なんで追ってくるの!? 意味わからないですよ貴方たち!

京太郎「くっ、こっちへ、小蒔さんっ」

手を引いて廊下の角を曲がる。俺は一生懸命なのに、小蒔さんは笑って

小蒔「皆で追いかけっこ、楽しいですっ」

その笑顔は嬉しいけど、今は捕まりたくないんですよ俺は!

小蒔さんの歩幅ではどうしても俺についてこれない。こうなったら、

小蒔「わ、わわっ」

お姫様抱っこで距離と速度を稼ぐ!

一生懸命走る俺と対照的に、小蒔さんはくすくすと笑いつづけた。

―――
<5月3週目、その3>

そして同日、地の利を生かされた包囲網により俺は捕まった。

小蒔「楽しかったですっ」

小蒔さんが上機嫌なのは救いだが、俺はここのところの運動不足を後悔していた

京太郎「アウェイとはいえ女子につかまるなんて……体力取り戻さないと」

お姫様抱っこしていた小蒔さんを落とさないように注意してたとはいえ、これは情けない

初美「どんな運動で体力つけるんですかねー?」

巴「頑張って京太郎くん」

霞「単に人数の差だと思うのだけれど」

春「いい加減覚悟を決めるべき」

京太郎「何の覚悟を決めるの!?」

そんな魂からの疑問に女性陣は視線を合わせ、一様に

「「ハーレム形成」」

そんなあまりにもな言葉を投げかけるのであった

京太郎「ふふふ、いいですよ、こんなに俺を追い詰めるとは
    だけど、やっていいのは、やられる覚悟を持つ者だけだ!」

弄られる立場から逆転すべく、人質のように彼女を掴む

京太郎「小蒔さんが貴女たちの弱点だ!
    小蒔さんっ、俺の首にしっかり手を回して!」

小蒔「は、はいっ」

なぜかキラキラした目で見つめる小蒔さんをスルーして、囲いの薄い部分を狙う

春「甘い、そのルートは予測済み」

障子の前に陣取られ、進路方向を余儀なくされる

京太郎「巴さん、どいてくださいっ」

巴「もう、わがままなんだから」

いや、この場合わがままなのは俺じゃないよね、というツッコミを心のうちに留め、道を開けてくれた巴さんの隣を抜ける

初美「第2ラウンド、こういうのも楽しいですねー♪」

霞「そうね、こういう平和なのも悪くないわ」

俺の心は平和じゃないです。

こうして、俺の一日は追いかけっこで完全につぶれた。
俺はいつかこの仕返しをしようと心のノートに書き記すのだった。

絶対にいつか、辱めにあわせてやる。ただしやり過ぎない程度に。

<5月2週目 その1>

霞さんは俺に押し倒されても全く抵抗せず、畳に背中をつけて俺の顔をうかがっている

霞「京太郎くん、しちゃう?」

それは問いかけというよりも確認の色合いが強く、柔らかな乳房に指を沈ませてキスをすれば、霞さんは唇を開いて自分から舌を絡め始める。
唇で圧迫して舌をしごくように動かしながら吸うことで強く舌同士が密着し、唾液の吸引音が周囲に漏れる。

霞さんはエッチなキスに目を細めながら自分から俺の手に乳房を押し付け、頭をかき抱いて舌を吸ってくる
絡みあう水音に合わせて、既に硬く尖りはじめた乳首をコリコリと潰せば、抱きつく手にさらに力が入りキスがさらに深く情熱的になってゆく。

京太郎「霞さん、もうすっかりエッチ大好きになりましたね」

唾液の橋を作りながらゆっくりと離した唇で霞さんの変化を指摘すると、

霞「京太郎くんが教え込んだせいよ。セックスの気持ちよさも、京太郎くんの魅力も」

トロンとした瞳で囁いて俺の左手首を掴み、もう粘液を垂らしだした女の部分を触らせ、指を求めてヒクヒクと穴が蠢く

京太郎「その言い方だと、気持ちよくしてくれる男だから好きってニュアンスになりますよ?」

霞「完全には否定できないもの。京太郎くんと肌を合わせるたびに貴方のものになる感じがしてキュンキュンしちゃう
  はんっ、指、いいのぉ。私のよりごつごつした手で中をかきだされたら、んぁっ、我慢できなくぅ」

甘い声といやらしい水音を周囲にまき散らしながら、俺の膨れ上がったものを愛おしそうにまさぐってくる

霞「私を気持ちよくしてくれるこれ、立派ぁ。ご奉仕させてくださいぃ、はぁ、はふ、んんちゅっ」

口で器用にジッパーを下ろし、自分から喜んで肉棒に口づけて舐めていく

霞「はぁ、はぁ、太い雁首にこんなに反り返ったすごいの、私の処女を奪ってこれからも何度もしてくれる最高のおち〇ちん、すごいの」

何度も何度も口に収まりきらない肉棒の一部を咥えこみながら舌を這わせる姿に応えて、俺も霞さんの中で鉤のように指を曲げねじりながら出し入れすれば、体を震わせて理性の消えかけた目で訴えかける

霞「ダメ、ダメ……こんなの我慢できない、お願いだからいじめないで、このおち〇ちんください、私の中に」

数分足らずに音をあげた霞さんに苦笑しつつ、体勢を変えて後ろから手を引いて動物のように深く突いていく

霞「あんっ、はあぁっ、んぁっ、これ、これじゃないとダメ、このおち〇ちんが好きなのっ、激しく犯されるのいいっ」

手を後ろで引っ張ってるせいで霞さんは上半身が宙に浮き、突き込むごとに豊かな乳房が揺れる。
何度も何度も奥を抉っていけば、男を受け入れるように子宮の門が開きだす

霞「来ちゃう来ちゃう来ちゃうっ、んぁああぁっ、あぁぁーっ」

一気に収縮する膣に搾り取られる直前、手を離して崩れ落ちる霞さんからどうにか抜いた肉棒が脈動し、白いシャワーが乱れた巫女服と朱色に染まった肌にかかる

霞「はぁ、はぁ、はぁ、やっぱり気持ちいい、こんなの何度も繰り返されたら好きになっちゃう」

小さな声で茫洋としたまま呟く霞さんが状況を思い出し服を整えてみんなの視線から隠すまで、結構な時間が必要だった。

<5月2週目 休日>

約1ヶ月ぶりに尭深さんから届いた『会いたい』のメール。
なんだか以前に別れた時とノリが違うことに首をひねりながら、呼び出されたままに駅前に到着。
連絡をしようと携帯を取り出すと、それを待っていたかのように左手が柔らかい感触と暖かさに包まれ、

尭深「京太郎くん……久しぶりだね」

腕を抱きしめ明らかに胸を押し当てながら、指先に手を滑らせ指をくすぐるように絡めて軽く握り、甘い声で囁いてくる

京太郎「わわっと。すみません、待たせちゃいました?」

尭深「ううん、全然。それに京太郎くんが来てくれるならいくらでも待つよ」

嬉しい言葉ではあるが、やはり以前との違いが気にかかる。前はもっとこう、利害の一致という感じが強かったのに、今回はデートのように甘やかだ。

京太郎「尭深さん、何かありました? いえ別に嫌なわけではないんですけど」

尭深「うん、ちょっと……ただ、あんまり人に聞かれたい話じゃないから、他の人のいないところで、ね」

もじもじとする尭深さんだが、その結果腕に柔らかな二つの丘と指先が擦りつけられるわけで、なんというかご馳走さまです。

尭深「いこっか? こっちのホテル取ってあるから」

そう言って俺をリードする間もずっと腕は胸の谷間に挟まれたままで、明らかに誘惑している様子でホテルの一室に一緒に入った。


ホテルの一室のベッドに隣り合うように腰かけ、俺は口火を切る。
気になることを先延ばしにした場合、他のことをするときに脳裏をよぎって肝心なところでポカをする。根拠は中学の時の県大会での実体験。詳細は今回に関係ないから割愛。

京太郎「それで、何かあったんですか?」

その言葉に尭深さんは自分の持った湯飲みに視線を落とし、

尭深「前にしちゃった後、しばらくして、実は生理が……」

京太郎「ま、まさか生理がきてないん、ですか?」

思った以上の爆弾を察して思わず声が上ずる。確かにそれなら今後どうするかの真剣な話し合いが必要になる。
尭深さんはそんな不安を隠してあんなにくっついてきたのか。手の温もりで少しでもその心を温めようと、そっと手を握る。

尭深「ううん、逆。生理は来たよ。きたん、だけど、その時に私泣いてしまって」

フェイントに引っかかってこけそうになりながら、しかし話の流れに疑問を感じる。泣く要素、あっただろうか? 安心の涙ってわけでは当然ないだろうし。

尭深「それで気づいたの。あの時はセフレでいいなんて言ったのに、本当は心の中に貴方の子供が欲しいって気持ちがあったこと。その可能性がないって分かった途端に泣くほど貴方に惹かれてたってこと
   ごめんね、こんなの重くて迷惑だよね? 分かってたはずなのに、どうせ恋人になんかなれないのに、こんな気持ち向けて」

ポタポタと雫が湯飲みに吸い込まれていく。下を向いてたのは泣かずにはいられない気持ちをここまで隠していたのだと。
だから俺は正直に答える。

京太郎「確かに重いかもしれません。俺にはもう恋人がいて、彼女を一途に愛すのがたぶん正しいんです」

尭深「だよね、分かってた。分かってたんだ私、なのに迷惑かけて――」

京太郎「でも同時に、俺は尭深さんのその気持ちを嬉しいって思ってしまってるんです。正しくないのは分かってても、俺は貴女の心と体が欲しいって。
    だってこんなに素敵な人が俺を求めてくれているんだから。尭深さんが嫌じゃなければ、二人目の恋人に、なんてのは都合良すぎですよね」

自分でも言ってて滅茶苦茶である。俺に巴さんを捨てることはできないし、なのに尭深さんも欲しいなんて筋も論も通ってない。
だけど気持ちだけは本当のものを込めた、勝手な言い分。

尭深「京太郎くんっ」

尭深さんが目を腫らしたまま胸に飛び込んでくる。

尭深「嬉しい。一番出なくてもいい。他の人がいてもいい。だから私のことも愛して。恋人にして。今だけの嘘でもいいから」

京太郎「嘘でこんな馬鹿げた話しませんよ。今すぐ尭深さんが欲しい、いいですか?」

その言葉に彼女は頷き、ベッドの上に二人で転がった。

既に服は乱れ、心も一つになりたがっているのは同じで、もう興奮から準備ができていた俺たちはほとんど前戯すら必要なく、溶け合うように互いを求めて止まらない。

尭深「いい、いいのっ、恋人エッチすごいっ、気持ちだけでこんなに気持ちよさ変わるなんて、好き、好きっ」

京太郎「尭深さんの中が搾り取ってくるからですよ。隙間なく離さないって言ってますよ、ここ」

グジュグジュ、パンパンと水を荒くかき分ける音と肉を打ち付ける音が密室の中で響き、その激しさが興奮材料となってリズムは加速し過熱していく。

京太郎「いいん、ですかっ? こんなことばかりして、デートもなしにエッチし続けて」

尭深「いいの、なかなか会えないからっ。今のうちにたくさんしたいのっ、京太郎くんの味忘れないようにいっぱいいっぱい私の中に熱い精液欲しいっ」

尭深さんは足で抜けないように強く俺の腰を引き付け、快感に荒い息をあげながら今度こそ妊娠できるようにと気持ちを込めて締め付けてくる
俺も今子供ができるのは問題になると頭では理解しながらも、本能として孕ませたいという情動は抑えきれず『できたらその時考えよう』などとかなりやばい方向に天秤が傾いていく。

尭深「あっ、うあっ、京太郎くんも前より激しい。好き、好き好き好きっ。出して、私の子宮に熱い子種、んふ、んぅうううぅっ!」

体を痙攣させながら一滴も逃さないという強い思いで収縮する子宮が、ドクドクと熱い粘液で満たされて、尭深さんは笑う。

尭深「もっろ、もっとして、確実に子供ができるまで。壊れてもいい、京太郎くんの全部、欲しいの」

無意識にだろうカクカクと腰を動かしながら、欲望に支配された尭深さんは締まりのない蕩けた顔で催促する
欲望に流されてるのは俺も同じで、出してもなお硬さを誇る凶器で内部の白濁液をかき回し、さらに奥の卵子まで直接犯そうとピストン運動が加速する。

尭深「気持ちいっ、気持ちいっ。頭おかしくなる、孕ませセックス最高っ、何度でもしたい、いつでもしてっ、はぅっ、はっ、はっ、はっ、ひいぃぃっ、んあっ」

カフっと息を切らしながらも苦しさより快感にしか興味がないのか、再度注ぎ込まれた精子の量に微笑み、うっとりとお腹を撫でる。

しかしなぜか俺の欲望は止まらず、何かに急かされてるように尭深さんの肉体を貪り続けていく。
結局悲鳴にも似た歓喜の声は止まらず、いったいどこにこれだけの精液が溜められていたのか不思議になるほどの量で尭深さんの全身を白濁液まみれにしてしまった。

<5月3週目、その1>

俺は巴さんに正直に尭深さんのことを話し、死に瀕することを覚悟の上で沙汰を待ったのだが、なんと巴さんの返答は

巴「そっか、もう他に恋人出来ちゃったか。仕方ないね」

まさかの無罪判決。どういうことだと頬を引きつらせつつ周囲を見ると、俺と同じような顔をした人間が一人

初美「巴ちゃん、それでいいんですか? いえ私が口を挟むのも変だと思いますけど」

巴「うーん、でも京太郎くんは速かれ遅かれそうなるかなって予想してたし。確かにこんなに早くとは思ってなかったけど、なってしまったことを言ってもどうにもならないもの」

『温情にも程がある』初美さんの顔にはそう書いてあった。俺としても初美さんに賛成である。
やらかした俺が言うのも何だが、全く嫉妬されないと本当は嫌いなのか不安になって来る。

巴「そもそも浮気禁止だったら姫様や霞さん、初美ちゃんとしたことも、これからすることも許せなくなっちゃうよ?」

初美「身内と他校は、別じゃないですかー?」

そうやってなおも確認を取る初美さんに、巴さんはにっこりと微笑んで

巴「大丈夫、私は身内だからこそ許せない派だから。というわけで『皆を許しちゃってる時点で今更』という感じだよ」

春「分かる」

なぜか追随する春の実感がこもった言葉に妙に寒気を感じつつ、周囲を見渡す。

小蒔「えっと、つまりどういう事でしょう?」

霞「京太郎くんと私たちが何をしてもお咎めなしってことよ小蒔ちゃん」

小蒔「わーい、お許しが出ました」

初美「う、うーん、それでいいんでしょうか? 良くないと私たちの命が危険になりそうですし、ここは微妙な気持ちを飲み込むのですよー」

春「というか京太郎は私にも手を出すべき。一人だけ蚊帳の外は身の置き場がない」

黒糖をかじりながらのんびりと言われても、全く説得力がありませんよ、春さんや。
そうしてゆるーい空気のまま、巴さんは余裕の笑顔を保ち続けていた。

うん、もう深く考えるのよそう。下手に藪をつついたら蛇が出る予感しかしないし。

<5月3週目、その1>

霞「だったら私も巴ちゃんの厚意に甘えて、京太郎くんと仲良くなろうかしら」

そう言って、霞さんは自らの巫女服から袖を抜き、畳にぱさっと服が広がる。

霞「他の子まで恋人に立候補してるんだから、私だって京太郎くんのこと男性と見ても構わないわよね?」

彼女はそっと跪き、俺の腰に手を回す

霞「ふふ、私のこと女として好きになって。私もあなたのこと男として好きになるように努力するから」

誘惑の笑みに誘われて、皆の前でありながらも先週と同じように霞さんに――(以下略、後日描写)


―――
<5月3週目、その2>

霞「ふうっ、さすがに疲れちゃったわ」

小蒔「あわわ、霞ちゃんったらあんなもの使って」

春「さすが大人の女に一番近いだけある」

初美「あれ、なぜか私の名義で取り寄せてたことになってたんですけどねー?
   霞ちゃん、その辺りお話ししましょうねー」

巴「……霞さん、そこまでするなんて、私も恋人として……」

なんだか霞さんが駆使した道具にみんな戦慄とともに興味を隠せないようだ。
あまりこのあたりのことにつっかむと火傷する未来しか見えない。

話を違う方向にもっていくんだ!
その決心とともに俺は彼女に声をかける

<5月3週目、その2>

京太郎「な、なあ春、一緒に黒糖でも食べないか?」

春「それに目をつけるとは流石、仲良くしてもいい」

よし、春ならば黒糖を与えておけば何とか……

春「じゃあ京太郎はこの私の黒糖お得パックをあげる、そして私は京太郎の黒いのを舐める」

京太郎「え、あの、春さん?」

流れが、流れが……あれー?

春「散々見せつけて放置プレイするなんてひどいご主人様。やっとくれるんだね」

京太郎「なにそのイメクラ的なプレイ!?」

春「今まで手を出さないのが悪い。私だって性欲ぐらいあるのに焦らすなんてひどい」

俺の悲鳴になど興味がないように春はじりじりと距離をつめてくる。
そして逃げ場は……他の銘々により塞がれていた。

そして俺は春の手に押し倒されて――(以下略、)


―――
<5月3週目、その3>

初美「ま、まさか逆転してはるるをあんな風に躾けるなんて、私は京太郎の秘めた可能性に恐ろしさを感じますよー」

巴「う、うーん、なんだか今までの皆と春の関係が特殊すぎて、これはコメントに困るというか」

小蒔「春ちゃんがワンちゃん……首輪とか用意すべきなんでしょうか?」

霞「小蒔ちゃん、それはやめてあげて、いろんな意味で」

散々な言われようである。

京太郎「ふ、ふふふ、俺を甘く見るからだ春、ここからは逆転の時間ですよ」

気の大きくなった俺に見舞わされると、小蒔さん以外はなんだか引き攣り気味の笑顔を浮かべているので、俺も笑顔を返す

『やっていいのはやられる覚悟がある奴だけ』、その真理の扉を開いた俺は――

俺がゆらりと手を伸ばした手を、巴さんはゆっくりと抱きしめて自らの胸元へ

巴「京太郎くん、あまり皆を恨まないで。私にできることなら何でもするから」

京太郎「な、なんでも?」

巴「うん、何でも。私には何してもいいんだよ」

なんだ、この聖女のような態度は。ああ、荒んでいた俺の心が浄化されていく……

京太郎「巴さん、俺間違ってました。俺はちゃんと気持ちのこもったことをするべきなのに」

巴「気がつくことができたら直せばいいんだよ。私はずっと京太郎くんに付き合うから」

京太郎「……はい」

目の覚めた俺は巴さんに手を引かれるままに寝室へと向かい、そこで巴さんと真の愛とは何かということを確かめ合ったのであった(描写は略)

<5月3週目、その1>

上半身が裸になった霞さんが俺の前に跪き、カチャカチャとズボンと下着を外す姿も慣れができ始めている

霞「今日はこっちでしてあげるわね」

自分の乳房を横から手で挟み、胸の間に男性器を収めてムニュムニュと上下に動かすたびに豊満な乳房に圧迫されながら扱かれていく

霞「ふふ、おち〇ちん気持ちいい? パイズリは巴ちゃんじゃできないものね、だから私がしてあげる」

そう言って霞さんは口を開けて涎を胸の谷間に垂らし、ぬちゅぬちゅといやらしい音を室内に響かせながら微笑む

霞「京太郎くんったらこんなに硬く大きくして……私に挟まれて先端が見えちゃう男の子なんてそうはいないわよ? こんなエッチな姿、私も興奮しちゃうわ」

乳房が上下に動くたびに肉棒が隠れては見え、柔肉に包まれた感触が気持ち良すぎてさらに硬度と射角が増していく

霞「やあん、こんなに硬いなんて。これで私の中もいじめてくれたのよね、だからお返しに、あーん」

霞さんの赤い唇が開かれ、俺の亀頭の先端を咥えて舌で尿道を責めるようにチュルチュルと音を立てて先走り液を舐めとり飲んでいく。
その暖かな感触と責めに声が出そうになるのを我慢して、霞さんの頭をよしよしと撫でる。これは俺が余裕を保っていると勘違いさせて逆転を狙う目的だ。

霞さんは事前の奉仕をしようとするわりに、攻められれば快楽に流されてしまう傾向が強い。
男として無様に負けるわけにはいかない。霞さんの規格外の胸と口から意識を逸らすために指を髪から耳の後ろを通して首筋から鎖骨、喉から顎へとなぞっていく。

霞「あんっ、もう京太郎くんったら。もう仕方ないわね。初美ちゃん、そこの箱からボトルを取ってくれる?」

頼みごとをされた初美さんがちょいちょいっと段ボール箱を開け、一瞬固まった後で表情を強張らせて片手にボトル、もう片手に何かを握ってこちらに近寄り霞さんにボトルを渡す

初美「霞ちゃん、私の名前であんなもの取り寄せないで欲しいのですよ-
   京太郎、こっそりこれ使って霞ちゃんを懲らしめてくださいねー」(ボソ

文句を言いながら後半は小声で俺に指示し、霞さんが見えない場所にあった俺の手になにか楕円形のものを押し付けて初美さんは部屋の隅の方へと戻っていく

思わず初美さんの行く先を目で追ってしまい、今までとは違う冷たくてニュルっとした感触が俺の局部から返ってくる

霞「もう、初美ちゃんを見てないで。今こういうことしてるのは私なんだから。そのために秘密兵器も用意したのよ」

ぬめりのある透明な液体が霞さんの胸の谷間へとボトルから注がれ、ぬりぬりにゅるにゅると胸と俺の股間に塗りつけていく
今までと一風変わった、味わったことのない刺激に俺のものはつい反応してしまう

霞「ふふ、これローションっていうんですって。でもこれ動くと滑って、私結構好きかも」

惜しげもなく中身を出した潤滑油によって霞さんは胸をてらてらと光らせながら滑る己の乳房で俺のものを包み圧迫し、にゅるんにゅるんと俺との間に塗りこめていく。
俺もそれを手伝うように片手に液体をつけ乳房の外側から乳首まで塗っていく。日焼け止めクリームとも違う滑る透明な液体でピンク色の乳首がいやらしく強調され、摘まもうとしても手から勝手に逃げていく

霞「んんっ、京太郎くんの意地悪、ぬるぬるで擦っても滑って切なくなっちゃう。気持ちいいけど、これだけじゃ満足できなくなる」

確かに新感覚でゾクゾクするものがあるが、摩擦がないせいで最後の一押しには物足りない。ここは初美さんに渡されたものを使うべき時だろう

液体のついてない方の手で握っていた楕円形のスイッチを入れると、ヴーンというモーター音とともに震えだす
すかさず無防備な霞さんの下半身の急所へと押し当てれば、人では再現のできない高速の小刻みな振動が彼女を襲う。

霞「んあぁぁっ、どうしてローター持って、はぅんっ、ダメ、ダメ、こんなのぉっ」

突然与えられた予想もしなかった強い快楽は一気に霞さんを頂点まで連れていこうとする。なので、その直前に振動を止めてあげる

霞「はっ、はっ、はひゅっ、どうしてやめ、意地悪ぅ」

京太郎「霞さんが『ダメ』って言ったからですよ。嫌だったんでしょ?」

答えの分かっている問いかけに霞さんは頬を染めて生唾を飲み込み

霞「嘘、です。本当はもっと欲しいのぉ、気持ちよくされたいの、だからもう一度、ください」

京太郎「ちゃんと言えましたね。それならこれもサービスです」

ローションで滑らないように霞さんを畳へ押し倒し秘芯にスイッチを入れて振動するローターを強く押し付け、そのまま俗にいう種付けプレスの格好で霞さんの濡れたおま〇こに深く肉棒を押し込み内部でらせん状にかき回す

霞「んはひぃっ、らめ、らめにゃにょ、ろうじなんてぇっ、イクッ、イキっぱなしににゃるくしぇになりゅぅっ!」

京太郎「癖になったら俺に『セックスしてください』ってお願いすればいいでしょ? そしたらしてあげますよ。それで問題ないですよね」

ガツガツと子宮をこじ開けながら耳元で囁けば、喘ぎながら何度も頷く

霞「して、たくしゃんしてぇっ! もうイッてりゅのっ、いちゅでもいいからぁっ!」

かにばさみにして腕で引き寄せる霞さんを振りほどいて、甲高い嬌声をあげる霞さんの肉体に白濁液をぶちまける。
てらつく透明なローションと、どろりとしたゲル状の精液がいやらしく霞さんの裸体をデコレーションする

霞「んはあぁぁぁっ! あひゅ、はひゅ……ろうして、中にくれないのぉ?」

まだ快楽に濁った目の霞さんの頭を優しくなでて、答えを返す

京太郎「中出しは、恋人になってからじゃないとね」

霞「ずるい……そんなこと言われたら、もうあなたのこと男の人としか見れなくなっちゃうじゃない」

霞さんはそう言って、太腿を摺り寄せて俺にアピールしてくる。少しは感覚が落ち着いたものの、視線には熱がこもっていた。

<5月3週目、その2>
春「放置プレイにはもう我慢できない。仲間外れは嫌だしずっと見せつけられてうらやましかった」

そんなことを言いながら春は俺の足を刈って柔道のような動きで俺を押し倒し、素早く上半身をホールドして俺の胸に乗って動きを封じる

春「これが霞さんも舐めてたもの。変なにおいだけどまずは味見
  ん……えぐいというか、生臭い? ゼリーよりも粘っこいし触感が独特。奥の方に甘さはあるけど」

京太郎「そんな食レポっぽいのはなしにしてどいてくれませんか、春さんや」

春「やだ。私だけ抱かれないのは女のプライドが許さない。なにがなんでもする」

プライドの使いどころが明らかに間違っている。そして胸の上にあるお尻の感触がじかに伝わってくるし、もぞもぞと動くたびに擦れ合わされているのでただ暖かいだけではないことも分かる

京太郎「というかお前、既に濡れてないか? ちょっぴりだけど」

春「いつ抱いてくれるのかずっと考えてたから最近はずっとそう。定期的に抜いたり拭いて過ごしてる。袴の下になにも履かないのは汚れるせい」

淡々と恥ずかしげもなく語るが、言っている内容はとんでもない。

京太郎「そんなにしたかったのか?」

春「ん。皆気持ちよさそうだし、麻雀も巴さんの独壇場に近くなってる。私もレベルアップしたい」

エッチすることでレベルアップという発想自体どうかと思うが、今更過ぎるので脇に置いておく。

春「じゃあ、入れる」

京太郎「え、もうか? もっと準備した方が」

春「どうせ最初は痛い。我慢するなら同じ」

その痛みをましにするための準備なのでありあまりにも性急だと思うのだが、春の勢いは止まらない。
今のうちにしないとチャンスがないと思い込んでいるのか、自分から肉棒の角度を調整し、その上に座るように重力に任せて一気に内部へ迎える。

強い抵抗を受けるが、それを無理やりに突き破るような感触とともに根元まで春の中に収められる。

春「づっ――京、太郎、これ」

やはり代償として相当な痛みが走ったのかと俺は中止の言葉を発しようとし――

春「これ、気持ちいい」

京太郎「は? 痛みは?」

予想外の言葉に、つい質問が口から飛び出した。

春「痛みはある。それが気持ちいい、痛いのが、いい。もっと乱暴にされたくなってる」

一瞬思考が空転する。頭の中が真っ白になり、その後に口をついた言葉は

京太郎「なんの開発もなく最初っから痛いのが好きとか、生粋のドⅯじゃねえかっ」

春「んぁっ、その罵倒もいい。もっと乱暴して、罵って、痛くして」

更なる責めを要求するハイレベルすぎる元処女の姿に俺は言葉を失った。
一方で春は自らの体の反応に戸惑いながらも、頭の中に浮かんでくる言葉をそのまま口にする。

春「お尻叩いてみて欲しい。お仕置きして、私のこと躾けて」

恍惚とした蕩けそうな雌の表情に俺の中の理性の糸が切れる。初めてだから加減しようという思いより、目の前の雌を望み通り犯そうという考えが強くなる。
いつの間にか体勢が入れ替わり、片手で手を引っ張りながら獣のように後ろからガツガツと突き込んでいく

京太郎「春は淫乱だなっ、発情した犬みたいに犯されて、お尻叩かれて、こんなのがいいのかっ」

春「うん、淫乱な雌犬、私っ。叩かれるの好きっ、痛いの大好きっ、変態でごめんなさい、もっとお仕置きしてっ」

粗略に扱われているにもかかわらず、逆にそれがいいのだときゅうきゅうと蠢動してまとわりつく膣肉が上っ面だけではないのだと主張し続ける。

京太郎「そのお仕置きが楽しみで悪いことするんだろっ、望み通り犯されて満足かっ」

春「悪い雌犬、叩かれるのも無理やり突かれるのも気持ちいいからっ、何度だってイジメて、京太郎に犯されるのいっ、おち〇ちん暴れるのすごい、こんないいならもっと早く知りたかったっ」

ベシベシと形のいい尻を張りつけ、手を強引に引くたびに自分から尻を揺らしておねだりする姿は今まで体験した誰とも違う反応で突き入れる動きにも熱が入り、こみ上げてくる感覚のままに振る舞ってしまう

京太郎「雌犬に孕ませるのはご褒美にしかならないからな、ぶっかけられながらイけっ」

最後にひと際強く尻を叩いて射精直前で抜くと、大量の白濁液がシャワーのように春の体に降り注ぐ


春「~~~~~っ! あふっ、ありがとうございまふ」

夢見心地に体を震わせ、液体の熱を体に感じながら沈みゆく心の中で春は何か声のようなものを聞いて意識が遠ざかる

春『ほら、私は雌犬でご主人様は京太郎。それが幸せ』

<5月3週目、その3>

俺と巴さんは二人っきりで寝室で寄り添い、手を繋いだまま体重を互いに預けている

巴「とりあえず京太郎くん、永水の皆をコンプリートおめでとう」

くすくすと悪戯っぽく巴さんは笑いながら、手を恋人繋ぎにして俺の肩に頭をのせる

京太郎「身近な女性全員と肉体関係を持つのは一般的ではないと思いますけどね」

巴「そう? 1対1の関係は意外と最近できたものだし、歴史的には優秀な雄がハーレム作るっていうのは自然なものじゃないかな」

巴さんは相変わらず俺を咎めようとしない。それどころか積極的に背中を押すまでしている

京太郎「巴さんは嫉妬したりしないんですか?」

巴「ちょっとはするよ。でも、それ以上に京太郎くんが素敵なんだって見せびらかしたい気持ちの方が強いかな。
  だって私が貴方の一番で、特別なんだって信じてるから。間違ってる?」

その答えが分かり切った問いに唇を重ねて、離れ際に「間違っていない」と告げる。

巴「だったらいくら浮気しちゃっても、ううん愛人ができたとしても私は京太郎くんを愛し続けるよ。私が一番京太郎くんのことが好きなんだって証明するためにも」

こちらを潤んだ目で見上げる姿が可愛すぎて、何度もキスを繰り返す

京太郎「巴さん、好きです」

巴「うん、私も……愛してるよ、京太郎くんのこと」

言葉を交わしながらゆっくりと肢体を撫でれば甘い声が寝室に響き、艶めいた空気を加速させるようにクチュクチュと入り口を指先でかき混ぜる

京太郎「もう欲しくなってるんですか?」

巴「だって、霞さんや春ちゃんで見せつけられたから……私も京太郎くんのおち〇ちんでたくさん愛してもらわないと治まらないよ。
  きっと今頃姫様やはっちゃんだって自分がされたこと思い出して慰めちゃってるよ、責任とってあげてね」

巴さんは自分から肉棒を手で扱きながらそんな誘惑を重ねる。今この時に選ばれているからの余裕なのかもしれない

京太郎「だったら巴さんにしかできない特別、試してみます?」

巴「特別? なあに?」

口の間に唾液の橋をかけながら、互いに性器をこすり合わせて淫蕩に微笑む

京太郎「種付け、ですよ。巴さんだけ先に妊娠したくないですか?」

ズンッと、巴さんの中に存在を刻み込むようにストロークしながら耳をかぷりと食べながら囁きかける

巴「んぁっ、そっか、んっ、皆まだ中出し味わえて、はっ、なぃんだ。すごい、のに、ぁあっ」

みんなの中で先んじているという優越感からかそれとも女としての本能なのか、ねっとりとまとわりつく柔肉がきゅっきゅと締めつけてくる。体は口よりも雄弁に積極的に求めていた。

巴「いぃ、よ、はぁっ。子供できたら、産んじゃうからね、んんっ、インターハイではまだお腹目立たないだろうし。ぁんっ、ばれても、それでも、いっ」

巴さんは自分から腰をくねらせて、奥へ奥へと導きながら快感に流されてか決定的な言葉を口にする

巴「だからぁっ、あぁっ、孕ませ、てっ。京太郎くんの熱い精子で、んく、私に受精、してぇっ、ああぁっ! きてる、きちゃう、ふあぁぁあぅっ! はっ、はふ」

一度背を大きく逸らして絶頂の声を上げ、ドクドクと注がれていく精液を逃さないように体をくっつけたまま、巴さんは甘えるように腰を揺すって

巴「んっ、ね、一度だけじゃ確実じゃないから、その」

恥ずかし気に言葉を紡ぐ彼女の額にキスを落として

京太郎「巴さんも結構エッチになっちゃいましたよね」

巴「京太郎くんのせい、でしょ、ぉっ。ぁあっ、ふあっ、もっと、もっとぉ」

ただ一度では燃え上がった炎が消えるはずもなく、俺と巴さんは自分に素直になってどこまでも溶けあっていった。

結局繋がりあったまま微睡みに身を任せて、初美さんに起こされて呆れられたのはまあちょっとした笑い話である。

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最終更新:2026年01月05日 13:01