<砂浜>
京太郎「お?」
京太郎が砂浜を歩いていると光る物がある。
近づいて見ると…
京太郎「調理器具?」
鍋やおたま、まな板にフライパン…そういったものが流れ着いていた。
京太郎「これがあれば食べれる物も増えるな」
京太郎は調理器具を持って帰りました。
<煌と会話>
京太郎「ふぉ~~~」
姫子「~♪」
煌「すば…ら?」
京太郎はズリズリと煌に近づく、先ほどからすばらを連呼しているので
気になってしまったのだ。
姫子が先ほどから纏わりつき歩きづらい。
煌「どうかしたのですか?」
京太郎「むしろこっちが聞きたいです」
姫子「ん~♪」スリスリ
とりあえず腰に抱き付く姫子の頭を撫で事情を聞く。
煌はよくぞ聞いてくれたとばかりに目を輝かせる。
煌「これを見てください!」
京太郎「?」
そういうと煌は自分の腕にえいっと指をぐぐ~と押し込む。
暫く見ていても特に変化しない。
京太郎「…これが何か?」
煌「赤くなりません!」
京太郎「モモか何かか!?アンタは!」
桃子「むしろ柔ら○戦車っすか?」
京太郎「ん?」
姫子「え?」
煌「おや?」
3人が振り向くがそこには誰も居ない。
3人は暫く後ろの空間を眺めるが誰も居ない。
京太郎「…それで?」
煌「あぁ…ここに着いてから体が柔らかくなってしまって
ちょっと擦るだけでキズが出来たんですよ」
姫子「それは…大変やったね」
煌「えぇ…でもこれで血だらけにならずにすみます!すばら!」
京太郎&姫子「…(大変だな)」
<鑑定>
京太郎「こんなもんか」
姫子「結構わからん物もあっね」
京太郎「ん?あぁ…これは―でこれが――で使うものだな」
姫子「よーわかるね」
<温泉を…>
哩「温泉欲しいな」
仁美「あったらよかですけど…」
美子「ありますかね?」
京太郎「んーいけるか?」ボソリ
姫子「京太郎?」
煌「おわ!?」
哩「なななな」
仁美「終わった…」
美子「…」
姫子「ひぃっ」
京太郎が呟き集中し始めると地震が拠点を襲った。
揺れは大きく皆が皆青い顔をしている。
暫く無言で固まっていると揺れが収まる。
京太郎「うっし、たぶんいけたかな」
姫子「ふへ?」
京太郎は目を開けて徐に姫子を抱き上げる。
腰にしがみ付かれていた為立ち上がれなかったのだ。
周りの状況に気づかずに京太郎は姫子を抱き上げたまま外に出て行く。
そんな京太郎をポカーンと見ていた一同だったかハッと気づき追いかけた。
哩「…なんで?」
仁美「…全部京太郎が悪い」チュー
美子「ぬっか…」
煌「前見たときはなかったはずですが」
京太郎「ん~やっぱりそうなのかな」
姫子「温泉?」
拠点の上に温泉が出来ていたのだ。
しっかりと設備が整えっており、どこの風呂屋といわんばかりだ。
この不思議な光景に皆は喜んでいいやら怖がっていいやらと
戸惑ってしまった。
ただ1人京太郎だけが何かを確信したようだった…
温泉が出来ました。
お風呂に入れるようになりました。
<私を愛して?>
京太郎「…」
姫子「…」
現在2人は寝床で固まっていた。
温泉が出来た後、寝ようかと寝床に移動すると仁美達に追い出された。
正確にはイチャつかれるとこちらも困ると言われ京太郎と姫子だけ拠点3に移されたのだ。
京太郎「ねっ…寝ようか」オドオド
姫子「…」
改めて2人だけになると妙に意識してしまう。
いや意識してもいいのだ彼女なのだから…
京太郎とて立派な男子高校生、性欲だって人並みにある。
だが…京太郎の知識と理性がそれを無理矢理押しとどめる。
京太郎(落ち着け…俺、ここは無人島なんだ姫子に何かあったらどうする)
京太郎(憩さんも居るとはいえ危険だ)
狂おしいほどの気持ちを抑えるのは正直辛い…それでも押さえる。
京太郎は姫子に背を向け寝る。
京太郎(あぁ~つれぇな)
姫子「…」
そうしていると姫子が背中に手を当てる。
そして…
姫子「…私には魅力なかと?」
京太郎「っ」
姫子「やっぱり胸が大きくなかから」
京太郎「いやいや!そんな事ないからな!?」
姫子の悲しそうな声に京太郎は反射的に体を姫子に向ける。
姫子は目に涙を貯めている。
彼女なりに覚悟を決めていたのだろう。
姫子「そいぎ…なんで?」
京太郎「ここは無人島だし…姫子に何あったら」
姫子「そぎゃんと関係なかよ」
京太郎「…姫子」
姫子「私は…愛して欲しか」
姫子は京太郎の胸元に抱きつくとそっと見上げた。
姫子「私ば愛して?」
それが京太郎の理性を吹っ飛ばした。
京太郎「んっ…」
姫子「はむっ…ちゅ」
最初の交わりはキスからだった。
前にした時のキスではなく貪るような口づけだ。
たどたどしく2人は舌を絡める。
何度も何度も絡め時折離し、息を整えもう1度口づけをする。
京太郎「んっ…」
姫子「ぷはっ…ん、ちゅ」
姫子「…ん~、あは…幸せ」
京太郎「いいな…これ」
姫子「京太郎…服脱いだほうがよか?」
京太郎「あー俺だと脱がせ方わからないからな」
2人はこの後の行為をする為に服を脱ぎ始めた。
姫子と京太郎はゆっくりとだが服を脱いでいく。
しゅるしゅると服が擦れる音が聞こえる。
その音を聞くと胸がドキドキと鳴る。
暫くすると2人は脱ぎ終えお互いに向き合う。
京太郎「…」ボー
姫子「…あぅあぅ///」
姫子は恥ずかしそうに両手で胸と秘所を隠した。
顔は真っ赤でチラチラと京太郎を見ている。
そんな姫子を京太郎はボーと眺めた。
妄想以上だったのだ…きめ細かな肌、無人島に居ながらも白く
胸も無いわけではない…何より隠し恥らってるのがぐっとくる。
京太郎「…さ、触ってもいい…かな?」
京太郎声は次第に次第に小さくなった。
情けないかも知れないけど京太郎自身初めての経験なのだ。
そんな京太郎に姫子はくすっと笑った。
姫子「…優しくしてね」
京太郎「…」ごくっ
姫子は手をゆっくりとだが除けていく、その後ゆっくりとだが京太郎へと体を差し出すように前に出した。
京太郎はごくりと唾を飲み込み恐る恐る手を胸に持っていく。
心臓が破裂しそうなぐらい鳴り響く…
手が胸に触れた…柔らかい。
京太郎(うわぁ~…なんだこれ、今までに触った事ないぐらい柔らかい)
姫子「んっ…」ビクン
むにむにと触るごとに形を変えていく。
姫子「あぅ…はぁ…あ、あぅ」
京太郎「…あ、わりぃ痛いか?」
姫子「き、気持ちよか…出来れば先っぽも」
姫子はごにょごにょと聞き取れるか聞き取れないかぐらいの声で言う。
京太郎にはしっかりと聞こえており手先を先っぽの乳首に持っていく
最初は撫でるように指の腹で引っ掛けながら弄くる。
姫子「ひぅ…♪」
京太郎「んっ…」
姫子は顔を赤くしもじもじと股を擦り合わせる。
そんな姫子の首筋に口を近づけると自分の物だと言わんばかりに印-キスマーク-をつける。
姫子「あっ…ん、あ」
京太郎「ちゅる…ちゅ」
姫子「そ、そんなにつけちゃ、やぁ…」
暫く胸を弄っていたが、次第に我慢が出来なくなってくる。
手を下に下にへと伸ばし姫子の秘所へと伸ばす。
姫子「!」
姫子「しょこは…」
姫子の秘所へと手を伸ばすとふわりと下感触の陰毛に触る。
姫子の陰毛は量は少なくふわりとしている。
そんな中を弄るように触っていくと姫子は京太郎の肩に顎を置き
必死に声を出すのを我慢する。
暫く触っていると少しずつ手が濡れてくる。
たどたどしい愛撫でも感じてくれてるようだ。
京太郎「姫子…」
姫子「わわわ」
京太郎は姫子をゆっくりと押し倒すと太股を両手で掴み広げる。
京太郎に秘所を隠さず向ける形になり姫子は恥ずかしさのあまりに両手で顔を隠す。
姫子「きょ、京太郎あんまり見なかで///」
京太郎「綺麗だけどな」
そういって京太郎は姫子の秘所に顔を近づけ舐め始める。
どう舐めたらいいのか、わからないので出来るだけ優しく丁寧に舐める。
クリトリスらしき突起物を中心に舐めまわす。
姫子は顔を赤くし目の端に涙を溜め必死に声を押し殺す。
だが体は正直なのか舐める度にビクンと体が震えた。
姫子「んっ…はぁ、あっ♪」
京太郎「我慢しなくてもいいのに」
姫子「ばってん…声部長達に聞こえとったら」
京太郎「外が荒れてきたし大丈夫だよ」
京太郎の言うとおり外は既に荒れており嵐が来たようだ。
それに俺も感じている姫子の声聞きたいしと姫子の耳元に近づけ言った。
その言葉に姫子は消え入りそうな声で承諾をする。
暫く舐めていると姫子がここ一番の反応をしたビクンビクンと体を震わせるとぐったりと体を落す。
軽くイッタらしい、京太郎は姫子が自分の手でイッテくれたのを感じると嬉しさがこみ上げた。
もっともっとと気持ちが逸る。
京太郎は震える手で自分の一物を掴むと姫子の入り口へと押し当てる。
京太郎は姫子へと視線を向けると姫子もコクリと頷いてくれた。
少しずつ押し込んでいく。
姫子が口を押さえ顔をこわばらせている。
ズズズ…と入っていく、中は狭く一物が千切れるのではないかとさえ思うほどだ。
暫く進むともっと狭くなっている所にたどり着く、京太郎は息を押し殺し一気に差し込んだ。
押し込むとズルリと奥に入った、一物が全部収まったのだ。
姫子「っ~~~~あぁ、がは」
京太郎「くっ…全部入ったぜ」
姫子は目を見開き口を大きく開け息を吸い込む。
涙が端から零れ落ちる。
そんな姫子の様子に京太郎は大丈夫かとハラハラする、どうしたらいいかわからず姫子を落ち着くまで抱きしめる。
ゆっくりと頭を撫でると姫子が嬉しそうにし次第に息が整い始めた。
姫子「よ、よかよ…もうよか」ギュ
京太郎「…なるべく優しくする」
本当は止まりたいのだ、だが京太郎自身先ほどから我慢していただけもう限界だ。
姫子の中は気持良く今すぐにでも激しく動き果てたい。
京太郎をぎゅっと抱きしめる姫子の頭を軽く撫でると少しだけ動く。
中は血と愛液でヌルりとしている、それがまた気持ちがいい。
動かすとまだ少し姫子は苦しいのか目をぎゅっと瞑り声を押し殺した。
そんな姫子を見つつもゆっくりゆっくりと腰を動かす。
京太郎「っ…はっ、はぁ」
姫子「んっ…あぁ、あ」
根気良く京太郎はキスや胸の愛撫を続けていると次第に腰が動きやすくなる。
姫子の顔からも苦痛が少し抜けている…いや、むしろこれは…
京太郎「…もう平気?」
姫子「んっ~、むしろ気持ちよか…かも」
京太郎「そっか」なでなで
姫子「ん♪」
腰を動かすの止めずに行っていく、最初の動きとは違い激しくなった。
それでもたどたどしいのは変わらなかったが…
これでいいのだ、何より全てが初めての2人なのだから
時間はたっぷりとある、ゆっくりゆっくり時折休みキスを重ね続けていく。
姫子「あっ…んあぁ、あん♪」
京太郎「やばいな…これ」
姫子「そんなによか?あ…」
京太郎「ずっとしてたい」
姫子「私も…私も…ばい」
姫子「んっ♪」
京太郎「んっ」
2人は見詰め合うともう一度キスをする。
ゆっくりと離すとお互いの口から銀色の糸が繋がっている。
姫子が舌を出し自分の唇を舐めた、糸が切れた。
そんな姫子の誘うような動きは京太郎にとって堪らなかった。
太股を掴むとゆっくりと姫子の体のほうへと押す。
そのまま太股を両腕で抱きかかえると激しく腰を打ち鳴らす。
姫子「あっ…あっ、あっ、ん~~~❤」
京太郎「そろそろ限界かも」
腰を動かす度にパンパンと音が鳴り響く、姫子も喘ぎ声を上げ反応する。
姫子の感じている顔、動き、匂い、気持ちよさ、全てが愛おしい。
あぁ…もう姫子無しじゃ無理だなと京太郎は考える。
姫子と別れる?考えたくもない…ずっとずっと離してやらない、何があってもだ。
姫子「あん、はぁ…あぁ~~♪」
京太郎「後少しだ!」
姫子「もうひゃめ」
姫子「限界っ…イッチャう」
京太郎「これでラスト!」
京太郎は腰の動きを早め入り口から奥へと一気に差し込む、その衝撃に姫子は体を大きく震わせ
体を限界いっぱいまで反らし、声にならない歓喜の声をあげる。
姫子「っ~~~~~~~~~❤」
京太郎「くっ」
京太郎は寸での所で一物を引き抜く、その動きにより外に出た瞬間射精を行う。
京太郎の精子は姫子へと降りかかり白く汚していった。
京太郎は息を整えると改めて目の前にと視線を向ける。
目の前には裸の姫子が顔を赤くし大きく口開け気持ちよさそうにトロけている。
白い肌は行為のせいか少し赤く火照っており京太郎の精子が姫子のお腹に飛んでいる。
力をなくした一物をズルリと引き抜くと一物と秘所に糸が繋がった。
それまた欲情を誘うが流石に疲れた。
京太郎は姫子を抱きしめるとまどろみに体と思考を任せた。
京太郎「姫子―――だ」
姫子「!」
姫子「ぬっか…愛しとるよ、京太郎」
2人はゆっくりと眠りについた。
あぁ…幸せだ…好きな人と肌を重ねるのが、同じ時間を共有する事がものすごく幸せだ。
抱き合いながら無防備に眠る二人に近づく者は居ない、嵐が2人を囲み守ってくれてるのだから…
<私を愛して? カンッ!>
姫子「ん…」
姫子は嵐の音で目が覚めた。
目を覚まし辺りを見渡すが暗かった、嵐のせいで日光が届かないのだろう。
姫子「っ…痛か」
立ち上がろうとすると腹部から痛みが走る。
思わず顔をしかめる、あぁ…そっか昨日は…と夜の事を思い出し姫子は顔を赤くした。
その後、少しずつ顔がにやけてきた。
姫子「えへ、えへへ…」
両手を頬に当て体をくねらせる。
幸せだ…幸せ過ぎる。
これほどまで幸せな事があるのとは知らなかった。
姫子は京太郎の寝顔に手を当てると優しく撫で上げる。
自然とニヤケ顔が笑顔に変わる。
姫子(あぁ…よかなこい)
暫く姫子は京太郎を撫でていた。
姫子「あ…」
そんなの暇はなかった。
姫子はある事を思い出し顔を青くする。
…暗くて時間がわからないが部長達は既に起きてるのでは?
姫子「京太郎!京太郎!起きろー!」
京太郎「んあ…姫子?」
姫子「起きた!お風呂入っばい!」
京太郎「ん~姫子」
姫子「あわわ…」
京太郎は寝ぼけ眼で姫子を見ると手を差し出し姫子を捕まえる。
そのまま引きずり込むと抱きしめた。
京太郎「あったけー…やわけぇー」
姫子「ん~♪」
暫く姫子は京太郎の腕の中を堪能する。
先ほどの事を一瞬で吹き飛ばした。
恐るべし京太郎の腕の中…
結局30分ほどそのままで過ごした。
なんとか覚醒させた京太郎と共に慌ててお風呂に入りシーツを洗った。
急いで戻ると哩達が食事の準備をしていた。
全員『いただきます』
哩「そいで…昨夜はお楽しみやったね?」
京太郎&姫子「ぶほぉぉ」
京太郎&姫子「な、なんで!?」
仁美「姫子ん動き見ればわかる」モグモグ
美子「一発やったね」
煌「すばらな事です」
京太郎&姫子「…」真っ赤
哩「…ずるか」ボソリ
<嵐の中の訪問>
京太郎「ん?」
姫子「どげんしたと?」
朝食を終えた時、京太郎が入り口へと視線を向ける。
暫く見つめていると人影がゆらりとこちらに向かって来るのが見える。
京太郎は他の人に注意を促しスコップを手に持った。
京太郎「…4人…いや5人か」
煌「わかるのですか?」
京太郎「なんとなくね」
ぐっとスコップに力を入れる。
さて…誰が来るやら、出来れば敵じゃなければいいなーと思った。
京太郎「…あんた達は?」
初美「ぷは~助かったのですよ」
初美「私たちは永水女子高校の者ですよー」
京太郎「…永水女子」
姫子「…」
姫子が京太郎の服を後ろからギュッと掴むのがわかった。
京太郎「助かったとは?」
初美「まぁ…ご覧の通りです、嵐が来るとは思ってなかったので
嵐に煽られ拠点が…」
京太郎「…なるほど」
初美「出来れば雨宿りさせて欲しいのですよー」
そういって初美はチラリと拠点3などの方へと目を向けた。
勿論嵐が止んだら出て行きますよ と告げた。
京太郎「どうする?」
哩「お前に任せっばい」
仁美「ん、同じく」チュー
美子「…」こくり
煌「1人に押し付ける形になってしまい、申し訳ないのですが…」
姫子「…京太郎」コクリ
京太郎が哩達にどうするか相談をするとお前が決めろといわれた。
自分を信頼してくれていると感じて嬉しいが思った以上に重かった。
京太郎「…わかりました、いいですよ」
初美「助かるのですよー」
暫く悩んだがデメリットの少なさで承諾をする事にした。
できれば情報を交換しておきたい…
その後京太郎と姫子は拠点3へと彼女達を案内した。
流石に京太郎達が使っていたため自分達の物を回収しながら。
<哩姫と会話>
哩「んで…どうやったと?」
姫子「あー…幸せでした!」
2人は並んで座りながら話をしていた。
会話の内容は案の定昨日の事だ。
哩「そ、そか…そいで痛いってほんなこて?」
姫子「確かに痛かったばいね、途中から気になりませんでしたが」
哩「ほんなこてしたんやね」
姫子「えぇ…愛してもらいましたばい」
姫子は昨日の事を思い出したのか顔を赤くし長い袖で口元を隠した。
そんな姫子を見て哩は複雑な心境になる。
哩(親友が幸せそうなのはよか、ばってん…私は…)
姫子「部長?」
哩「…なんでもなかよ」
哩は外を見た、相変わらず荒れている。
どうせならこの気持ちも吹き飛ばせばいいのにと思った。
<永水メンバーとの交流>
京太郎「どうも、改めてこの拠点のリーダーの須賀 京太郎です」
姫子「彼女ん 鶴田 姫子です!」ジー
哩「新道寺麻雀部元部長 白水 哩ばい」フンス
霞「えぇ、よろしくね?」
京太郎達は永水メンバーが気になり3人で挨拶に向かう。
大勢で押しかけるのもと思いこのメンバーになったのだが…
姫子はガルルルと霞を威嚇している…京太郎の胸好きを知っている為だろう。
哩は…よくわからないが腕組をして満足げだ。
京太郎「とりあえず…情報交換したいのですが」
霞「それもそうね」
京太郎「まずは…」
京太郎「他に誰かと会いましたか」
最初に気になったのはこれだ…他にも生き残りがいればいいのだが
霞は少し考えてから首を振り答えた。
霞「残念ながら会ったのはあなた達が初めてね」
京太郎「そうですか」
京太郎「次は…どうしてここに?」
霞「…どうして?」
京太郎の問いに霞は少し反応が悪くなる。
それでもすぐに顔を真面目な物にする。
暫く見詰め合っていると霞がため息をついた。
霞「えぇ…偶然ではないわね」
姫子「むっ…」
霞の偶然ではないという言葉に姫子はむっと顔を険しくし
京太郎へと抱きついた。哩も抱きついた。
獲られんとしているみたいだ。
京太郎「…なんかすいません」
霞「クスクス…仲がいいのね」
霞「オカルト…の説明は要るかしら?」
京太郎「大丈夫ですね」
霞「話が早くて助かるわ」
霞「これでも私達は巫女をしているのよ」
京太郎(見ればわかる、むしろコスプレだったほうが驚くな)
姫子(はっ…京太郎が巫女服ばガン見しとっ…次は巫女服がよかかな///)
哩(…京太郎の腕ぬっか)
霞「日々日頃オカルトを関わっているせいかある程度感知できるのよ」
霞「それで強力なオカルトのする方向へ向かったら…」
京太郎「ここだったと?」
霞は頷く、特に嘘は言ってなさそうだけど…どうなのだろうか?
京太郎「最後なんですが…遺跡とか見てませんか?」
霞「…むしろなぜそんな事を聞くのかしら?ここは無人島でしょ?」
なんだろうか霞の眼が細まりこちらを厳しく見つめている。
その姿は先ほどの母性溢れるほんわかした感じではない。
獲物を定める蛇のようだ。
京太郎(…地雷踏んだか?どうするか)
京太郎は霞の目を見て覚悟を決めた。
京太郎「今から話す事を最後まで聞いてください」
霞「…」
京太郎は今まであった事を霞達に説明する。
遺跡の話し、大盾の英雄の記憶、魔術で出来た黄金、最悪の男の話し
西の遺跡の出来事に、縫われた女性の話しも…
霞達は息を呑みこんだりするも約束通り最後まで口を挟まなかった。
京太郎「と言うことです…」
霞「…なるほど」
霞「ありがとう…話してくれて」
京太郎「いえ…別に」
霞「本当にお礼を言いたいのよ、-私達の目標が決まったんだもの-」
京太郎「…目標?」
霞「ええ、詳しくは聞かないでもらえるかしら…巻き込みたくないのよ」
京太郎は聞きそうになるも霞の一言で押し黙った。
両腕に抱きついている哩姫の二人の体温が知らせてくれる…-守るべき相手-を
霞「お利口ね」クスッ
霞「そうね、遺跡は見なかったけど…ここを正面から見て右のほうに不思議な場所があったわね」
京太郎「(東のほうか)不思議な場所?」
霞「雪…雪が降っている場所があったのよ」
少しだけオカルトの気配もあったわね と小さい声で呟いた。
その後少しだけ談笑を自分達の拠点へと戻っていった。
京太郎(東…雪…なんだろう嫌な予感がする)
心が障りと蠢く…暗い暗い底から何かが這いずる様な嫌な気配を感じた。
<新道寺シナリオ3章-仲間割れ->
京太郎「ん~結構むずい」
美子「私のやろうか?」
京太郎「いいんですか?」
美子「よかよ~頼まれたばい」
暫く横で見ていると器用に編み込んでいく、暫くすると完成した。
京太郎「すげー…ありがとうございます」
美子「役に立ててよかった」
美子は笑顔で答えてくれた。
<煌と会話>
それは京太郎がお風呂へと向かう途中での出来事だった。
京太郎「~♪」
機嫌よく階段を登り2階へと向かう。
ふとなんとなく外へと視線を向けると…
煌「す~ば~ら~」
京太郎「ぶふっ」
煌が涙目で切り揉みながら飛んでいく姿を目撃した。
京太郎「…」
慌てて窓へ近づき外を眺める、既に煌は遠くへと飛ばされていた。
京太郎は煌が飛ばされていった方を暫くの間見ていた。
~数時間後~
京太郎「普通に帰ってきた」
煌「いやー参りましたね」
何事もなかったかのように煌は戻ってくる。
京太郎「なんで外に?」
煌「罠に獲物がかかってないかの確認を…」
京太郎「こんな日に無茶な」
煌「…他の人なら無茶ですが私なら大丈夫ですから」
そういって煌はえっへんと胸を張った。
京太郎「…」
煌「さぁ獲物を捌かないといけませんね」
そういって煌は獲れた動物を処理しに戻っていった。
京太郎は煌にどことなく不安を感じた。
<我慢>
姫子「京太郎♪」
京太郎「おわっ」
哩が見ている先で姫子が嬉しそうに京太郎に抱きついている。
他の3人はやれやれと微笑ましそうに見ている。
哩だけが無表情で見ていた。
姫子「ん~♪」
京太郎「前から思ってたけど姫子って甘えん坊だよな」
姫子「甘えてもよかばい?」
京太郎「十分甘えてるだろ」
京太郎の腰に抱きつきながら姫子は京太郎を見上げる。
そんな姫子の頭を優しく、優しく撫でた。
哩「…」
仁美「見よるこっちの恥ずかしか」
美子「あはは…ちょこっと羨ましいね」
煌「えぇ…いつか私も」
そんな話をしながら就寝の準備をする。
哩「はぁ…」
哩は横になりながら深い深いため息を吐いた。
まだ2日目だ…姫子と京太郎が付き合いだして…
それなのに自分はこんなにも消耗している。
哩(せめて…せめて1ヶ月、いや2週間…1週間でもよかかな?)
うん、1週間後だ姫子と相談しよう、それで私も…
哩はぐっと拳を握ると決意する。
今は我慢のとき…まだ早い…1週間も我慢できるのだろうか?
<我慢 カンッ!>
<私にしか出来ない事>
京太郎「…」
姫子「…ふへへ」
時計が無い為、時間がわからないが深夜辺りだろうと京太郎は思った。
残念ながら拠点3を貸している為、今日は姫子と゛出来ない″
京太郎(いやいや…あと3日ぐらいはする気ないけど)
朝に痛がっていた姫子を思い出す。
とりあえず様子を見たほうがいいだろう。
自分の上で眠っている姫子の頭を撫でた。
姫子は眠っているにも関わらず嬉しそうにする。
煌「…京太郎君起きていますか?」
京太郎「ええ…」
暫く眠れずボーとしていると煌が声をかけてきた。
お互いに周りを気遣い小声だ、それでもよく聞こえる。
嵐は去ったようだ。
京太郎「どうかしましたか?」
煌「私に何かいいたそうな顔してましたので」
よく気づくなと思った。
だが…その気遣いがありながら自分自身には気づいてないのだろうか?
京太郎「煌さん…あなたは自分を」
煌「大切にしてないと仰りたいのですね?」
京太郎「…」
言い当てられた。
京太郎「わかってたんですね」
煌「えぇ、大体は」
京太郎「なら、なぜ!」
煌「大きな声は駄目ですよ?起してしまいます」
京太郎「ッ」
煌「自分を大切にしてないわけではありませんよ?」
煌「これでもしっかりと自分を労わっています」
煌「だから安心してくださいね?」
煌は言いたい事を言って寝てしまった。
たぶんもう話すことは無いということなのだろう。
煌の言った事は本当だろうか?
本当に知らぬところで労わっているのだろうか?
こういった時はどうしたらいいのだろうかと京太郎は考える
姫子の頭を撫でながら考えるもいい案は浮かばなかった。
<私にしか出来ない事 カンッ!>
初美「お世話になりましたー」
霞「ありがとうね」
春「ん……ありがと」
巴「それではまた」
小蒔「…」
京太郎「えぇ、お達者で」
京太郎達が朝食の準備をしていると永水の人達が別れの挨拶をしに来た。
京太郎はもう少し居ればいいのにと言うが彼女達は急いでるからと、断られた。
何かあるのだろうか?
<姫子と掃除>
京太郎「…」
姫子「~♪」
京太郎が拠点の掃除をしている。
姫子も機嫌よくしている。
京太郎「…」
姫子「~♪」
次の場所で京太郎は掃除をする。
姫子は機嫌がいいらしい。
京太郎「…あのさ」
姫子「なーに?」
京太郎は下を向いた。
姫子も呼ばれた事に気づき顔を上げる。
京太郎「掃除しないの?」
姫子「京太郎ん傍に居るのに忙しいばい」
京太郎「…そうか」
姫子「~♪」
京太郎は姫子の頭を撫で掃除を始めた。
※その後満足した姫子も掃除を手伝いました。
<幸運を鍛える>
京太郎「どうやって鍛えよう?」
姫子「抱きしめて~♪」
京太郎「あ、姫子だ」
京太郎がどうやって運を鍛えようかと思っていると姫子が歌いながら歩いていた。
京太郎は姫子に声をかけようと声を上げたとき…
強い風が起こり姫子のスカートを捲り上げた。
姫子「っ~~~~」
京太郎「黒か……」
京太郎の幸運が上がった。
<哩姫と会話>
姫子「京太郎!」
京太郎「おっと」
京太郎が拠点で皆がお風呂から上がるまで待っていると姫子と哩が入り口から現れた。
姫子は飼い主を見つけた犬のようにじゃれ付いてくる。
京太郎(うん…なんだろうな、石鹸とか無いはずなんだけいい匂いだ)
姫子「ぬっか……♪」
哩「…」
抱きついてくる姫子を抱きしめていると哩が京太郎の横に座る。
座ると京太郎に枝垂れかかってきた。
京太郎「哩?」
哩「ちかっと湯に当たり過ぎたばい」
京太郎「そうなのか?」
姫子「……?」
顔を赤くしている哩に京太郎は少し戸惑うものの
まぁいいかとそのままにしておく。
そんな2人を姫子はじーと眺めていた。
<煌を鍛える>
京太郎「よっほっ」
煌「おや、何をなさっているんですか?」
京太郎「ん、あぁ綾取り指先器用にしたいなと」
煌「なるほど…」
京太郎「やってみる?」
煌「よろしいので?」
京太郎「別にいいよ」
煌「ではでは、やー久々ですね!」
京太郎「…」
煌「東京タワー!」
その後も煌はアミ⇒琴⇒ハンモック⇒バリカンなど順調にこなしていく。
暫くすると満足したのかふーと汗を拭取り京太郎へと振り向く。
煌「ありがとうございました!」
京太郎「あぁ…いえいえ……」
京太郎は紐を受け取ると自分でもやってみる。
どうやっても煌のようには出来なかった。
京太郎「どうやったのだろう?」
<姫子とイチャイチャ>
姫子「京太郎、もう寝ると?」
京太郎「寝ないのか?」
永水メンバーがいなくなった為、姫子と京太郎は拠点3で寝ることになった。
準備を済まし寝ようとすると姫子は不思議そうに聞いてくる。
姫子「今日はしないと?」
京太郎「っ…」
姫子はそういって服のボタンを外した。
京太郎「痛みとかは大丈夫なのか?」
姫子「んっ、よかよー」
京太郎「あーえーといい…かな?」
姫子「して欲しいなー」
その言葉に京太郎は姫子の服を順序良く脱がしていく
全てを脱がすと姫子を横たえた。
姫子「んっ、ちゅ…はぁん~♪」
京太郎「ん、ちゅ、姫子ってキスとか好きだよな」
姫子と舌を絡めあうようなキスを暫くした後口を離す。
姫子「京太郎ば近くに感じられるから」
京太郎「姫子っ!」
姫子「あっ…あん、ひぅ♪」
京太郎は姫子の首、胸、お腹、太股、そして秘所へと口をつけていく。
姫子「そこは…」
京太郎「しっかりと濡らさないとな」
そういって秘所へと舌を伸ばし舐めていく
姫子は時折体をビクンと震わせるが止め様としない
むしろ嬉しそうに声を上げた
姫子「あっ、んっ、恥ずかしか」
京太郎「でも濡れてるぜ?」
姫子「あぅ、ばってん気持ちよか…ばい」
そんな姫子の言葉に京太郎は姫子の太股に両手を当て
口を深く深く秘所へと押し込む
そのまま舌を激しく動かし刺激をしていく
姫子「あっ~~~♪は、激しいぃ」
びちゃびちゃと水音が聞こえ姫子は耐えられなくなったのか
京太郎の頭を両手で押さえるがビクともしなかった
姫子は口を大きく開け舌を出す
そのままビクンビクンと大きな痙攣をして仰け反った。
秘所からは勢い良く潮を噴出し京太郎の顔へと降り注ぐ
京太郎は口を離すと姫子を上から見下ろす
肌が赤らみ目は潤んでいる、舌を出し喘いでる姿は妖艶だった
姫子「はえ、ま…まだしゅると?」
京太郎「しっかりと濡らさないとな」
姫子「もうよか…ひぅ❤」
京太郎はもう1度、姫子の秘所に口をつけると舐める
暫くの間、姫子は焦らされた
姫子とイチャついた
<姫子とイチャイチャ カン!>
「君が郷太郎か?」
京太郎「……誰だっけ」
京太郎が朝起きると目の前に女性が現れた。
どこかで見た女性なのだが、残念ながら覚えていない。
ゆみ「私は加治木ゆみと言う者だ」
京太郎「あーあー…鶴賀の部長さん」
手をポンと叩いて思い出した。
咲達と長野決勝で戦った人だ。
あの2人相手に対等に戦っていた、すごい人だ。
京太郎「無事だったんですね」
ゆみ「御蔭様でな」
まぁ…桃子が無事だったんだし一緒に居るだろうなとは思っていた。
ふと…周りを見渡す、桃子は居なかった。
この2人は常に一緒にいるイメージだったのだが。
京太郎「モモ…は一緒じゃないんですか?」
ゆみ「…」ビクッ
京太郎の言葉にゆみが反応した、そして……
ゆみ「勝負だ!!」
京太郎「はぁ!?」
そういうとゆみは槍を京太郎へと向けた。
ゆみ「はぁぁぁぁ!」
京太郎「まじか!?」
ゆみの一撃をなんとかかわす。
槍は大きな怪我をしないように先の刃を取ってある、ただの木の棒なのだが。
槍の一撃は鋭く避けるので精一杯だ。
その上急に来たので武器も無い。
京太郎「危ない!?なんでこんなことを!」
ゆみ「モモの相手に相応しいか見てやる!!」
京太郎&姫子「「はぁぁぁぁぁ!?」」
京太郎「って姫子!?」
姫子「どういうことばい!京太郎!!」
京太郎の危機を感じて来ていた姫子まで加わった。
姫子に詰め寄られたじたじになる。
だが…ゆみは京太郎しか目に入っていないのか問答無用らしい。
京太郎「誰かーヘルプー!」
桃子「呼ばれて参上っす!」
京太郎の叫び声に桃子が参上した。
なにやらビシっとポーズまで決めている。
桃子「えい」
ゆみ「!?」
京太郎「なんだと」
桃子の影がゆみの四肢を絡めとり動けなくする。
その光景に京太郎は驚いた。
桃子「いまっす!」
京太郎「!」
姫子「がるるるるぅ」
とり合えず姫子は置いといて目の前の脅威からだ。
京太郎は素早くゆみに近づくとそのまま押さえ込んだ。
ゆみ「くっ」
京太郎「ちょっと大人しくしててください」
姫子「うぅ~京太郎、私に飽きて」
京太郎「違うからね!?」
姫子をどう説得しようかと考えていると押さえていたゆみが次第に京太郎を押し始める。
京太郎「おいおい…なんだこの力」
ゆみ「ぐぬぬぬぬぬぬ」
ゆみ「てい!」
京太郎「まじかよ!?」
ゆみの力に押し負け京太郎が吹き飛ばされる。
なんとか体勢を整えるてゆみの方へ向くと首元に槍を添えられた。
ゆみ「こんなものか」
京太郎「…」ムカッ
なんとなくムカついた。
姫子を鋭い声で呼ぶと姫子は呻るのを止めビシと鍵を構えた。
桃子はなんとなく訓練された犬を思い出した。
京太郎「姫子!!」
姫子「はいっ!」
京太郎は後ろへとバク転を決めると距離を離す。
そんな京太郎を追撃しようとするも手が動かなかった。
ゆみ「何!?」
姫子「ロック!」
姫子のオカルトにより身動きが出来なくなった。
その間に京太郎は姫子が持って来ていたスコップを手に取る。
京太郎「うぉぉぉ!!」
ゆみ「はぁぁぁぁ!!」
京太郎がスコップを片手に向かっていくと丁度姫子の力も切れたのか
こちらへとゆみが突っ込んでくる。
お互いに武器をぶつけ合うとそのまま戦闘に入った。
突かれた槍をスコップで右に反らし弾いた反動で体を回すとスコップを当てに行く
だがゆみはそれを余裕を持って体を下に反らし回避した。
回避したゆみは右手に持っていた槍を左手に移しそのままなぎ払う。
京太郎はそれを斜めに体を反らし回避すると不安定な体勢から蹴りを繰り出した。
不安定な体勢からなので蹴り自体に威力はないがゆみを離すことに成功する。
京太郎「ふぅ~」
ゆみ「やるな」
2人はお互いに視線を合わすとニヤリと笑った。
そして2人がまた武器を合わせようとした時それが起きた。
「わはは……前が見えないぞ」
「智美ちゃん止まって!止まって!」
「うぷっ…」
ゆみ「ぶふっ!!」
京太郎&姫子&桃子「「「あっ」」」
突如森の中から車が出てくると前に居たゆみを思いっきり轢いた。
轢かれたゆみはそのまま吹っ飛び海の中へと落ちていく。
京太郎&姫子「「……轢かれたーー!?」」
桃子「あーワハハカーっすね」
京太郎と姫子は驚きのあまり叫んだ。
桃子は反対に冷静だったが。
京太郎「ってなんで冷静なんだよ!?」
桃子「あーワハハカーって攻撃力ないっすから」
姫子「攻撃力…?」
桃子の説明によると鶴賀の元部長である蒲原智美のオカルトでどこでも車を呼び出せるとこのこと。
そしてその車には攻撃力が無く轢かれても押されるぐらいらしい。
信じがたいが現に海からゆみがよろよろと出てくる。
ゆみ「か、蒲原……ぶへ」
智美「ワハハ…ユミちんが暴走するのがいけないんだぞ」
佳織「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」
睦月「すまん、キッチリ言っておくよ」
桃子「もうなんでこんな事したんっすか」
ゆみは桃子に首根っこを掴まれ車に放り込まれた。
ゆみ「私は…お前の相手に相応しいかをな」
桃子「なっ……」
ゆみの言葉に桃子は顔を真っ赤にした。
桃子「いやいやいやいや…何言ってるっすか!」
ゆみ「うむ、あいつは中々だったピッタリだと思うぞ?」
桃子「はぁ~~~っまったくわかってないっす、後でお説教っす」
ゆみ「なぜ?!」
その後、智美達はもう一度謝り車で戻っていった。
京太郎「何だったのだろう…」
姫子「さぁ…」
姫子「それより京太郎、私と事好いとー?」
姫子が京太郎の服を引っ張り見つめてくる。
さっきのゆみの事で不安になったのだろう。
そんな姫子に京太郎は口づけ1つ落とし囁いた。
京太郎「大丈夫、好きだよ…誰よりも」
姫子「よかよか♪」
姫子の顔は幸せそうだった。
桃子「…」
車の窓から京太郎と姫子がキスをするのが見えた。
桃子「はぁ~……先輩にも困ったものっす」
ため息をついて桃子はゆみのお説教に入るのであった。
<朝イベント ゆみ襲来 カンッ!>
<砂浜で探し物>
「あった!」
「何か見つけたと?」
京太郎と姫子はデート代わりに砂浜で探索をしていた。
遭難してから既に25日経っていたが未だに漂流物が多かった。
助かるのだが。
「ナマコだった」
「ひゃわ!?」
京太郎は姫子にナマコを差し出す。
姫子はナマコを触りそうになり慌てて京太郎の背に隠れる。
そんな姫子を京太郎はカラカラと笑った。
「うーうー」
「うーうー言うのやめなさい」
姫子は涙目に成りながら京太郎を睨んだ。
そんな姿も可愛いなと思い頭を撫でる。
勿論ナマコを触った手とは逆だ。
「……はっ!騙されなか!」
「あははは」
少しの間大人しく撫でられていた姫子だったがはっと遊ばれている事に気づき離れた。
「おいでー」
そんな姫子に手招きをする。
少しの間、考えるが結局は近寄ってきた。
「ほら、手繋ごう」
「んっ…」
その後、からかった事を謝り散歩-デート-の続きをした。
「食べれるかな?」
「絶対嫌たい!」
ナマコは海に返しました。
<魚籠設置>
「忘れてた」
そう言いながら京太郎は川に魚籠を設置した。
これで2日に一度は魚が獲れるだろう。
「これで少しは楽になるな」
京太郎はそういうと少し笑った。
<仁美・美子と会話>
「お風呂上りましか」
「ん、今は花田達の入っちいる」チュー
「…」コクリ
京太郎が暇つぶしで歩いていると仁美と美子に会った。
仁美は相変わらず飲み物を飲んでいる。
美子はコクリと頷いただけだ。
「…」
「どげんしたばい?」
「どげんしたと?」
そんな2人を京太郎はジーと見つめていた。
流石に怪訝に思った二人は京太郎に問うてみる。
「いえ…2人の髪を下ろしている姿初めて見たもので」
「「あー」」
今の2人は特徴的な髪型でなくストレートになっていた。
いつもの髪型もいいがこれもまたいいなと思った。
「そういえば何故あの髪型に?」
京太郎は兼ねて思っていた事を聞くことにした。
そんな京太郎の素直な問いに仁美と美子は顔を見合わせ頷いた。
「「秘密たい」」
「えー……」
結局その後もはぐらかされ聞けなかった。
<哩と煌>
「あれ…姫子は?」
仁美達と別れると哩と煌に出会った。
お風呂から上がったのだろう。
周りを見渡すと姫子の姿がない。
「あー姫子な…うん」
「何と言いますか……」
どうも2人の歯切れが悪い。
少し訝しげに見ていると2人は視線を逸らす。
「何だろう…嫌な予感しかしない」
「そ……そんなことありませんわよ?」
「そ、そそそうなのですのだ」
「2人の喋り方がすっげぇ変なんだが」
2人は冷や汗をかきながら京太郎から視線を逸らす。
そんな2人を見ているとすっごい不安になってきた。
今度は何をやらかしたのだろうか。
「「頑張れ!」」
「頑張んないといけないことなのか……」
京太郎は2人に肩を叩かれ励まされた。
姫子は一体何をしているのだろうか。
そして俺はどうなるのだろうか。
京太郎の夜はまだまだ続く。
<ふわふわ羊ヘアー>
「…」
「…」チュー
お風呂からあがり拠点に戻ると仁美しか居なかった。
まぁそれいいのだ、常に一緒に居るわけでもないのだから。
問題は別にある。
「…いつセットしたんすか、ソレ」
「…」チュー
先ほどまで仁美の髪はストレートになっていた。
だが今現在の仁美の髪型は何時も通りの羊を連想するような髪型に戻っていた。
あのクルクルの髪をどうやったら短時間でセットすることが出来るのだろうか。
「教えんたい」
「……すっげー気になるんすけど」
仁美は何時も通りの表情で暢気に飲み物を飲んでいる。
京太郎の言葉にもたった一言で断りを入れた。
(なんだろう…もしかして天然物なのか?てか触り心地良さそうだよな)
「あ…」
そんなくだらない事を考えていると仁美が持っていたヤシの実を覗いている。
どうやら無くなったらしい。
「……」じー
「…(これはチャンスか?)」
京太郎は自分の持っているヤシの実(中身は水)をじーと見つめている。
自分の持っているヤシの実を右に動かす、仁美の顔も右に向いた。
左に動かす、やはり左に動く……欲しいのだろう。
「欲しいなら……髪を少し触らせてくれません?先ほどの答えも……」
「よか…はよ!」
少しは悩むとばかりに思っていたのだが何の悩みもせず、仁美は手を伸ばした。
そんなに喉が渇いているのだろうか……
京太郎は仁美にヤシの実を渡すと早速後ろから髪を触る。
(すっげーやわっこい)
「~♪」ちゅー
仁美の髪は思ってた以上に柔らかく細かった、ふわふわである。
姫子の髪も触り心地がいいのだがこちらは更に上の領域だ。
「あーこん島着いてからなしかこん髪型になるんよね」
「羊ヘアーになるオカルトってなんだよ……」
その後も暫くもふもふしてました。
<ふわふわ羊ヘアー カンッ>
<怒りのトサカヘアー>
拠点に戻ると後輩の恋人が友達の髪の毛をもふもふしてました。
何を言ってるかわからないが…私にもわからない。
これは浮気現場なのだろうか……?
私の後輩はいい子である。
明るく素直であれでいて気が利くのだ。
そんな後輩が泣く所は見たくない。
とりあえず2人から話を聞いてお説教をしないとと思います。
「なんばしよっと」
「あ…お帰りなさい」
「…おかえり」ちゅー
美子が帰ってきたのを理解すると二人は挨拶をしてくる。
美子もため息をついてただいまと返した。
「それでなんばしよっと」
「え~と髪を触ってます」
「触られ取る」
京太郎は美子の気配を敏感に察知し少し引き気味だ。
逆に仁美はまったく気づいていない。
そんな2人に美子はふつふつと怒りが沸いて来た。
(…美子さんの髪は普通にストレートのままだ)
「…美子どげんしたと?」
「#」
仁美はようやく気づいたらしく首を傾げている。
京太郎は先ほどのこともあり髪の毛に眼がいった。
そんな仁美と京太郎の様子に堪忍袋の緒が切れた。
「……2人とも正座たい」
「「え?」」
「正座…」
「「は、はい」」
怪訝そうに見ていた2人だったが美子の静かな怒りに当てられ素直に頷いた。
2人を正座させると美子は説教を開始する。
「姫子居るんに他ん女性ん髪ば触るんどげんなん!」
「すみません」
「そげん姫子ん事泣かしたいと!」
「仰るとおりで……」
京太郎は姫子の事を出されるとただただ謝る事しか出来なかった。
とことん姫子に弱い京太郎である。
深々と土下座をした。
「仁美もばい!」
「うっ…」
「簡単に異性に髪ば触らしゅんは駄目!」
「……でも水分が」
「あ゛ぁっ!?」
「ごめんなさい」
美子が凄むとソレと同時に髪がびょんと立ち上がり何時ものトサカヘアーに戻る。
その様子と相まって仁美は泣きそうになりながら謝った。
「……ぷっ(あの鶏冠ヘアーってああいう仕組みなのか!?)
「……なん笑っちるん?」
「……しまった」
ついつい笑ってしまい美子に目を付けられた。
京太郎はサーと青い顔をすると大人しく説教を受けるのだった。
<怒りのトサカヘアー カンッ>
<星に願いを>
「あれはなに?」
「あれは……」
京太郎と姫子が拠点の上でのんびりと一緒に星を眺めている。
姫子が星座を指を指し京太郎に聞いていく。
京太郎も嫌な顔せずに自分の知識を頼りに答える。
「寒くない?」
「よかよか、ぬっか♪」
腕に抱き付く姫子の頭をもう片方の手で撫でる。
姫子はそれに嬉しそうに顔を綻ばせる。
京太郎はそんな姫子を見て幸せそうに微笑んだ。
「あ…流れ星」
「え…どこどこ!」
京太郎が空を見上げるとタイミング良く流れ星が見えた。
姫子は京太郎の言葉に反応すると空を見上げる。
「うわぁぁ~~~♪」
「これは……」
京太郎がどこに流れ星が見えたか指で示すと同時だった。
空を無数の流れ星が次々に流れ出す。
「流星群…?」
「綺麗……」
この時期に流れるはずはと考えてた京太郎だったが横に居た姫子の嬉しそうな顔を見て
考えるのをやめた、こんな時ぐらい考えずに素直に見れた事を喜ぼう。
「わわわ…」
「んっ暖かい」
京太郎は姫子の腰に手を回すともっと近くにと抱き寄せる。
そしてそのまま2人で星を眺めた。
「……」
「……」
姫子の横で京太郎が寝ている。
先ほどまで一緒に流星群を見ていたのだが眠気に負けてしまったのだ。
そんな京太郎を姫子は一緒に横になりながら寝顔を見ていた。
そっと京太郎の頬を撫でた。
手先から京太郎の体温を感じられる、とても暖かいものだ。
こうしているだけで安らぎを感じられる。
(ずっと…ずっと…こうしてたかな)
「ばってん……」
姫子は手を引っ込めると視線を京太郎から空に向ける。
満点の星空の中をまだ流れ星が流れている。
「…ここは無人島で危険のいっぱい、ばってんずっとは一緒に居られなか」
なんとなく感じている。
きっとこのまま平穏にはいかないだろうと……いつか京太郎と別れる日が来るのだろうと……
そう姫子は感じている。
「ばってん……お星様どげんか京太郎だけは助けてあげて」
それが姫子のたった1つの願いだった。
<星に願いを カンッ>
「明日のことなんだけどさ」
「どげんしたと」
それは夜、寝る前のミーティングの時だった。
京太郎が皆に話があると視線を向けさせた。
哩が疑問に思い京太郎へと言葉を投げかける。
「明日皆で材料を取ってきて貰いたいんだ」
「別によか、ばってんどげんして?」
姫子が純粋に疑問に思ったのか問いかけてくる。
それに京太郎は重々しく頷く。
「やっぱりさ…何かあるかわからないから動けるうちにと…ね」
「なっほどな」
「んー確かに必要やね」
「…問題なかばい」
京太郎の言葉にそれぞれが頷いた。
彼女達もやはり今のままじゃ駄目だと感じているせいだろう。
「それじゃ、頼んだ!」
「「「「はーい」」」」
明日の皆の行動が固定されます。
<仁美・美子と会話>
「ん、問題ないな」
「なんばしよっとね」
「京太郎だ」
京太郎が昨日に取り付けた魚籠が問題ないかを調べていると後ろから声がした。
振り向くと仁美と美子の二人がいた。
2人は両手に石を抱えている、昨日言っていた材料集めの物だろう。
「魚籠の様子をね」
「ん、ご苦労さん」
京太郎は手に持っていた紐を引き魚籠を引っ張り上げる。
残念ながら中身は空っぽだ。
それでも仁美は大事な事だと頷き京太郎を労った。
「そちらも重いのにすみません…」
「よかよか、お互い様やけん」
女性に重い物を運ばせている事で京太郎は罪悪感を感じた。
だが、美子は笑顔でそれを遮る。
「仲間なんやからもっと頼れ」
「うん、頼っち欲しかな」
「…そうですね」
2人のありがたい言葉はジーンと心に響いた。
やはり自分はいい人達に恵まれているな思う京太郎であった。
<哩姫と木材集め>
「あっ…」
哩が木の上の蔓を引っ張り取ろうとして引っ張った時だった。
強く引っ張り過ぎたからか勢いよく蔓は切れ後ろへと倒れてしまう。
「っ」
哩は自分の不注意に悔やみながら来るであろう痛みに耐える為に体に力を入れる。
目を瞑り覚悟もしたが何故か痛みが襲ってこない。
「セーフ」
「あっ…京太郎?」
「よぉ」
目を開けると京太郎の顔が目に入る。
どうやら京太郎が哩を支えてくれたようだ。
「あ、ありがとう」
「怪我なくてよかったぜ」
哩は顔を赤くしながらもお礼を言った。
「も、もう、よかたい!」
「……そっか?」
慌てて京太郎の腕の中から抜け出すと胸に手を当て息を整える。
(……いきなりは驚く)
哩はドキドキと鳴る胸を押さえ一息ついた。
そして振り返ると……
「京太郎!!」
「んぁ?姫子か」
「とうっ!」
「ぶふ……何してやがる!?」
丁度木の上から姫子が京太郎へと向かって飛ぶ所が見えた。
京太郎は慌てて姫子を抱きかかえるが勢いが強過ぎて潰され二人して転がった。
「なんばしよっとね」
「あははー♪」
「俺に聞くな」
哩は呆れながら仲良く地面に転がる2人を見ていた。
その後、笑い出した二人に釣られ自分も笑うのだった。
<哩姫と石材集め>
「ふぅ…こんなもんか」
「京太郎!京太郎!」
「ん~何かあったか……姫ぶふぉ!?」
石材を集めている中で姫子に呼ばれ京太郎は振り向いた。
すると顔に水がかかる。
どうやら姫子にしてやられたようだ。
「むふふ」
「いい度胸だな、このヤロー」
「きゃぁ~~~♪」
「姫子まて~~!!」
「ん、今日も平和ばい」
川の中ではしゃぐ姫子を京太郎が追いかける。
そんな様子を見ながら哩は木陰でのんびり読書をしていた。
<哩姫とお風呂>
「は~疲れた」
「えー楽しかったばい」
「姫子は遊んでたからな」
今現在、京太郎は哩姫の2人とお風呂に入っていた。
京太郎がお風呂に入ろうと扉を開けたら2人が待っていた。
姫子は彼女だしこれ以上にすごい事をしている為問題ないのだが哩はどうなんだろうと京太郎は思った。
「前にも一緒に入っと問題なか」
と言われそういえばそうだと思い出した。
姫子の機嫌を見るも特に問題ないらしい。
何より美人な哩と一緒にお風呂が入れるということで京太郎自身反対はない。
「~♪」
「……っ」
チラリと自分の横に居る姫子を見た。
姫子は特に隠そうともせず、自分の裸体を存分に見せ付けている。
逆に哩はキッチリとタオルで隠していた。
どうにも正反対な2人だと思う。
(俺って幸せ者だよな、ぐへへ……)
お風呂に入りながら京太郎は幸せを感じた。
暫く浸かっていると姫子がお風呂から上がり京太郎へと振り向くと手招きをする。
「どうかしたか?」
「体洗って?」
「……俺が?」
「そそ」
京太郎は、まぁ背中を流すぐらいならと姫子に近づく。
その時に周りを見渡すが手拭いが無い。
「あれ…タオルがないぞ、これじゃ体を洗えない」
「ん……?手があっばい」
「……手で洗えと?」
「うん♪」
京太郎の問いかけに姫子はいい笑顔で答えてくれた。
顔から汗がダラダラと流れ出す。
決してお風呂の熱の所為ではないだろう。
助けを求め哩のほうへと振り向く。
哩は縁に上半身を乗せ下半身だけを入浴させ休んでいる。
「あっ…姫子終わったら私な」
どうやら逃げ場はないようだ。
<大事な話>
「姫子、来たか」
「話しってなんです、部長」
夜中の拠点2階、丁度空を眺められる所に哩姫の二人はいた。
哩に姫子が呼ばれたのだ。
夜中だと言う事があり、2人以外の生き物の存在は感じられない。
「…京太郎ん事やけど」
「京太郎ん事?」
哩の言葉に姫子は不思議そうに首を傾げる。
そんな姫子を見ながら哩は顔を赤くした。
これから言う事は少しばかり照れる事なのだ。
「わ、私も京太郎ん事好いとー」
「え…」
哩の告白に姫子は目を大きく開き口を開けた。
驚きの表情で哩を見ている。
「それで……私も混ぜてほしかなと」
「…」
そこから暫く哩の独白が続く。
今まで姫子の事があって我慢してた事や
どれだけ好きなのかなど
姫子に語っていく。
「って訳で私も……」
「…っ」
少しばかり自分の世界に入っていた哩だったが顔を上げ姫子の顔を見て驚いた。
姫子の顔は真っ青になり信じられないといった風だった。
「姫子……?」
「……っやぁ」
「いやぁ……いやいや、嫌です!!!」
姫子は頭を振り子供のように駄々を込ねる。
それほど姫子も必死なのだろう。
「京太郎は誰にも渡さなかたい!!」
「あっ……」
それだけ言うと姫子はキッと哩を睨むと拠点へと戻っていった。
それを哩は手を伸ばし止めようとするも声が出なかった。
暫くの間、哩はその体勢で固まった。
哩自身予想外だった。
姫子との仲だから分け合えると大丈夫だと思っていた。
だが、結果はこれだ。
姫子の中で京太郎はかなり大きくなっているらしい…自分より。
「そっか……無理か、無理かぁ……」
哩は泣き出しそうになるのをぐっと堪え上を向いた。
それでも溢れる物は止められなかった。
一粒の涙が頬を伝い地面に落ちた。
<大事な話 カンッ>
<姫子とイチャイチャ>
「ぉ~ぅ、遅かったな」
「京太郎、起きとったと」
姫子が寝床に戻ると眠そうな京太郎が出迎えてくれた。
どうやら無理して起きていたらしい。
そんな彼に姫子はくすりと笑った。
「んっ……」
「んっ…ちゅ、今日はしないんじゃなかったのか」
口づけを求められ京太郎は不思議そうに姫子を見た。
今日は遊び疲れたのでしないとお互いに約束していたはずだ。
「……したくなったたい」
「………」
そういって姫子は服を脱ぎ始める。
暫くそんな姫子をボーと見ていた京太郎だったが徐に手を伸ばすと姫子を抱きしめた。
「京太郎……?服脱げなかよ」
「今日はこれでいいだろ」
そう言って抱きしめたまま姫子を自分ごと横たえる。
その後も優しげに頭を撫でおでこにキスを1つ落す。
「何を不安がってるか知らないけど……いなくならないから」
「………んっ、ぬっか」
京太郎はふぁ~と大きな欠伸をするとそのまま寝てしまった。
そんな京太郎の顔を少しの間見続ける。
その後、京太郎の腕の中で姫子も眠りに就くのであった。
最終更新:2026年01月14日 21:53