【初日 早朝】
麗かな春の日差しが差し込む、一室。
その中で、幸せそうな清々しい顔で眠る金髪の少年。
後に麻雀界を震撼せしめるかもしれない男、須賀京太郎。
その伝説の幕開けともいえる一日が今、始まろうとしていた。
京太郎「ふわぁ……よく寝た」
須賀母「京太郎ー!いつまで寝てるのー!! 今日は入学式でしょう!?」
京太郎「ファッ!? そういや、今日から高校生だった。たまげたなぁ……」
須賀母「いいから、仕度しなさい!! 早くしないと遅刻するわよ!!」
京太郎「あー、はいはい。えーと、オレの通う高校ってどこだっけ?」
須賀母「清澄でしょ!! アンタ、いつまで寝ぼけてるつもり!?」
京太郎「そうそう、清澄だったな。って、やべぇ!! 咲と学校行く約束してたんだった!!」
須賀母「もう下まで来てるわよ!! いいから早く着替えなさい!」
そう、オレは今日から幼馴染の宮永咲と共に地元の清澄高校へと進学する。
別に夢があるわけでもなく、将来のビジョンなんて定まっていなかったオレは、
咲によってほとんど無理やりに清澄を受験させられていた。
京太郎(本当はオレ、何をやりたいんだろうなぁ……)
ぼんやりとそんなことを考えながら玄関を出る。
母さんの言った通り、咲は玄関先で待っていたようだ。
咲「京ちゃん! 遅いよっ!」プクー
京太郎「おーっす。わりぃな、昨日は徹夜でゲームしてたんだ」
咲「そ、そうなんだ……。それで、その……」
京太郎「ん? どうした?」
咲「あ、あのね! 今日から高校生だし! だから、えと……」モジモジ
頬を仄かに赤らめて、もじもじと指をいじる咲。
何かを期待しているような……?
京太郎「咲、お前……、制服、似合ってるな」
咲「ふぇ!? あ、あぅ……」
高校の制服は中学の制服とはまた違った趣がある。
見慣れたちんちくりんの咲でさえ、少し大人びて感じてしまう。
京太郎「これからはもう少し大人扱いしてやんねーとな。お姫様」
咲「もぅ! そう言って、まだ子ども扱いするくせに///」カァァ
京太郎「ちゃんと大人扱いするのは、もっと立派なおもちを持ってからだな」
咲「うぅっ……、京ちゃんのバーカ!でも、そんなところが・・・」ゴニョゴニョ
京太郎「何ブツブツ言ってんだ? 遅刻しちまうぞ」
咲「あっ、待ってよ京ちゃん!!」コケッ
ずるっと勢いよく足を滑らせて、咲が地面に尻餅を付く。
やれやれ、見た目は成長しても中身はそうそう変わらないらしい。
咲「あぅ、痛いよぉ・・・」
京太郎「たくっ、何やってんだよ。ほら、掴まれ」
咲「う、うん!」
細くて小さな、咲の手。
触れると折れてしまいそうなその手を掴み、オレはゆっくりと引き寄せた。
京太郎「この辺は滑りやすいからな。ほら、途中まではこのままで行くぞ」
咲「京ちゃん・・・、ありがとう」ニコッ
【清澄高校】
入学式は何も変わったことなく進行していった。
クラスも咲と同じだったし、ほっとしていたのかもしれない。
校長の話が始まってすぐに眠りにつき、気づいた時にはもう入学式は終わっていた。
校長「以上で入学式を終わります」
京太郎「ふー、ようやく入学式も終わりか。さっさと帰ろうぜ、咲」
咲「京ちゃん、ちゃんと話を聞いてた? 今日はまだ帰れないよ」
京太郎「なにぃ!? 早く家に帰ってゲームの続きやる予定だったのに!」
咲「部活の紹介を広場でやってるんだって。見に行こうよ!」
京太郎「と言っても、特に入りたい部活無いしなぁ」
中学でも部活には入っていなかった。
部活で汗水流すより、友達と遊んでいた方が楽しいと思っていたし、
何より、咲の面倒を見るので忙しかったからな。
咲「だ、ダメだよ! 中学の頃もそんなこと言ってたじゃん!」
京太郎「咲?」
咲「私だってもう高校生なんだから! だから、私のことは気にしないで・・・」
京太郎「お前・・・気にしてたのか?」
咲「うん。だって、京ちゃんってばいっつも、私の傍に居てくれたんだもん」
京太郎「それは、俺が好きでやったことだっての」
咲「だ・か・ら!!私も好きでやるの!!」
普段の姿からは想像できない程の剣幕で、咲が俺に詰め寄ってくる。
咲「ねぇ、一緒に部活を楽しもうよ!私だって、京ちゃんの力になれるんだから!」
京太郎「部活か・・・」
確かに咲の言うとおり、中学時代の俺はずっと咲の傍にいた。
だけど、咲も俺も・・・いつまでも子供じゃない。
今はこうして仲良く過ごせていても、いつかは咲に恋人ができて、俺は用済みになる筈だ。
俺もそろそろ、自分のやりたい事を見つけないといけないのかもな。
京太郎「分かったよ咲。俺も、部活を初めて見るぜ」
咲「うん!! えへへ、一緒の部活に入れるといいね!」ニコニコ
それだとあまり意味ないんじゃないか?とは思ったが、口では言わない。
こんな天然なところは姉譲りなのだろう。
京太郎「それじゃ、早速広場に行ってみるか」
咲「あ、待ってよ~!!」トテトテ
???「・・・あの二人なら」
ガヤガヤ・・・ (´Д`)r<サッカーブドウデスカー (`・ω・´)<ニビョウデワスレロ!
ざわ・・・ざわ・・・ ┌(┌^o^)┐<ヤキウシヨーヨー
京太郎「それにしても、意外とたくさんの部活があるんだなぁ」
咲「わぷっ! きょ、京ちゃーん、もう・・・ダメ・・・」ヒトゴミニナガサレルー
生徒の波に飲まれてどんどん小さくなっていく咲。
必死に追いかけるが、人ごみが多すぎて なかなかたどり着けない。
京太郎「咲ィィィィ!! 死ぬなぁあああ!!」
咲「えへへ、京ちゃん・・・す・・・k」バタン
京太郎「ま、待ってろ! 今助けに・・・」
???「ほら、大丈夫?」ガシッ
咲「ふえぇぇぇ・・・?」ズルズル
人ごみに消え去ろうとしていた咲だったが、突如伸びてきた腕によって引っ張りだされた。
京太郎「咲!? 大丈夫だったか?」
咲「う、うん。あの、ありがとうございました・・・」
???「ううん、別にいいのよ」
咲を救い出した人は、綺麗な女の人だった。
出るところは出ていて、健康的なむっちりバディ・・・
京太郎(な、なんだろう? すごくムラムラする体型だ)ロッカーニハイリテェ
咲「京ちゃん・・・鼻の下が伸びてる」ムッ
京太郎「ち、ちげぇよ!! これはその・・・」
???「あらあら、二人は仲がいいのね。私は竹井久、三年生よ」
京太郎「あ、すいません。俺は須賀京太郎。新入生っす」ペコ
咲「宮永咲です。私も新入生です」ペコリ
久「うんうん。初々しくて可愛いわねぇ・・・ウチの部には可愛げの無い後輩しかいないから」
そう言って、寂しそうに瞳を伏せる竹井先輩。
何か複雑な事情でもあるのだろうか?
京太郎「竹井先輩も部の勧誘をしてるんですか?」
久「ええ、こう見えても部長なのよ」
咲「うわぁ、凄いんですね!」
久「・・・そんなことないわ。私なんて部員を集めることさえも・・・」
まただ。やはり、竹井先輩は何か辛い想いをしているらしい。
気丈に振舞っているように見えるけど、どこか無理をしているのがバレバレだ。
そんな彼女の姿を見て、俺は・・・
京太郎「あの、竹井先輩!!」テヲニギル
久「え、ええっ!?」ビクッ
咲「ファッ!?」
なぜか分からないけど、俺は彼女の力になりたかった。
理由なんて、無いのかもしれない。そんな資格は無いのかもしれない。
ただ、彼女の寂しそうな姿が・・・
(照「京ちゃん、さよならだね・・・」)
あの時の照さんと重なって見えたから。
京太郎「その・・・俺じゃ、ダメでしょうか?」ジーッ
久「ふぁい!?」
咲「・・・」ニゴッ
京太郎「俺、今まで部活なんてやったことなくて」
うまい言葉が見つからない。だけど、必死に頭の中を探る。
もう、あの日のような失敗はしちゃいけないから。
京太郎「咲に言われるまで、自分が何をしたいかなんて考えてませんでした」
咲「京ちゃん・・・」
京太郎「だから、竹井先輩の辛そうな顔が羨ましかったんです」
久「羨ましい? 辛いことが?」
京太郎「だって、そこまで必死になれるって素敵じゃないですか」
自分の素直な気持ちだった。
京太郎「俺も、そうなれたらって思えたから・・・」
変に思われたかもしれない。
初対面の男にこんなこと言われて、引かれているかもしれない。
京太郎「って、いつまでも気持ち悪いですよね」タハハ
咲「そうだよ京ちゃん! いつまでも手を握って!!」
京太郎「ご、誤解だ!!これは違うんだ!」
キョウチャンノヘンタイ! ハー?チゲェッテノ!!
ギャーギャー!!
久「うふふ、須賀君。・・・ありがとう」ニコッ
久「だけど須賀君。もし私が女子部の部長だったらどうするつもり?」
京太郎「あっ・・・」
咲「それに! まだ何の部かも分かってないんだよ!?」
京太郎「そ、それはなんとかなるって! どうせやりたい事があるわけじゃねぇし」
久「ふふっ、大丈夫よ。私の部は男でも入れるから」
咲「本当ですか? それなら、一緒に入れるね!」
咲と一緒だというのはよくないが、竹井先輩も人数が欲しいみたいだし・・・
まぁ、なんとかなるか。
京太郎「それじゃ、部活の紹介をしてもらってもいいですか?」
久「ええ、喜んで。それじゃあ部室に案内するわね」
~移動中~
【清澄 麻雀部室】
先輩に連れられて辿りついたのは、無駄にだだっ広い一室だった。
ソファやベッドまである! そして、真ん中に位置する正方形の卓・・・
卓? 卓って、あの・・・まさか!?
久「とーうちゃーっく! ここが我が麻雀部の部室よ!」
京太郎「ま、麻雀部ぅ!?」
咲「っ・・・」
久「あら? 麻雀は嫌い?」
嫌いも何も、麻雀は・・・!!
視線を咲へと向ける。思った通り、咲の様子はおかしかった。
咲「京・・・ちゃん。私、私・・・」
京太郎「む、無理するな。お前にとって麻雀は・・・!!」
久「だ、大丈夫!? 顔色が悪いけど!」
京太郎「すいません、やっぱり今日はやめておきます」
咲「い、いいの京ちゃん。いつか・・・戦わないといけないことだから」
久「え、何これは(困惑)」
京太郎「お前、まだ照さんのこと引きずってるんだろ?」
咲はこう言っているけど、無理してるのがモロバレだっての!
京太郎「悪かったな、俺が軽はずみなことしたから」
久「そうね。事情は分からないけど、無理はしない方がいいわ」
咲「ううん、無理なんてしてない。私だって、前へ進まないといけないから・・・」
ギュッと唇を噛みしめ、咲は鋭い瞳を俺に見せる。
咲の奴、いつの間にこんな顔をするようになったんだ?
京太郎「さ、咲?」
久「・・・宮永さん。それなら、私と打ってみない?」
京太郎「竹井先輩!?何言ってるんですか!?」
久「須賀君、貴方の心配する気持ちは分かるわ」
なら、どうしてなんだ!? 咲はこんなにも震えているのに・・・
久「二人共、見たところルールは知ってるわね」
京太郎「そ、そりゃあ打てはしますけど・・・!」
久「なら、もうすぐ私の後輩が来るから四人で打ちましょう」
そう言うと竹井先輩は俺たちをおいて、卓の準備を始めた。
京太郎「か、勝手なことを!!」
咲「いいの京ちゃん。もう、逃げたくないから」ゴッ
久「さぁ、どうするの須賀君? 宮永さんは立ち上がろうとしているわよ」
京太郎「っ・・・分かりました。一回だけですから」
胸がざわつく。咲のことが気になるのか?
いや、違う。これは、俺の迷いだ・・・
麻雀のことを恐れているのは、俺の方なんだ。
久「どうやら、思った通りみたいね。須賀君」
京太郎「竹井先輩、どうして?」
久「あら、須賀君こそ自分で気づいていないの?」
そっと、先輩が俺の手を握る。
その時初めて、俺の手が震えていることに気がついた。
京太郎「お、俺は・・・」
久「さぁ、卓につきなさい二人共。私が、麻雀の面白さを教えてあげるわ」
ガチャリ
???「いやぁ、すまんのう。新入生はなかなか見つからなかっ・・・」
視線がドアへと向かう。
そこには、メガネをかけた緑髪の少女が立っていた。
???「お、おうおう!! なんじゃ、新入部員か!?」ズイッ
京太郎「うわわ、近いです!!」
久「まこ、まずは自己紹介からしなさい」アキレガオ
まこ「あぁ、すまんかったのう。わしは染谷まこ、二年生じゃ」
京太郎「す、須賀京太郎です」
咲「宮永、咲です」
染谷先輩には悪いけど、今の俺はすごく失礼な表情をしているのだろう。
それほどまでに、麻雀を打つのが怖いんだ・・・
まこ「なんじゃなんじゃ、随分としけたツラじゃのう」
久「まこ、いいから卓について。今から打つの」
まこ「本当か!? ようやっと四人打ちができるんじゃな!」
久「うーん、やっぱり麻雀は四人揃わないとね!!」
まこ「全くじゃ。学校で四人打ちできて嬉しいのう」
先輩たちはにこやかに準備しているけど、俺は内心穏やかじゃない。
あの日、照さんにボロ負けした日から・・・
(照「ダメだよ京ちゃん。京ちゃんはね、ずっと私の傍にいなくちゃ・・・」)
京太郎「照さん・・・」ゾクッ
咲「京ちゃん、やっぱりお姉ちゃんのこと・・・」ジワッ
久「それじゃあ、早速始めましょうか!!」
久「それじゃあ、サイコロ降るわね」
久「あら、私が起家ね。頑張るわ」
京太郎「(聴牌か、ここは勝負するか・・・)」
久「(うげっ、あの顔は聴牌かしら?どうしましょ)」
まこ「(ふむ、まずまずの待ちじゃが・・・)」
咲「・・・」
久「うーん、なかなかうまくいかないわねぇ」スッ
まこ「(そろそろ和了たいんじゃが・・・)」スッ
京太郎「あっ!」
まこ「ん? もしかしてこれか?」
京太郎「あ、はい。それです。安手ですけど・・・」
久「(ふぅ、助かったわ。けど、親が流れたのは痛いわね)」
久 25000
咲 25000
まこ25000→23400
京太郎 25000→26600
まこ「なかなか骨のある新入部員じゃのう。じゃが、わしの親はそう簡単に譲らんぞ」ブワッ
久「(まこったら、少し本気を出すようね)」
咲「(この感じ・・・何か来る!?)」
まこ「(ぐぬぬ・・・なぜじゃ、染め手はできておるのに・・・!!)」イーシャンテーン
咲「(私も無理はしないでいいかな・・・)イーシャンテーン
京太郎「(全然ダメだ。笑いが出てきそうな程に・・ワハハ)」スーシャンテーン
久「(キタキタキター!! ここでビシッと決めるわよ!!)リーチ!!」スパァーン!!
京・咲「」ビクッ
まこ「まぁ、慣れておらんと怖いじゃろうな」
まこ「(この感じ、高い役とは思わんが・・・無難に降りておくとするかの)」
咲「・・・」
京太郎「(ぜ、全然手が進まない・・・)」スッ
久「これよ!! 一気通貫、リーチ一発ツモ!」バァーン
京太郎「ひっ!! お、俺じゃないのか」
まこ「はぁ・・・、親払いとはのう」
咲「今の感じ、やっぱり・・・」ゴゴゴ
久「裏は乗らず、満貫どまりかぁ。2000・4000ね♪」
久 25000→33000
咲 25000→23000
まこ23400→19400
京太郎 26600→24600
咲「私が親ですね・・・」
京太郎「咲?」ブルブル
咲「(京ちゃん、こんなに怯えちゃってる・・・)」ジッー
久「ふんふふ~ん♪」
咲「(この人達もお姉ちゃんと同じ、オカルトじみた能力を持っている・・・)」
久「ん? どうしたの?」
咲「いえ・・・(京ちゃんは私が守らなくちゃ。もう、あの日みたいなことには・・・)」ゴッ
まこ「なっ!? これは!?」
京太郎「(よし、中々いい手だ!)」テンパイ
まこ「(これは早い手じゃな)」テンパーイ
久「(うふふ、これは続けて上がれそうね!!)」テンパーイ
咲「・・・させないっ!! カン!!」ゴゴゴゴコ
京・久・まこ「!?」
京太郎「發でカンか。別にカンなんてしなくても・・・」
咲「・・・もいっこカン」ハクヲカーン
久「えっ!?白?」ビクッ
咲「そして、もいっこカン!」
まこ「今度は・・・中じゃと!?」ゾゾッ
京太郎「ま、まさか咲・・・?」
咲「ごめんね、京ちゃん」
その時、俺はただぼんやりと咲の動きを眺めていた。
山から牌を積もるだけのその動作がどこか神々しくて、
ただ、美しくて・・・
本当は恐怖とか、もっと違う感情があったのかもしれない。
だけど、俺はなにもできなかった。
俺はその美しさにただ、呆然としているしかなかったんだ。
京太郎「綺麗だ・・・」
咲「リンシャンツモ、大三元・字一色・四槓子」ゴッ
久「な、ななっ・・・」ワナワナ
まこ「こ、こんなことがありえるのか!?」ビクビク
咲「48000オールです」
久 33000→-15000
咲 23000→167000
まこ19400→-28600
京太郎 24600→-23400
咲「ふぅ・・・、終わったね」
久「す、凄いわ宮永さん・・・」ブルブル
まこ「これはまた、どエライ新人が入ったのぅ・・」ブルブル
咲「(やっぱり、この人達もダメなんだ・・・)」ションボリ
咲「(私と麻雀を打って、喜んでくれる人はいないから・・・)」
京太郎「・・・咲」ガタッ
咲「えっ?」
京太郎「俺、俺は・・・」
京太郎「俺は・・・お前と、もう一度打ちたいんだ!」ビシッ
咲「ふぇ?ど、どうして?」アタフタ
京太郎「だってすげーよお前!!あんな綺麗な和了方、今まで見たことねー!」
咲「えっと、そうかな・・・///」カオマッカー
京太郎「俺、最初は麻雀にビビってた。照さんが離れる原因になったもんだしな」
咲「(違うよ、京ちゃん。お姉ちゃんがいなくなったのは・・・)」
京太郎「だけど、その・・・さっきの咲を見て・・・綺麗だなって思っちまったんだ」ゴニョゴニョ
咲「え? なんて言ったの?」
京太郎「な、なんでもねーっての!とにかく、俺もお前みたいに強くなりたいんだ!!」
咲「ふーん。まぁ、京ちゃんには無理だと思うけど?」
京太郎「んだと!? 言ったなコイツ!!」
ギャーギャー!! ワイワイ!!
久「ふふっ。私、部長として失格ね」
まこ「どうしたんじゃ? ガラにもないこと抜かしおって」
久「だって、私ったら宮永さんのこと怖いって思ってしまったもの」ウツムキ
まこ「そりゃ仕方ないじゃろ。誰だってそーなる、わしだってそーなる」ジョジョーン
久「ええ。でもね、須賀君のお陰・・・なのかな?」
まこ「須賀のお陰じゃと?」
久「彼ったら、あんなボロ負けしたのに今はもうあんなにはしゃいでる」タノシソーネ
まこ「そうじゃな、あれはよっぽどの大物か・・・大馬鹿じゃろうな」
久「まこ。これからも頑張りましょう、あの二人が居れば・・・きっと全国に行けるわ」
まこ「言われんでも分かっとるわい。須賀京太郎、どれほどのもんかのう?」
京太郎「とーにーかーく!! もう一回勝負だ!!」
咲「へっへーん、コテンパンにしちゃうもんね!」
久「あら、私たちだって負けないんだから」
まこ「そうじゃ。間桐とは違うんじゃ、間桐とは!」ワカメェーン
こんなにも楽しい時間を過ごせたのは初めてだった。
咲が笑っていて、俺も笑っていて・・・先輩たちがそれを見ていて。
だから、こんな夢みたいなことがいつまでも続けばいいと・・・
俺は、願わずにはいられなかった。
京太郎「今の対局で、何か掴めた気がするぜ!!」ゴッ
【東京某所 麻雀部室】
遠い長野の地<ナニカツカメタキガスルゼー
???「・・・」ピクッ
SSS「ん? どうかしたか?」
???「ううん、なんでもない。なんでもないよ・・・うふふ・・・」ニヤリ
バブル「なんか超不気味なんだけど・・・」
???「京ちゃん、私に会う為に強くなってくれてるんだね・・・うふふ・・・」ブツブツ
京太郎「名利に憑かれ、騎士の誇りを貶めた亡者ども……その夢を我が血で穢すがいい!
聖杯に呪いあれ!その願望に災いあれ!
いつか地獄の釜に落ちながら、この俺の怒りを思い出せぇぇぇぇぇ!!」
京太郎「だぁー! あれから全然勝てねぇー!!」
咲「結構頑張ってと思うよ? なんか最初よりしぶとくなってたし」ニコッ
京太郎「爽やかな笑顔で、恐ろしいこと言うなよ!」
久「でも、須賀君って凄いムラがあるわね」
まこ「ふむ、確かにそう言われるとそうじゃな」
確かに俺はこの数局、いい配牌とそうでない時の差が激しかった。
京太郎「やだなぁ、部長。麻雀なんて運ゲーなんですから仕方ないですよ」
咲「きょ、京ちゃん・・・」ポカーン
久「これはまた、鍛え甲斐のありそうな子だこと」
まこ「まぁ、それはゆっくりでええじゃろ。伸びしろは十分ありそうだしの」
京太郎「ほ、本当っすか!? 咲より強くなれますかね!?」
咲・久・まこ「あ・・・うん」
京太郎「ちっくしょぉぉぉぉ!! 今に見てろよぉぉぉ!!」
久「あははは、それじゃあ期待してるわね」ムニュン
京太郎「ほわぁぁぁ、ぶ、ぶぶぶ部長!?」ムネガウデニー
久「あら、ごめんなさい」テヘペロ
咲「京ちゃん・・・?何してるのかな、かな?」ソレハアネヤデー
京太郎「ひぃぃ、咲!? ナタなんてどっから出しやがった!?」
咲「京ちゃんのバカー!!」ドゴッ!!
京太郎「クルルギッ!」バシーン
【放課後 清澄高校 通学路】
咲「もう、京ちゃんのエッチ!」プンプン
京太郎「嫌な事件だった・・・、死ぬかと思った・・・」
あれから少しの間ひと悶着があって、部長が止めてくれるまで恐ろしい目に遭った。
色々あったけど最後にはちゃんと入部届けも出せたし、本当によかった。
京太郎「にしても、麻雀ってこんなに楽しかったんだなー」
咲「私も、こんなに楽しく麻雀ができたのは初めてだったよ!」ニコニコ
京太郎「あぁ。これに照さんが居れば・・・な」
俺の憧れだった、咲のお姉さん。
楽しかったあの日は、もう二度と帰ってこないんだろうか?
咲「お姉ちゃんに・・・、会いたいの?」
京太郎「ああ。そりゃあ会いたいさ」
その言葉に嘘は無い。
だけど本当に会えたとして、俺に・・・何ができるのだろうか?
咲「そっか。そうだよね・・・」ウツムキ
京太郎「咲・・・俺はおま」
咲「あっ、もうここでお別れだね」
俺の言葉を遮るように、はぐらかすように・・・
俺の前を咲が駆けていく。
京太郎「もう分かれ道か。それじゃあ、明日学校でな」
咲「うん、また明日ね!」
京太郎「おう、明日も起こしに来てくれよな!!」
咲「もー、ちゃんと自分で起きなきゃダメなんだからね!」プクー
そう言いつつも、咲は明日も明後日もこれからも・・・
ずっと起こしに来てくれるのだろう。
京太郎「ありがとうな、咲」イケメンスマイル
咲「う、うぅ・・・///京ちゃんの鈍感!!」タタタッ
走り去っていく咲の後ろ姿は、暗くなりつつある夕闇にまみれて消えていく。
消える筈は無いんだ。これからも、いつまでも・・・
京太郎「なんだか、さっきかららしくねぇな俺」ポリポリ
今日一日で色々とありすぎたからかもしれない。
思考がどんどんネガティブになっているようだ。
京太郎「少し、夜風に当たって頭でも冷やそうかな」
そう思って、後ろを振り返った。
???「クスクス・・・」
京太郎「え?」
京太郎「照・・・さん?」
そこには、いる筈の無い人。
見間違いなんかじゃない・・・いや、見間違えるわけなんかない。
照「変わらないね、京ちゃん」トテトテ
少し身長は伸びたのだろう。最後に会った時よりも、大人びて見える。
表情こそよく分からないが、間違いなくこの人は照さんだ。
京太郎「久しぶりですね、照さん」ズサッ
俺は無意識の内に、後ずさっていた。
なんでだ? あんなに会いたかった照さんが目の前にいるのに・・・
照「うふふ、大きくなったね。それに・・・」テクテク
京太郎「て、照さん!?」
照「ふふっ、懐かしい匂いだぁ・・・」ギューッ
京太郎「あ、ああ、あの!? 何してるんですか!?」
照「京ちゃん、京ちゃん・・・」スリスリ
京太郎「ほわぁぁぁぁぁ!?」
照さんの綺麗な顔が、目の前にある。
安らぐような、良い匂いが鼻腔をくすぐる・・・。
照「京ちゃぁん・・・」ウルウル
京太郎「て・・・るさん・・・」
照さんの顔が、唇が・・・俺の唇へと近づいてくる。
潤んだ瞳、甘い吐息。このまま、身を委ねてしまいそうに・・・
(咲「うん、また明日ね!!」)
京太郎「は、離してください!!」ドンッ
照「キャッ!」バタッ
京太郎「あっ・・・」
そんなに力強く振りほどいたわけじゃなかったけど、
照さんにとっては十分な力だったのだろう。
京太郎「だ、大丈夫ですか?」タタッ
地面に倒れ伏している照さんを、慌てて抱き起こす。
俺は、なんてことを・・・!
京太郎「すいませ・・・ひっ!?」ビクッ
照「・・・京ちゃんに拒絶された、京ちゃんに拒絶された・・・京ちゃんに」ブツブツ
虚ろな瞳で不気味な言葉を延々と呟く照さん。
その姿はまるで、壊れたロボットのようだった。
照「う、ふふふ・・・やっぱり咲なんだ。咲なんだぁ?」
京太郎「て、照さん・・・?」
これは足や腕にザクザク剣刺しながら「恥ずかしがらなくてもいいよ京ちゃん」って言って
咲の乱入「私達の結婚式を邪魔するつもり!?」って言うな
照「もう帰るね。これ以上遅くなると、帰れなくなるから」フラフラ
幽鬼のように立ち上がり、照さんは俺を見下ろす。
その顔は見えないが、何かが頬を伝っているのは分かる。
照「じゃあね、京ちゃん。全国大会で、会おうね」
京太郎「えっ!?」
なんで俺が麻雀を始めたことを知っているんだ?
照「分かるよ、京ちゃんのことならなんでも・・・なんでも、ね?」
京太郎「そんな・・・」ゾクッ
照「これ、お土産。手作りのペンダントなの・・・ずっとずっと渡したくて」スッ
そう言って差し出されたのは、少し大きめの球が付いたペンダントだ。
とても、手作りには見えないが・・・
照「ねぇ、どうしたの? 早く受け取ってよ、京ちゃん」
京太郎「え、えと・・・」
ここは、素直にペンダントを受け取ろう。
照さんの気持ちが篭ってるんだ、受け取らないのは失礼だ。
京太郎「あ、ありがとうございます」スチャ
受け取ってみると、ペンダントは思ったよりもずっしりとしていた。
首にかける分には気にならないと思うけど・・・
照「うふふ。似合うと思うよ」
京太郎「て、照さん。あの、俺・・・!!」
照「私と話がしたいなら、全国大会に来て」
京太郎「照さん!!」
そんな、今目の前に照さんがいるのに!!
大会までだなんて、そんな不確かなものに賭けるなんてこと!!
照「大丈夫だよ。京ちゃんと、咲なら。きっと、大丈夫だから・・・」ニコッ
京太郎「あっ!」
それは、昔の照さんと何一つ変わらない笑顔だった。
俺が、何よりも取り戻したかった大切なものだ。
京太郎「・・・分かりました。俺は、俺達は必ず会いに行きます」
照「うん、待ってるからね」
照さんと話したいことはまだまだある。
だけど、今はまだ照さんも心の準備が出来ていないのだろう。
京太郎「照さん、待っていてください。俺、強くなりますから!」キリッ
照「・・・うん」キュン
京太郎「それじゃあ、駅まで送りますよ」
照「ううん。気持ちは嬉しいけど、今は一人になりたいから・・・」
京太郎「そうですか。それじゃあ、お元気で」
照「また、会おうね」トテトテ
名残惜しいが、照さんは夜の闇へと消えていった。
駅とは逆方向だが、きっと何か考えがあるに違いない。
京太郎「照さん・・・俺、あなたに伝えたいことがあるんです」
もう聞こえない筈の照さんに向かって、今まで溜め込んでいた想いを吐き出す。
ずっと伝えられないでいた、今はもう手遅れとなった気持ち。
京太郎「俺、貴方のこと・・・好きでした」
ピーガガッ
オレ、アナタノコト、ピーガッ、スキデシタ・・・
照「うふふ、私も大好きだよ? 京ちゃん」ニヘラ
京太郎「約束を守る為にも、俺は強くなる!!」ゴッ
~もしも白糸台に進学していたら~
京太郎「ふわぁ……よく寝た」
須賀母「京太郎ー!いつまで寝てるのー!! 今日は入学式でしょう!?」
京太郎「ファッ!? そういや、今日から高校生だった。たまげたなぁ……」
須賀母「いいから、仕度しなさい!! 早くしないと遅刻するわよ!!」
京太郎「あー、はいはい。えーと、オレの通う高校ってどこだっけ?」
須賀母「白糸台でしょ!!アンタ、いつまで寝ぼけてるつもり!?」
京太郎「そうそう、白糸台だったな。って、やべぇ!! 照さんを起こしに行かないと!!」
須賀母「もう!!照ちゃんが遅刻したらどうするの!!」
照さんというのは、俺の幼馴染のお姉さんのことだ。
とは言っても、麻雀以外は何をやらせてもポンコツで、いつも俺が面倒を見ている。
京太郎「うわぁぁ、照さんゴメーン!!」バタバタ
俺は朝食のトーストを口に挟んで、急いで玄関を飛び出した。
このままじゃ、おしおきコークスクリューをくらっちまう!!
照「あっ、京ちゃんおはよう!」
京太郎「へっ、はんへへるはんは?(なんで照さんが?」
照「ふふん。私だって、もう三年生なんだよ?」ドヤッ
自慢げに胸を張る照さん。張るおもちが少ないのは悲しいが・・・ちょっと可愛い。
京太郎「とは言っても、高校二年まで中学生に起こしてもらってたくせに」パンヲツカミ
照「もー! からかうんじゃなーい!!」プンプン
こんな子供みたいな人だけど、全国チャンプだったりする。
麻雀をしている時は格好いいのに、普段の姿はどうしてこうなんだろう?
京太郎「ほら、早く行かないとまた菫さんに怒られますって!」
照「うぬぬ、またそうやってガミガミお化けのことばっかり・・・」
菫「誰がガミガミお化けだって?」ピクピク
京太郎「あっ、菫さん!」ジャーンジャーン
いつからそこに居たのか、照さんの後ろに般若の姿が見える。
照さん・・・南無。
照「京ちゃん、私に無理やり酷いこと言わせて・・・ほら、謝りなさい」
京太郎「って! なんで俺に擦り付けるんだよ!?」
照「一緒に謝ってくれてもいいじゃん!!」
ギャースギャース
菫「はぁ、やれやれ。すまないな、京太郎君。君にはいつも迷惑をかけて」
京太郎「いえ、そんなこと。それよりも、俺の方こそいつもすいません」
菫「なに、気にすることはない。私が好きでやってることだ」ウッドローウ
そう言って菫さんが差し出したのは弁当箱。
照さんの面倒見てるお礼にって、菫さんがお弁当を作ってくれているんだ。
照「むむむっ・・・」ジーッ
京太郎「いやぁ、すいません。だけど、今日は入学式だけだからお弁当はいらないんじゃ?」
菫「何を言っているんだ。今日は我が麻雀部の見学に来るのだろう?」
京太郎「え? まさか午後までかかるんですかぁ!?」
照「当然でしょ? 私達は全国優勝しか視野にいれてないんだから」
菫「うむ。照の言うとおりだ。だが、ウチの学校は女子の麻雀部は強いが、男子は弱い」
それは仕方ないことだ。男子部ができたのはつい去年で、部員も揃っていない。
菫「だから、期待の新人である君を私達が鍛えるんだ」
京太郎「そ、そんな!! 俺なんて、いつも飛ばされないようにするので精一杯で!」
菫「私と照相手に飛ばされないことがどれだけ凄いのか、分かっていないのか?」ハァ
京太郎「???」
菫「とにかく!!今日から君は私達が鍛えるんだ!!」クワッ
照「手取り足取り・・・ね? うふふ」
京太郎「お、お手柔らかにお願いします・・・」
こうして、俺の高校生活は始まる。
麻雀と、胸に秘めた微かな恋心。それは、俺をどのように導いてくれるのだろう?
京太郎「よーし、頑張るぞ!!」
【長野県 某所】
???「京ちゃん・・・寂しいよ・・・苦しいよ・・・会いたいよ」ガリガリ
???「あ、あっはははははあアハハハッ!!!!」
~龍門渕ルートの咲と照~
照「咲・・・久しぶりね」
咲「お、お姉ちゃん・・・」
薄暗い、全国大会会場の裏。
そこで二人は運命の再会を果たしていた・・・
照「団体戦、ダメだったんだ。残念だったね」
咲「うん、頑張ったんだけど・・・天江さん達、強くて・・・」
照「だけど、個人戦ではこうやって勝ち進んできたじゃないか」
龍門渕に京ちゃんを取られて、団体戦も負けて。
そして、京ちゃんの心さえも・・・
咲「個人戦まで負けちゃったら・・・惨めでしょ?」
照「咲・・・」ギュッ
咲「おねえ・・・ちゃん?」
照「もういい。私だって同じ気持ちなんだ・・・私だって・・・」
咲「お姉ちゃん・・・うっ、うぇぇ・・・うわぁぁん」ワーン
照「グスッ、うわぁぁぁあん!!」ビエーン
二人は泣いた。周囲のことも気にかけず、ただひたすらに泣いた。
その時の様子を全国大会会場、清掃員氏(48)はこう語る。
清掃員「いやぁ、びっくりしましたよ。可愛い女の子が二人、抱き合って泣いてるんですから?」
清掃員「え? 話しかけなかったのかって? そんなことできませんよ!」
清掃員「だって、彼女達は泣き止んだ後に・・・不気味な笑い声を上げ始めたんです」
照「・・・ところで咲。一つ聞きたいんだけどさ・・・」
咲「ぐすっ、な、何?」エグッエグッ
照「京ちゃんと一緒に歩いていた、あのイケメン執事は誰?」
咲「っ!?」ビクッ
咲は慌てて自分の姉の瞳を見た。
それは、何かを期待するような・・・それでいて、情欲の篭った瞳。
咲は全てを理解した。姉も・・・自分と同じだったのだ。
照「なぁ、咲・・・教えてくれ・・・」
咲「きゅ、きゅるふふふ!! お目が高い、お目が高いよ!お姉ちゃん!!」
照「も、勿体ぶるんじゃない!! 早く教えてくれ!!」ハァハァ
そう、この二人は同じ悩みを抱えていたのだ。
咲「それはハギヨシさんって言って、京ちゃんの執事の師匠なんだよ!!」バンッ
照「ぶほぉっ!? マジ、マジマジマジなのぉぉぉぉ!?!?!」ハナジブー
自分の愛した人を、801の眼で見てしまうという悩みを。
その、罪悪感を抱えて・・・いたのに。
咲「しかもしかも!!同じ部屋で寝泊りしてるんだよ!!」
照「おっほぉぉぉ!! 師弟相部屋きたぁぁあああああ!!」
咲「私が思うにね、あの二人はもうキスは済ませてると思うの!!」
照「いいや、青いな咲! もう貫通は済ませてるに違いない!!」
ワイワイ! ガヤガヤ!!
これが、失恋をしてしまった女たちの末路である。
京太郎「おーい、咲。どこにいるんだ?」
ハギヨシ「おかしいですね。確かにこの辺りに向かわれた筈ですが」
京太郎「すいません、ハギヨシさん。手伝わせてしまって」
ハギヨシ「いいのですよ、京太郎君。私達の仲ではありませんか」
京太郎「ハギヨシさん・・・」
ハギヨシ「京太郎君・・・」
チュッ
咲・照「んんんんっなぁぁぁぁぁううううっ!!」ハナジドパッ ※上の数行は妄想です
こうして、二人の少女の恋は・・・禍々しいものへと変わって行くのだった。
To Be Continued・・・
【長野 須賀家】
京太郎「ふわぁ・・・」
昨日は一日で色んなことがあった。麻雀部への入部、照さんとの再会。
あれが夢であってくれたらと、願わずにはいられない自分がいる。
京太郎「でも、そんなわけにはいかないよな」
胸のペンダントは消えない。約束はなくならない。
逃げていても、何も始まらないから。
京太郎「照さん。俺、必ず会いに行きます」ギュッ
咲「京ちゃーん!! 早く起きてよー!」
京太郎「おう! 今行くぜ!」
さぁ、今日も一日頑張らないとな!
咲「おはよう、京ちゃん!」ニパー
京太郎「おっす、今日もいい天気だな!」
【清澄高校前】
咲「昨日ね、面白い本を見つけたんだ~」ニコニコ
京太郎「へぇ、今度俺にも貸してくれよ」
咲「え~? 京ちゃんってばすぐに汚しちゃうからなぁ」ポテチトカー
京太郎「いやぁ、本を読んでると小腹が空くんだよ」ポテチウマー
咲「ぜぇーったいに貸さないもんね!」ベー
京太郎「へっ、みみっちぃ奴だぜ!」
咲「ふ~んだ!」
俺の隣に、咲がいる。
ちょっと前までは、その隣にまた一人・・・
京太郎「咲、あのな・・・」タチドマリ
咲「京ちゃん?」
ちゃんと言わないといけない・・・照さんのこと。
咲に、隠し事はしたくないから。
京太郎「昨日、実は・・・」
咲「・・・」
健夜「こ、ここで合ってるのかな?」キョロキョロ
【例図】
すこやん<キョロキョロ
咲 ↑ ↓ 京太郎<キノウ、ジツハ・・・
すこやん<ドコダロー
京太郎「俺、帰り道に・・・」プルプル
【例図】ループ
健夜「ま、間違ってないよね? う~、でもでも・・・」キョロキョロ
京太郎「だぁぁぁぁ!!! なんなんだよぉぉ!?」
健夜「ひゃうっ!?」ビクッ
健夜「な、何なの君? いきなり大きな声出さないでよ」
京太郎「アンタが邪魔したんじゃねぇか!!」ウガー
咲「だ、ダメだよ京ちゃん!!」
京太郎「せっかく、せっかく勇気を出したのに・・・」エグッエグッ
健夜「うぅっ、なんだかよく分からないけど・・・ごめんね」ウルウル
京太郎「うっ! な、泣くことないじゃないですか!」グスグス
健夜「な、泣いてなんかいないもん! 泣いてないもーん!」ビエーン
京太郎「泣かないでくださいよぉ、う、うぇーん」ワーン
京太郎・健夜「ウワァァァァン!!」ナミダドバー
咲「・・・何これ?」キョトーン
京太郎「ふぅ、スッキリしました」サッパリ
健夜「涙脆くなったなぁ・・・私」シミジミ
咲「周囲の目が凄く恥ずかしかったんだけど・・・」カオマッカ
京太郎「ところで、こんなところに何の用すか?」
さっきはテンパっていたから分からなかったけど、
この人どう見ても部外者だよな?
健夜「あ、うん。ちょっと、人に呼ばれていてね・・・」
京太郎「そうだったんですか。それじゃあ、俺たちはここで」
これ以上関わっていたら、流石に遅刻しちまう。
咲「ほら~京ちゃん。早く行こうよ!」
京太郎「おう、今行く!」タッタッタ
健夜「あっ、ちょっと待ってよ!」
健夜「あーあ、行っちゃった」
はぁ。2Xにもなって、あんなに大泣きしちゃうなんて。
だ、大丈夫。私はまだ若い、若いんだ・・・うん。
健夜「それにしても、どこにいるんだろうなぁ・・・」
健夜「須賀、京太郎君」
【清澄高校 一年教室】
京太郎「さて、授業開始か」カバンゴソゴソ
京太郎「今日の体育はなんだっけ?」
京太郎「ドッジボールは得意だぜ!!」
モブA「須賀ー!あぶねーぞ!」ヒュッ
京太郎「うげっ!!」ボッコーン
モブB「もいっちょー!!」ブンッ
京太郎「ギアスッ!!」ドゴッ
戸愚呂「やるねぇ・・・」グググ
京太郎「ウラメシッ!!」バキッ
咲「京ちゃあああああん!!」
京太郎「へへっ、この程度・・・痛くも痒くもねぇ・・・ぜ」バタッ
【放課後 麻雀部室】
京太郎「いてて・・・アイツ等調子に乗りやがって」ホッペヒリヒリ
咲「京ちゃんがいつまでも内野にいるからでしょー?」
京太郎「お前、さっきの見ておきながら本気で言ってるのか?」ジトー
咲「ほらほら、早く部室に行こうよ!」トテトテ
京太郎「はぐらかしやがって。そんなこと・・・」ドンッ
???「あっ・・・」
京太郎「あ、すいません」ペコッ
【京太郎とぶつかる少し前】
モモ「ふっふっふ。やって来たっすよ清澄高校」
私の名前は東横桃子。どこにでもいる普通の美少女っす!
なぜ、鶴賀学園の生徒である私がこの清澄にいるのか・・・
モモ「それには、海底よりふかーい理由があるっす・・・」
【鶴賀学園 昼休み】
モモ「清澄・・・?」
ゆみ「そうだ。清澄高校を知っているか?」
モモ「そりゃあ、名前と場所くらいは知ってるっすよ」モグモグ
受験の時、受けようか候補に考えたこともある高校だ。
ま、やめたお陰で先輩に会えたんすけどね!!
ゆみ「その清澄高校なんだが、妙な動きがあってな」
智美「ワハハ、妙な動きってなんだ?」ワハー
ゆみ「小鍛冶プロを知っているだろう?」
智美「そりゃあ知ってるけど、質問を質問で返すなよー」ワハハ
モモ「麻雀部の無い清澄と、小鍛冶プロに何の関係があるんすか?」
【時間を遡ること少し前】
モモ「ふっふっふ。やって来たっすよ清澄高校」
私の名前は東横桃子。どこにでもいる普通の美少女っす!
なぜ、鶴賀学園の生徒である私がこの清澄にいるのか・・・
モモ「それには、海底よりふかーい理由があるっす・・・」
【数年前 長野の公園】
モブA「追いかけっこしよーぜー!」
モブB「かくれんぼだろー!!」
ワイワイ キャッキャッ
モモ「・・・」キーコキーコ
当時の私は自分の影の薄さを理解できず、一人で遊んでいることが多かったっす。
モモ「うぅっ・・・寂しいっすよぉ」キーコキーコ
かくれんぼをすれば、夜が明けて。
追いかけっこでは誰からも追いかけてもらえない。
友達なんて、どこにもいなかったっす・・・
???「おーい、そこのおまえー!」
モモ「うぇっ」ビクッ
???「一人でブランコしてんじゃねーよー」
モモ「あ、あぅ・・・」ワタフタ
それはとても変な子で、小学生くらいのくせに頭が金髪。
今思えば、どう見ても不良さんだったっす。
???「よっと。ブランコは座って乗ってもつまんねーだろー?」キコキコ
隣のブランコに飛び乗ったその子は。ニコニコと楽しそうに笑っていた。
???「お前、すごいおモチしてるよなー!しょーらいゆーぼーだぜー」スマイル
モモ「おモチ?ゆーぼー?」キョトン
???「うへへ、咲とはくらべられねぇサイズだぜぇ・・・」ククク
モモ「よくわかんない・・・でも、ありがとうっす」ニコッ
???「え? 何が?」
モモ「こんなふうに、誰かに話しかけてもらえたのは初めてっすから・・」エヘヘ
???「へーんなの。それくらいで喜ぶなんて、お前変わってるなー!」クチョウモナー
モモ「そ、そうっすか・・・//」カァッ
???「んじゃ、いくらでも話してやるよ」ニカッ
モモ「えっ?」
???「その代わり、ブランコに立って乗ろうぜ!!きっとおもしれーから」ゲスガオー
モモ「う、うん!」ノリノリ
モモ「うわぁ、楽しいっすー!」プルンプルン
???「グヘヘ、それはよかったなー!」ニヤニヤ
それからどれくらいの間だっただろうか。
その子と遊んだひと時は、とても楽しかったっす。
???「それじゃあ、今度はシーソーで・・・」グヘヘ
咲「京ちゃーん!!どこなのー?」ビエーン
照「京ちゃーん!!どこー!?」ワーン
???「チッ、もうここまで嗅ぎつけやがったかー」バッ
男の子はブランコから飛び降りると、声のした方へと走っていく。
どうやら、知り合いの子達が来たみたいっす。
???「それじゃあ、また会おうぜ! いいおモチをありがとな!!」ニカッ
モモ「ま、待つっす! 名前は・・・!!」ダッ
京太郎「京太郎!! 須賀京太郎だー!」タタタッ
過ぎ去っていく後姿を眺めながら、私はその名前を胸にしかと刻んだっす。
モモ「須賀・・・京太郎っすね・・・」キュン
【そして、現在】
モモ「それからというもの、私は須賀京太郎を見守って来たっす」シミジミ
【須賀家 お風呂】
京太郎「なんか視線を感じるなー」シャカシャカ
モモ「これは、彼の身の安全を守る為っす!」ジーッ
【須賀家 寝室】
京太郎「Zzzzz・・・」グースピー
モモ「お休みなさいっす・・・」ニコォ
【中学時代 通学路】
咲「おはよう、京ちゃん」
京太郎「よーっす、咲ー」
モモ「・・・」ギリギリ
【中学時代 学校】
京太郎「あれ、教科書忘れちまった」
モモ「ここにあるっすよ」サッ
京太郎「おー、すまねーな」ウケトリ
咲「え? 京ちゃん、その教科書はどこから?」パチクリ
京太郎「ん? あれ? そういやどうしてだ?」ウーム
【現在 清澄高校 麻雀部室前】
モモ「私は須賀京太郎の為にこのステルス能力を磨いてきたっす!」フフン
そうして、時間の許す限りは彼の生活を見守ってきたのに・・・
モモ「あー、もう! なんで別の高校に進学しちゃうっすかねー!」
清澄に進学する予定だったのに、うぅ、お母さんのバカ・・・
高校で感動的に再会するシナリオが狂ってしまったっす。
モモ「とにかく須賀京太郎の様子を探って、シナリオを練り直すっす!」メラメラ
確か清澄の麻雀部に入ったとか、昨日呟いていたっす。
それなら、まずは潜入あるのみ!
京太郎「はぐらかしやがって。そんなこと・・・」ドンッ
モモ「あっ・・・」
京太郎「あ、すいません」ペコッ
モモ「げぇっ!? まずいっす!!」スゥー
【気配遮断】発動
京太郎「あ、あれ?今確かにここに・・・」パチクリ
咲「どうかしたの京ちゃん?」
京太郎「いや、今誰かとぶつかったと思ったんだけど・・・」キョロキョロ
モモ「(危なかったっす・・・)」ホッ
咲「・・・(あの人、いつも京ちゃんの後を尾けてる人だ・・・)」カンパ←魔力A
京太郎「怖いなぁ・・・」ガクブル
モモ「(宮永咲、なんかコイツには見られてる気がするんすよね・・・)」ジーッ
京太郎「んー、なんかこの辺に俺のパトスを感じるんだが・・・」テヲノバース
ムニュン
モモ「(はうわぁ!)」モニュモニュ
咲「!?」
京太郎「うーん、何も無いよなー?」モニュモニュ
モモ「んぅっ・・・はぁっ・・・///」カオマッカ
咲「きょ、京ちゃん・・・」プルプル
京太郎「お、どうしたんだ?」ニッコリ
咲「その手を早く下ろさないと・・・ね?」ゴゴゴゴゴ
京太郎「おう。なんか、変な感じなんだよな・・・」
咲「(もしかして、見えてないのかな?だとしたら、この人・・・幽霊?)」ブルブル
モモ「(す、すごいテクニックっす・・・)」トローン
咲「は、早く部室に行こうよ京ちゃん!!」ガクガク
京太郎「あ、ああ・・・」
モモ「(このまま様子を見るっす・・)」
【清澄高校 麻雀部室】
京太郎「お疲れ様でーす」ガチャリ
久「あら、須賀君。待ってたわよ」オツカレー
咲「お疲れ様です」ペコ
まこ「咲もよう来てくれたのぅ」
部室に入ると、部長達が出迎えてくれた。
さっきまで卓を囲んでいたらしく、少し疲れている様子だ。
京太郎「あれ、俺たちの他にも人がいるんですね」アノヒトハ?
久「ええ、紹介するわね・・」
久「紹介するわね、この子達は・・・」
優希「片岡優希ちゃんだじぇー!!」バッ
京太郎「なんだぁ?」
優希「ふふん。今日から私がお前の飼い主だじぇ!」フフン
京太郎「はぁっ!? 何言ってんだコイツ!?」
和「こら、優希! 失礼なこと言わないの!」
京太郎「お、おぉおぉぉ!?」ピキーン!
和「な、なんでしょうか!?」ビクッ
これは、なんて・・・なんてすばらなおモチなんだ!?
制服に包まれつつも、自己主張をやめないボンバーおモチ!!
こんな・・・こんな・・・おモチがあるなんて・・・
京太郎「生きていて・・・よかった・・・」ツー
和「な、なんで泣いてるんですか!?」キョウガク
久「あはははっ、相変わらずね」
まこ「こら、ええ加減自己紹介を始めんかい」ヤレヤレ
久「そうね。まずは宮永さんから」
咲「宮永咲です。よろしくお願いします」ペコリ
和「原村和です。こちらこそよろしく」ペコッ
優希「私は片岡優希だじぇ。こっちもよろしくだじぇ!」ピョンピョン
京太郎「(最後は俺か。ここは、ビシッと決めるか!)」キリッ
京太郎「俺は須賀京太郎、これからよろしくな」アタマナデナデ
優希「な、何するんだじぇ・・・///」
京太郎「俺の飼い主様なんだろ? ならいいじゃねぇか」ワハハ
優希「うーっ、お前なんかムカツクじぇ!!」カオマッカ
和「ふふっ、須賀君って面白い人ですね」クスクス
モモ「・・・」ギリギリ
和「(この人はなんなんだろう?)」キョトン
久「はいはい! それじゃあ自己紹介も終わったし、練習を始めましょう」パンパン
まこ「そうじゃな。これで女子は団体戦の人数も足りるし、練習もしっかりせんとのう」
咲「団体戦かぁ・・・」
久「ふふっ、これから忙しくなるわね!」ワクワク
優希「このぉ、待つんだじぇ~!!」ドタバタ
京太郎「うわぁぁ、落ち着けっての!!」バタバタ
久「もう、昔に比べて騒がしくなっちゃって・・・」
ワワッキョウチャーン ダ、ダイジョウブデスカ ヤレヤレジャノウ
フコウダー! ッェーイ! ギャース!
久「本当に・・・嬉しいわ」グスッ
京太郎「さて、今日の部活はどうしようかな?」
久「それじゃあ、今日は新部員同士で打ってもらおうかしら」
まこ「そうじゃな。わしと久は色々とやらねばならん雑務もあるしのう」
俺と咲達で打ち合うのか・・・でも、本当にそれでいいのか?
久「・・・・・・」ションボリ
いや、それじゃダメだ!
京太郎「部長、俺に雑用をやらせてください!」
久「え? 須賀君は打たないの?」キョトン
京太郎「本当は部長、みんなと打ちたいんでしょう?」ボソッ
久「な、なんでそうなるのよ!?」アタフタ
京太郎「コレが買い物のリストですね」スッ
まこ「京太郎、おぬし・・・」フフ
京太郎「んじゃ、みんな頑張ってくれー!」トタタタ モモ「・・・」トタタタ
ポツーン・・・
咲「ふふ、京ちゃんらしいなぁ」
優希「ふん。これくらい当然だじぇ」プイッ
和「こら、優希!」ポカッ
久「須賀君・・・ありがとうね」ニコッ
京太郎「ふぅ、こんなもんかな。残りの買うものはっと」
あれから結構な量の買い出しをこなしたけど・・・
京太郎「これだけの量を部長達だけで買えたとは思わないんよなぁ」ズーン
モモ「んしょ、んしょ・・・」トテトテ
京太郎「あれ?意外と軽いかも・・・?」
モモ「うふふっすよ」ニヤリ
京太郎「さて、一旦部室に戻るかな」
京太郎「さて、さっさと帰るか」テクテク
???「池田ァ!!こんなところでサボってやがったのかァ!?」ガシッ
??「ひぃっ、華菜ちゃんは悪くないし!!」ヒィィ
???「部室に戻ったら、千本ノックだァ!!池田ァ!!」ズルズル
京太郎「今日も平和だなぁ・・・」ポケー
モモ「二人で買い物って・・・デートみたいっすね」ニャマリ
【清澄高校 麻雀部室】
京太郎「只今戻りましたー」ガチャリ
久「あら、おかえりなさい」
リンシャンカイホウ! プラマイゼロダネ!
アー、ゼンゼンカテナインダジェ ソンナオカルトアリエマセン!
京太郎「はい、これリストの分の明細です」スッ
まこ「すまんのう。やっぱり男手があるとええもんじゃ」
咲「あれ、京ちゃん?その袋は何?」
京太郎「いやぁ、つい買っちまったんだよ」ガサガサ
【清澄高校 麻雀部部室】
京太郎「へっへーん!どうだこれ、格好いいだろ!?」ゼロカメーン
咲「・・・なにこれ?」キョトン
和「あ、あれは!?」ビクッ
久「何、その衣装みたいなの?」マジマジ
京太郎「コレって、俺の好きなアニメに出てるキャラの衣装なんですよ!」キラキラ モモ「夜更かしはだめっすよー」
咲「あー、あの夜中にやってるアニメだよね!」
まこ「ほう、どうじゃ京太郎。着てみてくれんか?」キョウミシンシン
京太郎「おっ、いいっすね!! んじゃちょっくら・・・」ガサゴソ
和「す、すっすすすす須賀君!!!」ガタガタ
京太郎「ん? どうしたんだ和?」
着替えようとした矢先、妙な挙動の和が話しかけてきた。
なんだかめちゃくちゃ興奮しているようだけど・・・
和「そ、そそそその衣装は、ど、どどどどこで?」ブルブル
京太郎「知り合いの服屋さんに作ってくれって頼んでたんだよ。んで、さっき受け取ってきたんだ」オタクナカマー
和「・・・・・・」ゴクリ
京太郎「ん? それがどうかしたのか?」
和「いえ、なんでもないです・・・」
和「(須賀君もコードギアスが好きだったなんて・・・SOA)」ゼロスキー
咲「なんだか結構しっかりしてるねー」フムフム
久「この仮面なんて、本物みたーい」キャッキャッ
和「(何にしても、須賀君如きがゼロのコスプレなんて・・・絶対に許さない・・・)」ゴゴゴゴ
優希「な、なんか和ちゃんが怖いじぇ・・・」ビクビク
京太郎「・・・じゃーん! どうだ?」ゼローン
咲・まこ・久・優希「おおおおお!!」スゲェー
和「・・・はぅっ」キュン
優希「きゅん?」アレ?
和「はっ!?(・・・まぁ、身長があるから、仮面を被ればそれらしく見えますよね)」ギロッ
京太郎「和?」パチクリ
なんだかさっきから和が凄い顔でこっちを見ている。
もしかして、こういうノリは苦手なのかもしれないな・・・。
京太郎「(ここは一つ、緊張をほぐしてやるか)」ウンウン
ゼロ(京太郎)「和・・・」キリッ
和「な、なんですか須賀君?」ドキドキ
ゼロ「違う、間違っている・・・間違っているぞ!!」バッ
和「こ、この声!?」ピーン
ゼロ「我が名は・・・ゼロ!! 力ある者に対する反逆者である!」バァーン モモ「」キュン
和「」ジュワァ
静まり返る部室内。
五人の美少女達のなかで、妙なポーズを決める仮面マントの男。
ゼロ「(あれ、これって結構変な状況なんじゃ・・・)」
咲「す、すごーい京ちゃん!! まるで本物みたいだったよ!!」オドロキ
久「そうね。須賀君って、声優の才能あるんじゃないかしら」ドキドキ
まこ「アニメを見たことないわしですら、本物かと思うたわ」カンシーン
優希「す、凄いじぇ・・・」ゴクリ
ゼロ「ほ、本当か? ではなくて・・・、当然だ!」
和「ぜ、ゼロ・・・!!」ポワー
優希「の、和ちゃんが風邪引いたみたいになってるじぇ!?」ナニコレ!
和「あば、あばばばばばナージャです! いや、わっちは賢狼ホロじゃ!!」ボンッ
京太郎「の、和!?」ドンビキ
和「関係ねえよ!! カァンケイねェェんだよォォォ!!」ウォォ
京太郎「うわぁ・・・」ドユコト?
優希「こらー、お前が何かしたのか!?」バシッ
京太郎「んなわけねーだろ!?」ビシッ
久「と、とりあえず氷を持ってきてあげようかしら」ドウナッテンノ?
まこ「何か、本人にしか分からないことがあったんじゃろうて」ワスレテアゲルンジャ
咲「原村さんって面白い人だなぁ」ニコニコ
【十数分後】
和「お、お見苦しいところを見せました」カオマッカ
京太郎「いや、こっちこそなんかごめんな」ヒラアヤマリ
優希「そうだじょ、お前がぜぇーんぶ悪いんだじぇ!!」ゲシッ
咲「ま、まぁまぁ。面白かったからいいんじゃないかな?」ニコッ
和「ううぅ、恥ずかしいです」ウツムキ
久「さて、もう六時過ぎね。一応、部活はもうお開きなんだけど・・・」
まこ「せっかくなんだから四人で打ってみたらどうじゃ?」テイアーン
京太郎「俺は構いませんけど、咲達は大丈夫なのか?」 モモ「私はもう門限っす。名残惜しいけど帰るっす」トテトテ
咲「私は大丈夫だよ!」アノヒトキエタ?
優希「私もおっけーだじぇ!」
和「わ、私も大丈夫です・・・//」
京太郎「それじゃあ、早速始めようぜ!」ニカッ
優希「まずは親決めだじぇー!!」サイコロフル
京太郎「さて、どうなるかな・・・」
和「須賀君・・・期待しています」チラッ
咲「よーし、頑張ろう!!」
和「私の親ですね」
優希「よーし、頑張るじぇー!!」
京太郎「さて、配牌はどうかな?」
和「私の親ですね」
優希「よーし、頑張るじぇー!!」
京太郎「さて、配牌はどうかな?」
和「(親なのに聴牌できない。ここは降りますか・・・)」
京太郎「(おっ、すげぇいい感じだ!)」
優希「(これはいけるじぇ!)」
咲「(あまりいい手じゃないけど、和了れるといいな)」
京太郎「これかな・・・」スッ
優希「ロンだじぇ!!」バン
京太郎「ぐおっ、まじかよ!?」
咲「優希ちゃん、東場は強いもんね!」
和「SOA」
優希「お前なんか、タコスを食うまでも無かったじぇ!!」
京太郎「ちっくしょー!! それで、何点なんだ?」
優希「96000点だじょ」
京太郎「」
咲「へー、凄いね」パチパチ
和「SOA」
久「まぁ、仕方ないわよ、須賀君。・・・須賀君?」
京太郎「・・・」
まこ「し、死んでおる!!」
咲・和・優希「」
【すこやん道場 一週目】
京太郎「うっ・・・クォクォア?」
すこやん「こらー!! やっと目覚めたか!」
京太郎「え?え? どこですかここ!?」
うたちゃん「いや、ゲームオーバーの救済じゃね? 知らんけど」
すこやん「君はなんて情けないの? 東一局で飛ばされるなんて!!」プンプン
京太郎「いや、なんか・・・すいません」ペコ
すこやん「コンマだから多少は仕方ないけど、なんで自分が飛ばされたか分かる?」
京太郎「いえ、皆目見当がつきません」
うたちゃん「耐久力の無さと、宝具の有無じゃね? 知らんけど」フリフリ
京太郎「そ、そうだったのか!?」ガビーン
すこやん「今回の対局で強い宝具を手にすること!!それが勝利の鍵だからね!!」
京太郎「分かりましたアラサー!! 俺、頑張ります!!」
すこやん「アラフォーだよ!!!」
うたちゃん「・・・・」ヤレヤレ
すこやん「・・・アレ!?」
京太郎「よーし、頑張るぞ!!」
和「私の親ですね」
優希「よーし、頑張るじぇー!!」
京太郎「さて、配牌はどうかな?」
和「(親なのに聴牌できない。ここはおりですね)」
咲「(いい感じかも!)」
優希「(まずまずだじぇ!)」
京太郎「(うーむ、悪くはないんだが)」
咲「(そろそろ和了かな・・・)」
優希「(なかなか待ちが来ないんだじぇ・・・)」
京太郎「あっ、ツモ」タン
和「いくらですか?」
京太郎「えーっと、役無しだから・・・ツモのみで300・500かな・・・」
和・咲・優希「・・・・」チャラッ
京太郎「ご、ごめんなさい」ビクビク
和 25000→24500
咲 25000→24700
京太郎 25000→26100
優希 25000→24700
咲「今度は私が親だね」ニッコリ
京太郎「お、お手柔らかに頼むぜ」ガクガク
咲「(格好つけたのに聴牌できないよぉ・・・)」シクシク
和「(なぜでしょう?二局目なのに聴牌できて嬉しい・・)」
京太郎「(なんだか調子がいいぞ!!」
優希「(タコス力が足りないじぇ・・・)」ガクッ
久「(須賀君の聴牌はいい感じだけど・・・)」チラッ
和「(・・・)」スッ
まこ「(和の方が咲に和了そうじゃのう)」
和「(須賀君が聴牌なのは分かります。ですが、先に和了るのは私です)」リーチ!
優希「ぎゃー、降りるしかないじぇー!」
和がリーチしたか。それじゃあ、俺も降りようかな・・・
だけど、本当にそれでいいのか?
京太郎「・・・なんだろう?この感じ・・・」ポワー
牌を見ていると、不思議と心が熱くなってくる。
それで、牌の並びがまるで人のように思えてきて・・・
京太郎「俺は、牌を動かしているんじゃない・・・」
そうだ。全ての牌の一つ一つが生きている。
それぞれの役目があって、俺は・・・それを活かす指揮官なんだ。
オレは・・・
京太郎「ゼロだ・・・!!」
咲「どうしたの?京ちゃ・・・」
咲・和・優希・久・まこ「!!」ゾクッ
京太郎「俺の、番だな・・・!!」
京太郎「俺の、番だな・・・!!」ツモル
五六 ③③③ ⑤⑤ ⅢⅢⅢ ⅧⅧⅧ つ三
京太郎「・・・」ロクマンギリ
久「(は?)」
優希「・・・」サンソウヲキル
京太郎「・・・ポン!」サンソウヲステル
久「なっ!?」
まこ「(こやつ、三暗刻を切って、なぜ鳴いたんじゃ・・・?)」
優希「(なんか空気が重いじぇ・・・)」スッ
和「(須賀君の雰囲気が変わった?)」ツモギリ
京太郎「・・・ポン」サンピンヲポン サンピンヲステル
久・まこ「・・・・!?」ビクッ
優希「・・・?」スッ
和「・・・」スッ
咲「(京ちゃん・・・)」スッ
京太郎「・・・」サンマンヲツモル ウーマンヲステル
優希「むぅ・・・」スッ
和「(おかしい、私の待ちならそろそろ和了の筈・・・)」スッ
咲「・・・」スッ
京太郎「・・・」ハイヲツモル
京太郎「ははっ・・・やれる・・・やれるじゃないか」つサンマン
久・まこ「!?」ドキッ
優希「何笑ってるんだじぇ?」スッ
和「対局中に私語はよくないですよ・・・」ツモロウトテヲノバス
京太郎「なぁ、和。麻雀の弱い人間が、強い人間に勝つにはどうすればいい?」ニヤリ
和「!?」ビクッ
咲「京ちゃん?何言ってるの?」
和「さぁ。麻雀は運の要素が大きいですから、状況によるのではないでしょうか?」
京太郎「そうか、そう思うならその山から積もればいいさ」
和「・・・」テヲトメル
京太郎「どうした? 打たないのか?」
和「あ、あぁ・・・」ガクガク
京太郎「それとも気づいたか・・・?」
京太郎「打っていいのは、打たれる覚悟のある奴だけだと!!」キュピーン
優希「な、なんか体が寒く・・・」ゾクゾク
京太郎「須賀京太郎が命じる・・・」
京太郎「さぁ、自らの運命を受け入れろ!!」シュイーン!!
和「!!」
和「ええ、分かりました」ツモギリ
つサンマン
京太郎「ロン」ゴッ
久「す、凄い・・・」ブルブル
京太郎「タンヤオトイトイ・三色同刻・ドラ3・・・倍満だな」バーン (ドラはサンマンです)
咲「京ちゃん・・・すごい!!」
京太郎「・・・あれ? 俺・・・今どうやって和了ったんだ?」ポカーン
まこ「覚えておらんのか?」ガクゼン
京太郎一位 デデーン!
優希「だぁ~!! こんなのに負けるなんて悔しいじぇ~!!」
京太郎「ぜ、前半に倍満を上がってなければ危なかった」アセアセ
咲「京ちゃん、強くなったね・・」ウルウル
和「す、須賀君・・・///」キュンキュン
京太郎「お、どうした和?」
和「あの、その・・・」モジモジ
京太郎「って、うわぁぁ!もうこんな時間かよ!!」シチジーン!
久「あら、すっかり暗くなっちゃったわね」
まこ「早く出ないと宿直の先生に怒られるのう」
咲「大変だよ、見たいドラマがあるのにー!!」バタバタ
京太郎「咲、急いで帰るぞ!!」バタバタ
和「も、もしよければ・・・一緒に・・・///」モジモジ
京太郎「それじゃあ、お疲れ様でしたー!!」ビューン
咲「待ってよー!」トテトテ
和「・・・・・・」ポツーン
優希「の、和ちゃん。一緒に帰ろうじぇ?」ビクビク
和「ええ、そうしましょう優希」ニッコリ
優希「(笑顔が怖いじぇ・・・)」ブルブル
久「(須賀君も罪な男ねぇ・・・)」ハァ
まこ「人のこと言えた義理かのぅ?」
京太郎「今の対局で掴んだイメージ!!これからも活かすぞ!!」
咲「京ちゃーん!待ってー!!」テクテク
【東京 某所】
壁一面の京太郎のシャシーン
照「もっと強くなってね京ちゃん・・・うふふ、うふふふふふ・・・」ペロペロ
~ボーナス 和ちゃんの憂鬱~
【長野 和の寝室】
和「・・・麻雀部ですか」ボフッ
私は自分の実力に自信を持っていた。
全中で一位になって、ネトマでもほぼ負け知らずで・・・
和「なのに・・・なのに・・・」マクラギュー
~(久「スーアンコウジゴクタンキマチ!!」)~
~(まこ「ボクハネ、エミヤ・・・ッテナニイワスンジャ!」)~
~(咲「カン、カン、モイッコカン!ツモ!マージャンッテオモシロイネ!」アハハ)~
和「あんな、オカルトみたいなこと・・・」ブルッ
だけど、驚く反面嬉しかった。
宮永さん達となら、上り詰めていける気がしたから。
全国だって、夢なんかじゃないと。
和「でも、でも一番不思議なのは・・・」
須賀君。どう見ても打ち筋は素人で、初心者。
東一局は無様な和了をみせていたのに・・・
~~京太郎「須賀京太郎が命じる・・・」
京太郎「さぁ、自らの運命を受け入れろ!!」シュイーン!!~~~
和「須賀君・・・んぅっ、すがっ、くぅ・・・・ん・・・」ジュンジュワー
声も、雰囲気も・・・ぶっちゃけ顔までも一瞬あの人に見えた。
あの愛しい、ゼロに・・・・
和「あっ、ダメ・・・須賀君・・・すがくぅ・・・んんん!!」クチュクチュ
和「ふぁっ、あっ、あぁっ! あぁ、い、いっちゃい」プシャッ
~~~キングクリムゾン~~~~~
和「ふぅっ、明日からも頑張りましょう」フキフキ
須賀君、このままだと私、私・・・・
・・・この運命、受け入れちゃうかもしれません・・・ふふ。
京太郎「ふわぁ・・・今日もいい天気だなぁ」ネムネム
須賀母「こら、早く仕度しなさーい!!」
京太郎「へいへい。あ、そういえば昨日・・・」
【先日 部活後】
咲「ねぇ、京ちゃん?」
京太郎「ん? どうした?」
咲「明日からは私、迎えに行かないからね」
京太郎「・・・え?」ガクゼン
咲「ち、違うよ!!別に嫌いになったとか、そういうのじゃないよ」アタフタ
京太郎「ま、別にいいけど。何か理由があるんだろ?」プイッ
咲「うん、だって・・・このまま起こしに行っても、ただの幼馴染みたいだし・・・」ブツブツ
京太郎「別にそんなこと気にする必要ねぇけどなぁ」テクテク
咲「~~~~ッッッッ!!」ボンッ
咲「そこは、聞き流すところでしょ!!」ポカポカ
京太郎「ん? 聞こえてなかったけど、カマかけたんだよ」ニヤ
咲「う、うぅ・・・・///」カオマッカ
【清澄高校 通学路】
京太郎「なーんてことがあったんだよなぁ」
京太郎「しかし、一人で通学ってのは淋しいな」テクテク モモ「私がいるっすよ!!」
京太郎「ま、別にいいか」テクテク モモ「・・・・」ショボン ゆみ「・・・見つけた!!」←魔力B+ かすかに見える
京太郎「それにしても、人いねーなぁ」テクテク モモ「げぇっ!? またアンタっすか!?」 ゆみ「お願いだ!君の力を貸してほしい!!」
京太郎「・・・」ピタッ モモ「ここは退散っす~!!」 ゆみ「待て!逃しはしないぞ!!」
京太郎「あの人、美人だけど残念な人なんだなぁ・・・」ユミシカミエナイ
???「あっ!」
和「あっ! 須賀君!!」ニコッ
京太郎「おっ、和じゃねーか! おはようさん」ニカッ
和「え、えと・・・こんな場所であったのも何かの縁ですし、その・・・」モジモジ
京太郎「何してんだ和、早く行こうぜ?」
和「・・・はい!!」ニヘラ
和「須賀君が昨日コスプレしていたアニメ、そんなに好きなんですか?」スットボケ
京太郎「ああ。なんか主人公に親近感が湧いてさー」テクテク
和「何か、好きなセリフとかあるんですか?あったら、聞いてみたいです」レコーダーカチッ
京太郎「うーん、そうだな・・・」
~~~照「京ちゃ~ん!」ニコニコ~~~
京太郎「(照さん・・・)多分、初恋だった・・・」ツー
和「ファッ!?」カチッ
京太郎「・・・・・」
和「」ジョバジョバ
京太郎「なーんてな、俺みたいなのが言っても似合わないよな」テクテク
和「はっ!? そ、そんなことないですよ・・・///」フキフキ
京太郎「なんか、すっごく足が濡れてるけど・・・水たまりか?」アメフッテタッケ?
和「き、気にしないでください・・・//」ドキドキ
京太郎「ほら、これ使えよ」ハンカチワタース
和「ありがとうございます・・・」ニヤリ
【清澄高校 麻雀部室】
京太郎「和の奴、あれからずっと様子がおかしかったけど・・・」ダイジョウブカナ
咲「おっはよ、京ちゃん!」トテトテ
京太郎「おはよう咲。今日がちょっと寂しかったぜ?」
咲「そ、そう? それなら・・・明日からは一緒に・・・」
京太郎「まぁ、お陰で和と一緒に登校できたんだけどな!」ニヤニヤ
咲「え・・・あ、うん。それはよかった・・・ねぇ!!」ゲシッ
京太郎「いってぇ!!」ズキズキ
咲「ふーんだ」プイッ
部室やない、教室や・・・
【清澄高校 一年教室】
京太郎「さて、授業開始か」カバンゴソゴソ
京太郎「体育? 昨日も体育だったような・・・」ウーン
京太郎「ダンスの時間か。よーし、昔取った杵柄を見せてやるぜ!!」
先生「それでは皆さん、自分なりの感情を表現した踊りを見せてください!」
京太郎「見ておけ、この華麗なるダンスを!!」
咲「京ちゃーん、頑張ってー!」
京太郎「ジョージ先生、協力お願いします!!」ビシッ
ジョージ「よかろう」
生徒たち(ゴクリ・・・)
ジョージ「須賀京太郎。お前には今から、龍門渕に向かってもらう」
京太郎「よろしいので? 龍門渕とは同盟関係では?」スゥ
ジョージ「構わん。このまま龍門渕に潜入し、龍門渕透華を・・・討て」
京太郎「畏まりました。この須賀、京太郎。必ずや龍門渕透華を討って(意味深)みせましょう」
~~~グダるのでキングクリムゾン~~~
純「なぁ、透華ー、変なのが警備に捕まってたぞ?」
京太郎「他愛なし、他愛なし・・・」ボロボロ
透華「オーっほっほっほっほ!!我が龍門渕に侵入するとはいい度胸ですわ!!」ビシッ
一「ていうか、普通に退学レベルじゃないの?」
【清澄高校 麻雀部部室】
京太郎「なんだか最近、ロクな目にあってない気がする」イテテ
咲「大丈夫?」シップハリ
優希「やることがアホすぎだじぇ」ヤレヤレ
京太郎「んだとテメー!」ガタッ
和「すいません、須賀君。許してあげてください」テヲギュッ
京太郎「そ、そうだな。許してやるかな」デレデレ
咲・優希「」イラッ
ガチャリ
久「おっ、みんな揃ってるわねー」ウンウン
京太郎「あれ、まだ間桐先輩・・じゃなくて、染谷先輩が来てませんよ?」
久「まこは今日、実家の手伝いで忙しくてね。今日の部活はこられそうにないの」
京太郎「へー、そうなんすか・・・」
久「そこで、なんだけど!!」バンッ
咲「な、なんですか!?」ビクッ
久「一年女子の三人は、まこの手伝いに行ってくれないかしら」
和「手伝い、ですか?」キョトン
久「アルバイトみたいなものよ。お給料も出るし、どう?」テイアーン
和「私は別に構いませんけど・・・」スガクントハナレバナレ
咲「私も、少しくらいなら」シンパーイ
優希「タコス代を稼ぐじぇーい!」ワイワイ
久「それじゃあ、決定ね」ニコニコ
京太郎「あのー? 俺はどうなるんでしょうか?」オレモイキタイー
久「須賀君は・・・そうね、似合いそうだけど止したほうがいいわ」シャッキンスレイイヨネ
京太郎「そ、そうですか・・・」ビクビク
咲「でも、京ちゃんは何をするんですか?」ボッチカワイソー
久「実は、まこの知り合いにプロの雀士がいるのよ。その人にお願いして・・・」
和「ま、まさか須賀君を?」
久「特訓してもらう約束をしたのよ!!」マジキチスマイル
京太郎「ぷ、プロ雀士ィ!?」ガクガク
咲「うわー、よかったね京ちゃん!」アワレミノメ
優希「う、羨ましいんだじぇ・・・」メヲソラス
京太郎「部長おぉぉ、俺初心者なんすよぉぉ!!」ダキッ
久「し、しがみつかないでよ!」カオマッカ
京太郎「うぅっ、咲ぃ、俺はもうダメかもしれない・・・」
※ この世界でのプロ麻雀士は、現実でいうプロ野球選手やプロボクサーみたいなもんです。
久「まぁ、後少ししたらその人が部室に来てくれるから。ちゃんと教わるのよ?」
京太郎「わ、分かりました」エグッエグッ
咲「部長はどうするんですか?」
久「私は学校の用事。議会長も楽じゃないわー」カタコルー
和「それじゃあ、私達は染谷先輩の家に向かえばいいんですね?」
久「えぇ。この地図の場所へ向かってね」スッ
咲「はーい、それじゃあ京ちゃん。頑張ってね!」トテトテ
和「ちゃんと、強くなってくださいね!」ジュルリ
優希「期待してるんだじぇー!」バタバタ
ガチャン
久「・・・クックック。自分たちがどんな目に遭うかも知らずに・・・」ニヤニヤ
京太郎「何か企んでるんすね、部長」ドンビキ
久「さ、さぁ?なんのことかしら~? それじゃあ私はも行くわね!」バイビ~
ガチャン
京太郎「ど、どうしよう」ポツーン
京太郎「プロ麻雀士か・・・どんな人なんだろう?」
思い浮かぶのは、鼻と顎が尖った男。
それとも、不気味な笑みの人鬼か。
京太郎「ど、どうすればいいんだろう・・」ガタガタ
時計の針の音が、やけにうるさく聞こえてくる。
このまま、このまま七時くらいまで一気に針が進めばいいのに・・・
コンコン
京太郎「ひっ!!」ビクッ
来た。この扉の向こうに・・・プロがいる・・・
ガチャリ ギィーッ
???「こ、ここだよね?」ビクビク
京太郎「・・・・へっ?」
どんな化物が出てくるのかと思ったら、拍子抜けだ。
だって、そこにいたのは・・・
健夜「あ、あの時の!?」
水着と猫耳の似合いそうな、実家暮らしのアラフォーだったからだ。
健夜「アラサーだよ!!」バンッ
京太郎「あ、あの時の人!? プロ麻雀士だったんですか!?」キョウガク
健夜「う、うん。あんまり強くは無いけどね・・・」タハハ
京太郎「確かに、そんなに強そうには見えないです」ウンウン
健夜「あはは・・・言うね?」ギロッ
京太郎「コホン。それで、お名前を聞いてもいいですか?」
健夜「知らないんだ、麻雀部なのに・・・」ジトーッ
京太郎「しょ、しょうがないですよ!俺、麻雀始めたの一昨日からなんですから!!」ワタフタ
健夜「一昨日から? そんな筈は・・・」ジーッ
健夜「(凄い潜在能力。鍛えれば私クラス・・・いや、それ以上に・・・)」ジジーッ
京太郎「あの? そんなに見られると恥ずかしいんですけど・・・///」テレッ
健夜「あぁ、名前だったね! 私は小鍛冶健夜、よろしくね」ギュッ
京太郎「はい、よろしくお願いします!」ニコニコ
健夜「それより、君の名前も教えてほしいな」ニコニコ
京太郎「あ、すいません!俺の名前は・・・」
京太郎「いや、やめておきます」
健夜「えっ? どうして?」パチクリ
京太郎「俺ってばまだまだ弱くて・・・名前を覚えてもらうにはまだ、恥ずかしいです」ウツムキ
健夜「そんなことないと思うけど?」アタフタ
京太郎「だーかーら! 小鍛冶プロに鍛えてもらって!! それで、今よりもっと強くなって・・・」
~(照「じゃあね、京ちゃん。全国大会で、会おうね」)~
京太郎「俺が、全国大会に出れた時。名前を教えるってのはどうでしょうか?」ニカッ
健夜「・・・うふふっ。そういうの、嫌いじゃないよ?」ニコッ
健夜「でも、名前が無いと呼びづらいね・・・」ウーン
京太郎「それもそうですねー」ウーン
健夜「それじゃあ弟子ゼロ号ってことで、ゼっちゃんてのはどうかな?」ウンウン
京太郎「なんで、一号じゃないんすか?」
健夜「(ギアスのゼロに、声が似てるからとは言えない・・・)」カァッ
京太郎「でも、ゼっちゃんか。なんだか、しっくりくるなぁ・・」
健夜「うん、すごーく似合ってると思う!」シミジミ
京太郎「よーし、それじゃあ早速修行するぞ!!修行するぞ!!」グワッ
健夜「やめて、それ以上いけない」ガシッ
京太郎「さて、それでは何をするんですか?」
健夜「うーん、まずは君がどれだけ打てるか見せてもらおうかな」
京太郎「あ、はい。でも、二人しかいませんけど・・・」メンツタリナイ
健夜「それなら、アレで打ってみよっか」
京太郎「パソコンですか?」キョトン
健夜「ネットマージャン。やるのは初めて?」
京太郎「はい。でも、普通の麻雀と同じですよね?」
健夜「うーん、そういうわけでもないけど。まぁ、そうなるかな」オオムネ
京太郎「よっし! それじゃあ師匠に格好いいところを見せるぞ!!」
【とーか】おーっほっほっほ!! よろしくですわ!
【トキ】よろしく頼むでー。
【SSS】お手柔らかに頼む。
【ゼっちゃん】よろしくな。
京太郎「今日の俺は・・・勝ちに行く!!」ゴッ
健夜「!? これは・・・」
~~~キングクリムゾン~~~~
【とーか】 あ、あぅあぅ・・・ 17300
【トキ】 ゼっちゃん、自分もギアス持っとるんか・・・? 23400
【SSS】 ・・・・・・・・名前は覚えた。 11500
【ゼっちゃん】ありがとうございました。 47800
京太郎「あ、アレ? なんだかすごいことになってるぞ?」キョトン
健夜「(ふーん、結構やるね)」カンシン
健夜「おめでとう、須賀君。これなら、プロも目指せるかもよ?」ギュッ
【例図】わかりづらくてすいません。
す
パソ 京こ
机 イスや
京太郎「(おぉおぅ、こ、後頭部に柔らかいおモチがぁぁ!!)」
健夜「でも、まだまだツメが甘いね。スキルをもっと活用しないと・・・」
京太郎「へっ、スキル?」ポカーン
健夜「知らずに使ってたの? スキルってのはね・・・」ウンチク
健夜「とまぁ、こういう感じかな」
京太郎「知らなかった・・・俺に、そんなスキルが!!」ウォォ
健夜「それじゃあ、それらのスキルを有効に使う方法を考えようか?」
京太郎「はい! 師匠!!」ビシッ
健夜「ゼっちゃん、そんなに慌てて牌を切るのはよくないよ?」
京太郎「へっ?でも、急がないと・・・」
健夜「そんなおどおどしてたら、逆に目立っちゃうでしょ?これはこうして・・・」テヲカサネル
京太郎「こ、こうですか?」ドキドキ
健夜「そう、なるべく周りから気づかれないように・・・」ギュム
京太郎「こう、ですか・・・」スゥッ
健夜「うん、いい感じだね!」ニコッ
京太郎「今日はありがとうございました!!」ペコリ
健夜「ううん。私の方こそ、色々と学ぶことがあったから」ニコニコ
京太郎「でも、いつか師匠と打ってみたいなぁ・・・」
健夜「ふふっ、私でよければいつでも打ってあげるよ?」
京太郎「本当ですか!? いやぁ、楽しみだなぁ・・・」デレデレ
健夜「それじゃあ、連絡先を交換しよっ?」サッ
京太郎「はい!」
京太郎「小鍛冶プロ、可愛かったし優しかったなぁ・・・」デレデレ
ガチャリ
久「あら、須賀君。結構平気そうね?」
京太郎「ええ! いい師匠に出会えましたから!!」ニコッ
久「ふふ、それはよかったわね。(須賀君のメンタルなら耐えられると信じてたわ)」ウンウン
京太郎「それよりも、咲達は遅いですね・・・」シンパイ
久「あー、彼女達はちょっと凹んでるかもねー」トオイメ
京太郎「へっ?」
久「とにかく、今日はもう帰っていいわよ。後のフォローは私がしておくから」
京太郎「はぁ???分かりました」トテトテ
【須賀家 京太郎の寝室】
京太郎「部長はああ言ってたけど、やっぱり気になるよなー」ウーン
京太郎「・・・・・・・あーっ、気になって眠れねーぜ!」ウガー
携帯「」ブーッブーッ
京太郎「ん? こんな時間にメールか?」パカッ
京太郎「これは・・・」
京太郎「和から? こんな時間にどうしたんだろう?」
あくびがでるわ
いやけがさすわ
しにたいくらい
てんでたいくつ
まぬけなあなた
すべってころべ
京太郎「なんだコレ?」
京太郎「あくびがでるわ? 嫌気がさすわ?」ズーン
京太郎「死にたいくらい、てんで退屈・・・」プルプル
京太郎「間抜けなあなた、滑って転べ?」ガタガタ
京太郎「うがぁぁぁあ!!俺ってばそんなに嫌われてたのかぁぁ!!」ブワッ
和「通じたでしょうか・・・///」ドキドキ
【原村家 和】
カチッ タブン、ハツコイダッタ・・・ カチッ タブン、ハツコイダッタ・・・ カチッ タブン、ハツコイダッタ・・・
カチッ タブン、ハツコイダッタ・・・ カチッ タブン、ハツコイダッタ・・・ カチッ タブン、ハツコイダッタ・・・
和「うーん、返信まだですかね・・・」バタバタ
携帯「」モザイクカケラッ、ヒトツヒトツ
和「き、来た!?」ガタッ
和「あれ、本文が無い・・・? ぼいすめーる?」カチャカチャ
和「あっ、これって・・・」ピッ
携帯「カレン、状況を報告しろ。あのメールはなんだ? 今日の放課後、何があった?」
和「は、はいゼロ!! 今日は、宮永さん達と一緒にプロと打ちました!!」ビシッ
携帯「メッセージハイジョウデス・・・」
シーン
和「そういえばメールでしたね・・・///」カァッ
和「・・・ちゃんと、伝わらなかったんだ・・・」ギュッ
京太郎「返信が来た!」カチャ
さっきのは冗談ですよ。
実はプロの方と対局して自分も未熟だと思い知らされました。
それでよかったら須賀君もいっしょに特訓しませんか?
京太郎「そうだったのか・・・」ホッ
京太郎「にしても、部長め。全てあの人の掌の上だったってことか・・・」クソー
~モモの華麗なる一日~
モモ「起きるっすよ、須賀京太郎。あ~さですよ~っす」ホッペツンツン
京太郎「んぅ? ん・・・」ガサゴソ
モモ「早く起きないと、キスしちゃうっすよ?」カオマッカ
京太郎「ふわあぁ、よく寝た」オメザメ
モモ「・・・」ムッ
チュッ
京太郎「ん? あれ、頬になんか赤いのが付いてる?」カガミミル
モモ「マーキングっすよ!!」ニヤリ
【朝食】
京太郎「もぐもぐ・・・母さん醤油取ってー」
須賀母「自分でやりなさい!」オサラアライ
モモ「ほいっす」モグモグ
京太郎「おー、サンキューな」パシッ
須賀母「・・・・?」
【通学路】
京太郎「しっかし、今日は暑いなぁ・・・」ダルーン
咲「そうだね。天気がいいからかな」
モモ「・・・」ギリギリ
【中学校 教室】
先生「次の問題を、須賀君答えて!」
京太郎「え、俺っすか!?」ウトウト
先生「居眠りしてなかったなら分かるわよね?」コレデホシュウニナレバムフフ・・・
京太郎「えーっと・・・」ワカンネー
モモ「3Xっす!」ボソボソ
京太郎「3Xです!!」キリッ
先生「せ、正解よ・・・」ザンネン
京太郎「ありがとな、咲」ボソッ
咲「えっ?」キョトン
モモ「・・・・・・」ギリギリ
【須賀家 リビング】
テレビ『アハハハ、ゼンブシーンガワルインダヨ!! テメェ!』アムドライバーン
京太郎「あぁ、このアニメももうすぐ最終回か」センベイポリポリ
モモ「お茶のお代わりっす」スイッ
京太郎「おー、サンキューな」ウケトリ
カピパラ「・・・・?」ハツトウジョーン
【須賀家 夕食】
京太郎「お、この唐揚げもーらい!!」
須賀母「こらっ、行儀の悪い!」パシッ
京太郎「ちぇー!」ヒリヒリ
モモ「モモのを上げるっす」ワタシ
京太郎「おー、サンキュ!」ウケトリ
須賀父「うーむ、グラスが空なんだが・・・母さん?」ビール
須賀母「自分でやってください!」コトワリー
モモ「モモがやるっす!」トクトク
須賀父「おう、悪いね・・・」ウンウン
父・母「うん?」アレ?
京太郎「うおー、唐揚げうめー!」バクバク
【須賀家 お風呂】
京太郎「ふいー、やっぱ風呂は命の洗濯だよなー」ヌギヌギ
モモ「・・・・」
【京太郎の寝室】
京太郎「うーん、AAが・・・AAがずれる・・・」ムニャムニャ
モモ「可愛い寝顔っすね・・・」ツンツン
京太郎「う~ん、おモチぃ・・・」Zzzz
モモ「・・・・」ギュッ
モモ「ほーら、須賀京太郎の好きなおモチっすよ~///」ムニュムニュ
京太郎「うにゅ・・・ぐへへ」コウコツー
モモ「本当に好きなんすね~おモチ・・・」カオマッカ
もし、もしも・・・。そんなこと、ありえるのか分からないっすけど・・・・
でも、もしかしたら・・・
モモ「いつか・・・・いつか、私のこと見えるようになったら・・・//」ハナヲツンツン
京太郎「ふがっ・・・」
モモ「続きをしてあげるっす♪」ホッペニチュッ
おしまい お泊りじゃなかったけど、許してくらはい。
【四日目 清澄高校 通学路】
京太郎「ふわぁ、なんかおモチを揉む夢を見たなー」カコノキオクー
京太郎「しかし、やっぱり一人で通学ってのは淋しいな」テクテク モモ「それでも私がいるっすよ!!」 ピョンピョン
京太郎「ま、別にいいか」テクテク モモ「まだっすか・・・・」ショボン ゆみ「・・・見つけたぞ!!」ハァハァ
京太郎「それにしても、今日も人いねーなぁ」テクテク モモ「げぇっ!? またまたアンタっすか!?」 ゆみ「お願いだ!君の力が欲しいんだ!!」
京太郎「・・・」ピタッ モモ「今日も退散っす~!!」 ビュン ゆみ「待て!逃しはしないからな!!」トタタッ
京太郎「あの人、美人なのに勿体ないよなぁ・・・」ユミシカミエナイ
???「あっ!」
久「あら、おはよう須賀君」ニコッ
京太郎「あ、お早うございます部長」ニカッ
久「随分と調子がよさそうね。昨日の特訓のお陰かしら?」ニヤニヤ
京太郎「えぇ。師匠・・・じゃなくて、小鍛冶プロは凄いですよ!!」コウフン
久「え?小鍛冶プロ?」ドキッ
京太郎「ええ。そんなに強くないって、自分では言ってましたけど・・有名なんですか?」
久「え、ええ・・・(えーっ?藤田プロが連れてきたのって三尋木プロじゃないの?)」ガクガク
京太郎「へーっ! それなら今度打ってもらわないと!」ヨーシ
久「そ、それはダメ!!」ビシッ
京太郎「え? なんでっすか?」モモーン
久「そ、それはえと・・・」オドオド
久「弱いままでプロと戦うなんて、恥ずかしくないの?」キッ
京太郎「うっ・・・、そりゃあ俺は強くないですけど・・・」ナミダメ
久「だ・か・ら!須賀君!!」ウデクミ
京太郎「うわわっ、部長!?」カオマッカ
久「これから一緒に強くなりましょ!」ギュッ
京太郎「は、はい!!」ポーッ
久「ふふっ、もし頑張って強くなったらご褒美あげちゃうかも?」
京太郎「」ゴクリ
久「なーんてね♪」ニコッ
京太郎「ぶ、部長!!」ガビーン
久「私に麻雀で勝てたら、放課後・・・二人きりで・・・ね?」ミミフー
京太郎「ひゃいっ!?」ゾクゾク
久「あはははっ。期待してるわよ」ニヤニヤ
最終更新:2026年01月22日 00:11