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―――【街中】

京太郎(にしても美味かったぁ)フゥ

テクテクテク

京太郎「嫁さん、欲しいな……」

?(その前に彼女でしょお義兄ちゃん!)

京太郎(あ、はい)

?(おもちのね!)エッヘン

京太郎(なんだこいつ……おおよそ同意だけど)

京太郎「たく、コンビニよって帰るか……って」

モブ子「え?」

京太郎「……」

モブ子「……」

京太郎「ど、どうも」

モブ子「あ、どうも」

京太郎(なぜか知らんが一緒に帰ることになってしまった)

モブ子「……えっと、こ、こっちなんだね」

京太郎「あ、はい」

モブ子(うぅ、この状態が誰かに見つかればどうなるか)キョロキョロ

京太郎「……にしてもあれですね、モブ子さんとこんなことになるなんて」アハハ

モブ子(一緒に帰ってるだけだろ! まぁ私としても意外だけどこの状態は良くないんだって……ハッ!)キュピーン

バッ

モブ子(あ、あれは……)


ネリー「……」ゴゴゴゴ


モブ子(ああ、また私のおっぱいが幼女に虐待される……文体やべぇな)

京太郎「どうかしました?」

モブ子「なんでも」ツゥ

京太郎「……なんで泣いてるんですか」

モブ子「あんたのせいだよ」

京太郎「俺ったら女泣かせ♪」

モブ子「ひきちぎるよ!?」

京太郎「こわっ!」




―――【じゃん荘:京太郎部屋】


京太郎「ただいま~っと」

カピー「カピ」オカエリ

京太郎「よ、なんか癒されそうで癒されなかった気がしてやっぱ癒されたわ」

カピー「カピ」タラシメ

京太郎「なんでそうなる」

カピー「カピ」ジブンノムネニキケヨ

京太郎「?」

リンロン

京太郎「あ、メッセージだ。誰だろ」


良子:そろそろデートの時期ですね

京太郎「そんなことないですっと」ススッ

カピー「カピ」オニダナ

京太郎「……してきた方が良い?」

カピー「カピ」ヤメトケ

京太郎「あ、はい」


―――朝【臨海高校】


京太郎(今日も今日とて部活かぁ……休日なのに、まぁあいつらは生活とか将来かかってるしな)

ネリー「おはよキョータロー!」ニコッ

京太郎「おう、おはよ」フッ

ハオ「おはようございます」クスッ

京太郎「ん、ハオもか」

ハオ「はい、久しぶりな感じですね……」

京太郎「だなぁ」

ハオ「寂しかったんですよ?」

京太郎「お、おう……」


京太郎(なにこれ、照れる……)


ハオ「?」タユン

京太郎(くっ、強い!)

ハオ(ふふふ、京太郎がおっぱいに弱いのは理解しています……この勝負、私が制す!)

ネリー(くっ、ハオめ汚い真似を)

京太郎「あ、おはようございます」


モブ子「ひぇっ!」ビクッ

京太郎「なんでビビってんですか」

モブ子「そ、それはその」メソラシ

ネリー「……」

モブ子「……」

ネリー「……狩る!」ダッ

モブ子「ひぃっ!」ダッ

ネリー「待てェッ!!?」

モブ子「いやぁぁぁっ!」


京太郎「なにあれ、仲良し?」

ハオ「私は京太郎ともう少し仲良くなりたいです」ニコッ

京太郎「う、うっす」カァッ

ハオ(ふふふ……勝てる! って私はなにに勝つつもりで!?)カァッ




―――【麻雀部部室】

ガチャッ


京太郎「おはようございまーす!」

智葉「ああ、おはよう京太郎」ニコッ

メグ「ん、オハヨウ!」

アレク「よし来た」

ハオ「ネリーは、先についてたんですね」

ネリー「うん!」ニコッ

京太郎「……」チラッ


モブ子「」ズーン

「ほ、ほらモブ子元気だしなよ」

「ね? あんたも嬉しそうにしてたじゃ」

モブ子「」グスッグスッ


京太郎「高3ガチブルーにするとはなにをした!」

ネリー「乳をもぎとらんばかりに揉みしだいただけだよ!」

京太郎「くぅ、うらやましい!」

明華「……どうぞ」ニコッ

京太郎「くっ」ガクッ

ネリー「おのれおっぱい!」



京太郎(あれから少し、麻雀を打ってるわけだが)


京太郎「しかし、なるほど……」

明華「どうしました?」

京太郎「いや、やっぱ人によって癖とかって全然違うし……能力に関しては色々と対策練ったりは必要だなって」

ハオ「練れないのもありますけどね、京太郎のみたいに」

京太郎「俺は強制発動だからな、許せ」フッ

ネリー「でも扱い上手だよね」

京太郎「ま、長いこと使ってるし……」


そこでふと、表情を変えた

牌を一つ右手に持って、その中で転がす

すぐにその牌を捨てると再開


京太郎「セーフか」ホッ

明華「あ、あれは使わないんですかっ!?」ソワソワ

京太郎「使うか、特に明華さんには」

明華「なんでですか!?」

ハオ「わ、私に使う気ですね……は、辱めを受けるぐらいならっ」

京太郎「やらねーよ!」

ハオ「え!?」

京太郎「え?」



アレク「やらないんだ、あれなんだっけ……熊倉さんから話聞いたけど」

京太郎「言わないでください、名前はやめて!」

アレク「……そう?」

京太郎「そう!」

アレク「……そう」コクリ

京太郎「ふぅ」ホッ


アレク「暴食」

京太郎「あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!」ゴロゴロゴロ

ネリー「きょ、キョータロー!?」

モブ子「可哀想に、古傷が」

メグ「知っているのかモブ子!」

モブ子「まぁその、放っといてあげて」メソラシ


智葉「大丈夫か京太郎!」

京太郎「あ゛あ゛あ゛あ゛」ゴロゴロゴロッ

智葉「あっ」

ドンッ

京太郎「ふぉ!?」


ドタドタバタン


ネリー「きょ、キョータロー! 智葉!?」

明華(くっ、あれを受けてそのままの流れで京太郎くんとなぁなぁの関係に持ちこむ計画が!)

ハオ(くっころならああいう技を受けられると聞いたのに!)

メグ(なんか全員まとめて撃ちたいデス)



京太郎「……」

智葉「……」


モブ子(え、なんでガイトさんが須賀の上に……てかあれ完全に入って)


京太郎「……」カァッ

智葉「……す、すまない!」バッ

京太郎「い、いえ」フイッ

智葉「そ、そのっ……」カァッ


ネリー「……友達なんだよね?」


智葉「と、当然だ、友達でもあんなふうになれば動揺ぐらいする!」クワッ

ネリー「……なら良いけど、平気? キョータロー」

京太郎「お、おう平気!」グッ

ネリー「あんな風に暴れちゃダメだよ?」

京太郎「それは無茶」


明華(くっ、最近……上手く押せない!)

ハオ(こうなれば容赦できなく……って私はなにを目指してるんですか!)

メグ「ラーメン食べにいきマス」

京太郎「あ、俺も~」

アレク「私も」

智葉「なら私も!」

ネリー「良いねラーメン!」

ハオ「はい!」バッ

明華(あんま量は食べられませんが、京太郎くんと少しでも一緒に!)


モブ子(ラーメンか、頭がラーメンになってきたしラーメン行こう……アイツらが行かなさそうなとこ)




―――【ラーメン屋:あすの家】


「あっさりはラーメン界のガンだ!」

「父さんはそうやって!」

「やめてよ二人共、こってりにもあっさりにも美味しいラーメンがあるはずだよ!」


モブ子(騒がしい店員、それはまだ良い、良いが……)ズルズル



京太郎「そろそろ地区予選かぁ」

智葉「不安か?」クスッ

京太郎「まさか、全国に行って戦いたい相手もいるんで」フッ

明華「へぇ、男子生徒で京太郎くんが目を付けてる相手がいたなんて」

京太郎「なんだその言い方は」

明華「だって……おっぱいしか興味ないと思って」

京太郎「事実なだけに否定しずらい」

ネリー「……」ジトー

京太郎「な、なんだよ……しょうがないでしょ性癖なんだから!」

ネリー「……ネリーにえっちなことできるって言ったくせに」

京太郎「なっ!?」カァッ

ハオ「ななな、なんて破廉恥なことを聞いてるんですかネリーは!?」

ネリー「ネリーも守備範囲ってこと、おっぱいだけが有利じゃないね」ニヤリ

明華「くっ!」

ネリー「キョータローはロリコンの気もあるんだよ!」

京太郎「 や め ろ 」

アレク(ロリでも巨乳でもない私は、一体どうすれば……)トオイメ

メグ「替え玉!」


モブ子(ええい、なぜあいつらが……でも私はここ、カウンター席で黙ってラーメンをすするのみ!)




京太郎「くそっ、俺の株がだだ下がりだ!」

明華「大丈夫、これ以上下がることなんてないですよ♪」

京太郎「おい、フォローか? フォローなのかそれは?」

明華「京太郎君が隣にいるだけで〇宮がきゅんきゅんおりてきて」

京太郎「どうした明華、頭のネジが飛んだか!?」

ネリー「最近ずっとそうじゃん」

京太郎「くっ、フォローできねぇ!」

明華「なんでそんなこと言うんですか、赤ちゃんを作るという行為は至極まっとうで聖なる行為のはず!?」

京太郎「変態はみんなそう言うんだよこのド変態!」

明華「あぅっ」カァッ

京太郎「ええ~」

明華「京太郎くんは、そういう子は嫌いですか?」ウワメヅカイ

京太郎「大好き」

明華「えへへ」ニコニコ

京太郎「しまった!」

ネリー「しまったじゃないよ!」


クイクイ

京太郎「ん?」

智葉「京太郎……わ、私は、どうだ?」

京太郎「へ、ど、どうだとは?」

智葉「……え、えっちなこと、できるか?」カァッ

京太郎「はい!」

ネリー「この豆腐理性!」

京太郎「ガッデム!」




ネリー「このド変態!」

明華「残念でしたねネリー、あなたの罵倒じゃ興奮しません!」ビシッ

ネリー「そんなの求めてないよ!」

ハオ「京太郎に、変態って言われる……くぅっ!」

メグ「これももうダメデスネ」ヤレヤレ

アレク「なんだこの状況は……流れに乗る!」

京太郎「やめろ!」

キュピーン


京太郎「ハッ、モブ子か!」バッ

モブ子「……」ズルズルズル

モブ子(見られた、死にたい……)


京太郎「……私もよくよく運の無い男だ」

ハオ「そうなんですか?」ムニュ

京太郎「嘘、超嘘」

ネリー「キョータローはロリコンでシスコンでマザコンだもん!」

京太郎「おいこら」



モブ子(シ〇アじゃん!)


京太郎「……違うぞ」

ハオ「ま、ママって呼んでも良いんですよ?」

京太郎「!!?」

?(お母さん、同級生が!?)リンシャン



明華「お、お兄ちゃん?」

京太郎「」

?(起訴! 侵害なのです!)ドラゴンロード


ネリー「え、えっと……わ、私に母性を、求めるの?」ソワソワ

京太郎「一言もそんなこと言ってない」シロメ


モブ子(た、たったの二ヵ月……二ヵ月で麻雀部の主力3人を完堕ち……ば、化け物か)ズルズル


智葉「……わ、私は友人だからそういうのとは、違うか」

モブ子(あんた今さっきまでエッチなことされたそうにしてたじゃんかスケベ! 智葉さんのエッチー!)


智葉「……で、でもその……は、母親や妹が欲しいというなら!」

京太郎「落ち着け智葉っちゃん!」

智葉「京太郎がその、よ、幼女趣味だというならコスプレもじさない!」クワッ

京太郎「……」


京太郎(ツインテ幼児服の智葉さん……ぐはっ! いろんな意味でダメージがデカい!)

智葉「ゆ、友人のためならば、辞さない!」

メグ「サトハ、辞した方が良いデスヨ」

京太郎(さすが常識人!)



―――【帰り道】


京太郎「疲れた、てか大騒ぎしてしまった……」ハァ

メグ「あそこは店員が大騒ぎしてるんで気づいてないと思いマスヨ」

京太郎「そういうもんっすかねぇ」

メグ「そういうもんデス……またおいしいラーメン屋連れてってあげマスヨ」ニッ

京太郎「……うっす」フッ

ネリー「私もいく!」

京太郎「自分で金払えよ?」

ネリー「きょ、今日はキョータローが勝手に食券買ってくれただけだもん!」

京太郎「はいはいそーですね」

ネリー「でも……ありがと」

京太郎「……おう」ナデナデ

ネリー「こ、子供扱いしないでよ! ネリーはしっかりキョータローの彼女になるんだからっ……あ、ロリコンだから子供扱いされた方が」

京太郎「最初の方でキュンとさせといてそれかおいこら」

ネリー「キュンとしたの!?」

京太郎「あ~どうでも良いだろ」

ネリー「よくない!」ムゥ


明華「なんですかこの圧倒的な敗北感……なぜ私はああならないんですか」

モブ子「捨て去ったでしょ、恥じらいとか」

明華「余計なお世話です!」ググッ

モブ子「お、おっぱい強く掴まないで!」

アレク「……脳みそ全部おっぱいにつまってんじゃないの?」ジト

モブ子「それが監督の言うことか!?」


京太郎「後ろは後ろで楽しそうだな」

ネリー「あのおっぱい」ギリギリ

京太郎「なんでお前はそんなに敵意むき出しなのか」

智葉「……」

京太郎「智葉さん、なんか近くない?」

智葉「……」クンクン

京太郎「てい」チョップ

智葉「きゃっ」


京太郎(きゃって……かわいいじゃねぇか)


京太郎「なにやってんですか」ジト

智葉「ああいや、なんだか良い匂いがしてなにか使ってるのかと」

京太郎「いや、別になにも……」

智葉「そう、なのか?」

京太郎「?」

ネリー「ナチュラルに人の匂い嗅ぐって中々智葉も変人だね」

智葉「なっ!?」ガーン

―――【辻垣内家:智葉部屋】


智葉(今日も楽しかった……にしてもそろそろ、個人戦か)ハァ


智葉「あ、そういえば京太郎にこのシャツ返してな……というより洗濯して返さないと」

ピタッ

智葉「……」スンスン

智葉(京太郎の、匂い……)スンスン


グイッ

智葉「……」スンスン

ギュッ

智葉「京太郎の、匂い……」スンスン




―――【じゃん荘:京太郎部屋】


京太郎「モテすぎて怖い」

咲『あ、そっ……で?』

京太郎「塩対応すんな」

咲『いやね、モテてるなんて話どーでもいいわけ』

京太郎「はい」

咲『……修羅場は?』

京太郎「ないな」

咲『けっ、それじゃ寝るね』

京太郎「なんだお前!?」

咲『もぉ、そんなに私とお話ししたいの~しょうがないにゃ~京ちゃんは~』

京太郎「はっ倒したい」

咲『え、押し倒す? 警察呼びます』

京太郎「この野郎!」

咲『野郎じゃないよ』

京太郎「くっそう、どうにもならん」

咲『なにが?』

京太郎「もう良い、寝る」

咲『あ、そう……ま、これから先楽しみにしてるよ』

京太郎「なにがだっての……」

咲『そんじゃねー』

京太郎「おう、おやすみ」

咲『おやすみー!』


京太郎「……あいつも楽しそうで良かったけど、インターハイ……咲と当たったところで、ネリーはアイツに勝てんのか?」




―――【数日後】


京太郎「……きたぜ、明日からインターハイ団体戦!」

明華「個人戦はそのあとですね」

京太郎「……そういえば五人はインタビュー受けてましたね」

智葉「伊達に常連校じゃないさ」フッ

ネリー「それに智葉は3位の女だし」

智葉「3位って言うな」

京太郎「気にしてんですか?」

智葉「そりゃ、多少は……」フイッ

京太郎「可愛いやんけ」

メグ「京太郎、ブレてマスヨ」

智葉「か、かわっ……」フイッ


アレク「個人的には京太郎も取材してほしかったんだけどね」

京太郎「ええ~」

アレク「うちの隠し玉、五人と同レベルってのはかなり稀だしね……」

京太郎「うっ、でもなぁ……」

ネリー「どの道、取材受ける日は近いと思うけどねー」

京太郎「なんでまた?」

アレク「個人戦、勝つでしょ?」

京太郎「……勝ちますけど」

メグ「臨海で男子のエースがいればそりゃ人気にもなるデショウ」

京太郎「あ~……ダル」

明華「まったくもう、ほら……しっかりしないとだらしないって全国にしれちゃいますよ?」

京太郎「むぅ……」

明華「ほら、口元におかしついてますから」フキフキ

京太郎「……俺の代わりにあの人に頼みましょう」ユビサシ

モブ子「ぶへっ、わ、私!?」

ネリー「アイツはだめ、おっぱい大きいから」

モブ子「そこじゃなくて代わりってとこからおかしいんだよ!」

京太郎「確かに大きい」ジー

モブ子「あんた私相手遠慮ないよね!」

京太郎「ああ!」

モブ子「それってハネクリボー!」


ネリー「……」ジトー

モブ子「くっ、嫉妬の視線を感じる……乗っただけなのにっ!」

京太郎「ダルいな~」

アレク「頑張ったらラーメン奢ってあげるから」

京太郎「……うっす」

アレク「よし」ニッ


京太郎「あ~ここ数日で割と強くなった気もするし頑張るか!」グッ

ネリー「ホントここ数日で凄いよね、てかパターン掴んだ?」

智葉「調子が良いと蹂躙されるからな」ハァ

ネリー「私はされないけどね! むしろする側!」

京太郎「された覚えはねぇなぁ? むしろ俺の方が勝ちこしたまである!」ニッ

ネリー「なにおう!」

モブ子(私のおっぱいは蹂躙されたけどね……ひどい……)



ハオ「……本当におっぱいしかない人ですね」

モブ子「唐突な毒舌!?」

京太郎「おっぱいがあれば良いじゃないですか」ポン

モブ子「お前慰めてんのか!? なぁ!?」

ハオ「京太郎、わ、私はどうですか?」

京太郎「かわいいぞ!」

ハオ「えへへっ」

モブ子「やめるぞ! その内やめるぞこら!」

京太郎「と言いつつ~?」

モブ子「やめないんだよなぁ~……ってなにこれ!?」


「凄いねモブ子、一軍に解け込んでる」

「解け込んでるっていうか……ううん、楽しそうだからいいや」


ネリー「嬉しそうな顔してるもんね、おっぱい揉まれて」ジト

モブ子「してねぇよ! 揉むだけじゃなくてあんたら叩いたり挟んだりするでしょ!?」

明華「下ネタとは」

モブ子「私は地味で目立たないキャラで生きてくはずだったのにぃ!」タユンタユン

京太郎「それは無理だ」ジー

モブ子「シパッ!」ポカッ

京太郎「ぐぼぁっ!?」

―――【インターハイ予選会場:前】


ザッ

京太郎「きたぜ!」

智葉「向かうところ敵なし、だ」フッ

ハオ「すべて、蹴散らします」

明華「どの程度楽しませてくれるでしょうか」クスッ

メグ「別に副将戦で倒してしまって構わないんでしょう?」


ネリー「どうしたの? メグまで一緒になって」

アレク「舞い上がってるんだろ、カッコつけて無様なことにならなきゃ良いけどな」

モブ子「スポンサー様もいますしね」

アレク「それな、一番がそこなんだなぁ」ハァ


智葉「わざとやられたふりをするのは趣味じゃない」

京太郎「智葉さんはスポンサーとかそんな気にしなくて良いんじゃ?」

智葉「私はな……ただ留学組は、なぁ?」

ハオ「まぁ、しょうがないんですけど」ハァ

京太郎「相手によっちゃ普通に打ってても苦戦は強いられるでしょうけどね」

明華「そうですね」

智葉「願掛けに火打石でも持って来れば良かったか?」クスッ

京太郎「願掛け、それはありかも」ハハハ

明華「じゃあ願掛けに京太郎くんが私に顔かけってことで」

ゴツッ

明華「痛ぁい……」ナミダメ

京太郎「お前が悪い」

メグ「ゲンコツとは、容赦なくなってきマシタネ」

京太郎「明華さんには必要ないと」

明華「仲良くなってきた証拠ですね!」

京太郎「なんでこうなった……」

明華「そういうことじゃないんですか?」キョトン

京太郎(かわいい)

京太郎「……まぁ仲良くなってきた証拠なんだろうけどさぁ」

明華「たまにタメ口も出るぐらい仲良しですね!」エッヘン

京太郎(おっぱい)

京太郎「いや、それは俺が舐めてるだけです」

明華「舐めっ……」カァッ

京太郎「ああもう、全部こうなる!」ウワー

ギュッ

京太郎「へ?」

智葉「……」ギュゥッ

京太郎(なんで智葉さん、俺の腕に抱き着いてんですかねぇ……)

智葉「わ、私たちだって仲良くなった、よな?」ウワメヅカイ

京太郎(おおう、友達飛び越えそう)

京太郎「う、うっす!」カァッ

智葉「ん……友達、友達……」クンクン

京太郎「だから匂いかぐのやめましょうよ」

智葉「ハッ! か、かいでないぞ!」

京太郎(かいでたよ)




―――【インターハイ会場:観戦室】


『インターハイ東東京予選、開始です!』

『今回も臨海高校が……』



京太郎「うおお、始まった……」

アレク「なに緊張してんの」

京太郎「す、するでしょうよ……」

アレク「負けたら色々大変だかねあの子ら……智葉に関しちゃ京太郎が慰めてあげれば?」

京太郎「まぁ友達として当然ですけど」

モブ子「いやその流れで友達だからって言われながら押し倒されて断れない流れが見える」

京太郎「……」

モブ子「……なんか良いなよ」

京太郎「……距離、置いた方が良い?」

モブ子「死ぬよ、君」

京太郎「あ、はい」

アレク「……距離置きたいの?」

京太郎「いや、そんなことは……ああいや、ただ智葉さんの将来のこと考えると距離置いた方が良いのかなぁ」ムム

アレク「優しいんだ」フッ

京太郎「だってほら、彼氏とかできて智葉さんが俺にあんな調子だったら男に申し訳ないというか」

アレク「それは大丈夫な気がしないでも……」

モブ子「いや、大丈夫じゃない」

京太郎「でしょう?」

モブ子「……とりあえずなにかあっても私には被害がないように」

京太郎「真っ先に連絡しますね」

モブ子「私に容赦ないよね!」

アレク「ちょっとあんた前出過ぎ」

モブ子「理不尽!」

京太郎「おおー智葉さんつえー」

モブ子「こっち気にしろ!」



―――【インターハイ会場:ホール】


京太郎「今日の分は終わりかぁ」

アレク「見ろ、取材受けてる」

京太郎「予選一日目終了で?」

アレク「それでも、だよ……うちはそれだけ目をつけられてるってこと」

モブ子「覚悟した方が良いんじゃない?」

京太郎「……うへぇ」

アレク「そんな面倒そうな顔しない」ハハッ

京太郎「……でも勝ったら取材ですよね?」

アレク「京太郎ぐらいの歳ならテレビって喜ぶもんじゃないの?」

京太郎「面倒っていうか、色々こわい」

モブ子「全面同意」

京太郎「だよね!」

モブ子「だよ!」


智葉「ずいぶん仲良さそうだな」ジト

モブ子「ひぇっ」

京太郎「智葉さん! おめでとうございます!」

智葉「あ、うん……その、お前の応援のおかげだな」ニコッ

京太郎「そ、そうですか?」アハハ

智葉「やっぱり最高の友達だっ」ギュッ

京太郎「ファッ!?」


アレク「マズイ、まだ記者がいる!」

明華「煙玉を、ハオ!」

ハオ「はい! ……ってそんなもの持ってないですよ!」

ネリー「え~」

メグ「NINJA!?」

ハオ「違いますから!」

智葉「?」ギュゥッ

京太郎「死ぬ……社会的に」




―――【帰り道】


京太郎(にしても、明日も団体戦……今日の見てる限りなにも問題なさそうだな)

智葉「~♪」

京太郎(にしてもなぜ二人で、どういう経緯で二人で帰ることになったんだったか)

智葉「二人きりで話したいことと言うのはな」

京太郎(ああ、そんなことがあったんだったか)


智葉「父がお前に会いたいと」

京太郎(嘘だろ智葉さん!)

智葉「だから、晩御飯に招待しようと……な?」ニコッ

京太郎「……」


京太郎(だが待てよ、俺にはできなかったが……智葉さんのお父さんならばハッキリとおかしいと言うかもしれない!)パァッ


智葉「その、断れる雰囲気じゃなくて」

京太郎「行きましょう!」

智葉「ほ、本当か!」パァッ

京太郎(俺がぼろくそ言われてぶん殴られる可能性もある……が、智葉さんに一般的な異性の友達を教えるためだものな!)


智葉「ふふっ、そう言ってくれて良かった……きっと父も君に会えばッ、痛っ……」

京太郎「え、どうしました?」

智葉「め、眼にゴミが……」ポロポロ

京太郎(泣いてる智葉さん、良い……)

京太郎「じゃなくて、ハンカチどうぞ」

智葉「ハンカチどうも」



智葉「んっ……ありがとう、助かった」

京太郎「はい」

智葉「いや、洗って返す」

京太郎「良いですよ別に」フッ

智葉「いや、洗って返す……」

京太郎「……なんでずっと顔にハンカチ押し当ててるんですか」

智葉「あ、いや別に」クンクン

京太郎「……返せ」

智葉「わ、わかった……わかったからあと十秒」クンクンクン

京太郎「十秒じゃなくて重病だよあんた! どうした!? なんでそうなった!?」

智葉「な、なんの話だ、私はまともだ!」クンクン

京太郎「ええい、聞こえているならやめろ!」

智葉「?」クンクン

京太郎「だぁ~! もうくれてやるよ!」

智葉「え、ほんとっ!?」パァッ

京太郎(かわいい)



―――【じゃん荘:自室】


京太郎「かわいかった……けど、なんとかせねば」

カピー「カピ」ナントカッテ?

京太郎「このままでは危険が危ない」

カピー「カピ」ナンノ?

京太郎「……なんか、こうね」

カピー「カピ」イツモノコトカ

京太郎「いつもってなんだ!?」

プルルルル

京太郎「スガだ」

咲『モシモシモシモシモシ』

京太郎「こえーよ」

咲『ハァイ京ちゃん』

京太郎「あ~ハァイ咲」

咲『勝った?』

京太郎「まぁ」

咲『Yes!』

京太郎「なんでそんなテンション高いのお前」

咲『いやぁ、テンション上げなきゃやってらんないぐらいヤバいことがあってね』

京太郎「ん?」

咲『……ヤバい、このままじゃ女に貞操奪われる!』

京太郎「良かったな」

咲『良くないよ!?』

京太郎「じゃあ誰なら良いの」

咲『……きょ、京ちゃんだゾ☆』

京太郎「大嘘つくな」

咲『まぁね~』

京太郎「なんだお前、てか大丈夫か色々」

咲『良い友達ではあるんだけどねぇ~いや、向こうも友達って言ってるけど近い気が』

京太郎「……それだ」

咲『ん?』

京太郎「……それだよなぁ」

咲『?』

―――二日目【予選会場:観戦室】


京太郎「まるで危な気無いですね」

アレク「まぁそのように育ててきたからね……あんたとやらせたのも十分」フッ

京太郎「買い被りすぎじゃないですか?」

アレク「そんなことない、これでも京太郎のことは信頼してるの」クスッ

京太郎「……うっす」

アレク「照れた?」ニヤリ

京太郎「照れてない」

アレク「嘘だ~」ウリウリ

京太郎「茶化すなよ、モブ子が見ている」

アレク「見せつけちゃおうよ~」ツンツン

京太郎「や、やめっ」


モブ子(あ~死なないかな全員)




アレク「そういや修行って、どうだったの?」

京太郎「ああ……修行」トオイメ

アレク「ん?」

京太郎「色々、ありましたよ、色々、ね……」トオイメ

アレク「そ、そう……」

京太郎「……」

アレク「京太郎?」

京太郎「はぁ~」

アレク「?」


モブ子(そうだ、もっと不幸になれ須賀ぁ……)




―――【予選会場:メインホール】


京太郎「あっさりでしたね」

アレク「あっちでインタビュー中か、私も行ってくる」

京太郎「監督もそりゃ取材ぐらい受けますよね」

アレク「そりゃそうよ……そんじゃ待っといて」

京太郎「うっす」


モブ子(まずい気配がする……ここは一旦距離を取)


???「あ~!」

京太郎「このプレッシャー!」

モブ子(大佐ぁっ!)

京太郎「はやりか!」キュピーン


はやり「見つけたゾ☆」

京太郎「私もよくよく運の無い男だ」

モブ子(知ってた!)

はやり「京ちゃぁ~ん♪」ダキッ

京太郎「ぐわっ!」






京太郎「なぜきた!」

はやり「だってしょうがないじゃない……はやりの身体が、心が京ちゃんを求めちゃってるんだゾ☆」

京太郎「ええい、誤解ばかりが広がって!」

モブ子(一体どういうことだ、逃げなきゃ!)

京太郎「逃げるなモブ子ぉ! 戦えぇ!」

モブ子「私にどうしろと!?」

はやり「はっ……わ、私に迫る勢いの巨乳!」

モブ子「やめろ! 私は関係なぁい!」

はやり「ダメ、京ちゃん! あの娘に惹かれないで!」

京太郎「あ、それは無いっす」シレッ

はやり「あ、はい」

京太郎「でもおっぱいは良い」デレッ

はやり「だめぇ! この駄乳!」ジト

モブ子「なんだこの扱いはぁ!」




「なんだ? なにごとだ?」

「あれは、はやりん!」

「そしてあの制服、臨海の男子生徒!」


京太郎「見ての通り軍人さ」フッ

はやり「見ての通りの学生だよ」

京太郎「ですよね」

はやり「もう、なんで邪見に扱うの?」

京太郎「いや、そういうつもりは……ただ色々と面倒なことになりそうな気配が」

はやり「面倒なことになりそうな予感って?」

京太郎「その、なんつーか……」


はやり「はやりの身体は京ちゃんを忘れられないって言ってるよ!」

京太郎「そういうことだよぉぉ!!」



「な、なんだってー!!!」

「京太郎! お前は、俺のぉぉぉぉ!」

「驚いたぞ!」


ざわざわ ざわざわ


京太郎「このままではこちらが(社会的に)やられる!」

モブ子「へへっ、そそっかしいからよ、こういう時、目立った方の負けなのよね」

はやり「おっぱいはまだ負けてないからね!」

モブ子「それ以外もあんたの勝ちで良いから話しかけんな!」

はやり「若さで勝ってるからって調子乗らないでよね!」

モブ子「乗ってないよ!」


明華「どういうことですかー!」

ネリー「キョータローのバカ」ゲシッ

ハオ「……」ジトー

智葉「……京太郎ぉ」


京太郎「俺に一体どうしろっていうんだ!」

はやり「はやりんのお婿さんになれば良いんだゾ☆」

京太郎「もう黙れよ!」

はやり「きょ、京ちゃん……」

京太郎「あ、す、すみません強く言いすぎ」

はやり「関白亭主なんだから♪」

京太郎「(暴言が)ちょ、直撃のはずだ……化け物か!」

モブ子「一体どこにそれほどのメンタルが……!」

はやり「愛だよ!」

京モブ「なぜそこで愛!?」

はやり「さて……仕事があるし行こうかな」

京太郎「なにしにきたんだよ!」

はやり「所有権主張だよ!」

京太郎「とんだありさまだよ!」



―――【帰り:電車】


ネリー「誰か、声かけてよ」

智葉「なら私が」

メグ「やめましょう、逆に惨事です」ガシッ

明華「なら私が」

メグ「同じく」ガシッ

ハオ「で、でしたら私が、ふ、不本意ですが仕方ない、ですね」フフッ

メグ(しまった、私の腕はジャパン! ニホンだけに!)


京太郎「……」

ネリー(黄昏てる、なんとかしてあげたいけど……)


ハオ「京太郎、どうしたんですか?」

京太郎「……」

ハオ「京太郎?」

京太郎「……俺は、これからどうなってしまうんだろう」

ハオ「え?」

京太郎「小さな星が、ついたり消えたり……ははっ、彗星かなぁ」

ハオ「京太郎ぉ!?」

明華「酸素欠乏症となれば私が酸素を送り込むしか」

メグ「黙りなさい痴女」

明華「……わ、私が、痴女!?」

メグ「oh……自覚無し」

―――翌日【インターハイ予選会場】

京太郎「きたぜ!」

アレク「昨日とは大違いのテンションだな」

はやり「きたよ☆」

智葉「くるな!」グルルル

はやり「うっ、なぜか威嚇されてる!」

ハオ「身に覚えはあるでしょうに」

はやり「ハッ、まさか京ちゃんを狙う刺客!?」

ハオ「だ、誰が京太郎なんかっ!」カァッ

智葉「わ、私は友達だもの、な?」ギュッ

京太郎「ふぁ、ふぁい」カァッ

はや明華「はいはい、嘘乙!」

明華(瑞原はやりとかぶった……!?)

明華「……死にたい」ガクッ

はやり「なんか喧嘩売られた気がする……ちょっと頭冷やす?」

明華「ひぇっ」

京太郎「あ~えっと、みんな頑張って! 俺は男子個人戦の方行ってくるからさ!」ダッ

アレク「みんなおっかけちゃダメだからね。出場するんだから……だから、私が行く!」ダッ

はやり「私も行く!」ダッ

智葉「くっ、非力な私を許してくれ……!」

明華「辞退しますかね」

ネリー(勝ったら京太郎喜んでくれるかな……!)グッ

―――【男子個人戦会場:廊下】

京太郎「さてと、俺は……」

アレク「あっちだな」

京太郎「……なんでいるんっすか監督」

アレク「お前の監督でもあるからね」フフン

京太郎(胸を張っても胸が張らない……ああ、無情)

アレク「失礼なこと考えただろ」

京太郎「めっそうもない」

アレク「ちなみに瑞原プロは女子の方の解説があるから帰った」

京太郎「うん……この会場であの距離感だったら殺されるからね、睨み殺される」

アレク「またまた」

京太郎「マジで、嫉妬と殺意で人は死ぬ」

アレク「そ、そう」

京太郎「そうだよ」

??「おや、そこに居るのは京太郎ボーイ」

京太郎「うぇ、うぇ、Welcome to this crazy Time!」

??「このイカれた時代へようこそ!」

京太郎「俺はタフボーイじゃなーい!」

??「ふふっ、またまた、私にあんな辱めをうけさせておいて……責任、とってくれるんですよね?」

京太郎「ひぇっ、じょ、冗談は良子さん!」

良子「私はジョークは嫌いです」キリッ

京太郎「ま、待て! 話せばわかる!」

良子「ではゆっくり話しましょう、今から……マイホームで!」クワッ

京太郎「どうしてこうなる!」

アレク「……女難の才だな」

京太郎「災だろ!」

トシ「いや、才だね」

京太郎「どこからわいたババア!」

京太郎「くそっ、予選前にこんなにも疲れる……!」

良子「では、癒してさしあげます」ピトッ

京太郎「くっつくな!」

京太郎(おっぱい!)

良子「な、なぜ……京太郎は発情させた私のおっぱいを舐めるように見てたはず!」

京太郎(人聞きが悪いんだよ!)

京太郎「ストッキングに包まれた足も見てたよ!」

良子「……」

京太郎「……」

アレク「……」ジト

京太郎「……どうした俺!?」

トシ「若いねぇ」クスッ

良子「良いんですよ? 破いても?」

京太郎「……どうしよう」

アレク「さぁ」ジト

トシ「……そろそろ試合だよ」

京太郎「アディオス!」

良子「死にゆく男の帰りを待つ故郷の女ですね!」

京太郎「ん~哀戦士!」

京太郎「ロン!」

京太郎「ロン!!」

京太郎「ツモォ!!」


―――【男子個人戦予選会場:廊下】


京太郎「はぁ、はぁっ……」

トシ「お疲れさん」

京太郎「と、トシさん、自分の学校は?」

トシ「そっちも見てきた」

京太郎「なにいってんだこいつ……」

トシ「ワープが成立する世界なんだからこの程度造作もないさ」ケラケラ

京太郎「ネジが飛んだか」

アレク「こわいぞ」

良子「え、ワープってあそこしかできないはずじゃ……こわ」

京太郎「その発想もこわい」

良子「まぁそんなことは置いといてデートでもしましょう」

京太郎「やめろ、周りからの視線が痛い!」

良子「初体験の時は私だって痛い思いしますよ!」

京太郎「なに言ってんのテメェ!?」

智葉「京太郎ぉ!」ダキッ

京太郎「なんじゃぁぁっ!?」

良子「ここにきて新ヒロイン!? 新顔は下がっててください!」

明華「こっちの台詞です、ポッと出!」

良子「!!?」


京太郎「えっと……」

明華「問題は明日ですなので……勇気、くれますか?」ギュッ

京太郎(なぬっ!?)

ハオ「そんなエロゲのヒロインみたいな台詞を! させません!」ガシッ

明華「なっ、はなしてくださいハオちゃん!」



京太郎「……帰るか」トオイメ

ピトッ

京太郎「ひゃわっ!?」ビクッ

メグ「お疲れさまデス」フッ

京太郎「め、メグさん……」

メグ「はい、缶コーヒー」

京太郎「あ、ありがと……」フッ

ネリー「ねぇねぇキョータロー! 勝ったよ!」ニコッ

京太郎「おう、みんなだろ」ナデナデ

ネリー「むぅ、そうだけど……ほ、褒めてくれても良いじゃん」

京太郎「褒めてるだろー」ナデナデ

ネリー「むぅ……じゃあ、許す」フイッ

京太郎「おう」ニッ

メグ「ほほえましいですね」クスッ


良子「置いてかれてる……」

智葉「なん……だと……」

明華「ばかなっ!」

ハオ「わ、私はまともなはずなのにこっち側に……」シロメ




アレク「しかしあれだ、なんでお前……戒能プロと?」

京太郎「うっ」メソラシ

良子「あの日、私は京太郎に落とされました……いえ、堕とされました!」クワッ

京太郎「二度も、言うことかっ……」

良子「だってあれ以来、私の身体は京太郎を覚えてしまって」カァッ

京太郎「だからなんでそんなこと言うんですかあんたは!」ガシッ

良子「んっ、京太郎、こんなに強く、肩、つかまれては……」

京太郎「肩しか触ってねぇよ!」

良子「京太郎に触られただけで感度3000倍!」

ハオ「対魔忍!?」

京太郎「え?」

良子「え?」

ハオ「……えっ!?」バッ

明華「いや、私見られてもなにがなんだか」

ハオ「……えっ!」

京太郎「へぇ~」

トシ「そうきたか……誰か、アイツを呼んできな!」

アレク「なんの話です?」

トシ「うちの隠し玉……って京ちゃんいないし覚醒もない、か」チッ

アレク(そろそろ歳だしこういうこともおかしくないか……)


京太郎「……疲れた、帰ろう」

良子「そうですね、私と一緒に!」

京太郎「もっと疲れるわ!」

良子「一緒にお風呂入って寝ましょう」ニコッ

京太郎「寝れないパターンの奴だこれ!」


はやり「……置いてけぼり、なの?」

明華「その歳で語尾が『なの』ってのはちょっとは」

はやり「ディバインバスター!」ゴッ

明華「まおうっ!?」バタッ


―――【じゃん荘:京太郎の部屋】

ガチャッ


京太郎「ただいまー」

カピー「カピ」オカエリ

京太郎「おお~ただいまカピー!」モフモフモフ

カピー「カピっ」アッヤンッ…ダメッ

京太郎「すまんすまん」ナデナデ

カピー「カピ」バカッ…

京太郎「今日は疲れたよ」

カピー「カピ」タノシソウダッタゾ

京太郎「ま、まるで見てきたように言う」

カピー「カピ」ミテタゾ

京太郎「……だって、おっぱい大きいんだもん」

カピー「カピ」クソダナ

京太郎「!?」

京太郎「俺は……どうすれば良い?」

カピー「カピ」ドウシタインダ…

京太郎「こう、強くなりたい……」

カピー「カピ」キタエレバ?

京太郎「……映画見て飯食って寝るか!」

カピー「カピ」マジデツヨクナルカラヤメロ

京太郎「よっしゃぁ! やるぞぉ!」

カピー「カピ」ヤメロォ!

プルルル

京太郎「電話か……ほう」ピッ

カピー「カピ」セーフカ?

京太郎「俺だ」

咲『個人戦ぶっちぎりの一位だぜ!』

京太郎「俺も!」

咲『やったね!』

京太郎「おう!」

咲『公式戦で京ちゃんをやらなきゃ死んでも死にきれない!』

京太郎「それでこそ俺のライバルだ」

咲『私が圧倒的な強さで勝ってるのにずいぶん余裕だね』

京太郎「情けない咲に勝っても意味がないなからな」ハッ

咲『やっぱ戦うしか脳がないなぁ……でさ、もっと聞きたいことが』

京太郎「どうした?」

咲『瑞原はやりと戒能良子との関係について』

京太郎「サボテンが花をつけている」

咲『そんな年中サボテンは花つけないよ』

京太郎「ええい、サボテンを使いすぎた……!」

咲『で、どうなってるの?』

京太郎「……おっぱい、今はそうとだけ言っておく」

咲『情けない奴』

京太郎「笑いたければ笑え」

咲『……はっ』

京太郎「その笑い方むかつく」

咲『この巨乳好き、死ね』

京太郎「ちょっと待って傷つく!」

京太郎「待てよ、俺がもし巨乳好きじゃなかったら」

咲『京ちゃんが母性を求めるマザコンじゃなかったら?』

京太郎「変に歪曲すんな……まぁおっぱいが好きじゃなくてちっぱいが好きだったらの話だけどな」

咲『ほう、ちっぱいはおっぱいではないと申す』

京太郎「話を折るなよ」フッ

咲『今は許しといてあげる』

京太郎「ありがとう……でだ、ちっぱい好きだったとしたら、お前に欲情すんのかね?」

咲『……気持ち悪』

京太郎「真面目に傷つく反応やめろ!」

咲『いやだって……えぇ、京ちゃんが私にやらしい目向けてくるとか……えぇ』ドンビキ

京太郎「お前いつかしばくからな」

咲『……いやでも、えぇ~』

京太郎「泣くぞ」

咲『ごめん』

京太郎「いいよ」

咲『ともかく、想像できないでしょって話』

京太郎「まぁ……」

咲『ともかく、ネットニュースになってたからね』

京太郎「え、なにが?」

咲『私がはやりんと戒能プロと京ちゃんのこと知ってたのなんでだと思う?』

京太郎「……嘘でしょ?」

咲『そう思いたいならどうぞ』

京太郎「……アクシズ落とす」

咲『絶望しない絶望しない』

―――翌日【インターハイ予選会場】

京太郎「……」

智葉「眠そうだが、大丈夫か?」

京太郎「え、ああ、たぶん……」

智葉「今の内に少し休むか?」

京太郎「ん~……」

アレク「夜更かしでもしたか?」フッ

京太郎「まぁ、ちょっと」

はやり「そう言う時は、はやりを呼んでくれたらいいのに♪」

京太郎「そういうことしてないっすから」

はやり「またまたぁ、男子高校生が夜更かしといったら」

良子「ハッ、処女の発想ですね」

はやり「しょしょしょ、処女ちゃうわ!」

明華「そういう戒能さんは処女じゃないと」

良子「処女です」ドヤッ

明華「寂しい青春だったんですね」

良子「ウーロン茶!」ゴッ

明華「こうしろうはんっ!?」ゲフッ

明華「そろそろ腹筋が割れそうですね!」

良子「軍隊仕込みの鉄拳を喰らって僅か10秒で……」

はやり「素質あるんじゃない?」

明華「私はおしとやかキャラで通ってるんですよ?」プンスコ

ハオ「明華……あなたはもうそういうキャラじゃないです」

明華「……!!?」

ネリー「いやそんな顔しても」

京太郎「なんの話だ?」

明華「京太郎くん私はっ、私はおしとやかキャラですよね!?」ヒシッ

京太郎(おっぱい!)

京太郎「……おしとやかキャラじゃないなぁ」

明華「!?」ガーン

ネリー(本当に気づいて無かったんだ)

明華「そ、そんな……」フルフル

京太郎「で、でも明華さんのことは好きですよキャラとかどうでもいい!」

明華「京太郎くんっ!」パァッ

京太郎「いや、マジで綺麗だし自信もって!」

明華「……ふふふ、あと10年は戦えます」

クイクイ

京太郎「ん?」

ネリー「ね、ネリーは?」

京太郎「……かわいいぞ」ナデナデ

ネリー「えへへっ……」ギュッ

京太郎「お、おう……」

京太郎(くっ、こいつが俺のことを好きってことも知ってる……ダメージが高い! ロリが相手なのにっ!)




―――【予選会場:対局室】


京太郎「……」

モブ男A「くっ、生意気にガイナ立ちしやがって!」

モブ男B「なんでこんな奴に戒能プロが」

モブ男C「はやりんはどうでもいい、戒能プロがどうしてこんな奴に……」

モブ男A「早く誰かもらってやれよはやりんのこと」

モブ男B「お前がもらってやれ」

モブ男C「いやお前が……ハッ!」


「須賀、お前がはやりんをもらってやれ!」

京太郎「断ぁる!」



―――【廊下】

モブ子「やめたげてよぉ……」

メグ「まぁその……しかたないデスネ」



京太郎「……俺に勝てるはずがない!」

モブ男A「おのれ!」

モブ男B「だが俺はモブ学園の中でも最弱!」

モブ男C「そして俺が最強!」

京太郎「……あれ、制覇しちゃった?」

モブ男C「……おう、お前がナンバーワンだ!」


京太郎「や、やったぜ?」



良子「さすが私の京太郎です」フフン

裕子「……えっと、問題発言です」

良子「いえ、問題ありません」

裕子「問題しかありません」



京太郎「……俺に勝てるはずがない!」

モブ男A「おのれ!」

モブ男B「だが俺はモブ学園の中でも最弱!」

モブ男C「そして俺が最強!」

京太郎「……あれ、制覇しちゃった?」

モブ男C「……おう、お前がナンバーワンだ!」


京太郎「や、やったぜ?」



良子「さすが私の京太郎です」フフン

裕子「……えっと、問題発言です」

良子「いえ、問題ありません」

裕子「問題しかありません」



―――【インターハイ予選会場:廊下】


テクテクテク

京太郎「……終わったぜ」

モブ子「お疲れさん」ポイッ

京太郎「っと、サンキューっす」カシッ

アレク「おお、ほんとにあのアイスコーヒーで喜んだ」

モブ子「あいつ部室で淹れたのかこの缶コーヒーばっか飲んでるじゃないですか」

アレク「へぇ~」

京太郎「よく見てますね」ズズッ

モブ子(マズイ……余計なことを言った……誰にも見られてなければ私の勝ちだ!)キョロキョロ


良子「……」

モブ子(見られてたぁぁぁっ!)

良子「さすが京太郎……私以外も堕としていたとはっ……まさに魔王っ」ポッ

モブ子(うえぇぇぇっ! 怪しまれるよりこの展開まずぅぅぅい!)




記者A「須賀君、予選突破おめでとう!」

記者B「さっそくなんだけどインタビュー良いかな!」

京太郎「あ、はい」


モブ子(まずい、この輪の中から早く抜け出さなくては……)ガシッ

モブ子「なにをっ」

アレク「逃げるな……私とお前しかこっちには来てない」

モブ子「そういえば、なぜ私だけ、他のみんなは!?」

アレク「女子の方」

モブ子「なんで私だけ連れてきたんです?」

アレク「お前なら許されると思って」

モブ子「ああ、もう……」ツゥ


京太郎「えっと……」

記者A「まず……戒能プロと瑞原プロとの関係なんだけど!」

京太郎「ちょっとは麻雀の話聞け!」

記者B「いいからいいから」

京太郎(くっ、やはりインパクト強いからな……てかそっちの方がみんな気になってんのか、さすがあの二人の人気故か!)

アレク「あ~あんまりその話題は勘弁していただけませんか?」

記者A「みんなこれしか興味ないぞ!」

アレク「あ、はい」


京太郎(そこで負けんなよ!)

モブ子「……なんとかしろ、おもに私を助けろ」ボソボソ

京太郎「そんなデカいおっぱいしてるから間抜けて逃げれねぇんだよっ」ボソボソ

モブ子「私のおっぱいばっか見てるからそうなるんだよ!」

京太郎「お前距離感近いんだよ!」

モブ子「私は目立ちたくないんだよ!」

京太郎「プロ志望なら努力しろ!

アレク「そうだよ!」

はやり「そうだよ、胸にばっかり脂肪つけてさ! しぼうなだけに!」

京太郎「うわぁ……」

良子「ユアマムのブラッドですね……」

はやり「」シロメ

モブ子「……なんでいるのさ!?」


はやり「どこでも駆けつけるよ!」シュバッ

良子「京太郎のピンチとあらば!」シュバッ

モブ子「プリキュアみたいに構えんな!」



京太郎「逃げなきゃ(使命感)」

モブ子「あんたが囮になるんだよ!」ガシッ

京太郎「離せモブ!」

モブ子「絶対離さない!」

京太郎「ええい、誰かなんとかしろ!」

はやり「私の京ちゃんに!」

良子「いいえ私の京太郎です!」


京太郎「カオスか! なぜこうなった!」

アレク「……大体自分のせいじゃない?」

京太郎「そうでした」




―――その後【予選会場:外】


京太郎「……俺は、どうしたんだったか」トオイメ

メグ「あまりのことに記憶障害」

ネリー「きょ、キョータロー大丈夫?」オロオロ


ハオ(記憶障害!?)

明華(すなわちチャンス!)

モブ子(チャンスとか考えてるんだろうなぁ)


明華「私と婚約したんですよ」ニコッ

ハオ「私と一緒に故郷に帰る約束を!」

智葉「私が一番の親友、いや、私以外友達がいないまである」

京太郎「……なに言ってんのこの人たち」

モブ子「チャンスが目の前に転がってたらどうする?」

京太郎「チャンスは最大限に生かす、それが俺の主義だ」

モブ子「こいつはもうダメだ」



智葉「あ、京太郎」

京太郎「ん?」

智葉「その、今日……うち、来るか?」

京太郎「あ~良いですけど」

智葉「そうかそうか、晩御飯を一緒に食べよう」ニコニコ


明華(なんと!)

ハオ(とんでもないことになってきました……!)

ネリー(私も今度、一緒にご飯誘ってみよっかな……で、デートとかも、したぃし)カァッ

メグ(ラーメン食べたい)

アレク(ラーメン食べたい)

モブ子(ラーメン食べたい)

―――【辻垣内家】


京太郎(やっぱ家っていうか屋敷って感じだよなぁ)

智葉「さぁ、遠慮なく入ってくれ!」ニコニコ

京太郎(くっそう、これでまともな友達だったらどれほど良いことか……いや、こくって振られるな!)

智葉「今は、母親が出かけててな……晩御飯の食材で足りないのがあったから買ってくるとかなんとか」

京太郎「へ、へぇ~」

京太郎(親がいない家で智葉さんと二人だって!? おっぱいに! おっぱいに殺される!)

智葉「さぁさぁ!」


ガラッ


京太郎「お、お邪魔します……」

智葉「ん」コクリ

京太郎(なんかこう、いけない気分になりそうだぜ……)

テクテク

智葉「私の部屋で、良いか?」

京太郎「あ、はい」

智葉「晩御飯ができるまではもう少し時間がかか……」

ガラッ

????「……」

京太郎「え、えっと……」

智葉「父さん」

辻垣内父「君が」

智葉「紹介も兼ねたし、丁度良いな!」ニコッ

京太郎(こんなことならおっぱいに殺されたかったぜ……)

辻垣内父「どうぞ」

京太郎「あ、はい」




―――【辻垣内家:近辺】


明華「阻止しようとは思ったものの」

ハオ「無理ですね……」

明華「諦めますか、どうせ京太郎君が今日一日で決着をつけるとも思えませんし」

ハオ「妙な信頼ですね……ですが私は」

明華「ハオ?」

ハオ「強行突破をしてでも!」グッ

明華「ちょっと本気がすぎないですか!?」

ハオ「な、なんの話ですかっ!」フイッ

明華「苦しい! 素潜り2分ぐらい苦しい!」

????「あら……」

ハオ「あ、あなたは!」

明華「サトハちゃんのお母さん!」

辻垣内母「?」



―――【辻垣内家:居間】


京太郎「……」セイザ

京太郎(だがこれはチャンスでもある……智葉さんに異性の友達との距離感を理解させるための)

智葉「……ふふっ」ヨリソイ

京太郎(そのためなら俺は、彼女の父の怒りも受け止めよう……さぁ来い! 怒れ!)


辻垣内父「……」


京太郎「……」

辻垣内父「友達、だよな?」

智葉「ああ、友達だ……な、京太郎?」ニコッ

京太郎「あ、はい」

辻垣内父「……須賀君、君に折り入って頼みがある」

京太郎「ですよね、もうちょっと友達って言っても距離が必要だと思います!」

辻垣内父「その、頼む、智葉のこと」


京太郎「おい話が違うぞ!」

智葉「?」


辻垣内父「もうもらってやってくれ」

智葉「そ、そんな、友達同士だし……な?」カァッ

京太郎(満更でもねぇ顔してるじゃねぇか!)タスケヲモトメルメ

辻垣内父「……」メソラシ

京太郎「おい!」

辻垣内父「もうな、ダメなんだ……」

京太郎「あきらめるなよ! こんな男に大事な智葉さんはやれないだろ! もっと娘大事にしろ!」

辻垣内父「ごめん、お願い」

京太郎「オォイ!」

智葉「京太郎、そんな大事に思っててくれたなんてっ」カァッ

京太郎「違ぇよ! いまどう聞いたらそうなるんだよ!」

バンッ

ハオ「話は聞かせてもらいました!」

明華「異議あり!」

京太郎「ややこしくなるから出てくんなぁっ!」

京太郎「てかなんでここに!」

ハオ「愛です!」

智葉「なぜそこで愛!」


辻垣内父「どどど、どういうことだ!」

明華「そういうことです」キリッ

京太郎「だからややこしくなるからお前ら二人はだーってろ!」

智葉「そ、そもそもなんで二人がここに!」

辻垣内母「どうせだから晩御飯、招待したのだけれど……」

智葉「わ、私は京太郎と二人きりで……」カァッ モジモジ

京太郎(告白して振られたい)

智葉「……と、ともかく、二人と違って私は京太郎と、そ、そう言う関係になりたいとか、じゃっ……」マッカ

辻垣内父「智葉、とりあえず俺と須賀君……二人で話をして良いか?」

智葉「そんなこと許され」

辻垣内父「……な?」

智葉「むぅ……仕方ない、行くぞ明華、ハオ」

明華「ちょ、私はまだ納得してな」

ハオ「ここは下がりましょう……もしかしたら智葉と京太郎があんなことやこんなことにならないように言うのかもしれません」ボソボソ

明華「なるほど!」

智葉「それじゃごゆっくり!」

辻垣内母「私も晩御飯の支度してくるわね~」


パタン


京太郎「……えっと、お、お話とは?」

辻垣内父「重ね重ね、智葉を頼む」

京太郎「落ち着いて!」



辻垣内父「なんでダメなんだ、かなり優良だと思ってるんだが」

京太郎「ととと、友達って聞いてるでしょ!」

辻垣内父「え、あれ友達の距離感?」

京太郎「いや、うん、違います」

辻垣内父「それにな、もうダメなんだ……」

京太郎「えっ」

辻垣内父「……」トオイメ


京太郎(まさか、なんか理由があって……先が、長くないとか?)


辻垣内父「もうだめだ……智葉はもうダメだ」

京太郎「そっちか!」

辻垣内父「ダメなんだよ……」

京太郎「お前の大事な娘だろうがっ!」

辻垣内父「見ちゃったんだよ」

京太郎「え、な……なにを?」

辻垣内父「あれは昨日のことだ」

京太郎(ド最近)




―――昨晩【辻垣内家:廊下】


辻垣内父(こんな時間に目を覚ますとは、我ながら珍しい……)

辻垣内父「ん?」

辻垣内父(智葉の部屋から声が)


智葉「んにゃぁ♥ きょぉたろぉのにおいでいっぱぃだよぉっ♥」


辻垣内父「」シロメ


智葉「らめぇっ♥ 友達っともだちにゃのにぃっ♥」


辻垣内父「」ガクガクガク


智葉「えへへっ、きょぉたろぉのにおぃで一杯だぁ♥」


辻垣内父「」ブクブクブク




―――【辻垣内家:居間】


辻垣内父「ということが」ツゥ

京太郎(血涙出てる……てか智葉ァ! お前聞かれてんぞォ!!?)

辻垣内父「もうダメだ、君に頼むしか救われない!」

京太郎「俺が救われてねぇぞ!?」

辻垣内父「俺が救われてる!」

京太郎「ドン引きだよ!」

辻垣内父「智葉のなにがいけない!?」

京太郎「いやそうじゃなくて……友達だから!」

辻垣内父「今の話を聞けば無理だろ!」

京太郎「あ、うん」

辻垣内父「……頼む、頼む」

京太郎「こ、このプレッシャーはなんだ……」


辻垣内父「智葉が可愛くないのかぁっ!?」

京太郎「可愛いわぁっ!」

辻垣内父「エッチなことしたくないのか!?」

京太郎「できるならしたいわぁっ!!」

ガチャンッ

京太郎「え?」

辻垣内父「ハッ!?」ガラッ

智葉「そ、その……お、お茶を、も、もってきたら、そのっ……」カァッ モジモジ

京太郎(oh……)

京太郎「……」チラッ

辻垣内父「……」ダラダラ

京太郎(すげぇ発汗してる)

辻垣内父「……」チラッ

京太郎「……」ダラダラ

辻垣内父(すげぇ発汗してる)

智葉「わ、私、そのっ……」カァッ

京太郎「さ、智葉さん、これは1」

智葉「と、友達、だったのにっ……は、はじめての、異性の、友達っ」フルフル

京太郎(き、傷つけてしまった)

智葉「……で、でも、京太郎が、どうしてもと、言うなら……私は、その」

京太郎「え」

智葉「ふ、不束者、ですが……お、お願い、します」ナミダメ マッカ

京太郎(え、なにこのかわいい生き物)

辻垣内父「」

京太郎(……し、死んでる)

智葉「そ、その……も、もう友達じゃ、ないということ、だよな?」モジモジ

辻垣内父「」

京太郎(どうしよう……いや、これはチャンスだ!)

京太郎「それは違うよ!」ロンパ!

智葉「えっ」

京太郎「オレ、サトハサン、トモダチ」

京太郎(くっ、あまりの緊張にカタコトに、初期のアマゾンに!)

智葉「え、で、でも……その、えっちなこと、したいって……」モジモジ

京太郎「トモダチ!」

智葉「え、えっちなこと、考えるのか? 友達で?」

京太郎「それが異性の友達と同性の友達の違いです!」

智葉「あ……な、なるほどっ」

京太郎(勝ってる勝ってる! たまに同性でもそういう感情ある人いるから気を付けろよ!)

智葉「そ、それじゃあ、私と京太郎はまだ……友達?」

京太郎「そういうことです!」クワッ

京太郎(押し込める!)

智葉「そうか……えっちなことする、友達なのか……」カァッ

京太郎「ち、違う!」

ドタンッ

明華「なんとぉ!?」

ハオ「聞き捨てなりませんよ!?」

京太郎「落ち着けお前らも!」

智葉「だ、だってそういうこと、したいんだろ……?」チラッチラッ

京太郎「思うのとするのは違うから!」

智葉「……じゃぁ、しないのか?」

京太郎( し た い ! ! )

明華「顔にしたいって書いてありますよ」

京太郎「おのれぇ!」

京太郎「ともかく、俺は……えっちなことなんて絶対にしない!」

辻垣内父「」

京太郎「と、とりあえずまだ話がありますから、ほれほれ!」

智葉「ちょ、京太郎!」

京太郎「ちょっとだけ、ちょっとだけだから!」

明華「まったく、行きましょうサトハちゃん」

智葉「むぅ……」

ハオ(このままではこちらがやられます!)


パタンっ


京太郎「ふぅ……さぁ、話を続けましょう」

辻垣内父「」

京太郎「死んでる場合か!」

辻垣内父「ハッ!?」ビクッ

京太郎「よしかえってきた!」

辻垣内父「……サトハ、キョウタロウ、コンヤク」

京太郎「帰ってこい!」ゴッ

辻垣内父「ぶふぉっ!」




辻垣内父「あ、ああ……悪い」

京太郎「良かった……」

辻垣内父「……で、智葉のことをよろしくたのむ」

京太郎「良くない!」

辻垣内父「繰り返すか! 今の件繰り返すか!?」

京太郎「チィッ!」

辻垣内父「こちらの勝ちだ!」

京太郎「まだだ、まだ終わらんよ!」

辻垣内父「智葉のあんな姿を見てしまったからにはどうにかする!」

京太郎「言葉が重い!?」

辻垣内父「このままじゃ埒が空かん……」

京太郎「……」

辻垣内父「ならば……今日、泊まってかない!?」


京太郎「……やだ!」

辻垣内父「 な ん で ? 」

京太郎「魂胆が丸見えなんだよぉ!」

辻垣内父「さ、さぁ~なんの話やらぁ~?」

京太郎「だが残念だったな、智葉さんはお友達という話で決着がついたんだ!」

辻垣内父「……セ〇レ!!?」

京太郎「違うわ!」






―――その後【辻垣内家:居間】


智葉「おいしいか?」ニコニコ

京太郎「はい!」ニコッ

明華「ふむ、和食の味の濃さはこのぐらいで……」

ハオ「おいしい!」

智葉「ん、お前達の口にもあって良かった」フフッ

京太郎(平和に終わりそうだ……)ホッ


智葉「……泊まっていくか?」

京太郎「いや、やめときます」

明華「ですよね!」

智葉「そうか……」シュン

京太郎(くっ、気を抜けば落ちてしまう!)

ハオ(頑張ってください京太郎、ここを耐えれば智葉に勝てるんですから!)




―――【辻垣内家:玄関前】


智葉「それじゃあまたな」フフッ

京太郎「はい」フッ

明華「……さ、帰りましょう京太郎くん」ギュッ

ハオ「ですね」ニコッ ギュッ


京太郎(両腕におっぱい!)

智葉「……ま、またなっ」ギュッ

京太郎(正面からおっぱい!)

明華「な、なにしてるんですかサトハちゃん!」

ハオ(あなただって抱き着いてるじゃないですか)

智葉「と、友達の挨拶!」

京太郎(友達はこんな抱き着いたりしない……いや、するか? いやしかし……ぐっ、友達ってなんだ!)



―――【帰り道】


京太郎(ハオとは別れたが、明華とは方向一緒だしな)

明華「こういう時はアドバンテージですね」クスッ

京太郎「そういうもんか?」

明華「そういうもんです!」ムゥ

京太郎「そっか」ハハッ

明華「もう、京太郎君は誰かを好きになったことないんですか?」ムゥ

京太郎「ん~」

明華「それともサトハちゃんのこと、好き、ですか?」

京太郎「好きだけどそれはきっと、みんなに対してのものと一緒だからな」ハハッ

明華「……」

京太郎「ん?」

明華「やはりマザコンでシスコンでロリコンだから……!」

京太郎「違うわ!」

京太郎「認めたくない……」

明華「性癖を?」

京太郎「違うって」

明華「……私たちに、ちゃんとえっちな感情、抱いてくれます?」

京太郎「何の質問だよ、抱くよ……俺は普通なんだ」

明華「……本当ですか?」

京太郎「嘘はつかんさ」ハハッ

明華「なら良いですけど……わりとロリコン疑惑はありますよ」ジト

京太郎「俺をそういう人もいる……けど好みは明華さんみたいな子ですから」フッ

明華「なっ……そ、そういうの、ズルイです」カァッ

京太郎「ハハハハ!」

ネリー「あれ、キョータローじゃん」

京太郎「ネリー!」ダッ

ネリー「ふぇっ!?」

京太郎「ネリーじゃないか!」ガシッ

ネリー「なにっ!? なにっ!?」

京太郎「はははははっ!」グルグル

ネリー「ひゃわぁっ!? 足っ! 足ついてなっ、ひあああぁぁぁっ!!?」


ストン


京太郎「ふぅ、楽しかった」

ネリー「こっちはびっくりだったよ!」ポカポカ

京太郎「ははは、妙にじゃれつきたくなってな」ナデナデ

ネリー「むぅ!」

京太郎「許せ」フッ

ネリー「……でも、いいの?」

京太郎「ん、なにがだ?」

ネリー「……明華」ユビサシ

京太郎「ハッ!」バッ


明華「……きょ」

京太郎「きょ?」

明華「京太郎くんのロリコンー!!!」ダダダッ

京太郎「ま、待て違う! 誤解だぁっ!」




京太郎「くっ、このままではロリコンにされる!」

ネリー「もうロリコンで良いじゃん」

京太郎「よくないの! 俺はおっぱいが大きいおねーさんが好きなの!」

ネリー「知らないよそんなの」フンッ

京太郎「くっそう」

ネリー「ネリー、帰るからね」

京太郎「あ、おう」

ネリー「あ、キョータロー」

京太郎「ん?」

ネリー「そ、そのさ……」モジモジ

京太郎「?」


ネリー「明日、デート……しよ?」カァッ

京太郎「了解した」キリッ

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最終更新:2026年01月23日 21:51