竜華「えっと……京太郎?」
京太郎「…………」ギュー
竜華「抱き着いてくれるんはうれしいんやけど、ずっと無言で後ろからそうやと怖いっちゅーか不安っちゅーか……」
京太郎「…………」ギュー
竜華「……なんか、あったん?」
京太郎「……少し、ですけど」
竜華「うん」
京太郎「嫌なこととか、しんどいこととか重なって、不安になりました」
竜華「……そんで?」
京太郎「なんか、色々ごっちゃになって、目の前に竜華さんがいたから……」
竜華「京太郎、一回離して」
京太郎「…………」ギュー
竜華「お願いやから。ちょっとこっち向いて」
京太郎「……はい」スッ
竜華「いつも明るいのに暗い顔しとるなぁ……えい」ギュ
京太郎「あ……」
竜華「こういうのは正面からするもんや。どや?胸好きやろ?」
京太郎「……今そんな気分じゃないです」
竜華「そか……ま、しばらくこうされとき」ナデナデ
京太郎「…………」
竜華「京太郎はな、普段は頑張りすぎやねん。雑用やら、誰かの頼まれごとやら、ずーっとやっててな」
竜華「やから、たまにはこうして甘えてええんやで?」
京太郎「…………はい」
竜華「ん、よろしい。しばらくこうしといたる。ちゃーんと、傍におるからな?」
カンッ!!
最終更新:2013年11月30日 17:11