「―――ください、起きて下さい」
はやり「むにゃ?」
京太郎「もうお昼ですよ」
はやり「あ゙ー……は、はややっ☆ お日様さんさん、今日も元気に―――」
京太郎「遅いですって」
はやり「ぬぐっ」
京太郎「まだ余裕はありますけど、そろそろ準備した方がいいですよ」
はやり「はーい」
京太郎「……なんかはやりさん、テカテカしてません?」
はやり「えっ? やだっ、そんな肌が綺麗だなんて」
京太郎「いや、そういう訳じゃ……昨晩何してました?」
はやり「えっ、昨晩? ええと、ええと……」
京太郎「まあそこに横たわってる缶を見れば想像出来ますけど」
はやり「やだあ、京太郎君のえっち☆」
京太郎「何がえっちですか。お酒、控えた方がいいですよ」
はやり「ぷー、京太郎君のケチンボ」プクー
京太郎「ん? このビデオカメラ、どうしたんですか?」ヒョイ
はやり「えっ? うーん、何だったっけ……」
京太郎「今日持っていきましょうか。記録撮るために」
はやり「ええと、うーんと」
京太郎「これ、今のテープは何が……」カチッ
はやり「あっ、思い出した☆ ってえ、ちょっと待てぇえ!!!!」
京太郎「えっ」
『オイルすごぉい、あはは、全身つるつる! 全身つるつるだよぉ!!』
『ラー油混ぜちゃえラー油! あーもう全身油まみれ、ピチピチ! ピチピチ!』
『鏡、鏡。んほぉしゅごい、上から下からつるっつるのピカピカ! あっそうだ、毛』ポチッ
京太郎「……」
はやり「……京太郎君」
京太郎「ミテナイッスナニモミテナイッス」
はやり「お前もオイル塗れにしてやろぉかあ!!!!」
京太郎「キャー!!!!」
後日京太郎はオイル塗れとなって発見された。
カンッ
最終更新:2014年02月23日 14:07