【清澄高校麻雀部】
久「んー……めんどくさい生徒会の仕事を終えて、部活が始まるまでの時間を仮眠して過ごす……考えようによっちゃ贅沢な話よねー」
久「いつもならみんなが先に来て、練習を始めてるんだけど、まあたまにはこんなのもいいわよね……んー?」
咲「ほ、ほら、もう部長が来ちゃってるし……ま、また今度にしようよ……」
京太郎「思い立ったが吉日って言うじゃねーか。ほら、恥ずかしがってないでそこに座れって」
久(あら、咲に……一緒にいるのは須賀君ね。なんの話してるのかしら?)(聞き耳
咲「ほ、ほんとにいいって。京ちゃんにされると跡が残っちゃうんだよ?この間なんて、服の擦れたとこ、赤くなってたし」
京太郎「んなこといって、気持ちいいよー、とか言ってたのはどこの誰ですかー?」
咲「ぅ……そ、それは……」
京太郎「本当は嫌じゃないんだろ?ほら、俺に任せろって、優しくしてやるからさ」
久(っ、え、ええっ!?な、なに、急に部室に来て、なにおっ始めようとしてるの、この子達!?)
咲「でも……声でちゃったら部長、起きちゃうかも……。そ、それにみんなに見られたら……」
京太郎「そん時は、みんなにも教えてやるだけだぜ、俺のこの黄金の指先のテクニックをな」
久(み、み、みんなにも教えるって、ナニを?黄金の指先のテクニックって!?)
京太郎「…………部長、起きてねえよな」
久「っ!?ぐ、ぐー……すー……!」
咲「きっと生徒会のお仕事が忙しいんだよ」
京太郎「なら、なおのこと俺のテクの見せどころだな」
京太郎「でも、その前に――――」
咲「んっ……ぁ、ふぅ……!!」
久(………………ちょっとぉぉぉぉっ、咲ぃぃぃぃぃ!?)
咲「京ちゃ……ンンっ!いきなりそんな、ァッ……強くしないでェ……!」
京太郎「まあそう言うなって……ほら、こうやって筋に沿って――――」
咲「んっ、やぁ……っ、痛いよ……っ」
京太郎「この痛いのが気持ちよくなってくるんだって。なあ、咲さん?」
咲「んく、はァ…………う、うん――」
京太郎「この筋……この間ほぐしてやったのに、もうカチカチじゃねえか。少しは自重しろっつーの」
咲「だ、だってぇ……ンンっ!!」
久(え、なに、なにこれ、なんでいきなり二人とも部室でナニを始めちゃってるわけ?)
久(は、破廉恥だわっ……ぶ、部室でなんて誰かに見られたらどう――!)
まこ「おー、お前ら先に来とったんか……って、なにしとるんじゃ京太郎?」
久(ま、ま、よく……来てくれたわっ……!)
久(時間を……限定的に終わらせるっ……!部室で行われてるインモラルな行為……!!)(ざわ……ざわ……
久(このさい、過程だけでもいいっ……終わらせて、お願いっ……!)
まこ「おーおー、随分と気持ち良さそうにしとるのう、咲」
咲「ふぁ、恥ずかしい、です……見ないでくださいぃ……!」
久(……せ、……ばせ!……跳ばせっ!!)
まこ「京太郎のがそんなに気持ちええんか……」
久(え?あ、あれ?まこ、まこさん?どうしてそんな、物欲しそうな声出してるの?)
まこ「……の、のう、京太郎。よかったらなんじゃが、咲が終わったらわしにも……お願いできんか?」
まこ「最近、ちーっと溜まってるみたいでのう」
久(ブルゥータァスッ、お前もかァァァッ!!)
京太郎「しょうがないですねえ……じゃあ咲、お前のはさくっと終わらせてやるからな、っと!」
咲「や、やだ、京ちゃん……そんな……ダ―――!?」
久「そ、そこまでよ……!!」(ガバッ!
咲「ヒゥッ!?」
まこ「おわっ、な、なんじゃおったんか部長」
京太郎「え、きゅ、急にどうしたんですか……?」
久「どど、どーしたもこーしたも、あなた達、部室でナニして…………?」
京太郎「?」(咲の肩揉んでる
咲「??」(肩揉まれてる
久「あ、あー…………あれ?」(顔赤い
まこ「むうん?………………ははァん?」
京太郎「なにしてって、最近本の読みすぎで肩凝りがひどいって相談されたんで、ここんところ暇を見てマッサージしてやってるんですけど……?」
咲「で、です」
久「マッサー……ジ?」(さらに顔赤い
まこ「わしもここんとこ、店の手伝いが忙しくてのう。肩凝りが『溜まってる』みたいなんじゃよー」(ニヤニヤ
久「ぇ、ぁ……ソー、デスカ」(さらにさらに顔真っ赤
まこ「――――で、ナニじゃと思ったんじゃ?」
久「し、知らない知らない知らない!!」(布団かぶり
久「もぅ……もー!バカッ、須賀君のバカッ、エッチ、変態!!」
京太郎「いきなりなんで!?」
咲「……京ちゃん、部長になにかエッチなことしたの?」(ニッコリ
京太郎「あいや待たれよ咲さん、これは誤解、濡れ衣……そう、部長の巧妙な罠……!」
咲「ふーん、へーー、ほーーー?」
京太郎「……ぐっ、今度の休みにクレープ一個!」
咲「いつもの喫茶店のスペシャル苺パフェと飲み物、あと好きな作家さんの本四冊」
京太郎「ぬお……に、二冊!」
咲「三冊。それ以上はまけてあげません」
京太郎「くぅ……う……!」(ぐにゃあ……
まこ「なんだかんだ言うて、お前さんもそーいうのに興味は持っとるんじゃのう」
久「う、うるさいうるさいうるさいうるさーい!!」(真っ赤っ
優希「――――ぬうぅん!?」
和「いきなりどうしたんですか?」
優希「い、いま……私の持ちネタを誰かに無断使用された気がするじょ」
和「またなにを言い出すのかと思ったら……そんなオカルトありえません」
終部長は実はウブな妄想。
終われ
最終更新:2014年04月27日 23:07