霞「私も今日で18歳なのね」
京太郎「いいじゃないすか、色々解禁される歳ですよ」
霞「そういえば男の人はそうだったわね」
京太郎「あれ、女の人だってそうですよね」
霞「女は16からよ」
京太郎「16……ああ、もしかして結婚できる年齢ですか」
霞「他に何かあるの?」
京太郎「車の免許とか、あとはエロいこととかも公的に」
霞「公的に……もしかしてまたそういう雑誌、隠しているのかしら?」
京太郎「……滅相もございません」
霞「嘘だったら潰ししちゃうけど、いい?」
京太郎「ごめんなさい!」
霞「まったくもう……小蒔ちゃんには見せないようにね」
京太郎「さすがに見せられませんって」
霞「あなたの誕生日は二月だったかしら?」
京太郎「ですね。まだまだ先ですけど」
霞「時々ね、私とあなたの歳が反対だったらって思うの。だってそうしたら……」
霞「あなたが年上というのもね」
京太郎「で、なぜにそんな話を?」
霞「ふふ、秘密。小蒔ちゃんにも悪いしね」
京太郎「まーたそうやって誤魔化して」
霞「ねぇ、もし私たちが30過ぎても独り身だったら……」
京太郎「結婚でもします? なーんて」
霞「ええ、そうしましょうか」
京太郎「……えーと、冗談ですか?」
霞「残念ながら冗談じゃないの」
京太郎「……マジすか」
霞「いいじゃない、誕生日だもの。約束してくれたって」
京太郎「ちょっ、そんなこと軽々しく決めちゃっていいんですか?」
霞「私の気持ちにはなにも問題ないわ。それにまだ先の話だし、その間にお互い別の人と結婚してるかもしれないじゃない」
京太郎「それなら……まぁ」
霞「じゃあそろそろ帰りましょ。みんな待ってるわ」
霞(彼が成人して10年は待つ。それが小蒔ちゃんへの義理)
霞(その間になにがあろうと、最終的に彼が独り身ならば私のものになる)
霞「ふふっ」
京太郎「どうしたんですか? なんか楽しそうですけど」
霞「ご馳走が楽しみね」
カンッ
最終更新:2014年07月29日 11:02