京太郎「染谷先輩、この荷物はこのへんでいいんすかね」
まこ「ああ、その辺で構わん。しかし悪いのー、こんな猛暑日に来てもらって…」
京太郎「大丈夫ですよ、このくらいなら。やっぱ男手も必要になりますからね」
まこ「そういって貰えるとありがたいんじゃがの…。礼もしたいけぇ、ちぃと休憩していきんさい」
京太郎「んじゃ、お言葉に甘えますね。…しかしここまで暑いと、客足も減りそうですね」
まこ「まあその辺は仕方ないところもあるけえな…ほれ、お茶入ったぞ」
京太郎「うお、ありがたい……ふぅ。働いた後だから、ちょっと眠いな」
まこ「もし眠いようなら、勝手にベッドで寝てくれて構わんよ」
京太郎「う、いいんですか?女の子のベッドで寝るのはちょっとな」
まこ「別にわしだけが使っとる訳じゃないけぇな、遠慮せずに」
京太郎「じゃあ、ちょっと眠ろうかな…イタズラとかしないでくださいね」
まこ「せんせん、子供かわしは…」
京太郎「……」
まこ「…子供じゃったな」
まこ「わし、自分にあんまり自信がないけぇ、こんな手段しか取れなんだ」
まこ「……すまんな、京太郎。大好きじゃ…んっ///」
京太郎「……」ピクッ
京太郎「……ん、もうこんな時間?」
まこ「おはようさん。いい寝顔じゃったから、起こすのためらってしもうた」
京太郎「え、寝顔見てたんです?うわ、恥ずかしいな…」
まこ「いひひ、堪能させてもろうたわ。飯はどうする、食ってくか?」
京太郎「大丈夫ですよ。帰って食わないと親にどやされますから」
まこ「ほうか…じゃあ、また明日にの」
京太郎「ええ…あ、一つ言い忘れてましたけど」
まこ「何じゃ?」
京太郎「好きです。お茶に入ってた薬、あんまり効き目なかったみたいですね」
まこ「えっ…!?」
最終更新:2014年09月20日 21:29