久「須賀君、将棋対チェスをしましょう」
京太郎「いきなりどうしたんですか」
久「みんな遅れるから暇なのよ」
京太郎「まぁ、俺も暇ですし構いませんが」
久「ところで須賀君は将棋できる?」
京太郎「できますけど」
久「どっちが強いかやってみない?」
京太郎「ルールが違うじゃないですか」
久「それなら大丈夫よそれぞれのルールでやるから」
京太郎「将棋は将棋のルールでチェスはチェスのルールでってことですか?」
久「そうよ」
京太郎「わかりました、盤はどうしますか?」
久「将棋にしとくわ」
京太郎「部長はどっちを使いますか?」
久「チェスよ」ニヤッ
京太郎「なら俺は将棋ですね」
久「須賀君の先攻でいいわよ」
京太郎「わかりました」
対局中
和「遅れました」
京太郎「おう、和」
和「なにやってるんですか?」
京太郎「将棋VSチェス、それぞれ互いのルールで」
和「はぁ」
久「これでどう須賀君!」
京太郎「あー、すいません部長王手です」
久「ならこれで」
京太郎「王手詰みです、ありがとうございました」
久「悔しい、須賀君に負けるなんて悔しい」
和「部長落ち着きましょう、たまたまですよ」
京太郎「酷い言われようだな」
久「たまたま、何かじゃないわ」
久「須賀君、取った駒一切使わなかったんだから」
和「」
京太郎「あー、ばれましたか」
久「私をバカにして、許さないんだから」
京太郎(やばい、目に涙溜めてる)
久「勝てるまで何度でも挑戦してやるんだから―」ビューン
バタンガチャ
咲「部長が泣きながら走って行ったんだけどどうしたの」
京太郎「ハハハ」(めんどくさいことになったな)
カン
最終更新:2014年11月16日 06:26