京太郎「ふんふ~ん」
白望「……京太郎」
京太郎「? どうしたんですかシロさん」
白望「京太郎は今幸せ?」
京太郎「……いきなりどうしたんですか……」
白望「……時々思う……京太郎はとても良い夫で、こんなめんどくさがりな私を愛して、結婚してくれた……でも……」
京太郎「でも?」
白望「時々思う……本当に私で良かったのか……塞や胡桃みたいに、もっとしっかりした人と結婚した方が、京太郎は幸せになれたんじゃないかって……」
京太郎「シロさん……」
白望「……」
京太郎「……確かにシロさんは人より大分めんどくさがりです」
白望「……」
京太郎「けど俺はそんなの関係ないぐらいシロさんのことが好きで、いつまでも一緒にいたいと思って結婚したんです」
白望「京太郎……」
京太郎「だからそんなこと、言わないでください。シロさん以外と結婚するなんて、俺には考えられないんです」
白望「……ありがとう」
京太郎「いえいえ。それよりシロさんこそ、俺で後悔とかしてませんか?」
白望「……そんなこと、あり得ない」
京太郎「そういうことですよ。俺もシロさんも、お互いに愛し合って結婚したんです」
白望「それでも、怖い……京太郎が、いつか私から離れていくんじゃないかって……」
京太郎「シロさん……」
白望「……」
京太郎「……少しそっちによりますね」
白望「?」
京太郎「ほら」ギュッ
白望「!」
京太郎「怖いなら、いつまでもこうして、抱きしめてあげます。不安になんてさせません」
白望「……ごめん」ギュッ
京太郎「大丈夫です。人になんて言われようが、俺にとってシロさんが、最高の奥さんです」ナデナデ
ありがとう京太郎。自分勝手な我儘に付き合ってくれて、変に不安なった私を勇気づけてくれて。私を愛してくれて。私もずっと、あなたを愛してるから。
カンッ
最終更新:2014年11月23日 10:04