久「それじゃ、今日の部活はここまで。みんなお疲れ様!」
まこ「お疲れさん」
和「須賀君はこの後も居残り練習があるので残って下さいね」
京太郎「まーじーでー」
優希「頑張れよ! それじゃ私達は帰るじぇ咲ちゃん!」
咲「うん。それじゃ頑張ってね、京ちゃん」
京太郎「それで、今日は何するんだ?」
和「その前に、須賀君に言いたい事があります」
京太郎「なに?」
和「その、非常に言いにくいんですけど……」
京太郎「うん? 遠慮しないでなんでも言ってくれよ」
和「私と話す時は、ちゃんと目を見て話してもらえませんか?」
京太郎「え」
和「女の子は敏感なんですよ、そういった視線には」
京太郎「ア……ハハ……ゴメンナサイ」チラ
和「ホラ、今だって」
京太郎「ご、ごめん! 本当に……」
和「最近は特にヒドイです。以前はちゃんと見てくれていたのに」
京太郎「うう……面目無い」ペッコリン
和「これから気を付けていただければいいですから。もう顔上げてください」
京太郎「あ、ああ……」チラ
和「も、もう! 言ってるそばから!」
京太郎「悪い!」
和「全然反省していないようですね。ホラちゃんと目を見て」
京太郎「うぅ」フイ
和「……なんで目をそらすんですか!」
京太郎「ごめん。もう胸ばかり見るのはやめるよ」
和「それはどうも。で、何故こっちを向かないんですか」
京太郎「そ、それは……」
和「埒があきませんね。こうなったら力ずくで……」グイッ
京太郎「……」フイ
和「ちょ!? この……!」グイグイ
京太郎「うぐぐ……」
和「コッチヲ見ロォ~!」ググググ
京太郎「ひいいぃぃぃ!?」
和「じぃ~……やっと目が合いましたね。何日振りしょうか」
京太郎「あ……あぁ……」
和「ん?」
京太郎「うわわ……///」カアアァァァァ
和「え……え?」
和「な……なんですか!?」
京太郎「いや、なんでもない」
和「なんでもなく……ないでしょう」
京太郎「実はその、先週あたりからかな。えと、和と目があったりすると、顔が赤くなるんだ……」
和「そ、そうだったんですか。それはどうして……?」
京太郎「理由……言わなきゃダメか?」
和「あ……それは……」
京太郎「わかるだろ?」
和「……それでも」
和「……言って、くれませんか? ちゃんと私の目を見て」
和「お願いします」
京太郎「わかったよ。和、俺は……」
和「はい」
京太郎「和……」
和「はい」
京太郎「顔赤いぞ」
和「はい……え!? わ、私もですか……えぇと///」
和「お、お揃いですね……えへへ///」
京太郎「うおおぉぉぉぉのどかああぁぁぁぁうおおぉぉぉぉ!!
次の日
優希「大盛りタコス定食おいしいじぇ~!」
和「タコスとご飯って合うんでしょうか?」
京太郎「さぁな。ふむ、今日の日替わりランチは辣子鶏か」
咲「らーずーじー?」
京太郎「四川料理で、唐揚げを唐辛子とかで炒めたやつだ。いただきます」
咲「うわぁ、辛そう……」
京太郎「あむ、もぐもぐ……ん、そうでもな」
和「じぃ~」
京太郎「……」
京太郎「うぅ……///」カアアァァァァ
咲「京ちゃん!? そ、そんなに辛いの?」
和「ふふっ///」
優希「?」モグモグ
カン!
最終更新:2015年02月19日 17:14