特別編
side千里山
※日記発見から中身拝見までの流れは省略します
■月◎日
今日、竜華さんと怜さんから同時に告白された
2人とも話し合った結果こうなってしまったし、どっちを選んでも恨まない、とまで言ってくれた
正直嬉しい。2人の素敵な人からここまで想われてるなんて、男としてこれほど嬉しいことは無いだろう
だが、二者択一、どちらか1人を選べ?
そんなこと、すぐに選べる訳がない
だから、俺は少し考えて、場を和ませる冗談のつもりでこう言ってしまった
「どうせなら、両方いただきたいですね」
なーんちゃって、そうすぐ言うつもりだった
しかし、2人はそれを聞いて、あろうことか、笑顔になった
「ええの!?ホンマ!?」「いやー、正直ウチらもそれもアリやって話してたとこなんやで?」すっごくいい笑顔で話す2人
「せやったら」「善は急げやで!」そのまま2人に両手を掴まれ、引っ張られる俺
「両方いただきたいんやろ?」「やったら、すぐに味あわせたるで?」
……最高だった
竜華「いやー」テレテレ
怜「京太郎ったらなー」テレテレ
泉「……え?2人とも?両方って……」
竜華「もう泉!何言わせるつもりなん!?」
怜「2人仲良く、京太郎のものになったっちゅうことや」
泉「えぇぇぇ!?」
セーラ「あー、やけに2人とも京太郎とべたべたしとる思うてたら……」
浩子「まさか両方とは……どっち選ぶか五分五分やと思うとったのに……」
竜華「京太郎、体力あってな?」
怜「元気やから、な?」
泉「先輩と同級生のそんな話聞きたなかったですよ!?」
セーラ「泉、諦めや。もうどうにもならんわ」
浩子「……いや、どうにかなるかもしれませんよ?」
セーラ「フナどういうことや?」
浩子「2人もOKなんやろ?……後3人増えるくらい、どうってこと無いかもしれんってことえです」
泉「……え?」
竜華「あー……どやろ?」
怜「いけるんちゃう?ちゅーかアレを2人で受け止めるんもきついし?」
セーラ「……ちょっと京太郎のとこ行ってくるわ」
浩子「ウチも行きますよ。ほら、泉行くで」
泉「……え?え?ホンマに?」
翌日、京太郎は5人ハーレムを完成させていた
最終更新:2015年08月06日 19:19