誠子「なあ京太郎、本当に良かったのか?」
シュ…チャポン…
京太郎「何がですか」
シュ…チャポン…
誠子「いや、私と釣りなんかしててさ」
京太郎「迷惑でした?」
プカ…ぷか…
誠子「迷惑かんかじゃないけど…今日、宮永先輩や広瀬先輩に買い物誘われてただろ」
京太郎「ああ、知ってたんですか…まいったや」
誠子「傍目から見てもあの二人はお前に気がある…それなのに」
京太郎「いや、俺はもう釣られてるからさ…」
誠子「えっ?」
京太郎「だから俺はもう釣られてるんです」
誠子「誰に?」
京太郎「気遣いはできるのに鈍いですね…俺は貴方が好きなんです、誠子さん」
誠子「えっ?」
グッ…!
京太郎「あっ!魚掛かってますよ!」
誠子「あっ、本当だ!くっ…」
プツン…
京太郎「切れちゃいましたね…」
誠子「いや、今日はもう十分大量さ…」
京太郎「?」
誠子「私も京太郎が好きだって事だよ」
チュ…
カン!!
最終更新:2015年08月17日 17:30