京太郎「さて、ドキドキしてきた……」
テクテクテク
京太郎「よう智紀!」
智紀「ん、京太郎だ」
京太郎「もうすぐ県予選だぞ!」
智紀「……京太郎からもらったデータ、役に立ちそう、少なからず今まで聞いた能力なんかの対策はできるから」
京太郎「そっか、なら安心だ」
智紀「うん、もし勝ったら京太郎の勝利でもあるから」
京太郎「負けたら俺の情報不足ってことか」カタカタ
智紀「うん、勝ちも負けも、一緒」ギュッ
京太郎(な、なんで手を繋ぐ!?)カァッ
京太郎(さて、どうすっかなー!)
歩(最近、聞きに来ない……)
京太郎「体育、今日はなにをさせられるんだ?」
男子A「バスケだってよ」
京太郎「能力持ちってなんだよ、馬鹿げてるぜ!」
男子A「麻雀やってるお前もかわんねぇよ」
京太郎「さて、昼はどうするかな~」
京太郎「ん、なんだかんだ言ってお前と教室で食べるのも馴れてきたな」
歩「そりゃね」
京太郎「でも、お前とこうして二人っきりって多いよな」
歩「同学年だし、同じクラスだし?」
京太郎「俺らが三年になったら部室で二人っきりになったりしてな」
歩(それはそれで悪くないけど)
歩「でも透華お嬢様たちって、絶対いつも顔出すよ」
京太郎「あぁ、想像できるわ~」
歩「そう言えば合宿の成果、しっかり聞いとけば?ハギヨシさんにでも」
京太郎「そうだな、気になる」
京太郎「さて、どうするかな」
ガチャッ
京太郎「にゃんぱすー」
智紀「にゃんぱすー」
京太郎「さすがだな」ヘイ!
智紀「当然」タッチ
透華(な、なんですの!?)
京太郎「透華ー」
透華「ん、どうしましたの?」
京太郎(普通だ)
京太郎「……ゴミついてるぞ」スッ
透華「っ!?」カァァッ
京太郎「そういや、県予選なんだが、自信はあるか?」
透華「と、当然ですわ!私たち龍門渕、しかも強化済みが負ける、はずが、ありませんわ!」
京太郎「慢心は身を滅ぼすぞ」
透華「なんとしても東京に行きますわよ!」
京太郎(都会がそんなに好きか?)
京太郎「次はどうするかなー」
京太郎「それにしてもお前、なんだか一段と対局してる姿が様になってきたな」
純「男らしいってずっと言われてるから一周まわってカッコよくなってやろうかと思ってるよ」
京太郎「まぁカッコいい女の子ってのも良いんじゃないか?」
純「……俺を女の子扱いするのってお前ぐらいだよな、今じゃ執事服と長ズボンで固定だよ」
京太郎「たまにはスカート穿いたりすんのか?」
純「いや、無理……お前が女装したら俺もスカート穿いても良い」
京太郎「……」
純「考えるのかよ!?」
京太郎「あ、ハギヨシさんに聞いてない」
京太郎「ネトマかなぁ」
一人目 レジェンド
二人目 はやりん
三人目 グラマス
京太郎「おぉ、これはっ、10年前の!」
レジェンド:さて、本気で行くよ!
はやりん:ネトマで本気もなにもないんじゃないかな☆
グラマス:そうでもないと思うよ?
キョータロ:よろしくお願いします!胸を借りるつもりで!
トップ グラマス
二着 京太郎
三着 はやりん
ラス レジェンド
グラマス:さすがだね
はやりん:いやぁ、嫌味っぽいね☆
キョータロ:さすがグラマスさん
レジェンド:いや、ほんとね
はやりん:大丈夫
レジェンド:いや、ほんとね
京太郎「大丈夫か?」
京太郎「ん、赤土さんだ」
レジェンド:情けねぇよな
キョータロ:手が悪い日だってありますよ!それにほら、今回は相手がプロでしたし
レジェンド:いや、わかってる、たぶん向こう、っていうかはやりんはわかってると思う
キョータロ:赤土さん?
レジェンド:またやろうね、ちょっと今日は飲んで寝る
京太郎「……あぁ、赤土さん」
京太郎「ん、はやりさんだ」
はやりん:どうだった?
キョータロ:どうだったとは?
はやりん:レジェンドの方は沈んでた?
キョータロ:そこそこ
はやりん:ブランクあるし、まぁブランク無くても勝てたかわかんないけど☆
キョータロ:鬼ですか!?
はやりん:牌のお姉さんだよ☆
京太郎「うお、それでログアウトかい!」
京太郎「あ、明日は金曜日、明後日だな」
カピー「かぴ」ハヤク、ハギヨシ!
京太郎「おう」
カピー「カピ!」オヤスミ
京太郎「一緒に寝るか?」
カピー「カピ」トクベツダヨ…
京太郎「俺、当日大丈夫か?」ドキドキ
テクテクテク
京太郎「あ、ハギヨシさん!」
ハギヨシ「京太郎君ですか」
京太郎「一人だなんて珍しい気がしますね」
ハギヨシ「まぁ、あぁこのメモを渡しておきます……お嬢様たちのデータを入れてあります」
京太郎「強化合宿行ったって言ってましたもんね」
ハギヨシ「あんなに真面目に練習にあたっていた皆様を見るのは久しぶりでした、やはり京太郎君と東京に行きたかったんでしょう」
京太郎「……ちょっと恥ずかしいですね」ヘヘッ
ハギヨシ「では、どうせですから一緒に行きましょうか」
京太郎「はい!」
京太郎「歩~」
歩「しょ、しょうがないから見せるよ」スッ
京太郎「いや、時間割じゃないんだけど」
京太郎「まったく、体育は嫌だ」
男子A「お前体育得意な方だろ?」
京太郎「でも特異な奴が山ほどいるだろ?」
男子A「あぁ、ほら、テニヌの時間だ」
京太郎「全力で避け続ける!」
京太郎「さて、昼はどうすっか……」
京太郎「ハギヨシさん~」
ハギヨシ「ん、どうしました?」
京太郎「いえ、一緒にお昼でもと思って」
ハギヨシ「良いですね」
京太郎(ハギヨシさんの貴重な食事シーン)
少年説明中……。
京太郎「と、言うことなんです」
ハギヨシ「なるほど吸血鬼……」
京太郎「信用します?」
ハギヨシ「その弓塚さんと言う方は“親”に似なかったようでなによりです」
京太郎「はい?」
ハギヨシ「まぁなにはともあれ私が動きましょう、そのかわり貴方はこの世界でそちら側に足を踏み入れることはなくなります、よろしいですか?」
ハギヨシ「わかりました、では私がなんとかしましょう」フッ
京太郎「大丈夫なんですか?」
ハギヨシ「あくまで執事ですから」シュバッ
京太郎「消えた!?」
京太郎「さて、どうするかって考えるまでもないか」
ガチャッ
京太郎「おう」
透華「来ましたわね」
京太郎「おう、当然」
ハギヨシ「さて、県予選までの最後の部活ですね」
京太郎「さて、麻雀と行こうぜ……」ゴッ
透華「フフッ、おもしろいですわ!この私に、京太郎が!」
京太郎「いや、俺はやらん」
透華「は?」
京太郎「歩、お前が打て」
歩「え、なんで私!?」
京太郎「基礎能力は低いがお前の異能は十分に第一線で動ける」グッ
歩「そ、そうかな?」モジモジ
京太郎「だからさ、俺と一緒に打つぞ」
歩「へ?」
京太郎「俺がお前のスタンドになるって言ってんだよ、俺も異能使うからな」ニッ
智紀「新手のスタンド使い……!?」
京太郎「さて、俺と歩の二人に勝って見せろよ!」ゴッ
歩「みなさんの役に立てるように頑張りますから!」ゴッ
京太郎「さて、良い戦いだった……」
歩「し、死ぬかと思った」グテー
京太郎「じゃあ今日は先に失礼するぜ」
透華「明日、ハギヨシの来るまで迎えに行きますわ!」
京太郎「了解、それじゃまた明日」
透華「ええ、また明日!」
京太郎「さて、どこ行くか~」
京太郎「なんだか落ち着いてきたな」
京太郎「あ、原村さん」
和「須賀君?」
京太郎「いや、久しぶり」
和「そうですね、ずいぶん久しぶりです……明日からは県予選ですね、須賀君の龍門渕とは決勝で当たることになります」
京太郎(決勝で当たることになるのか、ある意味では助かったな……上位二校が出れるわけだし)
京太郎「お互い頑張りましょうね、って俺は打たないんですけど」アハハ
和「いえ、須賀君から龍門渕の方に伝えて欲しいんです」
京太郎「ん、宣戦布告とかか?」
和「……宮永さん……咲さんを、倒してください」ペコッ
京太郎「……は?」
和「私だって全国は行きたい、その気持ちはあります、けど今の咲さんはきっと麻雀を楽しんでいません」
京太郎「咲が?」
和「はい、咲さんは強すぎる……私たち相手じゃ本気を出せない、出さないではなくて出せないんです……だかお願いします、咲さんを完膚なきまでに倒してください」
京太郎「ちょっと待ってくれ、頭を上げろよ原村さん」
和「和で構いません、私たちは全国に行くために全力で戦います!でも、咲さんを楽しませてあげたいんです、最初の頃は楽しそうに打っていたのに、なんで、いつからこんなことになってしまったのか……」
京太郎「……わかった、みんなには伝えておく、けどさ」
和「はい、正々堂々と戦いますから!あんなこと頼みましたが、負けません!」
京太郎「はは……原村さんって結構強情なんだな」
和「良く言われます」クスッ
京太郎「よし、明日だ!」
京太郎「さて、どこ行くか~」
京太郎「……さすがに、睦月さんはいないかぁ~」
京太郎(適当に買い物して……どうするか)
京太郎「ん、どうすっかなぁ」
優希「あ、須賀!」
京太郎「お、片岡!」
優希「優希でいいじぇ」
京太郎「俺も京太郎で良いよ」
優希「そっか……そう言えば、のどちゃんから聞いた」
京太郎「……それで、お前はなんて?」
優希「私も同じ気持ちだよ、咲ちゃんに麻雀を楽しませてあげるためには……あたしたちじゃ役不足だ」
京太郎「そうか、じゃあ……俺の仲間がなんとかしてくれるのを祈るしかないか」
優希「でものどちゃんの言うとおり勝つのはあたしたちだじぇ!」
京太郎「ハッ、誰と当たるのか知らないけど、お前らじゃ無理だよ」
優希「ぐぬぬ、生意気だじぇ!まぁいっか、どうせ明後日にはわかることだじぇ、またな京太郎!」
京太郎「おう、またな優希!」
京太郎「さて、メールだな」
京太郎「ん、誰だ?」
京太郎「お、洋榎さんからだ」
差出人:洋榎
本文『ガースー!全国で会おうな!』
京太郎「早ぇよ!」
本文『早すぎでしょ!大阪って激戦区って聞きますけど!?』
差出人:洋榎
本文『まぁそやけどこの愛宕洋榎が負けるわけあらへんやろ?』
京太郎「……まぁ」
本文『まぁ確かにそうですね、末原さんもいますし』
差出人:洋榎
本文『なんでそこで恭子の名前なん?』
京太郎「まぁ、同類だしなぁ」
本文『そりゃあの人が一番強そうだから』
差出人:洋榎
本文『なんか恭子だけずっこいわ、まぁええ全国でぎゃふんと言わせたるからな!おやすみな!』
京太郎「おやすみなさいっと……末原さん、あの人も俺の上か」
差出人:晴絵
本文『京太郎君、私は結局小鍛冶さんに勝てないのかな?』
京太郎「重っ!?」
本文『ネトマのことなら気にすることないですよ!どうせネトマです!』
差出人:晴絵
本文『されどネトマだよ?』
京太郎「え~っと」
本文『じゃあ、晴絵さんが小鍛冶さんに勝ったら俺がなんでも言うこと聞きますよ!』
差出人:晴絵
本文『ん、今なんでもって言ったよね?』
京太郎「うん」
本文『俺にできることならですけどね、だから頑張ってください!』
差出人:晴絵
本文『私やるきが出て来たよ、ありがとう!おやすみ!』
京太郎「良かった良かった……って噂をすれば小鍛冶さん!」
差出人:小鍛冶健夜
本文『京太郎君、個人戦の方は大丈夫そう?』
京太郎「おぉ、わざわざ心配してくれて」
本文『もちろんですよ!』
差出人:小鍛冶健夜
本文『そっか、じゃあ個人戦の日を楽しみにしてるね おやすみ』
京太郎「優しいお姉さんって感じだな、小鍛冶さんは」
本文『はい、全員ぶっ飛ばします! おやすみなさい!』
京太郎「よし!」
洋榎「ガースーに久しぶりにメール送ったったで……」グッ
洋榎「全国で絶対会うでー!」
絹雅「うるさいわ!」
晴絵「よし!なんでもするって言ってたよね、なんでもするって言ってたよね!メールプロテクトしなきゃ!」カチカチ
晴絵「小鍛冶プロ……倍返しだ!」
健夜「ん、京太郎君と会うの楽しみだな~」エヘヘ
健夜「よし、エキシビジョンとかあったら良いとこ見せなきゃだし全力で頑張らないと!」グッ
京太郎「そう言えば腹が減った感覚、しないな、どうしてだ?」
カピー「カピ」アノメスネコ…タマニハヤル
京太郎「さて、寝るか!」パチン
カピー「カピ」オヤスミ
京太郎「そういやトーナメントがどうなってるのか見てないんじゃないか……?」
京太郎「ハギヨシさんが車で迎えに来る前に見とくか?」
京太郎「トーナメント表はインターネットで見れたよな」カチカチッ
京太郎「え、鶴賀と風越と清澄と龍門渕、当たるなら決勝だと……?」アゼン
京太郎「は、ハハハ……あぁ、おもしろい」ニッ
京太郎「よし、今日はなんとしても勝ってもらわないとな!」グッ
ハギヨシ「お待たせしました」
京太郎「いえ、ありがとうございます……なんか透華たちがワゴンってのも珍しいですね」
ハギヨシ「リムジンでここらを通るのは難しいですから」
京太郎「……なんかすみません」
ハギヨシ「いえいえ」
ハギヨシ(みなさん、京太郎君と一緒に楽しみたいんですよ)
京太郎(運転席にハギヨシさん、助手席に純、後ろが透華と一で、俺の隣が衣と智紀……)
智紀(じゃんけん、私が負けるわけがない……全員のデータを持ってる私が)
衣(京太郎の隣!やったぞー!)
ハギヨシ「さて、出しますよ」
京太郎「……来たな!」
衣「来たな!」
京太郎「さて衣、合体だ!」
衣「ああ!」ピョン
京太郎「ガチャーン!」
純(ただの肩車じゃねぇか)
一「いや、はしゃぎ過ぎ、凄い目立ってるし」
透華「オーホッホッホッホ!目立ってますわ、目立ってますわぁ!視線がそそがれてますわぁ!」
ハギヨシ(主に京太郎君と衣様にですが)
衣(結局降ろさせられてしまった)
京太郎(冷静になればなんであんなテンションだったんだ)
一(会場……)ゴクッ
透華「行きますわよ!」
純「おう!」
ダンッ ザワッ
京太郎(これがっ、龍門渕としてのプレッシャーか!)ニッ
「おい、龍門渕だぞ!」
「去年県予選優勝の!」
京太郎(なるほどな、みんなも有名なわけだ……)
京太郎(こりゃ、着いてってるだけの俺の評価はどうなってんだか)
「井上純!」
「沢村智紀!」
「国広一!」
「龍門渕透華!」
「天江衣!」
透華(目立ってますわぁぁぁっ!!)
「そしてあれが、須賀京太郎!」
透華「!?」
「あの小鍛冶健夜、瑞原はやり、三尋木咏、戒能良子が揃いも揃って今年鍵となる男子高校生に選んだ!龍門渕の男子麻雀部員!」
京太郎(え、その雑誌知らない!)
透華「京太郎!私の目立つ場所をっ!」
京太郎「知らねぇよ!」
一「ボク目立つの苦手なんだよね、京太郎のおかげで助かりそうだよ」
透華「なにを仰いますか一!目立ってなんぼですわよ!さぁ、マスコミにスマイル!」
京太郎(俺には無理だ)
智紀(ちょっと京太郎と透華からは離れよう)
純(オレも智紀に着いて歩くか)
京太郎「……回避成功だったな」
透華「なんで目立つのを避けるんですの?」
京太郎「オレたちは麻雀をやりに来てるからに決まってるだろ?」
透華「むぅ」
京太郎「たく……んあ、咲?」
咲「あ、京ちゃん!私迷っちゃったよ、そっちは龍門渕のお友達?」
京太郎「あぁ、俺の友達っていうか幼馴染って言うか、まぁそんな感じだな……ていうかまだ治ってないのかよお前の方向音痴、まぁ治るとも思ってないけど
咲「そっかぁ」
京太郎「清澄の控室は……」
ハギヨシ「私がご案内します」
京太郎「お願いしますハギヨシさん」
ハギヨシ「はい、では宮永様、ご案内させていただきます」
咲「ひゃ、ひゃい!?」
テクテクテク
京太郎「ん、どうしたみんな?」
透華「ッ……」ハァハァッ
衣「な、なんだ、アレは!?」ゾッ
純「冗談だろ」
智紀「あれが、京太郎の?」
一「あれと、戦うの?」
京太郎「……あぁ、アイツを決勝で倒すのが、お前たちだよ」
一(あんな感じの雰囲気なのに、あのプレッシャー)
透華(あれと当たるのが、誰になるかはまだわからない)
智紀(でも、京太郎からもらった情報がある)
純(ハッ、恐いな)ニッ
衣(奴は、我が新たな力で倒す!私が、倒して見せる!)
京太郎「さて、だけどまずは……」
衣「あぁ、並み居る有象無象を吹き飛ばす!」
京太郎(衣まで出番が回るか心配だけどなぁ)
京太郎(結局、衣に行く前に相手は跳んだか……立ち直れる、か?)
透華「さて、結局残ったのは」
智紀「風越、鶴賀、そして……清澄、宮永咲」
純「それ以外も結構見所あるけどな」
一「それでも、宮永咲が一番危険だよ」
透華「ええ、認めざるをえませんわ」
衣「宮永咲、衣が戦う相手か……おもしろい!」
京太郎「あぁ、さすが衣だな」
衣「あぁ、私の『魔断剣』の使い所だ!」ゴッ
京太郎(衣なら、咲に勝てるかもしれない……)グッ
京太郎「今日、寝られるか?」
京太郎「さて、どこ行くかなぁ~」
京太郎「ん、どうすっかなぁ」
京太郎「え?」
健夜「こんにちは、まさかこんなところで会うなんて思ってなかったよ」
京太郎「な、なんで?」
健夜「男子個人戦の方の解説にね、女子の方は藤田プロでしょ?知り合いだから今さっきまで話をしてて」
京太郎「なるほど、なら明日の決勝戦見て行くんでしょ?」
健夜「もちろん、今回の長野は凄いね……枠を二つも用意した理由がわかるよ」
京太郎「はい、化物揃いも良い所ですよ」
健夜「むしろ魔物レベルだからね……須賀君も、男子個人頑張って……たぶん一筋縄じゃいかない」
京太郎「はい、男子個人はトーナメントですからね、それなりに気合入れて頑張ります」
健夜「うん、お姉さんは応援してるぞ!」トンッ
京太郎「ありがとうございます」ハハッ
京太郎「ん、メールだ」
京太郎「ん、誰だ?」
京太郎「ん、南浦さんからだ」
差出人:数絵
本文『明日は女子団体戦の決勝戦だけど、団体戦の方はどう?』
京太郎「ん~」
本文『正直化物揃いです、そろいもそろって個人戦にも出ると思うので南浦さんも気を付けてくださいね』
差出人:数絵
本文『そっか、男子個人戦の方は同日だから見には行けないけど応援はしてるから おやすみ』
京太郎「南浦さん」
本文『ありがとうございます 俺も応援していますね おやすみなさい!』
京太郎「ん、胡桃さんからか」
差出人:胡桃
本文『明日は女子団体戦の決勝だけど、絶対勝つから全国で会おうね!』
京太郎「お、みんなが写ってる写メだ」
本文『みんな変わりなくて安心です 俺も絶対全国に行きますんでその時会いましょう!』
差出人:胡桃
本文『また麻雀教えてね おやすみ!』
京太郎「はい、おやすみなさいっと……」
数絵「絶対に勝って、いつか須賀君にも勝つ!」グッ
数絵「個人戦初日はわからないけれど、二日目は私の独壇場だ!」
胡桃「みんなで勝って、京太郎に会いに行く」グッ
胡桃「そ、それから……京太郎と、と、東京デートとか?」カァッ
京太郎「よし、寝るか!」パチン
カピー「カピ」ゲキセンニナル…
京太郎「ハギヨシさんが迎えに来るまで、どうするか?」
京太郎「純なんかは試合中に腹が減りそうだからな、沢山作っておくか!」
三ツ星級の弁当とおやつができた
ピンポーン
京太郎「よし、行くか!」
カピー「カピ」イッテラッシャイ!
智紀「……というわけ」
京太郎「さて、これで……俺と智紀が集めた情報は純に教えられたな」
純「ありがとうな、京太郎に智紀、お前たちがいなかったらどうなってたか」
智紀「大丈夫、勝ってきて」
純「ああ、任せとけ!」
京太郎「これ、腹減ったら食え」
純「なんだこれ?」
京太郎「知らないか?まぁ……向こうの人たちにも渡してやってくれ」
純「りょーかい!」
純「これ、持ち込んでも平気かい?」
男「開始中に食べないのであれば……」
純「サンキュ!」
席を決め、座るのは先鋒『井上純』『津山睦月』『片岡優希』『福路美穂子』の四人
純「これ、食うか?京太郎からの差し入れだ」
美穂子「京太郎君からの?」
睦月「京太郎からの?」
優希「京太郎から?」
純「おう、これ」スッ
優希(こ、これはタコス!?京太郎、まさか私のためにっ……な、なんて大胆な奴なんだ!?)
睦月「ありがとう、京太郎からなら快く頂きます」
美穂子(あらあら、あの子も井上さんも津山さんも、ちょっとお仕置きが必要かしら?)ゴゴゴッ
純「さて……」パクッ
純(始まるな!)
純(さて、流れを読む……)
効果:自分以外の和了判定を20下げ、点数を20上げる
優希(絶対に勝つじぇ!)
効果:和了判定を30上げ、点数を10上げる
睦月(ここで点数を稼がせてもらう!)
美穂子(あら、さっそくね)
優希(んっふふっ!さらに、いくじぇ!)ゴッ
純(ここじゃない!)
睦月(なんだ、清澄の火力は!)
美穂子(ちょっとだけ、手伝ってあげようかしら?)スッ
純(出たな、京太郎と智紀からの情報通りだ!)
純(今だ、このタイミングで発動する!)
美穂子(流れが、変わった?)
◇効果処理開始
純「ツモ……2700オール」ダンッ
効果:チェーンの数だけ相手の点数が-10され自分の点数を+10する
美穂子(これは、手痛いわね)
効果:点数が+20され、その後一度の和了安価の数値が+20
優希(うぅ、今南場じゃないのにっ)
効果:点数を+30する、だが発動した能力の数だけ-10される
◇効果処理終了
実況『前半戦も半分に差し掛かりました!』
純「ふぅ」
睦月(強いっ)
優希(おし、結構やれたじぇ!)
美穂子(ごめんなさいみんなっ)グッ
純(もう一回だ!)ゴッ
効果:自分以外の和了判定を20下げ、点数を20上げる
優希(まだまだ、だじぇ!)
睦月(せめて、持たせる!)グッ
美穂子(負けられない!)カッ
効果:和了判定最上位の点数の半分を奪う(一の位は切り上げる)
美穂子(まだ、終わらない!)
純(この流れ、きたか!)
純(よし、この流れをオレの激流で押し込む!)
美穂子(またそれ、でもね)フッ
◇効果処理開始
純「ロン……5200!」ダンッ
効果:チェーンの数だけ相手の点数が-10され自分の点数を+10する
優希「ひぅっ!?」
美穂子(関係無いわ)
効果:点数が+20され、その後一度の和了安価の数値が+20
◇効果処理終了
実況『前半戦終了!トップは龍門渕高校、井上純だぁ!』
純「あと半分だな」
睦月(こんなっ)
優希(ひ、ひどいことになってるじぇ)
美穂子(なんとか、ね)
- コンマ下二桁が高い順にそれぞれ与えられ、後半の点数とする
純 85→
105→
115→58
美穂子 60→50→
108
優希 30→20
睦月 20→10
純(次もトップ抜けしてやるぜ!)
効果:自分以外の和了判定を20下げ、点数を20上げる
優希(絶対に勝つじぇ!)
効果:和了判定を30上げ、点数を10上げる
睦月(ここで点数を稼がせてもらう!)
条件:総点数が最下位
効果:すべての点数マイナス効果を受けない
美穂子(あら、さっそくね)
効果:和了判定最上位の点数の半分を奪う(一の位は切り上げる)
優希(やるんだじょ!)ゴッ
純(やっぱりきたか清澄のちび!)
純(いや、あの女が動かない限りこっちもッ!)
美穂子(龍門渕を倒す、華菜のためにもここは……下手に動かない方が正解ね)
◇効果処理開始
優希「きたじぇ、ロン、12000!」
効果:点数を+30する、だが発動した能力の数だけ-10される
純(なぁっ!?)
◇効果処理終了
実況『先鋒戦終了!!』
純「ッ……お疲れ」
睦月「お疲れさまでした」ペコッ
優希「お疲れ様だじぇ」
美穂子「お疲れ様」
- コンマ下二桁が高い順にそれぞれ与えられ、それを点数とする
優希 69→79→
109→55
純 62→82
睦月 39
美穂子 04→59
実況『いやぁ、こう見ても龍門渕はやはり強い!風越も追いつこうとしましたがどうしても離されるようです!』
靖子『私にはできないことを平然とやってのけてるね』
純「ただいま」
透華「良くやりましたわ!」
京太郎「これなら勝てるかもな!」
一「次は智紀だね……」
智紀「任せて」
衣「頑張るのだぞ!」
智紀「データは、取ってある」クイッ
智紀(次鋒レオパルドン行きます……フッ)
効果:情報にある相手の麻雀力を下げる
効果:情報にあるオカルト能力を受けない
まこ(優希の敵は打つ!)スッ
佳織(えっと、これとこれと……これとこれ)ワタワタ
和了判定を+80する
点数を+50する
未春(キャプテンの意志を引き継ぐ!)
まこ(さて、見せようか)スゥ
智紀(情報に無い)
◇効果処理開始
まこ「ツモ、2700オールじゃ!」ダンッ
効果:次の自分の点数を+10、その次の点数を+30
智紀(防ぎようがない)
◇効果処理終了
実況『前半戦終了!トップは鶴賀、それに追いつく形で清澄、龍門渕は三位に転落、風越大丈夫かぁぁぁ!?』
智紀(レオパルドンはダメだった……)ズーン
まこ(良い調子なんじゃが、いかんせん鶴賀が凄まじいのぅ)
佳織(ややや、やった!)
未春(どうしよぉ……)
- コンマ下二桁が高い順にそれぞれ与えられ、それを点数とする
佳織 94→144
まこ 92→
102
智紀 21
未春 03
智紀(次鋒、次鋒……レオパルドンしか出てこない)
効果:情報にある相手の麻雀力を下げる
効果:情報にあるオカルト能力を受けない
まこ(かましたる!)
効果:一度戦ったことがある相手の和了判定、点数を-20
佳織(えっと、これとこれと……これとこれ)ワタワタ
和了判定を+80する
点数を+50する
未春(キャプテンの意志を引き継ぐ!)
条件:総点数が最下位
効果:すべての点数マイナス効果を受けない
まこ(さて、まだまだじゃ!)スゥ
◇効果処理開始
まこ(このパターン、鶴賀いがいのは見たことがある!)
効果:次の自分の点数を+10、その次の点数を+30
※前半の『心眼』の効果と重複します
智紀(防ぎようが……ないっ)
◇効果処理終了
実況『後半戦も半分が終わりました、一体何者なんだ鶴賀の妹尾佳織ィィィィッ!?』
靖子『いや、知らんし』
智紀(そ、んなっ……)
まこ(くそっ、化物か!)
佳織(や、やった!)
未春(これ、どうすればっ)
- コンマ下二桁が高い順にそれぞれ与えられ、前半の点数とする
佳織 95→145→125
まこ 54→94
智紀 20→00
未春 01
実況『後半戦も半分を切りましたー!』
智紀(……)
効果:情報にある相手の麻雀力を下げる
効果:情報にあるオカルト能力を受けない
まこ(くっ、目がかすんできおった!)
効果:一度戦ったことがある相手の和了判定、点数を-20
佳織(はわわわわっ!!?)
和了判定を+80する
点数を+50する
未春(華菜ちゃん、ごめんっ!)
条件:総点数が最下位
効果:すべての点数マイナス効果を受けない
まこ(ぐっ、もう一回じゃ!)ギンッ
◇効果処理開始
まこ(鶴賀、超えさせてもらうぞ!)
効果:次の自分の点数を+10、その次の点数を+30
※前半の『心眼』の効果と重複します
智紀(……)
◇効果処理終了
実況『次鋒戦終了ぉぉぉォッ!誰がこれを予想できたか、現在トップは鶴賀、次に清澄、そして龍門渕と大きく離された風越!』
靖子『風越、強いのは先鋒だけなんじゃないの?』
実況『き、厳しいですね』
智紀「……」スクッ
まこ(あぁ~眼が疲れきっとるわぃ……)
佳織(わ、私これ頑張ったよね!)
未春(ごめんっ、華菜ちゃん)グスッ
- コンマ下二桁が高い順にそれぞれ与えられ、後半の点数とする
まこ 92→132
佳織 50→100→80
智紀 32→12
未春 08
京太郎「智紀っ」
一「行ってあげて京太郎……」
京太郎「でもっ」
一「私は大丈夫だから」ジャラッ
京太郎「……」
京太郎「悪い一!」ダッ
ガチャッ バタンッ
一「全然悪くなんて無いよ京太郎……」
透華「えぇ」スゥッ
衣「そうだ……」ゴッ
一「智紀を泣かせた代償は、私がしっかり払わせるから」ジャラッ
京太郎(さすがに人が居ないな、あそこのベンチにいるのは!)
京太郎「智紀っ!」
智紀「」ビクッ
京太郎「……」
智紀「私、なんの役にも立てずに、足を引っ張って……私はっ」
京太郎「誰もそんなこと思ってない」
智紀「でも負けたら私のせいで」
京太郎「俺たちはチームだろ!俺はまぁ、男だから違うかもしれないけど、それでも俺にはわかる、誰もお前のことを責めたりなんかしない、今お前のために戦おうとしてる一だっている」
智紀「でもっ……わ、たしはっ……」フルフル
京太郎「全部、俺が受け止めてやる、仲間を思うお前の気持ちも全部」
智紀「ッ」ダッ
ガバッ
京太郎「……あぁ、お前は頑張った、頑張ったよ」ギュッ ナデナデ
智紀「~~ッ!」
京太郎(一、頼んだぞ……)
実況『ここで中堅、全員が揃いました!』
一「さて、始めようか」ニッ
久(なにっ!?)ゾクッ
智美(こりゃ、完全に撃っておいた方が良さげか?)
星夏(竹井久、あの人の悪待ちには警戒しなきゃ……キャプテンからの助言、しっかり守ります)
一(全員、ボクが潰す!)
久(なにあの気迫……)
智美(ワハハ、どうするかー)
星夏(竹井久か……)
条件:総点数が最下位
効果:すべての点数マイナス効果を受けない
効果:竹井久の能力の効果を受けない
久(さて、行きましょうか)
一(来たね……)ジャラッ
一(さぁ、ボクのマジックショーの始まりだ!)カッ
久(え?)
◇効果処理開始
一「ロン……5800だよ」
効果:その能力を無効にし自分のものとして扱い、その相手の次の点数を-10
星夏(な、なに、今の待ち?)
久(い、今のって!?)
一(智紀のためにも、京太郎のためにも、負けるわけにはいかない!)
- 能力『アウトロー・タウン(真)』を『死のマジックボックス』の効果により発動
効果:次の和了安価の数値を+30、以降の点数を+20
◇効果処理終了
実況『中堅戦前半も半分になりました、この状況どう思われますか?』
靖子『龍門渕が強い』
一(これで、あとは透華と衣につなぐ!)
久(悪待ちがっ、とられた!?)
智美(わはは、なんとかしないとなー)
星夏(よし、これなら!)
一(勝つ、絶対!)
久(最初から飛ばす!)
効果:自分以外の和了判定の+を-にする、+効果が無い者の場合-10する
智美(さて、どう打つか)ワハハ
星夏(よし、この調子で!)
条件:総点数が最下位
効果:すべての点数マイナス効果を受けない
効果:竹井久の能力の効果を受けない
久(あれが、来るかもしれない……)
一(警戒してるね、もう無理だろうけど)
実況『中堅戦前半終了ォォォッ!龍門渕、ここに来て追い上げる!』
一(はぁっ、こんなにつらいなんてっ)
久(あ~疲れるわね)
智美(これは、モモとゆみちんに謝らなきゃな)ワハハ
星夏(悪待ちが無くても普通に強いし、龍門渕も鶴賀も強い、やっぱレギュラーになったばかりの私にはっ)
- コンマ下二桁が高い順にそれぞれ与えられ、後半の点数とする
久 82
一 62→82
智美 35
星夏 22
実況『中堅戦後半、開始!』
一(勝つ、絶対!)
※能力『アウトロー・タウン(真)』の効果は持続中
久(今回は油断しない!)
効果:自分以外の和了判定の+を-にする、+効果が無い者の場合-10する
智美(なんとかせんとな)ワハハ
星夏(一度目の感覚を、思い出せ!)
条件:総点数が最下位
効果:すべての点数マイナス効果を受けない
効果:竹井久の能力の効果を受けない
久(くっ、なら!)
一(使って来た、かっ!)ジャラッ
一(ここで止めたからって、倒れちゃ話になんないもんね)ハッ
久(違和感がない、通った!)
◇効果処理
智美「リーチだぞ」ワハハ
久「それ、通らないわね……ロン、12000!」ニッ
- 能力『アウトロー・タウン(真)』を『死のマジックボックス』の効果により発動
効果:次の和了安価の数値を+30、以降の点数を+20
智美「わ、ワハハ……」
◇効果処理終了
実況『中堅戦終了ォォォッ!龍門渕、どんどんと鶴賀を追い詰めていく!』
一「お疲れ、さまっ……」フラッ
久(大丈夫なのかしら?)
智美「ワハハ……」
星夏(私は、風越の名にっ……)グッ
- コンマ下二桁が高い順にそれぞれ与えられ、それを点数とする
一 78→98
久 66→86
智美 39
星夏 14
ガチャッ
智紀「一!」
一「ごめんっ、完全に逆転はできなかった……」ガクッ
京太郎「おっと」
一「へへっ、ボク……頑張ったよ?」
京太郎「あぁ、しっかり見てたさ」
一「良かった、あれ疲れるからっ……少し、寝かせて?」
透華「ゆっくり眠りなさい」
一「ありが、と……」スゥ…
京太郎「よっと、ソファに寝かすな……仮眠室より落ち着くだろ」
純「そうだな」
衣「透華、お前」
透華「……行ってきますわ、一があそこまでしてくれたのですから」スゥッ
純「冷えっぱなしかよ」
京太郎(本気、なんだろうな……)
透華(純、智紀、一……貴方たちがつなげたこの点棒、失うことは赦されませんわね)スッ
和了判定にて出た安価数値を二倍にする
和(これが、あの?)
モモ(さて、どこまでできるっすかね)
効果:オカルト80以下の相手の効果すべてを受けない
純代(まったく違う……)
条件:総点数が三度連続最下位
効果:すべてのマイナス効果を受けない
透華(冷静、それでいて熱く……今の私の役目は、衣までに鶴賀と清澄との差を埋めること)
モモ(おっと、そろそろ私も本気でいくっす)スッ
◇効果処理開始
モモ(そう、私は誰にも見えない……見せない……)
効果:直前と次の和了判定を二段階上げ、他の者の点数を5点ずつ奪う
透華(さぁ、行きますわよ……)
効果:その局を除き三局先まで自分以外の麻雀力を20下げ、自分は20上がる
◇効果処理終了
実況『副将戦前半も半分、龍門渕高校の追い上げは凄まじい!』
透華(逃がしませんわ!)
和(どういうことでしょう?)
モモ(少しは得したっすね)
純代(やられた……)
実況『副将戦前半も残り半分です!』
透華(すべて、墜とす)スッ
効果:和了判定にて出た安価数値を二倍にする
和(ネトマの感覚を、思い出す)
効果:和了判定を無条件に最上位にする
モモ(もう一度っす!)
効果:オカルト80以下の相手の効果すべてを受けない
純代(私だって、池田さんに回すためにもこのままでは!)
条件:総点数が三度連続最下位
効果:すべてのマイナス効果を受けない
透華(冷静に、牌を選ぶ)
モモ(おっと、いくっすよ)スッ
純代(集中力を最大まで高めて状況を見極める)
- 能力『ジェットストリームアタック:1st』をチェーン発動
◇効果処理開始
純代(キャプテン……行きます!)
条件:和了判定が二回以上最下位時、発動可能
効果:点数を三倍にする
モモ(そう、私は誰にも見えない……見せない……)
効果:直前と次の和了判定を二段階上げ、他の者の点数を5点ずつ奪う
透華(さぁ、行きますわよ……)
効果:その局を除き三局先まで自分以外の麻雀力を20下げ、自分は20上がる
◇効果処理終了
実況『副将戦前半決着、ここにきて全員が奮闘するゥ!』
透華(この状況は、厳しいですわね)
和(……)ボォー
モモ(ふぅ、きついっす)
純代(よし!)
- コンマ下二桁が高い順にそれぞれ与えられ、後半の点数とする
和 82→77
モモ 64→79
透華 54→49
純代 28→23→69
透華(衣にバトンを渡すまでに、なんとしてもッ……)
和(勝つ、勝ちます)
モモ(ふぅ~先輩、京さん、見てるッすか?私、頑張ってるッすよ)
純代(池田さんにつなげるために、私は……)グッ
実況『副将戦、後半……開始ィッ!』
透華(勝つ、なんとしても……)
効果:和了判定にて出た安価数値を二倍にする
和(……)
効果:和了判定を無条件に最上位にする
モモ(まだ、負けないっす!)
効果:オカルト80以下の相手の効果すべてを受けない
純代(この戦いは、池田さんにつなぐためのもの!)
条件:総点数が三度連続最下位
効果:すべてのマイナス効果を受けない
透華(冷やす、冷やす、冷やす、もっと冷やす!)
モモ(おっと、いくっすよ)スッ
純代(集中力を最大まで高めて状況を見極める)
- 能力『ジェットストリームアタック:SEED』をチェーン発動
◇効果処理開始
純代(池田さん、あとは任せます)
条件:団体戦
効果:次の者の点数を三倍にする
モモ(そう、私は誰にも見えない……見せない……)
効果:直前と次の和了判定を二段階上げ、他の者の点数を5点ずつ奪う
透華(冷やす……)ヒュォォ
効果:全員の点数は増減しなくなる
◇効果処理終了
実況『副将戦決着!』
透華(これで、終わり……)
和「ありがとうございました」ボォー
モモ「ありがとうございました」
純代「これで、良い……ありがとうございました」
- コンマ下二桁が高い順にそれぞれ与えられ、それを点数とする
和 82
モモ 55
透華 27
純代 22
ガチャッ
透華「ただいま、戻り……ました、わ」フラッ
一「透華っ!」
純「お前もまだ休んでろ!」
京太郎「透華、ソファ座って寝るか?」ガシッ
透華「いえ、決勝戦……見届けますわ……」
京太郎「でも、お前もう限界だろっ」
智紀「……みんなで、見たいんだよね」
透華「ええ、だからみんなで……私たちの大将の、戦いを」
京太郎「……ああ!」
衣「この衣、この地にて有象無象を蹴散らす!」ゴゥッ
京太郎(凄まじい、プレッシャー!?)
衣「我が支配にてすべてを封じ、我が魔断剣にて全てを断つ!今宵の贄は、大物ぞ!」ゴッ
ハギヨシ「行きましょう、衣様」
衣「みんなでここまで来たのだ、存分に闘争を楽しみ、この麻雀……勝つ!」
最終更新:2015年08月17日 23:41