ちょっと前にやってた魔人ブゥとサタンネタ
都内にある雀荘の麻雀士を皆殺しにし、お菓子店を襲撃し破壊の限りを尽くすという魔人テルテル。
そんな魔人テルテルを退治すべくやってきたのがザ・妖怪ハンターの京太郎。
京太郎「あれが魔人か………」
照「」テルテル モグモグ
京太郎「………なんつーか想像してたのと大分違うな。どうみてもお菓子食ってる普通の女の子にしか見えん」
京太郎「とはいえ、こっちも仕事だ。報酬のおもちの為にもあいつには消えて貰うしかないな。さて…」
ザッ…
照「(ピクッ)……誰?」
京太郎「いやぁどうも照さん!!あ、初めまして。オレ須賀京太郎っていいます!照さんのファンです!」
照「ファン?」
京太郎「そうなんですよ!オレの地元じゃすっごい美人だって有名でしてねぇ~!
居ても立ってもいられなくてこうして会いに来たんです!」
照「美人…そうなんだ」テルテル
京太郎「(よし、これで油断してるぞ!)それでですね、お近づきの印につまらないものですが…」
照「つまらない物ならいらない。ゴッ殺すよ」ゴゥ
京太郎「い、いやいや!!本当につまらないわけじゃなくて…(やべぇ、こいつひょっとしたらアホかもしれない)
ほら、これチョコレートの詰め合わせっす!どうか受け取ってください!」
照「……これ、君が作ったの?」
京太郎「そうですよ!照さんの為を思って一個一個丁寧に作りました!」ニヤリ
照「じゃあ、いただきます」モグ…
京太郎(よっしゃ食った!!へへ、まんまと引っかかりやがって!そいつには象もコロリと死んじまう様な猛毒が
たっぷり入ってんだよ!これで魔人テルテルも…)
照「…おいしい」パァァァ
京太郎「へ」
照「お店で売ってるチョコより美味しい。ありがとう」モグモグモグ
京太郎(き、効いてねぇぇぇ!? …チッ、だがまだ次の手がある!!)
京太郎「そうだ照さん!ゲームやりませんか?」
照「ゲーム?」
京太郎「今巷で流行りの麻雀アプリです!ほら、このスマホでこうやって……」
照「………相手の牌が見えない。鏡が使えない。……難しいッッ!!」ビキビキビキ
京太郎「ひょっ!?え、えっと他にもこのチャレンジモードてのがありまして…」
照「これも難しい…! このっ…このっ……!」ビキビキビキ
京太郎「いいですか照さん。それには攻略法がありましてね。そのスマホを持ったままそこを動かないでくださいね」ソロリソロリ
照「? こう?」
京太郎「そう、そのままです。スマホを持ったままそのまま動かないで……」ソロリソロリ
京太郎「今だ!!」ポチッ
どかああぁぁぁぁん!!!!
京太郎「しゃあっ!イエェェーーイ!!!ジ、エンドだぜひゃっほぉぉーーい!!」
モクモク…
京太郎「へへっ、この爆発の威力ならいくら魔 照「ねぇ」 え…」
照「今のゲームはちょっと面白かったよ」ケロリ
京太郎「 」
京太郎(全然効いてねぇぇ!?や、やべぇどうする?!もうこうなったらオレが直接やるしか……)
「いたぞ!魔人テルテルだ!!
京太郎「!?」
照「?」
誠「やっと見つけたぜ魔人テルテル!お前の首に掛かった賞金は頂くぞ!」
京太郎(チッ、しまった!同業者がもう嗅ぎつけてきやがった!)
誠「へへっ、お前の強さは噂に聞いてるからなぁ。こっちは援軍を連れて来たぜ!
おい、お前ら出て来い!!」
ザッザッザッザッ
「ぐくへへへへ」「ヒャッハー!女だぁー!!」「ミンチにしてやんよぉ!!」
「その前にひん剥けぇ!」「でもおっぱい小さくね?」「貧乳こそが正義!」
「でも年増やん」「アラフォーか」「アラサーだよ!!」
京太郎(な…!? 数十人、いや数百人はいるぞ!? くそっ数に物を言わせやがって…!)
誠「よっしゃー!!てめぇらかかれぇ!!賞金とついでにそのお尻と太腿もたっぷり味わってy」
照「邪魔」バルバルバルバルギャルギャルギャルルルルルル
『ぎゃーー!!』『ぬわー!』『たわば!』『ひでぶ!!』『あごぱぁっ!?』………
パラ… パラ……
京太郎「 」
照「キミ」
京太郎「うへっ!?」ビクーン
照「キミ、名前なんだっけ?」
京太郎「え、あ、え、っと 須賀京太郎ッス…」
京太郎(あ、やべぇオレ死んだわ)
照「そっか。じゃあ京ちゃんでいいや」
京太郎「へ?」
照「京ちゃんは面白いから今日から私のマネージャーにしてあげる」
京太郎「ま、マネージャー…? え?なんスかそれ?」
照「私のお菓子やご飯を作ったり遊んだり、お世話したり。そういうお仕事」
京太郎「…そ、それってマネージャーっていうかお世話係っていうか子分じゃ…」
照「い や な の ?」ゴッ
京太郎「全身全霊を以てやらせていただきマァス!!!」ビッシィ
こうして、妖怪ハンター京太郎は魔人テルテルのどれ…マネージャーとなった。
だが彼はまだ打倒テルテルを諦めたわけではない。
いつの日か、必ずその内きっと倒してやる…
照のおやつのプリンを作りながらそう誓う京太郎であった。
※ 魔人の住処、白糸台 ※
照「紹介する。私のマネージャーの京ちゃん」
菫「照…お前なんでよりにもよって人間を奴隷にしたんだ……」
淡「えー!テルーいいなー!私もそれ欲しいー!」
誠子「マネージャーねぇ…じゃあ釣りとかも付き合って貰おうかな?」
尭深「お茶の淹れ方とか、わかる?」
京太郎(うん、いつか…必ず………出来たらいいなぁ)
カンッ
最終更新:2016年11月26日 21:01