京太郎「海だー!! ヒャッホー!!」
数絵「騒がないで、恥ずかしいから」
京太郎「だって、沖縄だぞ!?」
数絵「そうね……、綺麗な海」
数絵「でも恥ずかしいから騒ぐのは止めて」
京太郎「はー、クールというかなんというか……」
京太郎「とかいって、本当はウキウキしてるんじゃないか~?」
数絵「……はぁ」
京太郎「ため息つくなよ……。 まっ、せっかく滅多に来れないところにきたんだし楽しまなきゃ損だぜ」
数絵「そうかしら」
京太郎「そーだよ」
数絵「そうよね」
京太郎「あぁ! よーし、じゃあいっちょひと泳ぎすっかー?」
数絵「えぇ」
京太郎「あ、そうだ」
数絵「なに?」
京太郎「……水着似合ってるぞ」
数絵「え……?」
数絵「あ、ありがとう」
京太郎「俺の水着はどうだ!?」
数絵「にあってるわすてき」
京太郎「そんな棒読みで……」
数絵「くす」
京太郎「へへへ」
数絵「じゃあいきましょう」
京太郎「あぁ」
………………
………
京太郎「いや~、はしゃいだな」
数絵「そうね……、楽しかった」
京太郎「そっか、来てよかったな」
数絵「ふふ、そうね」
数絵「……あっ!」
京太郎「どうかしたのか?」
数絵「日焼け止め塗るの忘れてたの……」
京太郎「はぇ~、言われてみれば確かにちょっと焼けたか?」
数絵「ど、どうしよう」
京太郎「サンオイル塗ったわけじゃないし大丈夫だろ」
京太郎「俺はどうだろ? 焼けたかな?」
京太郎「う~ん……。 これもうわかんねぇな」
数絵「やっぱり水着の所と少しだけ違うみたい」
京太郎「……ちょっと水着ずらしてくれないか?」
数絵「は?」
京太郎「いや、数絵も焼けたか確認したほうがいいと思ってさ」
数絵「そんなの別にいいわよ……」
京太郎「自分じゃわかんないしさ、腰回りの水着ほんのちょっとずらすだけでいいから」
数絵「ちょ……」
京太郎「いいからいいから」
数絵「ちょっちょまっ……!」
京太郎「暴れんな、暴れんなよ」
京太郎「な?な?暴れんなって!」
数絵「あーもう! ほんのちょっとだけだからね」
京太郎「アリシャス!」
数絵「……どう?」
京太郎「おっ、いいじゃん。 綺麗綺麗」
数絵「そ、そう?」
京太郎「すっげぇ、クッキリしてる。 はっきりわかんだね」
数絵「……」
京太郎「なんかこの辺がセクシー…、エロいッ!」
数絵「……ッ!!」
京太郎「あイターッ!!」
京太郎「ビンタすることねーだろぉ!?」
数絵「もう! なにを言い出すのよ!」
京太郎「率直な感想なんだけど」
数絵「そっ!率直って!」
数絵「……先に戻ってるわ」
京太郎「あ、あぁ」
京太郎(やべー、ふざけすぎたか)
数絵「京太郎?」
京太郎「ん?」
数絵「夜……、覚えてなさいよ?」
京太郎「ははっ……、真夏の夜か……」
終わり
最終更新:2012年11月06日 22:43