~部室~

「お?」 「えっ? …………~~っ!?」

 暗い灰色の雲が空を覆い雨を降らせていたとある日曜日。
 そろそろインターハイを意識した練習を始めると宣言した部長の提案で集合をかけられていた。
 午前八時前。さすがに早すぎるだろうとは思ったが、すっかり身に沁みついた雑用根性とでもいうのか、
 皆が集まる前に練習準備を整えておこうと俺は部室に赴いたのだ。

 そして鍵などという気の利いたものの無い旧校舎。
 いくら練習日とはいえこんな朝早くから来ている奴はいないだろうとすっかり油断していたのだ。
 俺は何の気負いも無く少し滑りの悪いドアに手をかけ、ギギッと錆を感じさせる音と共に扉の中に入ろうとした。
 するとどうだろう、なんと先客がいたではないか。……なぜか裸の、我が校随一の巨乳美少女が。

「うっ、うぅ~……見られました……こんな、イヤっ、恥ずかしい! きっと悪夢なんです。そうでなかったら」

 うずくまって胸を隠すように自身の体を抱き、どこか虚ろな瞳で宙を見つめる少女、原村和。
 お互いに硬直していたために俺がその姿態を見ていたのは十秒ほどだったろうか。
 目に焼き付けるには十二分の時間。

 雨に濡れたにしては不自然なほどに全身が濡れ、普段は二つ縛りにしている桜色の髪も下ろしていた。
 しっとりと濡れた髪、拭いきれずにまだ湿ったままの白雪の肌。
 その体躯を支えるに十分なのか疑わしいほど細くそれでいて柔らかさを確信させる長い脚。
 熟れた桃を彷彿させる股間の茂み、男の目を惹きつける肉付きの良い尻。
 そして少女の女を誇示するよう膨れた乳房。
 それらと胸を隔て強調するくびれた腰、程よく母性を感じさせる腹。
 だが女心に鈍い俺でも推しはかれる、和を忘我に耽らせた最大の特徴もまた脳裏にしっかりと記憶してしまった。

 そう、それは乳輪だ。五百円玉よりも大きい、そして大きな乳房からなお盛り上がるように隆起している。
 乳首こそ違えどまさに哺乳瓶のふたを思わせるもの。

「パフィーニップル、か」
「ひぅっ!? や、やっぱり見られてましたぁ~! ひっく、えぐっ」

 どうやら忘我していたのは俺も同様だったようで、つい口が滑った。
 それを聞いて和はこの世の終わりと嘆く表情でついには喉を震わせ泣き出してしまった。

「あっ、いや、ごめん! あー、えっと、うん、大丈夫だって! 俺は気にしないぞ!」

 混乱しているのだ。慰めようとして、何の慰めにもなっていない言葉を「ほんとうですか?」
 涙で濡れた瞳を上目遣いに、そんな和の視線に思考がとうとう止まる。

「う、やっぱり嘘なんですねっ! ぐすっ うえええええっ」
「ち、違う! 嘘じゃないって!」
「じゃあ私の変なおっぱいを吸ってみてくださいよ! こんな、こんな気持ち悪いおっぱいなんて っ!?」

 吸い付いた。
 床にへたりこんで睨め上げていた和に飛びかかるようにして近付き、
 齧りつくようにその盛り上がった乳輪ごと唇全てを使って吸い上げる。
 後は野となれ山となれ、指も掌も全てを和の巨大な乳房を搾るように揉み上げ、
 小指と掌が乳輪の際を押し潰すのに合わせて口を窄めで吸い、舌は唾液をありったけ絡めて乳首を愛撫する。
 それが済めば片側だけではない、雨でも湿気でもない水分でぬらぬらと照った乳輪にしばしの別れを告げ、
 残るもう一つにも同じように吸い付く。

 最初こそ驚いていた和だが、乱暴とすら言える必死の行為を受け涙ではないもので瞳を澱ませている。
 甲高い声を小刻みに上げ、俺の与える刺激に楽器にでもなったかのごとく嬌声を奏でる。
 歯でくしけずるように乳輪を撫で、舌では固く充血した乳首を弄び、溶けるような視線に真っ直ぐ見返す。

 伸びてきた手に左手を合わせ絡める。右手は胸の谷間、腹、へそ、茂み。そして綺麗に閉じた筋。
 強くぬめるそこを広げ――――(省略されました)



カンッ

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最終更新:2017年10月13日 00:07