咲~saki~ 大学生編
※地元の国立に進学したら他県の知り合いもいたよ的な設定で(ぼんやり)
憧「へぇー、宮永さんメイド喫茶でバイトしてるんだ」
咲「先輩のお店だからバイトというよりお手伝いって感じだけどね」
穏乃「いいなぁ…私憧れてたんだメイドカフェって」
咲・憧「(え、意外…)」
穏乃「ねぇねぇ!お店行っても良い?」
咲「うん、麻雀強い人は大歓迎だよ」
咲「あ、でも正確にはメイド雀荘だからイメージしてるのとはちょっと違うかも…」
―――roof-top
憧「メイド雀荘ルーフトップ、ここで間違いないみたいだけど…」
穏乃「……何だか普通の雀荘だね…ちょっとというか、凄くイメージと違うなぁ」
憧「でも染谷さんが『本場の国の人に師事した』って言ってたらしいし、サービスには期待できるんじゃない?」
穏乃「ううん…そうなのかなぁ?」
カランカラン
穏乃「おじゃましまー…」
まこ「めいどっ! あぁりがとうございま~~す!!」ビシッ
穏乃・憧「」
咲「あ、二人とも来てくれたんだ、いらっしゃい!」
まこ「おお!これは珍しい客が来たもんじゃ、どうして長野まで?」
咲「あれ、言ってませんでしたっけ?私達大学同じで―――」
穏乃「……………」
咲「…? 高鴨さん?」
穏乃「こんなのっ! メイドカフェじゃないっっ!!!」
まこ・咲「!!?」ガーーン!!
まこ「ば、ばかな…!メガンに教えてもらった挨拶も完璧に再現できとるはず…」
憧「いや、メイドの本場はアメリカじゃないんじゃ…?」
まこ「なん…じゃと!?」
穏乃「『へいらっしゃい!』って何!? 鮨屋じゃないんだから!」
咲「わ、わた、私そんなこと言ったかな?」
穏乃「言った!」
穏乃「いい、喉からでも腹からでもなくこの辺から声をだすようにして…」ムネトントン
穏乃「おかえりなさいませ、ご主人様♪」キュピン
まこ「おおっ!!」
憧「やるじゃないしず!テレビでやってるのそんな感じだわ!」
穏乃「これが基本、男はこういうのでズキュンとくるの」
咲「え、えぇ…」ハズカシイヨ
穏乃「えぇじゃない!服だけメイドなら良いってもんじゃないの!」
咲「た、高鴨さんキャラ変わってるよぉ…」コワイ
まこ「な、なぁ高鴨の、大学こっちなら下宿も近いんじゃろ?ウチで働かんか?」
穏乃「…私、部活が無いときは長野の山巡りするって決めてるんで」
憧「今の大学の志望理由が『良い山が多いから』だもんねぇ…」
穏乃「そういうわけで、折角のお話ですけど――」
京太郎「なんか今日は随分騒がしいな…」
穏乃「!」
咲「あ、京ちゃん! め、めいどっ!///」テレッ
京太郎「お前まだそれやってんの?」
咲「一応マニュアルだからね…さっき忘れてたけど」
穏乃「……ちょっと、宮永さん」グイグイ
咲「え?え?」
――TOILET
咲「あ、あの…?」
穏乃「私の見間違いじゃなかったら今の学籍番号10N-2980の須賀京太郎君じゃない?」
咲「そ、そうだよ…いや、学籍番号までは知らないけど」
穏乃「彼…何でこの店知ってるの?何しに来たの?よく来るの?///」
咲「えぇ…?京ちゃんは清澄出身だし常連さんだよ、繁忙期はバイトにも入ってくれるし…」
穏乃「…………宮永さん」
咲「は、はい」
穏乃「…ここ、素晴らしいメイド喫茶だよね!」
咲「……え?」
穏乃「メイド長! 私をメイドとして雇ってください!!」ハハー!
憧「(ブホッ!!)ちょ、ちょっとしず!山巡りはどうするのよ!!私もうトレッキングシューズ買っちゃったんだけど!?」
まこ「(いける!咲とメガンだけでは正直不安だったが…この娘もいれば和の抜けた穴を補うことができる…っ!!)」
その後結局憧もメイドになったり和の抜けた穴全然埋まってねーよ(胸囲的な意味で)と京ちゃんが嘆いたりと色々ある模様
京太郎「あの…とりあえずカツ丼一つ」
カン!
最終更新:2017年10月13日 00:18