京太郎「ぉぉ……何か、ダルい……頭が重い……」
咲「京ちゃん、大丈夫?」
京太郎「……いや、ちょっと、ヤバいかも……保健室もう閉まってるよなぁ……」
久「ネト麻のやり過ぎかしらね……? 取り敢えずベッドで横になってなさい。 優希、棚の下に薬箱入ってるでしょ? 確か薬や冷却シートがあったはずよ。」
優希「あいあいさー! ほれ京太郎、飼い主直々に介抱してやるじぇ!」
京太郎「うぅ、今のお前のテンションは頭に響く……」
――――
和「結局、須賀君は寝たままでしたね。」
京太郎「面目ねぇ……」
咲「京ちゃんが悪い事でもないと思うけど……」
和「い、いえ、責めてる訳じゃないんですよ?」
まこ「まぁ、立ち歩けはしそうじゃが……家までついてっちゃろうか?」
京太郎「あぁいえ、大丈夫っす……家まではもちそうなんで……」
久「心配ねぇ……念の為、途中まででもいいから誰かついて行ってあげて。 部室の後片付けは私がやっておくから。」
咲「分かりました。 ほら京ちゃん、行こう?」
京太郎「悪ぃな咲……うへぇ、寝汗かいてた……ベタベタする……」
咲「帰ったらすぐ着替えないと……それじゃあ部長、お疲れ様でした。」
和「お疲れ様でした。」
優希「お疲れ様ー!」
まこ「お疲れさん……久も、遅くならん内にな?」
久「大丈夫よ。 それじゃあ皆、また明日。」
バタバタバタ……
――――
久「……行ったわね?」
久「ふふっ……ふふふふふ……」
久「天日干ししたての寝具、その1番最初を使われたのは残念だけど……これは思わぬ幸運ね!」
少女inベッド
久「んふ、ふふふ……帰る直前まで寝てたもの……まだ温もりが……」
久「それに……すぅぅ……はぁぁ……須賀君の匂い……」
久「ふあぁ……私、今……須賀君に包まれてるのね……」
久「………………はっ!? トリップしてる場合じゃ無かったわ! 仕事をしないと……」
――――――――
京太郎「……あれ?」
咲「どうしたの京ちゃん? また具合悪くなった?」
京太郎「いや大丈夫だって、身体はすっかり良くなったし……部長、ベッドシーツとタオルケット足りないですよ?」
久「あぁ、昨日須賀君が帰った後に取り替えたのを、家持って帰って洗濯してるのよ。」
京太郎「そうだった、昨日寝入っちまったから……すいません、そんなに酷かったんですか?」
久「まぁねぇ……という訳だから気にしなくていいわよ、ちゃんと家にあるから///」
京太郎「うっす!」
咲(部長、どうして嬉しそうなんだろう……?)
カンッ
最終更新:2017年10月13日 00:19