竜華「怜、なんか嬉しそうやなあ」

怜「やっぱわかるもんやな。ちっといい未来見てな」

竜華「まーた他のことに力使ったん? うちがおらん時は禁止にしたやろ」

怜「そうなんやけどな、どうしても気になったんよ」

竜華「で、何の未来見たん?」

怜「ん、この子」

差し出された携帯の画面には慌てたような金髪の男が写っていて

竜華「だれこれ?」

怜「迷子探し人やな。名前までは聞けんかった」

その返答に首をさらにひねる竜華

怜「迷子探しに使ったつもりやったんやけど、まさか初対面の人間と恋人になってる未来が見えるとは思わんやろ?」

竜華「はあ!?」

怜「あー、彼氏いない歴=年齢も来年で終わりやわー。さいっこうの気分やな。どこに住んでるんか調べんと……」

浮かれている怜の背後で、一人の少女がめまいを感じていることに気付くそぶりはない

怜「でも何がどうやって恋人になるんやろ? なあ竜華、どう思う?」

振り返った先で一人の少女は親友の絶望の表情を目にするのであった。


カン

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最終更新:2018年01月27日 20:50