私、松実玄は京太郎くんと結ばれました。これで松実館も安泰、幸せだって思ってた。
でも幸せは続かなかった。
お姉ちゃんが先か、憧ちゃんが先か……そこまでは分からないけど、私に隠れて二人と会ってて。
胸が潰れそうで、私は穏乃ちゃんに打ち明けてしまったのです。
玄「ねえ穏乃ちゃん、私どうすれば」
穏乃「玄さん、私が憧に話をつけてくる! だから、宥さんは玄さんが」
玄「う、うん、ごめんね、穏乃ちゃん。ありがとう」
自分ですべきことを、穏乃ちゃんの気持ちを分かっていながら押し付けたのが、いけなかったんだと思う。
数日後、穏乃ちゃんから来たメールの文面は
『ごめんなさい、玄さん。私、戻れない』
添付画像には憧ちゃんと穏乃ちゃん、そして男の人の影が入ってて。
玄「私、何がいけなかったのかな」
幸せは、あっけなく崩れ去ってしまったのです。
―――
咲「って、こうなるから京ちゃんはあきらめてください、松実玄さん」
玄「そ、そんなぁ」
憧「ちょっと! 私が何でこういう役回りなのよ!? いい加減訴えるわよ!」
宥「玄ちゃん、私こんなことしないよぉ」
穏乃「……私、そう見られてるんだ」
咲「こんなこと言ってますけど、女は怖いんです。だから京ちゃんは……」
京太郎「おいこら咲、そもそも俺が浮気する前提っていうのはどういうことなんだ、こら」
咲「いふぁいよぉ~」
和「咲さん、幼馴染をとられたくないからといってこれはさすがに」
優希「咲ちゃんぇ」
カン
最終更新:2018年01月27日 20:53