淡「知ってる? 京タロー」
京太郎「え、何を?」
淡「テルーって利きシャンプーできるんだよ」
京太郎「利きシャンプー?」
淡「うん、そうだよねテルー?」
照「うん」
京太郎「利き酒みたいなもんですか?」
照「まぁそんな感じ。匂いで当てられる」
淡「あ、そうだ。京タローにもやって見せて下さいよ! 男の子のシャンプーも嗅ぎ分けられるかどうか!」
照「……わかった。やってみる」ガシッ
京太郎「え、ちょ、なんでがっしり頭掴むんですか?」
照「……」ゴゴゴゴゴ
京太郎「ま、そんな空気出しながら頭に顔近づけないでください!」
照「…………」クンクン
京太郎「いや~! 嗅がれてる! 年上の女性に頭の臭いかがれちゃってるぅ~!」
照「……これは、男物のシャンプーじゃない? かといって共用のシャンプーでも……まさか女物?」
京太郎「え、あ、これは……」
???「お姉ちゃん……?」
淡「あ……」
照「咲……」
咲「何してるの……? 私の京ちゃんに!?」
淡「お、落ち着いてサキ!」ガシッ
咲「はなして淡ちゃん!」ジタバタ
京太郎「ちょ、落ち着けって! あ、そうだ、お前も照さんに利きシャンプーやってもらえって! どうぞ照さん、やっちゃってください!」
咲「へ、利きシャンプー?」
照「わかった」ガシッ
咲「え、何? お姉ちゃん、なんでそんな空気出しながら顔近づけてくるの?」
照「……」クンクン
咲「や、やだ! 頭の匂いなんて嗅がないでよ!」
照「…………京ちゃんと、同じ匂いがする」
淡「えっ」
照「咲、どういうこと?」ゴゴゴゴゴ
最終更新:2012年12月09日 15:50