せんべいに愛された男
京太郎「買い出し行ってきましたよ」
久「ありがとねー須賀くん。次の対局入ってもらえる?」
京太郎「すいません、ちょっと用を足してくるのでおやつでも食べて待ってて下さい」
優希「おやつって何だじぇ、タコスか?」
和「優希はともかく私達にタコスは買ってこないでしょう」
久「これはプロ麻雀煎餅ね」
まこ「7割近い確率で藤田プロが出るって誰かが話しとったな」
咲「京ちゃん割とこの煎餅好きなんだよね。ただカードは今まで同じのしか引いたことがないって」
優希「藤田プロしか出ないなんて可哀想な奴だじぇ」
久「とりあえず開けてみましょうか…あら?三尋木プロのカードよこれ」
優希「きっと自分用に買った時だけ藤田プロが出るんだじぇ…私も三尋木プロのカードだじょ」
咲和まこ「三尋木プロのカードです(ですね・じゃな)」
久「えっ?これはこれでおかしくない?」
まこ「どうなっとるんじゃ?」
京太郎「戻りましたよー、誰と対局するんですか?って何で皆して難しい顔になってんだ?」
優希「京太郎、お前いっつも同じカードしか出ないって三尋木プロなのか?」
京太郎「プロ麻雀煎餅か?そうなんだよなー、瑞原プロのカードが欲しいんだが…ていうかこのカードは初めて見たぞ、新カードか?」
まこ「デザインは変わっとらん筈じゃぞ」
久「須賀くん、その残ってる煎餅開けて見せて」
京太郎「いいですけど…ああ、やっぱりまた三尋木プロでした」
5人「これって滅多に出ないスターカード…」
京太郎「このカードもう36枚も持ってるんですよ」
和「そんなオカルトありえません」
えり「三尋木プロのプロ麻雀煎餅カードが全然出なくてネットで高値が付いてるそうですよ」
咏「どっかに私のカードしか引かない熱烈なファンがいるんじゃね、知らんけど」
カン
最終更新:2018年04月26日 22:29