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洋榎「あっつー……なんやねんこれ、ほんま、死ぬでほんま」

京太郎「なんでこんなジメジメしてるんですかね……汗だくですよ……」

洋榎「もう梅雨かて明けて八月になろかーっちゅう頃やでこんな、けったいな話やろこんなん」

京太郎「先輩、もう今日は部活動お開きにして帰りません? なんか他のみんなも帰ってるみたいですし」

洋榎「アホ抜かせ! まるでうちらが暑さごときに音ぇ上げてそそくさーと逃げ帰るみたいやないか! 男やったらこんな程度でめげんとしっかり時間ギリギリまでおらんかい!」

京太郎「あーうー……俺はそうかもですけど、洋榎先輩は女の子じゃないですか」

洋榎「かーっ! 臍で茶ぁ沸くとはこの事や、自分常日頃からうちのことなんざ女とも思とらんやろ! なにが女の子や気のないこと抜かしおって! 鳥肌立つわあー気持ち悪!」

京太郎「はあ!? 誰が洋榎先輩のことを女と思ってないですって!?」

洋榎「お前じゃアホ垂れ! いっつもいっつも絹だ漫だ代行やらばいんばいーんなのにばっかり色目つこて! オノレぁ気づかれとらんとでも思うとったんかい!」

京太郎「たしかにあの人たちは実に女性的で豊満で眼福なので普段から拝ませてもらってますけどね! 関係ないでしょう!」

洋榎「なにがや関係あるやないかい!」

京太郎「俺がここで一番女の人として意識してるのは貴女ですよこの漫談ボケ先輩!」

洋榎「だぁれが漫談ボケ先輩やっ……て、ぬわぁに!?」

京太郎「気付かれたくないから他の人見てたんじゃないっすか……」

洋榎「な、え、ちょ、ぬわ、え、じ、冗談……」

京太郎「いくら先輩でも、これを冗談で済ませられると怒りますよ」

洋榎「ほわぁっ!? お、おおおおおう、す、すまん」

京太郎「……勢いに任せて言っちゃったんでこのまま言いますね! 好きです付き合ってください!」

洋榎「お、おおおおおまえ!?」

京太郎「返事は今でなくてもいいです! か……帰ります! じゃ!」

洋榎「お、おおおちょちょちょ待て待て待て! ……行ってもうた。そんな、そんな」

洋榎「ああああああどうしよおおおおおおおうひゃああああああああああ」

ガラガラ

いくのん「ちょっとーなに騒いでんのーん? 誰もおらんのやったら暗くならん内に帰りやー?」

洋榎「おわぁっ!? あ、ああすんません、か、帰ります……」

いくのん「気を付けやー、帰り道にも返事にもー。あは、五七五やねー」

洋榎「!? き、聞いてはったんですか!?」

いくのん「ほななー」

洋榎「あ、あああ……ど、どないしょ……」

一日後バカップルが誕生した。

カン!

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最終更新:2018年04月29日 21:42