縄跳び中

京太郎「98、99、100! と。ふー、流石に疲れるな」

ネリー「お疲れー。キョウタロウ、スゴイよ。縄跳び100回も良く跳べるね。」

京太郎「中学の時は150跳べたんだぜ。でも200跳べるヤツもいて負けたけど」

ネリー「200回!? なんかおかしいよ、ソレ」

京太郎「いやいや、皆負けず嫌いでさ。オレのほうがスゴイ、って言いたかったんだよ」

ネリー「一銭にもならないのに? 無駄なことしてるよ」

京太郎「言わんでくれ。つまんない見栄っ張りの年頃なんだ」

ネリー「キョウタロウは他になんかスゴイのできないの?」

京太郎「やれんことはないが…凄いかどうか」

ネリー「どんなの?」

京太郎「二重跳びぐらいだな」

ネリー「二重跳び? ナニそれ?」

京太郎「あれ、知らなかったのか? ま、いいや。ちょっと見てろ」

ネリー「うん!」

京太郎「8! 9! 10! ぶはっ。限界だー!」

ネリー「…ねえ、キョウタロウ」

京太郎「あー疲れたー、って、なんだ?」

ネリー「今のどうやったの?」

京太郎「見ての通りだ。一回跳ぶ間に縄2周回したのさ」

数回チャレンジしてみるが、失敗するネリー。

ネリー「全然出来ない…」

京太郎「そりゃそうだ。俺だって最初は全然跳べなかったんだ。

    いきなりネリーが出来たらプライドズタズタになっちまう」

ネリー「むー」

京太郎「拗ねるな拗ねるな。練習するしかないんだから」


ミカン










ネリー「じゃあこうしよ!」ピョン

京太郎「っておい、背中にくっつくな!」

ネリー「じゃあ、二重跳びやってみよー!」

京太郎「ムチャ言うな! 体重二人分なんて普通に跳ぶのもキツイわ!」

ネリー「レディに失礼だよ! 罰金だね!」

京太郎「ええい、ああ言えばこう言う! そこまで言うならしっかり捕まってろ!」

ド根性で二重跳びは3回出来ました。


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最終更新:2018年04月29日 21:48