久「そういえば、全国の噂では須賀くんは私たちの奴隷ってことになってるらしいわよ」

まこ「あー、そりゃあの風景を見りゃあのぉ。そう見る人間も出るじゃろな」

優希「私は悪くないじょ。言われた通りに振る舞っただけだからな」

和「というか、須賀くんは意図してそういう風に見せてますからね。全く」

咲「うんうん、京ちゃんはひどいよね。そうやって同情した女の子をぱっくんちょなんだから」

久「咲にだけは言われたくないわね。手先として私たちを嵌めたくせに」

咲「えぇ? 京ちゃんを使ってるって罪悪感をくすぐって捧げただけなのに、あんまりな言いようだよ」

和「というか元から咲さんが須賀くんの情婦だったなんて想定外にもほどがあります」

優希「みーんな、咲ちゃんの掌の上で転がされ、奴隷落ちだもんなあ。犬とか呼んでたのに今は向こうがご主人様とか」

咲「でも、今は悪い気はしてないんでしょ?」

まこ「それはそうじゃが、やり口が……」

和「正直、須賀くんより咲さんが悪人に見えますからね」

咲「うーん、なんでか皆そう言うんだよね。私は京ちゃんに一番幸せになって欲しいだけなのに。
  なんでお姉ちゃんも反対したのかいまだに分かんないや」

優希「妹の幼馴染への人身御供にされれば、逃げ出すのも当然だじぇ。まさか咲ちゃんが全面的に悪い姉妹喧嘩だとは思ってなかった」

久「あれよね、世間じゃ私が悪女扱いされてるけど真の悪女ていうのは表に出ずに裏で操るものなのよね。役者が違うというかなんというか」

咲「むー、いいもんいいもん。皆がそんなに反旗を翻すなら、今夜のご奉仕は私だけで独占しちゃうから。えへへ、久しぶりに京ちゃんと二人っきりで熱い夜」

まこ「悪意のない拗らせた愛情は手が付けられん。ヤンデレにもほどがあるわい」


カン

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最終更新:2018年04月29日 23:06