久「本日の議題は『なぜ須賀くんは麻雀部をやめない』のか、よ」

和「議題にする暇があれば改善した方がいいのでは……」

久「それは! 私のことが好きだからじゃないかしら? ほら無茶振りにも応えてくれるし」

和「SOA」

まこ「だったら無茶振りをやめんかい」

優希「いや、部長それはないじぇ。だってあいつは私のことが好きだからな! わざわざタコスの作り方を習ってくるんだじょ。これは愛なしではできないじぇ!」

和「ですからSOA」

咲「ううん、京ちゃんは私のことが好きなんだよ。だっていつも助けてくれるし。もーいつになったら告白してくるのかな? えへへ、そしたらただのクラスメートじゃなくなるのに」

和「現実から目をそらさないでください。そもそも彼は大きな胸が好きなんですよ? でしたらこの麻雀部では私一択だというのが論理的に証明されます」

まこ「和はまともじゃと思っとったのに、お前もか。……次に京太郎に会ったら優しくしてやろう。あまりに不憫じゃ」


一方そのころ、噂の渦中の君は偵察先の高校で談笑しつつお茶会をしていたという。
曰く、「大きな胸の人とも沢山知り合いになれて、東京まで来たかいがあったぜ!」だとかなんとか。
『初心者の偵察など役に立たない、だったらいっそ本人に聞こう』と、普通ならば考えないことを成し遂げるコミュ力お化けであった。


カン

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最終更新:2018年04月30日 19:46