一「ねね、ねえ透華、この服変じゃないかな?」

普段気慣れない服に袖を通して、不安に駆られた僕は何度目かの確認をする

透華「大丈夫ですってよ! 一は素材はいいんですから、こうやってオシャレすれば女らしさも倍増ですわ!」

純「てか国広くんは普段が奇抜だから多少変でも気にされねーって」

一「き、奇抜、変……」

彼にもそう思われているんじゃないかと考えると、頭が白くなっていく

衣「純! 一をいじめるんじゃない!」

純「いじめたつもりはねーんだが、あーなんだ、悪かったよ」

智紀「大丈夫、女らしい服装で外デート、部屋に帰ってから露出の多い服で迫ることで85%の確率で関係が深まるネット情報」

一「うう、が、頑張る!」

ドキドキが止まらない。誕生日にデートだなんて露骨すぎただろうか

透華「いってらっしゃいまし、一! 健闘を祈りますわ!」

一「い、行ってきます!」

そうして僕は不安に駆られながらも足を踏み出した。
その後の顛末については、恥ずかしいから内緒にさせて欲しい。ちょ、透華、なにそのディスク? 撮影してた? 聞いてないよ!?
ああー、お願い!お願いだから映さないで! 恥ずかしくて死んじゃう!


カン

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最終更新:2018年04月30日 19:46